18 5月

府中市の保育所待機児童数決まる・・昨年より56人減の296人

今朝(18日)は東府中駅のあいさつでスタートしました。さて現在、社会問題になっている保育所に入れない待機児童数の問題ですが、府中市でも2016年度(平成28年)の待機児童数が確定しました。今年は296人となり前年と比べ56人の減、認可保育所の定員数は4797人(昨年は4550人)とのことです。今年度府中市は3つの認可保育所を開園したこともあり、過去最高の待機児童数を記録した昨年(352人)を減らすことには成功しました(三多摩26市のなかでの位置づけはまだ未定)。ただ府中市の場合、マンション建設ラッシュが今も進んでおり、子育て世代世帯が他市と比べて増加する一方で、認可保育所の増設がそれに追いついていない状況が続いており、待機児童が超過する現象はあと数年、続くと思われます。一方で安倍内閣も、待機児童解消策を打ち出してはいますが、その内容は規制緩和の推進で、小規模保育所の定員を増やすことなどを盛り込んだ対策です。しかしながら、規制緩和だけの施策では、根本的解決にならず、逆に保育の質を落としかねないものになる可能性が大です。日本共産党は待機児童の解消を目指し、今後数年間で30万人分に当たる、およそ3000の認可保育所を全国に新設することを提案。その設置にあたっては、国有地を無償で提供したり、土地の確保のために国が助成する制度を新たに設けることを提案しています。また、保育士の処遇を抜本的に改善するため、先に、他の野党3党と共同で衆議院に提出。保育士らの給与を月額で5万円引き上げるための法案の成立を目指すとともに、最終的には月額で10万円の引き上げを実現する内容です。共産党府中市議団では今後も、認可保育所増設を要求していきます。(写真は4野党で保育士の給与増額などを要求する法案を提出している様子)

 

 

10 5月

生活困窮者対策の前進のために

今日(10日)は朝、東府中駅であいさつ、夕方は府中駅京王ストアー前で宣伝、日中は6月議会の一般質問の準備をしています。さて先日、府中市内で生活困窮者の救済活動している府中派遣村(民間の任意団体)のみなさんから、生活相談や援助活動の実情、また地域の見守り活動のお話しなどについていろいろと伺う機会がありました。同団体では、リーマンショック直後の09年から、路上生活者をはじめ、生活困窮者の方々の救済活動や労働相談などの活動をされています。私は6日(金)、同団体が行っている路上生活者の見守り活動(多摩川河川敷で生活している方々への食糧支援の活動)に同行させていただきました。同団体では月2回、フードバンクから食パンをはじめ、食糧品を提供してもらい、路上生活の方々に供給しています。現地の方に伺うと、市の生活援護課の職員も週に何回か、見回りにも来ていると話されていました。政府や東京都の施策もあり、路上生活者の数は年々減少してはいますが、最近は私たちの眼に見えない「隠れた路上生活者」の存在も増えいます。先日、私は府中駅前にあるインターネットカフェに話を聞きに伺い、「連日、常連で宿泊している方も多数いて、30代~50代の方が多いです」という話を伺いました。こうした方々は、生活保護を受給するほどの低収入ではないものの、住まいを確保するにも微妙な収入しか得られない方、または本人の様々な事情により、ネットカフェ暮らしをせざる得ない方と思われます。また先日の東京新聞報道によれば、最近では大学の教育ローンの返済ができない若者が路上生活に陥っているとの記事もありました。府中市内のネットカフェにもこうした若者がいるかもしれません。市では今年から新規事業として、「生活困窮者一時生活支援事業」をスタートしましたが、こうした制度をネットカフェなどで暮らす方に知らせ、生活と就労の立て直しを図るために活用させなければなりません。この生活困窮制度について、さらにさまざまな角度から認識を深め、6月議会で取り上げたいと思います。(写真は府中市の生活困窮者の相談コーナーブースの様子)

05 5月

くらやみ祭りで賑わう府中、そして政局は

今日(5日)、府中市のくらやみ祭りも大づめをむかえています。祭りの拠点となる、大国魂神社も大賑わい。浅草の三社祭と匹敵する、府中のくらやみ祭りのスケールを実感しました。私も記念に、大国魂神社の例大祭お守り(期間限定)を買いました。くらやみ祭りについて、Wikipediaの解説によれば、「祭りが暗闇に行われる理由は、貴いものを見る事は許されないという古来から存在する儀礼に起因」、「神聖な御霊が神社から神輿に移り御旅所に渡御するのは、人目に触れる事のない暗闇でなければならない、という神事の伝統がそのまま現代まで引き継がれているためである」、「大國魂神社は、東京都区部にある主要な神社仏閣(多くは徳川幕府の江戸開府後に、建立または移築された)より遥かに古い歴史と格式を持ち、例大祭は時代の変革とともに変貌を遂げつつも、今も古式に則った行事が厳粛に行われている」とされています。まつり期間中は市内外から70万人が来場、武蔵国府中の時代から続く府中の文化、伝統を感じるお祭りです。さて、そんななか、街中を歩いていると、自民党と民進党の現職代議士2名連記ポスターが、今も増えていることに気がつきました。マスコミ報道では、「安倍首相は衆・参同時選挙を断念した」などという報道がされていますが、どうもあやしいと疑ってかかるのがいいのでは・・。もちろん、解散総選挙がなければ、それはそれでいいのですが、過去の中曽根首相による「死んだふり解散」(1986年7月の衆・参同時選挙)の再来ありと疑ってかかる必要性ありと感じています。

大国魂2大国魂神社

29 4月

府中市の小中学校の学校老朽化対策を急げ!

