府中市 小中学校のエアコン(冷房設備)は、猛暑日において効果を発揮しているか・・保護者からのご意見(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
連日、猛暑が続き熱中症が心配されるところですが、学校内における冷房設備の問題について、市内の小学校に通学させている保護者の方から、以下のご意見をいただきましたので紹介させていたただきます。
★教室のエアコンを19度に設定するも、30度以上を記録 これが5年以上も続いている
数年前のゆうきさんの「府中市の公立小中学校のエアコンは本当に効果を発揮しているか」という記事を見つけ、困っていたのでメールを送らせていただきました。
府中市内のある公立小学校では、エアコンの効きが悪い教室が複数あり、最上階の4階はエアコンを19度に設定しても効かず、30度以上のようです。これは5年以上前から変わりません。今年は特に暑いので1番日当たりのよい南側の教室は34度の日もあり、熱中症になった人もいました。とても学習ができる環境ではないし、給食を食べる気にもなれず皆残してるとのことでした。このままでは、熱中症の人は増えるし、重症化しては大変です。断熱改修やエアコン修理などもお願いしたいところですが、お金がかかる、調査にも時間がかかるので期待できません。
★とりあえず子どもの健康を守るための応急措置をできないものか
エアコンが効く空き教室がある時はそちらに移動して学習をしているようですが、教室でないとできないこともあるし、毎時間移動は難しいです。とりあえず、明日からの子供の健康を守るため、応急的に何か対策を考えてもらえないでしょうか。簡易的な冷風機など個人的に持ち込みたいところですが、咎められそうなのでできません。今すぐできる暑さ対策がありましたらよろしくお願いします。
そして…この状況さだいぶ前からのことなので、根本的な解決を望みます。誰かが犠牲になってニュースにでもならないと府中市は動いてくれないのではと不安でいっぱいです。どうぞよろしくお願いします。(以上、市民の方からのご意見より)
★各地で学校の断熱対策を進めるところもある
2023年9月の東京新聞朝刊一面に、「この夏の暑さにより全国の公立学校ではエアコンを設置しているにもかかわらず、エアコンをつけても30度近くに室温があがり、効果を発揮していない」との記事があります。記事では「冷房の効きをよくするのは断熱改修だが、整備は停滞気味、全国の市民有志らが寄付を集めて改修を進めている」とし、国にも対策を求める署名2万6800筆分が提出されているそうです。
★断熱費用は1教室あたり約150万円程度、冬の温熱効果もある
記事では各地の取り組みの経験が報告され「教室の断熱のワークショップは2019年以降、全国で20校以上開かれた。大宮小ではNPO法人が主催し、保護者や子供ら約40人が参加」「1教室あたり約150万円で十分な対策が可能」(東大、教授)と指摘しています。また「大宮市の芝川小学校では昨年夏、最上階の教室の天井板や壁に断熱材を入れ、窓に太陽光を反射させるパネルを設置したところ、室温が5~6度下がった。大半の材料は協力企業から無償提供を受け、足りない分は寄付でまかなった」とあります。
同記事によるとこうした動きをうけ、永岡文科大臣(当時)は「学校の断熱改修は非常に重要」との認識を示したが、具体的な動きは鈍いそうで、文科省も補助制度などの考えは現状考えていないとのことです。
府中市内の小中学校も全校、100%エアコン設置が進んでいますが、この記事を見ると同様な現象が起こっているように推察できます。断熱改修は夏の暑さと同時に冬場の温熱効果もあるだけに、ぜひ進めてほしい施策です。この課題についてもぜひ9月議会の決算委員会でも質疑をしたいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)
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