05 3月

府中市の小中学校の給食のおいしさ、鮮度の改善を・・府中市の新給食センターの評価

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

令和3年度、市への予算要望のなかで、市民の方からいただいたもののなかに、「市内の小中学校で提供される、学校給食の改善」の要望がありました。府中市は学校給食がスタートした時から(昭和45年の条例制定時)、一部の学校を除きほとんどをセンター方式(1ヶ所の大規模調理センター)で給食を実施していました。

★最大会派、市政会の議員も一般質問で取り上げたことがある、新給食センターの「おいしさ」の改善問題

この給食センターは以前、南町にあったのですが平成29年9月からは朝日町に移設され、全国一の2万5千食の調理ができる大規模給食センターになった経緯があります。ところが新給食センターになってからの評判が思わしくなく、平成30年の第1回定例会の一般質問で市政会の加藤議員(当時)が、給食内容の改善を求めて質疑をしたほどです。

また私のところにも一部、保護者の方から「子どもからは、学校給食がおいしくない」「スープが冷めている」「食材がぼそぼそしている」など、あまり芳しくない声が聞こえてきました。

★トラック輸送の際、温かいスープの保温装置を要望したが・・回答は後ろ向き

そこで今回、市への予算要望のなかに「給食を運搬するトラックに温かい給食の保温装置を完備してほしい」と要望したところ、市の答弁は⇒「保温装置の設置は、サラダや冷凍ミカンなどの温度を上げることのできない献立があるため、実施は困難」との回答でした。

また給食食材に地産地消を取り入れるために、「市内にある東京農工大学や都立農業高校などで収穫された農作物を給食に取り入れてください」と要望、市の回答は⇒「各学校で収穫された野菜は地場産野菜であり、給食での使用は食育の観点から意義があると考えている。関係機関と連携を図り、実施に向け検討していく」というものでした。

ほかにも給食食材の鮮度やおいしさなどをレベルアップすることを目的に全国規模で学校給食の内容を競い合う、「学校給食甲子園」への出場をすることなども求めました。(次号へ続く)

※私のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp

04 3月

府中の介護老人保健施設「ふれあいの里」のクラスター発生後、入所者への対応はどうだったのか

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

私は3月議会の一般質問で、1月に発生した府中市内にある介護老人保健施設「ふれあいの里」のクラスター発生問題を取り上げましたが、市民の方から「施設側は新型コロナの感染者が発生した後、どういう対応をしたのだろうか」という声が寄せられました。この点について、私は質疑のなかで以下のように問題提起し、質問しました。

★保健所に感染者の入院を求めても、受け入れてもらえないケースが各地で続発

質問⇒「新聞報道によると、各地のクラスターが発生した施設では保健所に感染者の入院を求めても、受け入れてもらえないケースが多くあることを伝えています。読売新聞2月5日付報道では『入院できず施設に残る人たちも基礎疾患のある人が多く、急変したら命の危険がある』と報じています。そこで今回のクラスターで陽性反応がでた入所者のなかで、保健所に入院を求めても入院できなかった方に対する対応策はどうだったのかについて伺いたい」。

この質問に対する市の答弁⇒「(新型コロナ感染拡大の)第3波のなかで発生した、今回のクラスター対応におきましては、医療の逼迫から入院が制限されたため、多摩府中保健所の指示のもと、陽性反応が出た入所者のうち、無症状の方や症状が軽い方について、施設内での経過観察となったものと伺っております。またそうした入所者への対応につきましては、施設内において、職員が担ったものと報告を受けております」。

★入院の行き場を失った認知症の入所者の方に、自治体の対応求める声

答弁を受けて私は、今回の「ふれあいの里」クラスターとほぼ、同様なケースが、毎日新聞2月7日付記事で報道されていることを指摘、「昨年7月、熊本県の介護老人保健施設で、入所者と職員の計49人が感染。3人が亡くなり、患者の大半は認知症だった」「保健所では当初、認知症に対応できる地元の病院に患者を入院させようとしたが、全員の受け入れは難しく、30人が行き場を失った」と報じています。記事では「日々の介護にあたる家族や支援者からは、認知症の人が感染した場合の対応方針や支援策を打ち出すよう、自治体などに求める声があがっている」と発言しました。

 

