13 9月

府中市では、新庁舎建設事業にともなう、ふるさと納税制度を活用した、クラウドファンディングを実施しています(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市では、旧本庁舎の老朽化、建物の狭隘化・分散化、維持管理経費の増大等の課題に対応するため、令和3年から新庁舎建設工事を進めています。建設工事中の新庁舎「はなれ」には、市民協働を推進する市民協働ラウンジや誰でも気軽に利用できる図書館、親子で利用できるキッズスペース等、幅広い世代の方に親しまれる様々なスペースを整備します。同事業を多くの方々に応援していただく事を目指して、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施します。⇒ プロジェクトページ(外部サイト)  クラウドファンディング チラシ (PDF:2,187KB)

※新庁舎完成イメージ

★ふるさと納税型クラウドファンディング

個人による寄付は「ふるさと納税」の対象となり、寄付した金額のうち2,000円を超える部分について、所得に応じた一定の上限額まで、所得税の還付や個人住民税から控除することができるため、実質負担額2,000円で寄付を行うことができます。
法人の場合、自治体への寄付として、損金に算入することで、税の節税効果があります。注釈:企業版ふるさと納税制度ではありません。⇒ ふるさと納税について詳細はこちら

★ご支援いただいた方へのお礼

3万円以上のご寄付いただいた方のうち、希望される方には、「通り庭」に面した壁面に設置する銘板にお名前を記名させていただきます。府中市民の方、企業・団体も申込可能です。また、寄付金額に係わらず、ご寄付いただいた方のお名前をホームページで紹介させていただきます。

※府中街道側から見た通り庭

市民協働ラウンジ

★寄付金の使い道

皆様からいただいた寄付金は、来庁された方が利用できる様々なスペースの整備に活用させていただきます。①市民と市の協働のためのフリースペースである市民協働ラウンジ ②緑豊かな大國魂神社に面する、居心地の良い図書館 ③プレイルームや外遊び場を設け、親子で利用できるキッズスペース ④植栽やベンチを設け、自然を感じながら休憩できる屋上テラス ⑤府中の歴史を身近に感じることができる歴史展示室

★お申込み

ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」のプロジェクトページから手続きが可能です。詳しくは、こちらからページをご覧ください。⇒ プロジェクトページ(外部サイト)

「ふるさとチョイス」にアクセスできない方は、新庁舎建設推進室の窓口でも受付しております。⇒ 寄付申込書 (PDF:198KB)

★目標金額・・2,000万円
注記:目標金額に達した場合、又は目標金額以上の寄付をいただいた場合、いずれもいただいた寄付金全額を本プロジェクトに活用させていただきます。

受付期限・・令和7年12月31日(水曜日)まで
注釈:令和7年中に入金確認できたもののみ、令和7年分の寄付として取り扱います。

※詳細は、新庁舎建設推進室(042-335-4129)までご連絡ください。

~府中市役所の新庁舎については、2棟構造になっており、1つ目の棟である「おもや」については、すでに完成して23年8月から供用開始しています。もう1つの棟である「はなれ」については、現在工事中で27年1月から供用開始を予定しています。(府中市議 ゆうきりょう)

05 9月

府中市職員による私文書偽装事案が起こった背景に迫る(その4)・・中途入庁職員の給与のベースアップ底上げを(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市議会第三回定例会の一般質問で、私は「市職員の諸課題」というテーマで質疑を行い、今回発覚した都市整備部職員による私文書偽装事案、また昨年5月には同部の職員が、公文書において、確認審査などが完了していない建築物について、嘘偽の確認済み証を作成していた事案をもとに、市職員管理の運用改善について質疑、要望しました。(その4)

★職員数が少ないことが、管理職に負荷をかけ悪循環になっているのではないか

〇ゆうきりょう主張⇒ 現状、府中市職員数が少ない結果、その無理が、なかでも管理職の方がたに負荷がかかっていることを主張しましたが、それが「若手世代の離職者の増加」「管理職になりたがらない」「コンプライアンス違反の増加」という、悪循環につながっているのではないかと、思うわけです。

係長の役職を引き継ぎ、仕事を今までとおりしているのに、課長補佐になったことで、残業手当がつかなくなる。こうしたことは、やるべきでないと。全国的な事例に照らしての運用なのでしょうか。また法的にそういった運用にしなければならないといった、縛りがあるのでしょうか。このあたりについては、見直すべきです。

