09 3月

府中市でも在宅介護職員が条件付きで新型コロナワクチン接種の優先対象に・・厚労省が方針

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

先日、厚生労働省は、在宅介護職員についても条件付きで新型コロナワクチン接種の優先対象とすることを決めました。これについて3日付NHKニュースでは「病床がひっ迫する中で、感染しても入院できずに自宅で療養せざるを得ない高齢者がいることから、在宅介護サービスを提供する職員も条件付きで優先接種の対象にすることを決めた」。

「対象となるのは、市町村が感染状況などを踏まえて介護サービスの継続が必要と判断し、かつ本人と介護事業所が、感染や濃厚接触者をした高齢者に直接、接する形でサービスを提供する意向を示した場合などに限られます」「事業所が、これらの条件に該当する職員の人数などを自治体に登録すると、優先接種を受けるのに必要な証明書が発行できる」と伝えています。

すでに厚労省が全国の自治体に通達をしているとのことです。この課題については、私も2月24日の市議会一般質問で取り上げ、「在宅介護職員へのワクチン優先接種については、本来、国がやるべきだと思うが、現在のところ予定がないので、市独自に優先対象としてもらえないか」と質疑をしました。高齢者施設で働く方々は優先接種対象だが、在宅介護職員の方々も日々感染の恐怖と戦いながら勤務されていることを訴えました。今回の国の方針をうけて、ぜひ府中市内で働く在宅介護事業所への周知徹底を求めていきます。

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04 3月

府中の介護老人保健施設「ふれあいの里」のクラスター発生後、入所者への対応はどうだったのか

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

私は3月議会の一般質問で、1月に発生した府中市内にある介護老人保健施設「ふれあいの里」のクラスター発生問題を取り上げましたが、市民の方から「施設側は新型コロナの感染者が発生した後、どういう対応をしたのだろうか」という声が寄せられました。この点について、私は質疑のなかで以下のように問題提起し、質問しました。

★保健所に感染者の入院を求めても、受け入れてもらえないケースが各地で続発

質問⇒「新聞報道によると、各地のクラスターが発生した施設では保健所に感染者の入院を求めても、受け入れてもらえないケースが多くあることを伝えています。読売新聞2月5日付報道では『入院できず施設に残る人たちも基礎疾患のある人が多く、急変したら命の危険がある』と報じています。そこで今回のクラスターで陽性反応がでた入所者のなかで、保健所に入院を求めても入院できなかった方に対する対応策はどうだったのかについて伺いたい」。

この質問に対する市の答弁⇒「(新型コロナ感染拡大の)第3波のなかで発生した、今回のクラスター対応におきましては、医療の逼迫から入院が制限されたため、多摩府中保健所の指示のもと、陽性反応が出た入所者のうち、無症状の方や症状が軽い方について、施設内での経過観察となったものと伺っております。またそうした入所者への対応につきましては、施設内において、職員が担ったものと報告を受けております」。

★入院の行き場を失った認知症の入所者の方に、自治体の対応求める声

答弁を受けて私は、今回の「ふれあいの里」クラスターとほぼ、同様なケースが、毎日新聞2月7日付記事で報道されていることを指摘、「昨年7月、熊本県の介護老人保健施設で、入所者と職員の計49人が感染。3人が亡くなり、患者の大半は認知症だった」「保健所では当初、認知症に対応できる地元の病院に患者を入院させようとしたが、全員の受け入れは難しく、30人が行き場を失った」と報じています。記事では「日々の介護にあたる家族や支援者からは、認知症の人が感染した場合の対応方針や支援策を打ち出すよう、自治体などに求める声があがっている」と発言しました。

 

