30 9月

(府中市)府中市の基金総額(市の預金)、公共施設の再編整備とともに公共施設整備基金総額の圧縮、新たな基金総額を求める(府中市議会決算委員会)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日の市議会決算委員会で、府中市の基金のあり方について質疑をしましたので、以下紹介させていただきます。

★ゆうきりょうの質疑・・公共施設整備基金、公共施設管理基金のあり方に提案

①②府中市の基金総額のなかでも急激に増え続ける、公共施設整備基金の総額と圧縮、それにともない物価対策や水害災害対策のための基金の創設など、基金整備の再編を求めますが、市の見解は。

③公共施設管理基金ついては、利子運用資金目的の基金だが、利子を生む状況でないため、今後は他の基金への活用を求めるが、市の見解は。

★府中市の答弁・・現段階では公共施設整備基金の総額を圧縮すべきかどうかの判断には至ってない

①今後、文化・スポーツ施設配置等適正化計画、公共施設の長寿命化計画で示される公共施設の改修などの想定費用を踏まえ、その財源を検討するなかで公共施設基金の総額についても見定めていくものととらえており、現段階では公共施設整備基金の総額を圧縮すべきかどうかの判断には至っていません。

②物価対策や水害、減災対策の基金については、現状では財政調整基金が同様の機能をもっているので、新たな基金を創設する考えはありませんが、その設置の必要性については、令和7年度に実施する基金の積み立てと活用方針の見直しを検討する際には、あらためて主管部とも協議していきたい。

③公共施設管理基金については、今後予定される大規模事業で、その事業規模が大きく、かつ長期の実施機関を要する事業について、計画的な財源の確保策として新庁舎建設基金や学校施設改築基金のように、単独の基金を設置して管理していく必要あると考えている。このため、例えば分倍河原駅周辺整備や府中基地跡地留保地整備の推進にむけて基金の創設をするかいなかの検討をするなかで、新設基金への積み替えの財源になると考えています。

④学校施設改築改修計画については、物価高騰などの理由により当初想定した以上の額以上に増加している。今後は改築事業費の抑制につながる方策を検討し、市財政への負担を考慮し、事業費の抑制に努めていく必要があると考えている。

★ゆうきりょうの市の財政基金に対する意見要望

①今後、府中市の人口も微増はしても高齢社会、子どもの人口は減っていく、国の経済力も大きな進展は望めない、こうした環境で多額の費用がかかる大型公共施設の存在が、府中市財政の硬直化をまねいてしまう可能性が十分にあるわけです。そのツケは結局のところ、市民向け行政サービスの削減、縮小、圧縮という形で表面化せざるえないわけです。

②今後は公マネプランを着実に実行するなかで、公共施設整備基金には、これまでのような曖昧かつ過剰ではない、適正な積立計画を求めます。また学校施設改築改修計画についても、将来的には子どもの人口が減っていくなかで、残念ながら児童生徒の減少にともなう、学校施設の適正化という課題についても避けて通ることはできません。

③公共施設の再編整備、適正化でねん出した財源については、将来の府中市のために新たな基金の創設などに、その力点を向けるべきです。また公共施設管理基金についても、早急に新たな活用を図ることを要望します。財政調整基金についても、財政規模の13%を標準とするこれまでの考えから、若干%を減らしてもいいのではないでしょうか。その分を市民向け行政サービスの拡充に充てるべきと考えます。今後の府中市においても財政指標の健全化と市民生活を守り、府中市の将来への投資を両立できる財政のあり方、今後の基金計画の立案を改めて願うものです。

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