★将来は生成AIの普及により、人手がいらなくなる業務もある

〇ゆうきりょう主張⇒ 今後の職員総数についてですが、近い将来は生成AIの普及で、人を減らすことができる業務については、減らすことは必要だとは思います。例えばの事例ですが、東京新聞の記事によると「品川区は昨年8月、区政への要望についての全区民アンケートを実施、約10万人から回答を得た」「手書きも含まれる膨大な内容を読み込み、傾向を分析するのに活躍したのが生成AI」とあります。「人の手では数週間かかるとみられる分析作業も、わずか1時間半で終了、ひんしゅつワードを抽出したところ、『日々の生活に直結する直接的な食などの支援』『健康に良い食生活』などの要望がうかびあがった」とのことです。

今後生成AIの普及で人手がいらなくなる、業務も多くなると予想される。だから単純に職員数をふやして、人件費の比率を上げるできとも、言えません。しかし人件費を増やすべきところは増やす、特に管理職や係長職の体制については、ゆとりをもたてせること、その予算については、むしろ拡充するべきです。

★中途入庁職員の給与格差の是正をやるべき

〇ゆうきりょう主張⇒ 中途入庁の職員の課題についてです。令和5年度までに入庁した職員では府中市以外での社会人経験が長いほど、同年代との給与に差が生まれていると伺いました。特に技術職の職員は、一般試験の対象年齢が引き上げられており、給与格差の影響を大きく受ける事もあるようです。中途入庁の職員は、他の自治体や民間経験を活かし、新卒入庁の職員とは違った視点や能力を有する事もあり、貴重な人材であり、給与待遇の是正を考える事も必要なことではないでしょうか。

★府中市の将来は市職員の頑張りにかかっている

〇ゆうきりょう主張⇒ 今後、若い世代の優秀な府中市の職員が少なくなってしまうのを非常に心配しています。結局、職員の活力がなくなり、結果として市民向け行政サービスの低下をまねき、大げさではなく、都市間競争に悪影響を及ぼすのではないかと、心配される。

〇ゆうきりょうの提案⇒ 管理職手当の増額 、新しい事案へチャレンジする職員や、管理職に対する奨励制度の創設、課長補佐と係長職の兼務をなくし、管理職の体制を拡充するなどの施策を提案します。

最後に府中市の場合、市政世論調査では、30年以上に渡り9割以上の市民から「住みやすい」と評価されており、市民から高い評価を受けています。職員一人ひとりが大変がんばっているというのが、私の印象です。府中市を生かすも殺すも、この市庁舎で働く職員の方々の手にかかっているので、頑張ってほしいです。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)

※府中市の令和8年度予算案への要望を募集・・・市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

※原則、朝8時まで

03 9月

府中市職員による私文書偽装事案が起こった背景に迫る(その2)・・府中市は他の自治体より人件費の比率が低く、職員数が少ないないか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市議会第三回定例会の一般質問で、私は「市職員の諸課題」というテーマで質疑を行い、今回発覚した都市整備部職員による私文書偽装事案、またこの5月には同部の職員が、公文書において、確認審査などが完了していない建築物について、嘘偽の確認済み証を作成していた事案をもとに、市職員管理の運用改善について質疑、要望しました。(その2)

★職員をサポートすべき管理職の仕事量が過剰となっているのではないか

都市整備部、計画課職員による私文書偽装事案、またこの5月には建築指導課職員が、公文書において、確認審査などが完了していない建築物について、嘘偽の確認済み証を作成していた事案の発覚もありました。この間の市の報告や対策などを見て、私はその背景にあるのに、個々の職員の資質だけでなく、大きな原因として考えられるのは、現状、総体的に職員数が少なく、特にその影響が管理職にしわ寄せがきているのではないか。職員をサポートすべき管理職の仕事量が過剰となっており、処理すべき業務が滞る傾向になっているのではないか、そうした問題意識から意見、質問します。

