府中市 学校教員カスハラ対策・・東京都教育委員会が保護者からのカスハラを例示、対応ガイドライン素案を発表(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)
府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
★社会通念を超える保護者からの要望を具体的に例示
先日の読売新聞に東京都教育委員会が、学校の教員が受けるカスハラを防ぐための対応策の詳細をまとめたガイドラインの素案を公表したとの記事があります。記事では「保護者からの社会通念を超える要望の例として、①教育活動の細部に対する過剰な干渉や要求、②業務に支障が生じるような長時間の居座りや電話」、また「担任の変更、異動、辞任を求める行為も具体例のひとつ」として挙げているそうです。
★保護者の行為に対する学校教員の対応を段階的に策を示す
保護者の行為に対する教員の対応の流れについては、「最初の来校時や電話でのやりとりでは授業に支障がでないよう、日程調整にとどめる」「その後の1,2回目の面談は2人以上の教員で応じ、面談が3回目意向も続く場合は、副校長などの管理職が対応する」「4回目には弁護士や心理士といった専門家も同席し、5回目以降は弁護士が代理人として対応する」などの具体策を定めているそうです。
他にも、「面談は平日の放課後、原則30分までを目安に設定」「最大1時間まで対応する。過度な要求などの行為で業務に支障が生じ、退去要求にも従わない場合は、管理職の判断で警察に通報する」「さらに暴行、脅迫といった明らかに犯罪行為があるなど、危険性や緊急性がともなう場合は直ちに警察に通報する」としています。またやりとりを記録するために、保護者に事前に伝えたうえでボイスレコーダーなどで録音することも可能としています。(参考、読売新聞12月3日付記事)
★教員の業務範囲の相談については、傾聴、受容、共感を基本に丁寧に対応
一方で「学習や成績、進路、進学、人間関係、不登校などに関する相談など、教員の業務範囲の相談については、『傾聴、受容、共感を基本に丁寧に対応する』とこれまで通りの対応を促しています。このガイドラインは来年度から都立学校で運用する予定で、区市町村の教育委員会にも参考にしてもらうとしています。
~教員に対する保護者からのご要望、ご相談についてはこれまでも多数よせられ、お子さんが学校でいじめにあい、不登校になったが、学校側の誠意ある対応がなかったなどの、相談が寄せられたことがありました。また教員の不適切指導の相談もあり、議会でも質疑したことがありました。こうしたケースについては、教育委員会の担当者の方に間に入っていただき、対応をしてきましたが、学校側の対応に納得がいかず、保護者の方が弁護士に相談を依頼し、学校側や教育委員会の担当者と交渉要望されたケースもありました。
今回の都によるカスハラ対策指針については、都内の市区町村の教育委員会も参考の指針とすると思われ、私も一定の指針があることは賛成です。一方で保護者の方からの、お子さんの扱いに対する対応については、真摯に丁寧に相談に応じていいただくことを要望したいと思います。この都教委によるカスハラ指針が、学校現場で保護者の期待を裏切るものにならないようしてほしいと願っています。(府中市議 ゆうきりょう)
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