府中市 不登校児童生徒の健診診断の実施を求めて一般質問(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)
府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
★不登校児童生徒の健診未受診の実態調査へ乗り出す(総務省)
9月30日付読売新聞に「不登校の子どもの健康診断の状況調査を実施する」との記事があり、同記事によると「不登校の子どもが学校の健康診断を受けられず、病気などが見逃されてしまう恐れがあるとして、総務省は年内にも、不登校の児童生徒の健康診断受診状況について、初の全国調査に乗り出す方針」と伝えています。同記事にありますが、23年度における、全国の不登校の児童、生徒数は過去最多の約34万6500人で、11年連続で増加、「総務省では、このうちの相当数の受診ができていない」とみて、調査によって実施把握を進める方針」とのことです。そこで以下伺います。
◆ゆうきりょう質問①⇒ 府中市教育委員会において、不登校児童、生徒の健康診断に関する現状の方針、考えについて伺います。
★「不登校の状態にある児童・生徒であっても、健康診断の機会を確保することは必要」(市の答弁)
◆府中市の答弁⇒ 不登校児童・生徒の健康診断に関する現状の方針、考えでございますが、市立小中学校におきましては、学校保健安全法に基づき、健康診断を各学校において定期的に実施しております。学校での健康診断を受診できなかった場合は、学校医の医療機関での受診を案内しており、受診費用は無料としております。不登校の児童・生徒は、日程が定められている学校での健康診断受診が難しい状況となるケースが多いため、学校医での受診を勧奨し、受診機会を確保しているところでございます。不登校の状態にある児童・生徒であっても、健康診断の機会を確保することは必要であると認識しておりますので、引き続き受診機会の確保に努めてまいります。
◆ゆうきりょう主張 ⇒ 市内の不登校児童、生徒のなかで、健診の未実施の人数などは把握しているのか。また国の方針を受けて、その実態把握調査について、いつごろ実施する予定か伺います。各学校において、健康診断の受診者数を確認しており、不登校児童・生徒を含めて未受診者の人数も把握しております。また、総務省において、行政運営改善調査として、「不登校等のこどもの健康診断に関する調査」を令和7年10月から令和8年6月の期間で実施するとの情報がありますが、現時点で、その詳細については把握しておりません。
不登校児童生徒の健康診断の問題について、この間各地の地方議会、また国会でもこの問題が取り上げられ、総務省も通達を発しました。府中市においても同様の傾向があるのではないかと考え、今回取り上げました。
※総務省の資料から・・不登校児童生徒の健診未受診の課題
①教育現場から不登校のこどもの世帯に対する健康診断の案内、受診の勧奨、受診の有無の確認といった個別のフォローが十分になされていないのではないか。
②不登校のこどもの健康診断受診のためには、学校外の医療機関において公費で受診できる機会を設けることが有効と考えられるが、そのような場が十分に普及していないのではないか。
③教育現場の業務がひっ迫等した状況を 踏まえ、市区町村の教育部局による効率的・効果的な方策はないか。その上で、 市区町村の関係機関において効果的な連携を行う余地はないか
◆ゆうきりょう主張⇒ 3点を要望
①先ほどの答弁にあるように「学校医の医療機関での受診を案内しており、受診費用は無料」であるので、あらためて不登校のお子さんをもつ保護者の方がたに対して、健診受診の必要性について周知してほしい。
②また医師会、歯科医師会の協力もえて、不登校の児童生徒を対象とした、健診会場を設けるなど(日時を統一して実施する)のことも検討できないものか、要望したい。(例、不登校特例校「はばたき」の施設、保健センターなどで実施するとか)
③複数年にわたって受診できていない家庭には、福祉的な観点も含めて、福祉行政部局とも連携して、支援に繋げてほしい。また今後、総務省による全国調査の結果など踏まえて、再度取り上げます。
★総務省が調査に乗り出し、文科省に健診受診促進を求める
今朝の読売新聞に不登校の子どもの健康診断の状況調査を実施するとの記事があります。記事によると「不登校の子どもが学校の健康診断を受けられず、病気などが見逃されてしまう恐れがあるとして、総務省は年内にも、不登校の児童生徒の健康診断受診状況について、初の全国調査に乗り出す方針」と伝えています。
記事では「調査では、市区町村の教育委員会や小中学校、児童、生徒に対して、聞き取やアンケートを行い、不登校の児童生徒の人数、健診の受診状況、未受診の理由や健康への影響などを質問」して、「ほかの児童生徒と違う日を設定するなど、地域ごとの受診促進の取り組みについて調べる」とあります。
記事にありますが、23年度の不登校の小中学生は過去最多の約34万6500人で、11年連続で増加、「総務省では、このうちの相当数が受診できなていないとみて、調査によって実施把握を進める方針」とのことです。
※学校の健診は学校保健安全法にもとづき、学校医が主に学校で行う。このため登校できない児童生徒は受診が難しく、早期治療が必要な病気などの発見が遅れる懸念がる。(参考、読売新聞 9月12日付)
~不登校児童、生徒の健診状況については、私も気が付かない点でした。今回の国の方針をうけて、ぜひ府中市においても不登校の子どもたちの健診の未受診の児童生徒への実施を求めたいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)
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