府中市 小中学校の施設改築計画の今後はどうなるか・・物価高騰、人手不足で入札不調が増え、随意契約で実施する都内自治体も(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)
府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
★令和7年度から30年かけて26の小中の校舎を改築へ
府中市では、令和元年度に策定した府中市学校施設改築・長寿命化改修計画について、第一期改築実施校(府中八小及び府中一中)の整備状況を反映するため、令和6年度を見直し時期としていました。また、計画策定以降の児童・生徒数の増減、建設費の高騰などの社会情勢の変化や、教育を取り巻く環境と学校施設に求められるニーズが大きく変化していることから、これらについても見直し内容への反映が必要となりました。このことから、令和7年度から令和37年度までの31年間を計画期間とする第2次府中市学校施設改築・長寿命化改修計画を策定しました。
※すでに学校改築を整備した学校・・三小・六小・八小・十小・一中・三中・五中
※時期改築実施校の第1グループ・・四小・五小・七小・九小・武蔵台小・矢崎小・二中・六中
※時期改築実施校の第2グループ・・一小・二小・住吉小・新町小・本宿小・白糸台小・若松小・小柳小・南白糸台小・四谷小・南町小・日新小
四中・七中・八中・九中・十中・浅間中
★一般競争入札では決まらない工事業者、随契に切り替えた江戸川区、目黒区の例
先日の東京新聞で全国の小中学校の校舎改築計画がストップしている状況について、都内では目黒区と江戸川区が通常の一般競争入札を実施しない、随意契約(随契)に踏み切ったとの記事があります。記事では「契約額の高騰を招く可能性に頭を悩ませつつ、子どもたちの学習環境を守るための苦肉の策」としています。記事では「昨年2月から4度入札したが、すべて不調」とのことで、江戸川区内の2校は仮校舎を使用中で、「業者が決まらなければ(新校舎建設の)期間がさらに延びることになりかねず、区は2校の新校舎建設について随契に踏み切った」そうです。記事のなかで江戸川区は「契約額については物価上昇率や工期が延びた分などを反映させた」、「随契であっても積算の範囲内の価格で、業者の言い値に応じたわけではない」としています。記事によると、同区内の2校について、当初の予定価格を17億円ほど上回る随契額となっています。
★随契でも応じる業者はないかもしれない
また記事では目黒区の状況について「入札の2回目では参加資格のある約300社に案内を送付したが申し込みは1社のみ、条件があわず辞退となった」とあり、担当課長は「これ以上、入札を繰り返しても見込みが薄いと判断した。随契でも業者を見つけるのが難しいのが現状」と話しています。(参考、東京新聞11月3日付)
~今後、府中市でも計26校(小中あわせて)の校舎改築を計画していますが、この記事にあるように、入札が上手くいかず、随意契約による実施を検討せざるえない状況になるのではないでしょうか。随契になれば工事額が割り増しになると思い割れ、今後の計画全体にも影響を与えますが、現実的に財政当局とも相談して検討せざるえないでしょう。こうした点について、私も市議会の学校施設老朽化対策特別委員会の委員でもあるので、12月議会で質疑したいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)
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