★府中市財政・・他の自治体より人件費の比率が低いのが特徴

府中市財政の特徴の1つに、職員人数が類似団体や、近隣自治体と比較して、予算決算に占める人件費の比率が低いのが、特徴です。類似団体との比較で見ると、「人口一人あたり性質別決算状況」では、府中市が9.7%、類似団体が15.1% 近隣市との比較では、決算額にしめる人件費の比率、令和5年度数値ですが、府中市は10.3%に対して、調布市は12.3%、多摩市が13.3%、三鷹市が14%、国分寺市が12.8%という状況です。

★府中市は職員数を減らして運営してきた

またこのことは、11年前の「広報ふちゅう2014年9月21日号」にも述べられています。「行財政改革を実行して、職員数の削減や給与の減額改定、団塊の世代の職員の一斉退職、若年層の職員の比率が高まっていることなどから、平成24年度では114億円まで減少。平成24年度の普通会計歳出決算額に占める人件費の割合は12.6%で、多摩地域26市で比較しても、最も(人件費が)低い割合となっています」として、人件費抑制の成果を主張されています。

★職員によるコンプライアンス違反事案は、人件費抑制策の矛盾が表れではないか

こうした、人件費の抑制策が、その矛盾が何かの形で表面化したのが、今回発覚した事案ではないかと考えるようになりました。今回の私文書偽装事案も、当事者の職員の方は、恐らくわかっていたのではないかと。わかっていて、しかし、そうせざるえない事情があったのではないかと推察するわけです。それは管理職による書類の決裁に、時間がかかり、なかなか事務処理業務がはかどらない、などの事情があったのではないかと。その管理職の職務について、府中市の場合、課長補佐が係長を兼務しているケースが多いのも特徴です。

★係長から課長補佐に昇格しても、仕事と責任は増え残業代はなくなる

府中市の場合、係長職は残業手当がつきますが、課長補佐になると、残業手当が付かない「管理職」扱いになり、「係長兼務の課長補佐」となる方について言えば、これまで係長を務めていた方は、これまでの係長の仕事に加え課長補佐という、管理職の仕事が増え、さらに職務上の責任が問われる立場にもなります。こうして管理職の業務、心理的にも過大になり、スピィーディな業務処理がしたくても、できない、職員をフォローしたくても、する余裕がない、など複合的な、物理的な原因があるのではないか、と考えます。

推察ですが恐らく、管理職の方は、午前中、日中は打ち合わせや会議におわれて、机にむかって書類に目を通して作業をするのが、夕方の5時、5時半ぐらいから、やっととりかかれるのではないかと・・・。ある職員の方からきくと「例えば夜10時ごろ『おもや』を1階から3階まで歩いてみると管理職だけが残っています」という、職員の方からの声も伺いました。

★管理職のなり手がなく、強制的に管理職へ「昇進」させる

こうしたことも影響しているのか、職員のなかで管理職への成り手が少ないことも、以前から課題になっています。府中市では、これまで課長補佐の昇任試験は、係長を対象に実施していましたが、令和4年度から管理職登用の試験を廃止し、強制的に係長から引き上げる方式にしていたと伺っています。

もう1つ気がかりなのが、若手職員の離職者が多いのが目につき、20代、30代など若手世代が離れていることです。将来有望な若手職員が、離職されてしまうのは、府中市にとっても損失なことです。(その3 へ続く)

※府中市の令和8年度予算案への要望を募集・・・市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

 

02 9月

府中市職員による私文書偽装事案が起こった背景に迫る(その1)・・職員数が少なく、管理職しわ寄せされているのではないか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市議会第三回定例会の一般質問で、私は「市職員の諸課題」というテーマで質疑を行い、今回発覚した都市整備部職員による私文書偽装事案、また昨年には同部職員が、公文書において、確認審査などが完了していない建築物について、嘘偽の確認済み証を作成していた事案をもとに、市職員管理の運用改善について質疑、要望しました。(その1)

★府中市は他自治体と比較して、総体的に職員数が少なく、管理職へしわ寄せがきている

今回の私文書偽装事案を受けての市の報告や、対策などを見て、私はその背景にあるのに、個々の職員の資質だけでなく、大きな原因として考えられる1つに、現状、総体的に職員数が少なく、特にその影響が管理職にしわ寄せがきているのではないか。職員をサポートすべき管理職の仕事量が過剰となっており、処理すべき業務が滞る傾向になっているのではないか、そうした問題意識から出発しました。

