19 9月

府中市の浄水場の飲み水は安全か? 2019年には有機フッ素化合物(PFAS)が検出・・国立市議会では、東京都に住民の血液検査を求める意見書を可決

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。9月16日付東京新聞多摩版に、「多摩地域の水道水に使われていた井戸水から発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、国立市議会は十六日、同地域の住人を対象にした血液検査などを検討するよう都に求める意見書案を賛成多数で可決」との記事が掲載されています。

★横田の米軍基地とPFASをめぐる関係が指摘

PFASは環境や体内に残りやすいため、2019年にも府中市や国分寺市の浄水場で、取水源の一部となっていた井戸水から、現在の国の指針値を上回る濃度が確認されたことが問題となりました。この東京新聞の記事によると「意見書は『井戸からのくみ上げを止めるまで(住民はPFASを含む)水を飲んでいたこととなる』と指摘。問題は『住民の生命に直結している』として、血液検査を中心とした健康調査の実施を検討するよう都に求めている」と報じています。

PFASを巡っては、米軍が使用していた泡消火剤に含まれていたことから、多摩地域にある米軍横田基地(福生市など)との関係性についても指摘されています。そこで私も2020年11月には、府中市長あてに、この問題で緊急要望した5点について市の担当者と協議の内容について、下記の通りです。

★私が府中市長あてに緊急要望した5点(2020年11月当時)

①市は、「水道水における有機フッ素化合物PFOS,PFOAについて、人の健康の保護に関する物資ではありますが、直ちに水質保全目標である環境基準健康項目とはせず、引き続き知見の集積に努める必要がある」こと。

②現在、国の主張は「今年4月1日付で、国から水道水質に関する暫定目標値が設定され、現状においては安全性に問題はない」との見解。

③東京都は「国の暫定目標値の設定により以前に、PFOSなどに対応した浄水所の管理、運営などの地下水の調査などを実施しており、暫定目標値を超える飲用井戸の所有者に対しても、飲用を控えるなどの助言を行ってきた」。

④また今回のNPO団体の調査について都の見解では「今年4月の国の調査結果などを踏まえて、国とも連携しながらしっかりと取り組み、都民の健康と安全を守っていくために適切な対応に努めたい」。

⑤こうした国や都の考えをうけて府中市では「東京都多摩環境事務所および多摩水道改革推進本部へ確認を行ったが、直ちに何らかの対応をする考えない」とのことだったことから、引き続き、情報の収集に努め、都の動向を注視するとのことです。

当時私からは「ことは市民が普段から飲用する水の問題であり、行政は深刻にとらえる必要がある。現状は水道水の性質は安全であるという見解だが、国や都の対応待ちにならず、市独自の積極的な調査と対応が必要であり、強く要望する」と伝えました。今後も引き続き、重視していきます。

※「府中市の令和5年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。

  • アドレス   yuki4551@ozzio.jp  まで

 

pocketlinehatebuimagegalleryaudiovideocategorytagchatquotegoogleplusfacebookinstagramtwitterrsssearchenvelopeheartstaruserclosesearch-plushomeclockupdateeditshare-squarechevron-leftchevron-rightleafexclamation-trianglecalendarcommentthumb-tacklinknaviconasideangle-double-upangle-double-downangle-upangle-downstar-halfstatus