府中市 子どもの神経発達症 ・・眼の動きに困難がある子どものための、早期発見できる視力検査もしてほしい(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
先日、市民の方で神経発達症のお子さんをもつ、保護者の方から、ご意見ご要望をいただいたので、匿名で以下掲載させていただきます。
★子どもの視力検査は黒板を見るための検査だけでなく、教科書など近くを見る検査も同時に行ってほしい
今回は、ぜひ府中市で子供の眼の検査について、検討をお願いたく思うことがございます。一般的に子供の視力検査は、黒板の字が読めるか否かの遠くを見る検査のみというのが実態かと思います。しかし、実際には教科書等の手元を見る事も同じくらい必要です。
我が子は、近くに焦点を合わせるの事にとても苦労していること、斜位であることに、中学校生活も後半になったトコロで、何気ない会話で初めて判明しました。本人にいつからかをたずねたら、『わからない』と答えました。『みんな同じじゃないの?』の続いて返してきました。十年以上、見ることに困難が生じていたのですが、本人にとっては日常のことでした。
黒板を見るための検査だけでなく、教科書を読むための近くを見る検査を同時に行っていれば、学習に困難を抱えるお子さんの数は僅かかもしれませんが、減少すると思います。他県では、盲学校は全盲や弱視でだけでなく、眼の動かし方に困難があるお子さんも全てではナイ様ですが、通学対象としているそうです。
★眼科の一般的な検査ではわからず、専門検査機関でないと、発見できない症状だった
他県の学校の養護教員さんに、我が子は眼球運動に少し困難がある事、板書・文字の黙読が苦手である事等をお話しすると、眼の動きの詳細について、検査をした方がよいと勧められました。しかし、眼科さんでの一般的な検査ではなく、ごく一部の専門の検査機関でないと分からない検査です。幸い『はばたき』の心理士さんにお話しをしましたら、検査機関をご存知で教えて下さり検査できました。
★検査結果は、子どもの視力は10代半ばなのに焦点を合わす能力は50代だった
検査の結果、眼を動かす筋肉が弱く、10代半ばなのに焦点を合わす能力は50代。遠くから近く、その逆もスムーズに焦点を合わす事が出来ておらず、しかも近くに至っては合わせるのが特に困難で合わせきれないか、更に酷使しないと合わせられない。手元については、分かりやすく言うと老眼と同じ状態だそうです。
つまりは、眼は常に緊張状態でムリをしているという事です。年齢が若いので無理やり合わせる事が出来ているが、かなり負担がかかって心身の負担が大きいと思います。と検査員さんは仰っていました。眼の動かし方を訓練すれば少しづつは改善されるでしょうが、小さいお子さんと違い時間を掛けてゆっくりともいかず。飛躍的に伸びるかも不透明。
★眼の動きの能力を早期改善するにはアスリート並みの訓練が必要
眼の発達のピークに達している年齢で、眼の動きの能力を早期改善するにはアスリート並みの訓練が必要。しかし現実的な話しではなく、この先は訓練+状況に応じて眼鏡で眼の苦手な部分をフォローというのが現実的との事。ある程度の年齢となっており、先天性か後天的かも判断は出来ないそうです。
眼の運動機能等の検査・訓練を実施しているトコロは少なく、遠方まで足を運ばなくてならず、病気ではナイので、検査・訓練・交通費と全て実費で保険外です。見るという事に困難が生じているのに、見えないのでなく弱視でもナイので、障害として認定もされません。
★健診で近くを見る検査を毎年行っていたら、もう少し発見が早かったのに
健診で近くを見る検査を毎年行っていたら、少しでも早く異変に気付き、詳細な検査が出来き、回復訓練も早目に出来たいたかもしれません。幼い時に分かり先天性の疑いがあれば、障害として認定されたかもしれません。
文字を書くのが遅く板書が追い付いてない。年齢不相応の文字を書く、書くこと事態が負担である点に着目して下さり、ご指摘いただければ。日頃から多くの生徒さんを見ている先生にしか気付く事は出来ません。親は、他のお子さんと比べるて見る事は出来ません。私に知識が無かった事も追い風となってしまいました。
★子供は勉強が出来ないのは自分に能力がナイからだと自己嫌悪、更に自分を責め続けて生きて行くことになっていたかも
他県の方に助言をいただかなければ、子供は勉強が出来ないのは自分に能力がナイからだと自己嫌悪、更に自分を責め続けて生きて行く事になっていたかもしれません。眼の異常だけが原因ではありませんが、実際に『自分は頑張っても何も皆と同じように直ぐには出来ない』と、通常級の先生方の理解・前例のない特性の子への状況判断・対応や配慮も難しいようで、辛い学校生活を送り不登校となりました。
文章長くなりましたが、出来る事から小さな障害を1つでも見つけ出して、早くから支援をしていただければ、子供は適応がしやすく成長も期待でき、親としても負担が軽減され生きやすくなります。その発見方法の1つとして、眼の検査から変えて欲しいと思いました。もちろん、他の発達に関する検査をしていただけたら嬉しいです。
★乳幼児・学童等の定期検診の内容の検討を、不登校生徒の定期検診と合わせて、ご検討してほしい
我が子のように第二次成長期になり、色々な困難が浮き彫りとなってからでは、主である子供は特に適応できない事に苦しみます。親も一筋縄ではいかな子の対応に疲弊します。乳幼児・学童等の定期検診の内容の検討を不登校生徒の定期検診と合わせて、ご検討をお願いいたします。大人もですが、子供も環境で大きく変わります。「ゆりかご」から「墓場」まで、皆が生きやすい府中市となりますよう、よろしくお願いいたします。(市民の方、神経発達症の児童の保護者の方からのお声より)
府中市の令和8年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで
※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。
月曜日・・西武線多磨駅東口
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※原則、朝8時まで