★多摩地域の近隣自治体と比較しても、人件費率が低い府中市

府中市財政の特徴の1つに、職員人数が類似団体や、近隣自治体と比較して、予算決算に占める人件費の比率が低いのが、特徴です。類似団体との比較で見ると、「人口一人あたり性質別決算状況」では、府中市が9.7%、類似団体が15.1% 近隣市との比較では、決算額にしめる人件費の比率、令和5年度数値ですが、府中市は10.3%に対して、調布市は12.3%、多摩市が13.3%、三鷹市が14%、国分寺市が12.8%という状況です。

★市も人件費抑制の成果を広報紙で主張

このことは、11年前の「広報ふちゅう2014年9月21日号」にも述べられています。~行財政改革を実行して、職員数の削減や給与の減額改定、団塊の世代の職員の一斉退職、若年層の職員の比率が高まっていることなどから、平成24年度では114億円まで減少。平成24年度の普通会計歳出決算額に占める人件費の割合は12.6%で、多摩地域26市で比較しても、最も(人件費が)低い割合となっています」として、人件費抑制の成果を主張されています。

★人件費抑制が職員の業務面でのコンプライアンス違反を生んだ背景にあるのでは

こうした、人件費の抑制策が、その矛盾が何かの形で表面化したのが、今回発覚した事案ではないかと考えるようになりました。今回の私文書偽装事案も、当事者の職員の方は、恐らくわかっていたのではないかと。わかっていて、しかし、そうせざるえない事情があったのではないかと推察するわけです。それは管理職による書類の決裁に、時間がかかり、なかなか事務処理業務がはかどらない、などの事情があったのではないかと。

★府中市の場合、課長補佐が係長を兼務しているケースが多いことも、管理職に過剰な業務をさせていることも、原因の1つではないか

その管理職の職務について、府中市の場合、課長補佐が係長を兼務しているケースが多いのも特徴です。府中市の場合、係長職は残業手当がつきますが、課長補佐になると、残業手当が付かない「管理職」扱いになり、「係長兼務の課長補佐」となる方について言えば、これまで係長を務めていた方は、これまでの係長の仕事に加え課長補佐という、管理職の仕事が増え、さらに職務上の責任が問われる立場にもなります。こうして管理職の業務、心理的にも過大になり、スピィーディな業務処理がしたくても、できない、職員をフォローしたくても、する余裕がない、など複合的な、物理的な原因があるのではないか、と考えます。

推察ですが恐らく、管理職の方は、午前中、日中は打ち合わせや会議におわれて、机にむかって書類に目を通して作業をするのが、夕方の5時、5時半ぐらいから、やっととりかかれるのではないかと・・・。ある職員の方からきくと「例えば夜10時ごろ『おもや』を1階から3階まで歩いてみると管理職だけが残っています」という、職員の方からの声も伺いました。

★管理職の成り手がなく、係長を強制的に課長補佐にしている

こうしたことも影響しているのか、職員のなかで管理職への成り手が少ないことも、以前から課題になっています。府中市では、これまで課長補佐の昇任試験は、係長を対象に実施していましたが、令和4年度から管理職登用の試験を廃止し、強制的に係長から引き上げる方式にしていたと伺っています。

もう1つ気がかりなのが、若手職員の離職者が多いのが目につき、20代、30代など若手世代が離れていることです。展望を失って将来性ある若手職員が離職していくのは、大変な損失です。こうした観点から再度、4点について質疑しました。(次回のブログへ続く)

※府中市の令和8年度予算案への要望を募集・・・市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

 

06 8月

府中市 府中市役所の不祥事「私文書偽造等事案」、コンプラ違反はなぜ発生したのか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

今回明るみになった府中市役所の不祥事の1つ、「私文書偽造等事案に係る再発防止対策について」、市のHPからの記載を以下、掲載します。

1,事案の概要

(府中市役所)都市整備部の担当職員が、中高層建築物の建築に係る関係条例に基づく手続の過程において、当該業務への理解不足や業務処理の遅れにより生じた不整合を取り繕うために、事業者から提出された書類を偽造した上で事務処理を進め、当該偽造した書類の原本を破棄したものです。

