府中市 府中市が学校給食で使用する食材の産地判別検査を実施へ・・2度の学校給食偽装事件を受けて(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)
府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
府中市の学校給食センターにおいて起きた食品偽装について、府中市では、児童・生徒に安全・安心でおいしい給食を提供するため、新鮮で食材の履歴管理が徹底され、安全性の確認が容易である国内産の食材を使用するようにしています。食材納入事業者には「産地証明書」の提出をお願いし、納入食材の産地が表示どおりであることを確認しています。
また、令和7年度からは、これまで以上に食材の安全性を確保するため、不定期に「産地判別検査」を実施しています。「産地判別検査」の結果は次のとおりです。(市のHPより)
検査方法・・安定同位体比分析
検査機関・・株式会社同位体研究所
検査結果・・令和7年度1学期(7月)
・豚もも挽肉・・・国産豚肉
・鶏ひなもも肉小間・・・国産鶏肉
★23年にも学校給食食材の産地偽装が発覚、対応方針を強化したはずだが
6月28日付の読売新聞多摩版に昨日、ニュースで報じられた府中市の学校給食に鶏肉産地偽装の事件が報じられています。同記事では「府中市の学校給食センターに外国産の鶏肉を国産と偽って納品したとして、食肉会社の社長らが27日、逮捕された」「府中市では23年にも給食食材の産地が偽われる事件が起きたばかり」「今回の事件を受け、市は給食食材のチェック体制を強化する方針を明らかにした」とあります。※その後、同社長は不起訴となりました。
★「国内産であることが入札参加の条件」であるはずが
記事では「『国産』を条件とする府中市の入札に参加して落札、取引先に鶏肉の調達を依頼していた」「同給食センターに納品されていた鶏肉は、南米や東南アジア産で、容疑者が自社の食肉加工責任者だった女に納品所の偽装などを指示していた」そうです。
記事のなかで高野律雄市長は「子どもたちの健康と不安を最優先に厳格な基準で業者選定と納品管理をしてきたが、事態が発生したことは誠に遺憾で、重くうけとめている」とコメントされたとのことです。この記事にもありますが、府中市では昨年も外国産豚肉などを国産と偽って納品された事件があり、厳しく対処するとの方針をだしたばかりでした。記事では「市教委によると、昨年11月に産地偽装に関する情報が寄せられ、12月に食品検査で、産地偽装された鶏肉の安全性に問題はないと確認したが、検査機関に産地の判別を依頼したところ、今年1月に『外国産の可能性が高い』との結果がでた」とあります。
★府中市が軽く見られているのではないか・・産地偽装事件が起こる背景
2年連続して発生した事案なだけに、大変深刻に受けとめなくてはなりません。同時に監視体制を強化するという点で、どのようにすればよいのか、このあたりもよい手段が見つからないのではないでしょうか。なにしろ入札に参加する条件として「国内産」であることを義務づけていますが、それを平気で破る業者がいるわけですから、防止の手段が何かあるのか、ということです。社会のモラルが根底から破壊されているということに尽きますが、こうした事件は内部通報などで明らかになるケースが多いです。同時に府中市が軽く見られている、ということもであるのではないでしょうか。市としては全国の点検例を詳細に調べ、こうした事態を極力防ぐための方法を、早急に講じなければなりません。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)
※府中市の令和8年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで
※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。
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金曜日・・京王線多磨霊園駅北口
※原則、朝8時まで