府中市 物価高騰の今日、小中学校の給食における米飯の提供はどうなっているか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)
府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
★「給食に占める米飯の価格が3倍超に」(福岡市)「米飯提供を週3回から2回に減らす」(大阪府交野市)
先日の読売新聞多摩版に、お米の物価高騰が学校給食にも影響を与えていることを伝えています。記事では「米飯の一部をパンに切り替えた市もある」とし、「政府は来年度から小学校の給食を無償化する方針だが、止まらない物価高騰に現場では危機感が広がる」としています。
また同記事では福岡市の動向について「市は今年度、小中216校分の米飯に約13億円を投じた。22年度(約9億円)の5割増で、市立小では1食に占める米飯価格の割合が3年前の25%から32%に上昇した。市は保護者から集める給食費を据え置いており、25年度に肩代わりしたのは3年前の4倍以上となる約17億円。市の関係者は『早く米価が落ち着いていほしい』と気をもむ」と話しています。また大阪府の交野市でも、週3回から2回にお米の給食提供を減らしたとのことです。(参考、読売新聞12月6日付記事)
★栄養量と食材の質、給食の量を維持しながら(給食の)経費を節減できるようする・・府中市学校給食担当者
今年9月の府中市議会の第3回定例会(9月議会)の決算特別委員会の質疑のなかで、「令和6年度の学校給食における米不足や物価高騰への対応」を問う質疑がありました。
★府中市の答弁(給食センター副所長)⇒ 納入指定業者から十分な量の米を確保できなくなったため、公益財団法人東京都学校給食会に相談し、令和7年2月から当該団体を通じて米を調達するようにした。また、食材価格の高騰には、栄養量と食材の質、給食の量を維持しながら経費を節減できるよう、味を損なうことがない範囲で、使用する部位の変更などを行った。今後も物価高騰の状況は継続するものととらえており、食材調達の手段の多様化や献立の工夫により、これまでとおり安全、安心でおいしい給食を提供していきたい(府中市議会だより、25年11月1日号から)。
~市の答弁を伺い、物価高騰の中、予算の範囲内での対応をご苦労されていることが伺えます。今後は経費削減に努めながらも、給食予算を増額することで、味を損なうことがない給食の献立を実現するほかに、手立てはないと思われます。(ゆうきりょう)
★府中市が姉妹都市、佐久穂町(長野県)から学校給食用のお米を定期購入へ
東京新聞9月4日付ニュースによると、府中市は、「市内の小中学校の給食用として、姉妹都市の長野県佐久穂町を産地とするコメを今年10月に購入すると発表した」とのことです。「全国的なコメの供給不足と価格高騰を受け、安定的な確保のために調達経路の多様化を図ることが狙い。同町のコメ農家の支援にもつながる」として、「市は、同町をエリアとするJA佐久浅間が調達した同町産米など約4トンを購入(金額は非公表)。府中市立学校給食センターが市内小中学校33校の学校給食に使う。市は、この取り組みを来年度以降も継続する方針。同町とJA佐久浅間の協力で、府中市の学校給食向けに新たなコメの作付けもする予定」と報じています。市の担当者は「児童生徒には姉妹都市を身近に感じてもらうとともに、持続可能な給食の運営を目指す」と話しています。(参考、東京新聞9月4日付インターネットニュース)
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