2,再発防止対策

(1)検討の経緯

①令和7年6月12日に開催したコンプライアンス推進本部会議に本事案の発生について報告し、発生原因の究明と再発防止対策の検討を進めていくための方針を決定しました。

②当該方針に基づき、都市整備部において、関係職員へのヒアリングのほか、部内におけるアンケートの実施や各課の職員で構成するワーキンググループによる協議を経て、部としての要因分析と対策の検討を行いました。

③上記の検討と並行して、関係職員に対し、総務管理部法制文書課コンプライアンス推進担当によるヒアリングを実施しました。

④令和7年7月24日に開催したコンプライアンス推進本部会議で都市整備部における再発防止対策案を協議し、決定しました。

(2)短期的対策

①原則PDFデータによる市民、業者との書類のやり取り

②CC、BCCによるメールの共有、Logoフォームを活用した申請

③必要に応じて窓口の複数名対応、管理監督職によるフォローの実施

④主任以下の職員によるミーティングの実施

⑤スピーディーな意思決定

(3)中長期的対策

①コンプライアンス意識の向上

②風通しの良い職場づくりとコミュニケーションの向上

③職員の業務に関する知識の向上

④業務のスリム化

⑤業務の行程管理の徹底

3,全庁的な再発防止対策・改善策の実施

決定した再発防止対策については、都市整備部に限らず市全体で共有し、コンプライアンス推進の取組を進めてまいります。(以上、府中市のHPから掲載)

★最近でも市の建築指導課の職員による嘘偽の確認済み証を作成していた

府中市役所では今年に入り最近でも、市の建築指導課の30代の男性職員が、確認審査などが完了していない建築物について、嘘偽の確認済み証を作成していた事件がありました。当時の東京新聞の記事によると「市が2021年度に建築確認済み証を交付した建築物について、事業者からの計画変更申請書を今年2月に受付け、男性職員が担当。嘘偽の確認済み証を事業者へ交付していた」とのことです。ちなみにこの建築物の工事はまだ始まっていないとのことです。同記事によると、市と事業者の間でやりとりが見られないことから、市が調べて発覚したとのことで、府中署に相談、厳正に対処するとのことでした。

★50代技術職の職員は、なぜコンプラ違反をしたのか

今回発覚した事件(事故)を起こした職員は50代技術職の方ということで、業務については熟知しているはずの方です。その方が果たして、初歩的なミスを犯すでしょうか。またコンプライアンス意識についても、決して無自覚ではなかったはずです。恐らくコンプライアンスを守っていては、業務が約束の時期までに間に合わないという意識が働いたために、コンプラ違反をしたのではないでしょうか。

ここで府中市の公式見解から読み取れることとして、「業務処理の遅れにより生じた不整合を取り繕うために」という部分に引っかかりを覚えます。これは恐らく管理職の決済に時間がかかっているのではないかと思えるわけです。管理職の決済がないと先に進まない業務であることから、時間との制限に追われた職員が、自身の判断でことを進めざるえなかったのか、とも推察してしまいます。

★府中市役所の特徴・・類似団体と比較すると人件費の比率が低め

ではなぜ管理職の決済に時間がかかるのかと言えば、恐らく管理職の業務が多く、スピーディーに処理できないでいる状態ではないかと思われます。府中市役所の場合、市の職員数が他の同規模の自治体(類似団体)と比較した場合、人件費の比率が、やや低いのが特徴です。つまり類似団体と比較すると職員数が少ないのではないかと推察できます(その分、民間などへの委託業務が多いのではないか、物件費の比率が類似団体と比較して、やや高め)。

また府中市では課長と課長補佐を配置していますが、やはり処理しなければならない業務が多いのではないかとも思われることから、こうした事情もあり管理職の成り手も少ないのではないでしょうか。もちろん個々の管理職の能力によるところも多分にあるとは思いますが、このあたりの判断は難しいとこです。

今後、市からの経過報告と新たな対策方針、コンプラ推進本部からの方針や情報なども随時、発せられると思われるので、また機会をみて私のブログでもその後の経過について報告掲載したいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)

市民のみなさん、また府中市職員の方のなかからも、匿名希望で結構ですので、市役所内部の問題についてご意見など寄せていただければ、ありがたく思っております。連絡先 アドレス yuki4551@ozzio.jp

※府中市の令和8年度予算案への要望を募集・・・市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで