府中市 武蔵台小と府中七小、府中七中と十中との統合により、行政と地域の一体となった教育、街づくりをどうするべきか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
★開発可能な場所が残っている武蔵台地域付近、利用可能な土地の活用も考えた学校統合計画を
人口減少と高齢社会により、首都圏においても学校の統廃合が進んでいます。この府中市においても、市内北西部地域の武蔵台小学校と府中第七小学校、◎中学校との統合が検討されていますが、市民の方から以下のお声をいただきましたので、紹介します。
『当該校周辺は警察宿舎跡地、警察病院跡地、武蔵台文化センター、武蔵台公園など利用可能な土地がたくさんあるので、それらも含めた活用方法を考えてほしい。単純な話、警察宿舎跡地に高層マンションが建てば、統廃合も必要なくなるのではないか。都や国分寺市も議論に加えてほしいです。遺跡などがでる地域ですが、西国分寺駅の近くにあれだけ開発可能な場所が残っているのは珍しいと思うので、有効活用してほしいです。療育センター跡地もあるし、神経病院の移転があればさらに広く使えます』。(市民の方の声より)
★学校規模は国基準はあるが、自治体が判断して決められる
先日の東京新聞社会面に、学校の統廃合問題で練馬区の実例について記事がありました。同区内でもこの5年間で9校の閉校が決まっているそうで、地域住民の間では反対の声もあったそうです。記事にもありますが、学校の児童、生徒数の規模については、「国の基準はあくまでも目安であり、(学校の)存続か否かは自治体の判断に委ねられている」そうです。また「国は、適正規模として示している学級数をめぐり『弾力的なものとすること』と留意点をあげている」とし、「保護者や地域住民と共通理解を図りながら、統合の適否を考える必要がある」とあります。
★練馬区では統合後、一部自転車通学も認めている
また記事では練馬区の統合対象校の豊渓中学は、「板橋区と埼玉県和光市に挟まれた、区内北端の静観な住宅地にあり、統合先は約1.5キロ離れた光が丘第一中学で、統合後は同区立中学では学区の一部で自転車通勤が認められる」そうです。記事によと、この豊渓中学は3学年でわずか6学級で、「練馬区によると、国に準拠した適正規模である12~18学級を下回り、20年以上、過小規模が続く」「44年度の推計でも、同程度にとどまる見込みで、校舎は築59年で、建て替え時期も迫る」としています。
★統廃合の議論を、その地域の未来を形づくる契機にすべき
この記事のなかで筑波大学の丹間教授は「少子化で統廃合の検討は避けられないが、単に学校数を減らすのではなく、行政と地域が一体となって教育の将来像を描く必要がる」と指摘、「学校を存続させてどんな街づくりを進めるのか。統廃合の議論を、その地域の未来を形づくる契機にすべき」と提言されています。(参考、東京新聞10月付記事)
~私も今回の府中市の学校統廃合には、基本的に支持するものですが、その地域の将来の街づくりという観点や、行政と地域が一体となった教育の将来像という観点は、思いめぐらなかったと反省しています。とくに市民の方からのお声にもありますが、将来、この北西部地域に大規模マンションなどが建設される可能性はないのか、こうした点も不安材料ではあります。いずれにしても、学校統廃合を街づくりの観点からも、考える必要があることを考える機会にしたいものです。(府中市議 ゆうきりょう)
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