府中市選挙 視覚障碍者への投票支援策・・ 投票所のバリアフリー対応の充実を(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
★中途失明者、弱視の人が利用できる投票への補助具の製作が進む
昨日の読売新聞に視覚障害者への投票支援にむけて、自治体が様々な工夫を講ていることを紹介しています。記事では、日本点字図書館が24年4月から扱い初めたのが、視覚障碍者が投票用紙に記入しやすくするための補助具として、約1万2000枚の販売をしているとのことです。
記事によると「補助具はシート状のポリプロピレン製で、投票用紙に重ねると候補者名などを書き込む部分だけ四角く穴が開き、手探りで判別できる」「書き込む部分がはっきりわかる黒色タイプと、用紙全体が透けて見える透明タイプがあり、いずれも1枚429円」「青森から長崎まで全国約70の自治体で購入した」とあり、「補助具は文字が書ける中途失明者や弱視の人らが利用する」そうです。
★投票用紙への記入欄「触って分かる」補助具の導入を
この製作について「日本点字図書館のスタッフが、神奈川県の厚木市の投票所で使われた補助具を知ったのが制作のきっかけ」で、そのモデルとなったのは舞鶴市だそうです。「京都の舞鶴市は18年、視覚障碍者の『枠の中に書くのが難しい。指で枠が分かるような道具を作ってもらえないか』という訴えを受け、手作りをした」「A5サイズのクリアファイルの一部をくりぬいて約60枚作り、今も使っている」「投票の障壁をなるべく取り除くのが選管の仕事だと思っていた」と関係者は言います。
記事のなかで、「視覚障碍者は点字投票や、投票所の職員が代筆する代理投票を利用することができる」とのことですが、一方で「大人になって失明した人もおり、視覚障碍者全員が点字を理解できるわけではない」「候補者名を職員に伝える必要がある代理投票をプライバシーが気になって敬遠する人もいる」とし、「投票をあきらめてしまう人もいる」と日本点字図書館の方は言います。
★視覚障碍者の投票率は、健常者と比べて低い(横浜市選管)
また記事のなかで「視覚障碍者の投票率は、健常者に比べて低いという分析もある」「23年の横浜市議選の投票結果を同市が分析したところ、投票率が全体では42.8%だったのに対して、視覚障碍者は30.3%にとどまった」そうです。「(目が)見えづらくなった高齢者にも、補助具は役立つはず」と関係者の方は言います。「障害者がそういった取り組みを自分で調べるのは難しく、いかに周知していくかが大事になる」(障害をもつ人の参政権保障連絡会、芝崎事務局長)との指摘があります。(参考記事、読売新聞7月4日付記事)
~視覚障害のある方への投票について、各地で取り組みも進んでいはいますが、まだ大きくは広がっていないようです。府中市の選管においてもそうした対応について、今回の読売の記事などを紹介して、ぜひ視覚障害のある方への投票率向上を要望していきます。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)
※投票所の主なバイアフリー対応・・①老眼鏡やルーペ、②文鎮(投票用紙を押さえる)、③車いすやスロープ、④低い記載台(車いす利用者用)、⑤点字で書かれた候補者などの一覧、⑥点字期 (読売新聞7月4日付より)
※期日前投票が4ヶ所で始まります。①府中市役所おもや1階、午前8時30分~午後8時、②市政情報センター(ル・シーニュ5階)、午前10時~午後8時、③白糸台文化センター、7月16日~18日、午前8時30分~午後8時、④西府文化センター、7月16日~18日、午前8時30分~午後8時
※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp 電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202