19 9月

(府中市 ボートレース平和島)太田区にあるボートレース平和島は府中市の主催、長年にわたり市へ多大な財政的貢献果たす(府中市議 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

令和7年度の府中市決算認定を審議する決算委員会が開催されていますが、この決算では府中市が主催するボートレース平和島から実収入(純利益)が、29億円あります。法人市民税が約57億円弱ですので、その約半分に匹敵する額であり、府中市にとっては有益な収入と言えます。

令和7年度のボートレース平和島からの純利益は36億円に

①純利益・・36億4375万円(経常利益と同額)

②府中市への実収入(繰出金)・・29億円で、これを一般会計へ26億1,000万円、公共用地特別会計へ2億9,000万円へ繰り入れしています。

★ボートレース平和島はもともとは、東京都主催だが赤字により都が撤退、府中市が主催へ

東京都の大田区にある、ボートレース平和島(平和島競艇場)は、府中市が主催している公営競技です。1955年から府中市が主催しており、これまで累計数千億円規模の収益を市にもたらすなど、府中市の財政に多大な貢献をしてきました。

一方で府中市と言えば、日本ダービーが開催される「東京競馬場」があるため、競馬の税収で潤っていると、一般的に思われがちですが、競馬場から直接入る独自の事業収益はなく、固定資産税の税収です。府中市の豊かな財政(普通交付税の不交付団体)を長年支えてきた立役者の1つに、約30キロメートル離れた大田区にあるボートレース平和島ともいえます。

★ボートレース平和島の歴史・・東京都の挫折と府中市の英断(1954年〜55年)

府中市の市史によると、1954年に東京都が主催する「大森競走場」として開場しました。しかし営業不振により、都はわずか1年余りで撤退を決めます。これに対して、1町2村(府中町、多磨村、西府村)の合併で誕生したばかりだった府中市が、新たな都市づくりの財源確保を目指して開催権を取得し、1955年9月から主催をスタートしました。ちなみに府中市議会において、ボートレースの主催権を、府中市が主催権を得るかどうかの採決では、1票差で可決されたとのことです。

★「平和島」への改称(1957年)

戦時中に捕虜収容所があった歴史から、平和への願いを込めて一帯が「平和島」と名付けられたそうで、「平和島競走場」へと改称されました。2010年からは現在の「ボートレース平和島」に呼称が変わっています。

★府中市による単独開催へ(2005年〜)

一時期は相模湖モーターボート競走組合との2つの施行者で交互に開催していたそうですが、2004年度(平成16年度)に同組合が解散して以降は、完全に府市単独の主催事業となったそうです。

★府中市財政への具体的な貢献度・・バブル期のピーク(1990年度) 年間売上:約1850億円

ボートレース平和島から府中市への累計で、収益(一般会計等への繰入金)は2800億円以上に達しているとのことです。それはまさに「府中市にとって打出の小槌だった、平和島競艇からの実利益収入」でした。

府中市への繰入金(純利益)が、約168億円(1991年)に達した時期もあったそうです。またこれらの繰入金は、下水道のインフラ整備や学校の改築に充てられたほか、府中の森芸術劇場や府中市美術館、生涯学習センターといった、市区町村としては、大変豪華な文化施設の建設原資になりました。

★低迷期からの合理化(2000年代)

しかしながら、2000年代の 一時は、繰入金がゼロになり、 バブル崩壊後は売上が低迷。一方でその経営努力として、人員削減や機械化、場外舟券売り場の拡大などの「合理化」努力によって、ギリギリで赤字転落を防ぎました。

★近年の復活(2020年代~今)・・年間繰入金のV字回復

ところが2020年4月からのコロナ禍が、ボートレース平和島には思わぬ「追い風」となります。この時期から、約25億〜36億円規模での インターネット投票の普及や巣ごもり需要により売上がV字回復。この純利益による繰入金が、市の「こども・子育て応援基金」の原資ともなり、多摩地域では初の学校給食費の無償化を実現させました。

また近年では、ボートレース平和島の施設自体が家族向けのテーマパークのような施設をめざし、ボートレースを楽しむと同時に、家族連れで様々なイベントも楽しめる施設に生まれかわっています。現在はその「平和島ボートレースパーク」構想に基づき、老朽化した施設の全面的な建て替え改修計画が進行中です。施設の全面改修は段階的に行われており、すべての工事が完了するグランドオープンは2028年度を予定しています。

新スタンド棟「期」が、25年12月26日にオープン
水面南側(2マーク側)に新しい建物が完成し、すでに運用を開始しています。これに伴い、場内の一部でキャッシュレス投票などの新システムも導入されました。

②新スタンド棟「期」工事中(26年度~28年度)
Ⅰ期オープンの後、引き続き北側(1マーク側)の旧スタンド解体および建て替え工事に着手しています。現在はまだ一部エリアで工事が続いています。

~このように、公営競技の収益は景気や時代に左右される側面もありますが、ボートレース平和島は、過去のインフラ黄金期から現代の市民サービス(子育て・教育)に至るまで、文字通り府中市の発展を裏側から支え続けてきた最大の功労者といえるのです。ちなみに府中市の是政にある「ボートレース多摩川」も公営競技ですが、これは青梅市が主催しているものであり、府中市主催ではありません。(ゆうきりょう)

※府中市議  ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ 府中市議会議員  ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合がありますが、お気軽にお声をおかけください。駅頭には原則、朝5時から8時までいます。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

 

 

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