25 1月

府中基地跡地(留保地)の利用を考える市民の会が、府中市に「基地跡地留保地利用計画への要望と意見」を提出しました

 府中市内にのこる広大な府中基地跡地(留保地)の活用計画の策定が大詰めをむかえています。そこで「府中基地跡地(留保地)の利用を考える市民の会」が府中市とその検討協議会に要望書と意見書を提出しました。私も複数の市議の方と要望書提出に同席しましたので、以下紹介します。

 わたしたち府中基地跡地留保地の近隣に住む住民は1月20日、生涯学習センターで「基地跡地を考える集い」をひらき、現在、検討が進んでいる基地跡地留保地利用計画検討協議会の記録などをもとに話し合いました。その結果、今の段階で最低限、共通して要望したいこととして、

①素案の確定段階で「利用計画の策定に先だって国や都と協議して解決する」とパブリックコメントに回答していた小金井街道の拡幅問題の進捗を急ぎ、住民に知らせること
都道として車道・歩道一体拡幅案なのか、基地跡地近接地を市保有の歩道として拡幅するのか、問題解決できる案を東京都側に提示しているのであれば、開示して欲しいこと。

②基地跡地留保地の北側・東側の住宅密集地の近接地への高層建築物の建設は反対であること

③慈恵院への道やいなげやから南下する一方通行など近隣住民は現状の生活道路網で取り立てて不便さは感じていないので、あらたな基地跡地留保地内外の道路造成が必要な場合は交通混雑や地元への迷惑がないようにすること。 浅間町2丁目は留保地によって分断されているので北側住宅地の東西に生活専用路が整備されれば近隣住民としては受け入れられる範疇であること

④みどりを守る取組みでは市が独自の生態系調査を行い守るべき貴重な生態系があれば保存すること

⑤市は地元に出向いて近隣の各自治会で住民説明会を開き、住民の意見を直接聴いてほしいこと。

を確認しました。以上の要望は23名の参加による議論と約20名のアンケートから確認したものです。担当課及び基地跡地留保地利用計画検討協議会でよろしくご検討下さるようにお願い致します。

基地跡地留保地利用計画検討協議会に対する意見

この1年間、検討協議会を傍聴してきた者として、このままでは検討協議会としても具体的答申はかなり難しいのではないかと危惧しております。その理由としていくつか意見を持っておりますので参考にしていただき、最終答申に活かされるよう期待いたします。

●大まかで良いので市側が目算している全体予算像が見えてこない。答申から利用計画を策定しても予算上できなければ答申の意味がなくなる。市として負担できる費用がある程度示せれば自ずと用途は見えてくると思われる。

●計画完成時期が早くても5~10年後と説明があったが、その時のこの地域に関する予測資料が出されていない。人口動態予測や公共施設需要予測、府中住民消費動向予測など、業者へのヒアリングとコンサルタント会社に行わせれば、この1年間で示せたはずである。

●現状の基礎資料が検討協議会に示されていない。過去行った地形地歴・土壌汚染状況・生態系の各調査は本議論の土台となるはずであるが、はっきりと資料として提示されていない。
結城亮(結城りょう)

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