13 9月

府中市議会・・補正予算6億3千万円と府中駅南口再開発事業のゆくえ

9月議会も常任委員会が終わりました。今日からは特別委員会が3日間開催された後、9月21日からは5日間の予定で、平成28年度補正予算、27年度の決算審議を予定しています。今回の補正予算は、共産党議員団がその問題を指摘している、府中駅南口再開発ビルの開設にともない、市が地下駐車場を6億円で購入する予算が提案をされています。市の考えでは、2年間の債務で6億3千万円です。

この問題については、先日も記載したように再開発特別委員会において、わが党の目黒議員が再三、指摘してきました。南口再開発ビルの5階、6階の保留床も市が60億円で購入しましたが、今回も市が6億円で駐車場を購入するという点で、同じ性質の問題です。再開発ビルの保留床、60億円購入のケースは、08年のリーマンショック後の経済状況のもと、再開発組合が保留床売却の展望がなくなった結果、市が買い取りました。今回も結果としては同様のケースです。

かってのように、日本経済が拡大をしていく情勢なら成り立った再開発事業も、今日のように、個人消費が冷え込み、GDPが縮小していく経済状況では、展望を見いだせないものとなっています。先日、東洋経済オンラインの「伊勢丹業績不振」報道がありましたが、私も街を歩いていると、長年にわたり営業してきたお店が閉店に追い込まれている様子を、多く見るようになりました。現在の「アベノミクス」が続くもとでは、内需拡大、個人消費の活性化やGDPの拡大など、ほぼ絶望的でしょう。府中市もいま、難しい局面にさしかかっています。私は市民、住民の立場から、街づくりの問題について積極的な議論をしていきたいと思います。

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08 9月

住民の要望をうけて・・街路灯の改善(若松町3丁目)

先日、若松町3丁目に住む支援者の方から、「街路灯が4ヶ所ほど、明かりがついていないものがある」「電球がきれているのか、夜になると物騒なので、改善をしてもらえないか」という相談があり、さっそく市の管理課に相談したところ、2日後には対応していただくことができました。

この街路灯付近は住宅街ではありますが、人通りが少ない市道です。明かりがないと、とくに夜は物騒な気配になります。ささやかなことはではありますが、私には大変ありがたいお声です。また住民の方からいただいたご要望を、すぐに改善していただいた市の管理課の課長さんにも、あらためて感謝申し上げたいと思います。引き続き、こうしたご要望など、なんでも結構です。ぜひ、私、結城亮におよせください。(写真は街路灯を改善した付近の様子)

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02 9月

元自衛官で共産党の土浦市議会議員、井上圭一さんに伺いました

今朝(2日)はJR北府中駅前であいさつ、午前中は市議会・定例本会議、打ち合わせなど。さて先日、私は9月議会の一般質問(府中市の入庁3年目職員の自衛隊研修参加問題)の勉強のために、茨城県土浦市で共産党の市議会議員をされている、井上圭一さんに会いに伺いました。

井上さんは昭和37年生まれ、東京の高校を卒業後、陸上自衛隊土浦駐屯地に入隊、3等陸曹で活動されたそうです。その後、20代後半で民間企業に転職、現在は市議会議員とともに、葬儀屋さんを営んでいます。私は、自衛隊に体験入隊や研修に参加した経験がありません。ならば経験のある人から話を伺うしかないと思い、土浦に赴きました。井上さんからは大変興味深い話をたくさん伺いましたが、なかでも自衛隊が今なぜ、全国の自治体職員に研修を広げているかという点です。安保法制成立以後、自衛隊への入隊希望者が激減し、そのため自衛隊側は全国の各自治体に対して、全面的に自衛官募集窓口の協力を依頼しているとのこと。市区町村自治体が自衛官募集の窓口になることで、市民に対する自衛隊への信頼度や広報力をアップさせることが狙いです。そのためには、その自治体の職員から自衛隊に対する信頼や共感を得ることが重要になります。そこで、自治体職員に対して自衛隊研修(職員研修の名目は規律と連帯意識の高揚、防災力のアップなど)に参加してもらい、理解してもうらことで、自衛隊への信頼と共感を得ようという戦略だそうです。この分析は、京都自治労連が発行している「戦争と自治体」にも同様のことが、記載されています。井上さんは「今回の府中市職員の研修もこの一環だと思う」と話をされていました。ほかにも、元自衛隊員だからこそ憲法9条を守りたいという、お話しを熱心にされました。

私は災害などで被災地の住民を救援救助活動する自衛隊のみなさんの姿に、敬意を表しています。だからこそ、そうした自衛官の方々を海外の戦闘地域に派兵し、武力行使を伴う活動に参加をさせてはならないという思いです。ぜひ井上圭一さんの著作「自衛官が共産党市議になった 憲法9条が結んだ縁」(かもがわ出版)をぜひ、みなさんご覧ください。

井上市議土浦

 

01 9月

認可保育所を増やしたい・・しかし近隣住民の反発も

今朝(1日)は朝、東府中駅であいさつ、午前は赤旗拡大行動など。さて先日の日経新聞(8月30日付デジタル)によると、保育所の待機児解消にむけた杉並区の記事が掲載されていました。「東京都杉並区は待機児童の解消に向けて、2017年度から保育所を増改築して保育定員を増やす。地元建築士の試算によると、保育所40カ所を増改築すると今春の待機児童数の3倍の受け入れ枠を上乗せでき、大きな効果が期待できるという」「用地難などで保育所の新設が進まない中、素早く低コストで保育定員を増やせる手法をとる」(日経)と報道されています。この手法は今後、都内各地で増えるかもしれません。杉並では区内の公園を保育所にする転用計画について、住民の猛反発があったことが話題になりました。

私も7月、府中市内に認可保育所の建設を予定する私立保育所の建設説明会に出席しましたが、施設の近隣住民からは懸念、反対の声が多数だされていました。府中市は今春、296人の待機児童が発生、都内でもワースト5に入る部類。議会でも待機児童解消を求める声が各党会派から要望がだされますが、実際保育所を建設する際には、近隣住民の反対にもあいます。一方で、子育て世代が暮らしやすい街をつくる点では、だれもが一致するはずです。今後も住民の理解をえて、地域住民から愛される保育所になるよう、保育所を立地する法人側も、また議員である私も粘り強く努力する必要があると思います。

 

29 8月

9月議会一般質問テーマ・・市職員のメンタルヘルス問題と航空自衛隊研修の検証について

今週の金曜日(9月2日)から今年度3回目となる、府中市議会定例会が開会します。私の一般質問は9月6日(火)に予定しています。今回の質問テーマの1件目は「府中市職員のメンタルヘルス対策の充実と、働き甲斐のある職場環境を求める」です。今年3月に策定された府中市の人材育成基本方針のなかでは、「職場のサポート体制の充実」が示されています。そのなかでは「地方分権が進むなかで、職務の高度化や煩雑化により、職員の負担は大きくなり、大きなストレスを感じることも少なくありません」「職員の健康と活力を増進するために、職員に対するサポート体制の充実を図ります」とあります。メンタルヘルス問題は、職員個人の資質の問題ではなく、住民に良質なサービスを提供するためにも、組織として重要課題の任務ではないでしょうか。質問テーマの2件目は「入庁3年目職員の航空自衛隊府中基地での研修の検証と、より良い研修内容を求める」です。府中市は入庁3年目職員を対象とする研修を、6月1日~3日にかけ航空自衛隊府中基地で行いました。この内容の検証も含めて、その是非を問いたいと思います。質問準備も進行中、今から楽しみです。

市議会本会場