06 2月

府中市議会文教委員協議会・・公共施設の料金改定、減免見直しが焦点

【社会教育団体に無償で施設を貸してきた意義は、今日も不変】

今日(6日)、府中市議会の文教委員協議会開催され、私も委員の一人として参加しました。11本の報告事項のうち、公共施設の新たな使用料金の設定と、使用料の減免基準見直し、上限額の見直しなどの報告が9本(うち2月の市議会常任委員会において条例改正提案のあるのは6本)です。

これまで府中市は社会教育団体に登録している団体に対しては、公民館や学校施設、教育センターの施設などは無料(月2回)で貸し出しをしていましたが、これを有料とします(ただし社会教育団体に登録している団体には減免措置がある)。府中市は平成26年に公共施設の料金見直しの方針、平成29年には利用料金の減免制度のありかたについての提案がなされたときから、今回の提案を予測はしていましたが、具体的な形で提案されました。もっとも利用料金の改定については、値上げになる施設もある一方、逆に値下げになる施設もあります。市は一定の基準を算出して、新料金を設定したわけです。私は公民館の施設利用料金が有料になることに異議があるとして、「府中市はこれまで憲法で定める教育をうける権利、社会教育法にもとづいて社会教育団体を積極的に育成されてきた。これは府中市の地域社会やコミュニケーションを発展させるうえで、計り知れない効果をもたらしたと思う。

【社会教育団体に、受益者論のもとで公共施設利用料金を課すのは、おかしい】

しかし今日、受益者負担論(施設利用者には相応の負担をしてもらうという思想)、他市並論(他の自治体の料金設定にあわせるような考え)を押し出して、これまで市民に無償で貸し出していた施設を有料にすることで、利用される方々が減少しないか心配だ。とくに今日では、教育の無償化という世論が政党や国民世論の最大公約数になっている時に、公共施設を市民に無償で貸すという、広く社会教育の無償化を実現してきた府中市の役割を放棄するのは、はなはだ残念であり、この報告には異議がある」と主張しました。

今回は市立公民館、生涯学習センター、府中の森芸術劇場、郷土の森博物館、体育施設、市立体育館、美術館、学校施設、市立教育センターの施設の借用料金に変更があります。今日、報告のたった件は2月23日(金)の市議会文教委員会において、再度市から提案があります。ぜひ市民のみなさん、傍聴においで下さい。

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