01 10月

府中市の財政は・・過去最高の積立金568億突破、経常収支比率も81.3%の高水準

昨日に閉会した府中市議会第3回定例会、共産党議員団からは赤野議員が2015年度決算認定反対の討論に立ちました。共産党議員団の論点のポイントは、府中市が過去最高の568億円という総額基金を積み立て、なかでも財政調整基金の総額は70億円という標準財政規模の10%の53億円を上回る状況です。まだ第2の財政調整基金と言われる、福祉基金と公共施設整備基金をあわせて80億円をもつに至っています。 また市は歳出総額が953億円で実質収支額が26億8千万、経常収支比率は81.3%という、自治体にとっては高水準の経常収支比率の数値を維持しています。

一方で議員団は府中市が、行政改革を推進しながら、市民向けサービスには、「他市並み」論、受益者負担論を展開するなかで、福祉サービスの削減を行っている点を批判。15年度は住民票などの証明書の手数料金を値上げし、保育所の待機児童数も過去最高を記録しました。また指定疾病者福祉手当についは、難病医療費助成制度の対象疾患を拡大させたのはいいのですが、市独自の福祉手当を月8500円から5500円に減額しています。

また府中市が推進している大型事業も経費については、当初見込み額から大きく膨らみ、府中駅南口再開発事業は当初160億円から173億円に、大規模給食センター建設費では、図書80億6千万から113億円へとなっている状況を批判しました。議員団は、経常収支比率が80%に迫る高水準の維持が自己目的化していることを批判。投資的事業へ市税を投入する一方で、経常経費を減らすために市民サービス削減という手法をやめることを主張しました。15年度決算は安倍政権の国民生活を破壊する政治から、住民を守る砦としての地方自治体の役割を放棄しているとし、決算認定に反対をしました。今回の決算認定には共産党のほかに、生活者ネットワーク議員団も反対をいたしました。府中市役所

29 9月

明日、府中市議会本会議最終日

明日はいよいよ、府中市議会9月議会の最終日。午前10時から本会議を予定しています。さて昨日まで続いた決算委員会では、保育所の待機児童の問題が、各会派から意見要望が多数だされました。昨日の決算委員会では、共産党から服部議員が質疑にたち、認可保育所に入所できなかった児童数を質問したところ、認可保育所への申し込み数は5515人、そのうち入所できた児童数は4795人で、差し引き720人が認可保育所を希望しながら、入所できていない実態が答弁されました。府中市の今年度の待機児童数は296人となっていますが、これは認可保育所に入所できなかった720人の児童数から、認証保育所に入所した児童数や育児休業中の親御さんの数を除いた数字が、296人ということです。

小池知事になり、待機児童の解消にむけ補正予算も組むという会見も先日ありました。共産党都議団が再三要望してきた、未利用の都有地の活用はじめ、正規保育士の待遇改善策、乳児の死亡事故が発生して問題になっている、認可外保育所への指導検査の実行などについても、小池知事は年度内に実施するとのことです。

府中市は待機児童数が多いワーストクラスの自治体です。思い切った集中策を講じることなしに、不名誉なワーストの中から脱することはできないでしょう。引き続き、私も共産党議員団も待機児童解消と認可保育園増設、正規保育士の待遇改善をいったいで求めていきたいと思います。%e4%bf%9d%e8%82%b2%e6%89%80%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88

28 9月

府中市議会決算委員会5日目

今朝は東府中駅であいさつ、午前9時30分から16時まで市議会の決算委員会に出席。さて9月2日から始まった府中市議会の9月定例議会も大詰め。今日は市議会で平成27年度決算の総括質問が行われ、共産党市議団からは服部議員が質疑にたちました。服部議員は、この間、府中市が570億円弱のお金を基金にため込む一方で、3大事業(新市庁舎建設、大規模給食センター、府中駅南口再開発事業)に対しては、当初予想を上回る多額の税金を注ぐ一方で、行革の名による市民住民に対するサービスの削減を行う現市政を批判しました。

私の感想は、この議会の審議を通じて、今府中市はこれから発展するかどうかの分岐点にあることを感じました。他会派の議員の質疑のなかで、過去5年間において府中市に転入してきた住民が3万人いる一方、他の自治体に転出した住民も2万7千人近くいるとのことで、府中市への住民定着が弱い実態も報告されました。いま、府中市は「中心市街地活性化計画」を政府から認定をうけ、今後大規模な市街地周辺の開発事業を展望しています。その一方で、先日ブログにも書きましたが、週刊東洋経済による伊勢丹府中店の業績不振の記事に見られるように、府中駅周辺に魅力と集客力がなくなっていることを、私は肌で感じます。府中の街を今後、どのような方向で発展の展望を描くか、党派を超えて真剣に取り組むべき課題です。

総括質問で他会派からも質疑が行われ、今週金曜日午前10時から市議会の本会議で平成27年度決算に対する賛否が行われる予定です。

府中市庁舎

27 9月

府中市議会決算委員会4日目

今朝は府中駅北口であいさつ、午前9時30分から19時まで市議会決算委員会に出席。今日の質疑は、衛生費、土木費、消防費、教育費などについて審議しました。私は、昨日に続き質疑を行い、教育費関係について、小中学校の教員の労働安全衛生対策について質しました。労働安全衛生法で定められている、すべての学校には、安全衛生委員会の設置および、安全衛生医の配置(教員が50人以上の学校)、または衛生推進委員(教員が50人未満の学校)を配置する件について質問しました。

府中市の小中学校の場合、教員が50人未満の学校がすべてのため、衛生推進委員を配置する義務を負いますが、現在のところ、配置している学校はゼロとのこと。労務管理は副校長が行っており、教員の超過勤務や安全衛生については体制ができていないとの答弁。教員の超過勤務の管理や心身の相談体制が取れていない現状については、現場の教員の方から聞いていましたが、すこし驚きました。私は、その改善を求めると同時に、教員の労働管理や健康管理の問題については、学校内にで早急に確立を求めました。

この問題はいずれ、一般質問でも取り上げ、府中市教育委員会に早急に、体制確立を求めたいと思います。明日は朝から、各会派による平成27年度決算の総括質疑を予定しています。府中市庁

26 9月

府中市議会決算委員会3日目・・総務費、民生費、衛生費で要望

今朝は西武線多磨駅であいさつ、午前から夕方まで市議会決算委員会に出席。私は総務費、民生費と衛生費で質疑を行いました。総務費では、選挙啓発関係でただし、投票率向上のために市が行う施策として、投票日当日の努力が大切なこと。具体的には広報車カーの運行や防災無線での呼びかけを提案しました。市は防災無線については目的外使用となるので、懸念を表明しましたが、私は以前、府中市でも実施し、他の自治体では行っていることも指摘しました。民生費では、生活困窮者自立支援制度について質し、H27年度から実施している同制度について、今後の運用改善のために一定の段階で報告分析書にまとめて欲しいと要望。そこには、府中市特有の生活困窮の中身があるはずだと指摘し、その実施をもとめました。それに対し市は、手引きを作成すると回答がありました。衛生費では、公園の遊具改善を求め、とりわけ古い公園の遊具については、優先的に改善を要望しました。決算委員会もあと2日、頑張ります。府中市庁舎