今日(29日)は一日、政治対話活動を展開、東京土建の組合員さんを中心に訪問しました。さて先日、私は府中市内の公立小中学校を1校ずつ、市の教育委員会事務局の方と、学校老朽化施設の点検を目的に訪問しました。いずれも校舎建設から40年以上たつ古い校舎の学校です。私は以前から、府中市内の小中学校の校舎が老朽化していることは聞いていましたが、現場を見ると、確かに愕然とするほど古い校舎で驚きました。私自身が30年以上前に通学していた、小中学校(横浜市青葉区)の校舎の様子とまったく同じ。それはまるで私自身が昭和の時代に戻ったようでした。児童、生徒たちが使用している机といす、黒板、下駄箱、本棚の古さ。さらに驚いたのは、トイレが古く、とりわけ男子生徒の小便用便器の古さにびっくり!「こんな小便器は、よほど昔からある公園や公民館などに設置されている便器そのもの。探すのに苦労するほど古い便器ではないか!」と思いました。訪問した学校では、男子用小便の便器は水が流れず、夏場になると悪臭がただよい、トイレ付近の教室で給食を食べている生徒にも悪臭が漂ってくるとのこと。ほかにも、古すぎて開閉できない窓ガラスやドア、雨漏りの状況など、老朽化の問題がたくさんあります。以前、わが党がいっせい地方選挙の戦いのとき(1999年)、「庁舎ピカピカ、校舎ボロボロ」というスローガンで、東京の自治体選挙をたたかっていたときがありましたが、あれから17年たち、今もそれを彷彿とさせる校舎の造りが、府中市内の学校校舎にあるのは驚きでした。事務局の方に聞くと、今後改築修繕や立て直しが必要な公立小中学校の校舎は33校あり、平成31年ごろから、毎年1校ずつ修繕や立て直しに着手するとのこと。学校1校につき3年間は工事が続くので、33校が完全に改築するには99年間かかってしまう計算で、気の遠くなる年月です。確かに学校老朽化の問題は府中市だけではないのですが、いかに政府の教育関係への予算が貧困であるかを、現場を見てよくわかりました。「国家、民族繁栄の基礎は教育にある」と言いますが、日本の将来がさらに心配になりました。引き続き、教育問題にも力をいれて議員活動をしたいと思います。

 

26 4月

貧困と政治・・政治にアクセスしない人々を選挙の主役に!

今朝は府中駅北口であいさつ、午前から午後にかけては、労組訪問や府中第2中学の校舎の状況を見学しました。さて、アメリカのAFP通信によると、「アメリカ大統領選挙で民主党の候補者である、バニーサンダース氏はこれまでの選挙戦で所得格差との闘いを中心にすえてきたが、所得格差が大きい17州のうち16州でクリントン氏に負けている」とされ、また「放送前日の4月23日に米NBCテレビが公開した抜粋によると、サンダース氏はそうした州での敗北の理由を尋ねられると、『貧しい人々が投票しないからだ。これは単なる事実だ。アメリカ社会の悲しい現実だ。しかしそうした風潮を、変革する必要がある』と強調した」、さらに「米国勢調査のデータによると、全米で2014年に行われた選挙で18歳以上、年収1万ドル(約110万円)未満の有権者のうち、投票した人は全体のわずか24.5%」だったという。「つまり、この層の約4分の3が投票しなかったということになる。米世論調査機関ピュー・リサーチ・センターの昨年の調査によれば、米国の投票率は、日本やチリ、スイスを除くほぼすべての先進国に後れを取っている」。サンダース氏は同インタビューの中で「投票率を大幅に上げることができ、低所得層や労働者、若者たちが政治プロセスに参加し、投票率75%程度になれば、この国は根本的に変革されるだろう」と、コメントが紹介されています。この状況は先日の24日投開票の衆議院北海道5区の補欠選挙にも、当てはまるものではないでしょうか。この補欠選挙でもマスコミの出口調査では、投票した人の6割を大きく超える有権者が野党統一候補(池田まき候補)に投票している結果が発表されました。野党陣営が、投票率をさらに伸ばすことができれば、あるいはこの補欠選挙も勝利できたかもしれないと、考えられます。「私の一票が、本当に現実の政治を変える力になる」と国民・有権者が実感した時、まさにこの日本でも、想像を大きく超える政治変革の波が起こるときではないでしょうか。残念ながら、衆議院北海道5区補選は僅差で負けましたが、野党共闘に市民が加わることで、自民・公明与党と互角以上のたたかいができることを証明しました。たたかいはこれからです。サンダース池田まき