こうした質疑のやり取りをうけて、今回のクラスターの教訓としていかすべき課題として、私は2月27日付ブログ「『ふれあいの里』のクラスターの原因をさぐる・・認知症入所者の方への対応の教訓(府中市議会一般質問)」と、2月26日付ブログ「府中の介護老人保健施設『ふれあいの里』と『あさひ苑』のコロナ感染防止策、その対応の違いはなにか(府中市議会一般質問)」に掲載したので、ぜひご覧ください。

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04 3月

府中市の学童クラブの一部民営化委託になります・・自治体は委託先に「任せて任せず」の姿勢を

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

府中市の学童クラブが今年の4月より一部、民間委託となることは昨日(3月2日)のブログで記載した通りです。全国の自治体でもこれまでの「公設公営」(自治体が学童クラブを設置して、運営も行政が行う方式)から、「公設民営」(自治体が学童クラブを設置して、その運営は民間企業や団体が行う方式)に移行するところが増えています。成功している自治体もあれば、うまくいっていない自治体もあります。

★吹田市では民間委託後、運営上の失敗から一部運営基準を見直しへ

朝日新聞の記事によると、昨日紹介した大阪府の吹田市では、民間委託したものの現場の指導員が未経験者ばかりになり、運営に混乱が生じたことから、見直しを行い、①担任のうち1人は学童や小学校教員などの経験が2年以上の人を配置する、②切り替え時の引継ぎは、延べ20日以上かつ80時間以上、③法人を選ぶ際の基準点の引き上げなどを行ったそうです。

また大阪府の守口市では新たな委託から1年後の昨年3月に、指導員13人が一斉に雇止めの通知を受けたことから、業者に対して無効を求めて裁判にも発展したそうです。

★自治体は委託後も事業費や使途、指導員の対応について厳しく目を光らすこと

この朝日の記事では、学童保育に詳しい中山徹・奈良女子大学教授のコメントを掲載、「運営事業者は自治体から一定の委託費を受け取ってやりくりするが、収益を最優先すれば人件費を抑制し、手間のかかる行事を避けたり、トラブルが見過ごされたりする可能性も考えられる。自治体任せにするのではなく、(自治体は)事業所や使途や指導員の対応について、保護者アンケートなどを通じてチェックして、改善を促すべきだ」としています。

★民間委託の基準は、サービス向上、雇用の賃金、労働条件の向上が必須

私は自治体業務の民間委託にはすべて反対する立場ではありません。その際の条件とは①サービスを向上させる、②働く人の賃金、労働条件を向上させること。このことが担保されれば、反対する立場ではありません。

府中市も今後は、民間委託先に「任して任さず」という姿勢で臨むべきです。引き続き、民間委託後も注視していきます。

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03 3月

府中市の学童クラブが4月から夜7時まで延長になります・・市内22ヶ所のうち14ヶ所の学童クラブが民間委託に

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

府中市内にある学童クラブが今年の4月から児童の預かり時間について、19時までになります。これは昨年、市議会で条例が改正されたことによるものです。以前から複数の議員から、学童クラブの預かり時間の延長の要望がだされていたこともあり実現することなりました。

またこの機会に府中市は、市内22ヶ所ある学童クラブのうち、14ヶ所については運営を民間に委託することも決定しています。いわゆる「公設民営」という方式で市(行政)が設置した学童クラブ施設を、民間企業(団体)に委託して運営する方式です(残りの8ヶ所の施設はこれまで通り市が運営します)。

★民間委託したものの、未経験者ばかりになり指導の質が低下した学童クラブも

先日、朝日新聞(2月22日付)に「学童保育 進む民間委託」という見出しの記事が掲載され、民間委託が成功している自治体、成功せずに行政の運営に戻した自治体などの経験が掲載されています。この記事によると、神奈川県の小田原市は「保育時間の延長やサービス向上を目的に、企業への委託を始めた」とあり、市の担当者の声として「時間延長を実現するためには、指導員の増員が必要。だが市が募っても集まらない」のことで、委託によって指導員は増え、人件費は公営時より増えたとのことです。

一方で民間から公営にもどしたのが、大阪府の吹田市だそうです。記事では指導員不足から一部の運営を法人に切り替えたものの、「指導員の全員が入れ替わり、未経験者ばかり」になり、指導の質の低下を大きくまねいたという教訓が記事に掲載されています。「市の担当者は『指導員の経験不足が響いたのは否めない。公営時代と同様に保育の指導を望む保護者と、信頼関係が構築できなかった』と釈明する」。 (続きは後日のブログで掲載します)

 

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