こうした質疑のやり取りをうけて、今回のクラスターの教訓としていかすべき課題として、私は2月27日付ブログ「『ふれあいの里』のクラスターの原因をさぐる・・認知症入所者の方への対応の教訓(府中市議会一般質問)」と、2月26日付ブログ「府中の介護老人保健施設『ふれあいの里』と『あさひ苑』のコロナ感染防止策、その対応の違いはなにか(府中市議会一般質問)」に掲載したので、ぜひご覧ください。

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27 2月

府中の「ふれあいの里」のクラスターの原因をさぐる・・認知症入所者の方への対応の教訓(府中市議会一般質問)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

先日の一般質問で市内の介護老人保健施設「ふれあいの里」のクラスターについて取り上げた際、認知症の方が多数感染し、感染拡大の原因の1つになったことを指摘しました。

★早期の対策として、施設内の動線やゾーニングを確保することが課題になる

私は質疑のなかで「施設に入所していた認知症の方について、コロナ感染拡大という視点から現状の対策と課題について」を質問しました。

市の答弁は「(認知症の方につきましては)マスクの着用や他の入所者との接触を避けるなど、感染拡大の防止策を徹底するうえで困難な状況にあるため、その対応に苦慮している」との現状認識を示しました。

また答弁では今後の課題として「(ふれあいの里の)施設の構造上、食事をはじめとした日常生活において、入所者同士の接触を完全に避けることが難しく、また、業務上、介護に従事する職員の入所者との接触が避けられない状況にあるため、感染が確認された早期の対策として、施設内の動線やゾーニングを確保することが課題になる」との認識を示しました。

この答弁にあるように、感染が確認された場合の「早期の対策として、施設内の動線やゾーニングを確保することが課題になる」というのがポイントです。ここが「ふれあいの里」では対策として確立していなかったわけです。

認知症の方に対する感染防止策への対応については、はなかなか難しい、デリケートなものもあると思います。だからこそ、感染者が発生した際の対応について、今回のクラスターから導きだされた教訓について、再び府中市内で高齢者施設などで大型クラスターが発生することのないよう、今後も求めていきます。

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26 2月

府中の介護老人保健施設「ふれあいの里」と「あさひ苑」のコロナ感染防止策、その対応の違いはなにか(府中市議会一般質問)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

昨日(2月24日)市議会で一般質問をしましたが、私は「ふれあいの里」で発生したクラスターについて質しました。いくつか主張のポイントはあるのですが、ここで記載するのは、なぜ「ふれあいの里」ではクラスターになり、「あさひ苑」では感染者の拡大を防いだのかという点です。

★「ふれあいの里」クラスターの原因を市は分析できない?

「ふれあいの里」の対応について市に分析を求めたところ、「同施設のクラスター発生については多摩保健所が対応しているので、正確な分析は難しい状況」として、「運営上、入所者と職員、入所者同士の一定の接触は避けられない状況にある」としています。

★あさひ苑の迅速機敏な初動対応

一方で感染拡大を防いだ「あさひ苑」について、市の答弁は「(発生直後から)通所サービスを休止し、食事を宅配するなど個別対応に切り替えるとともに、当該感染者との接触者を特定したうえで、万全を期して、併設する特養ホームの職員を含めた全職員のPCR検査の実施など、迅速な対応を取ったことが、感染確認からの初動対応として参考になる」との内容でした。

私は質疑の最後に「あさひ苑の場合、感染者が発生した際の初動対応が極めて迅速、的確に行われた」ことを指摘し、「実は私のところにも、あさひ苑にお母様を通所させているという女性の方から、あさひ苑の対応に感謝しているというメールをいただきました」と紹介しました。

★初動対応の遅れがあきらかな「ふれあいの里」

一方で市の答弁にあるとおり、「ふれあいの里」では明らかに初動対応の誤り、迅速性に欠けるという点が多々あったことは否めないこと。それが82名の感染者にまで広がったということで証明されており、市の担当部署としては、もう明確にその違いが具体的に分かっているはずと主張し、「2つの施設でここまでの違いがでたことに対して、これを市として、今後、市内にある福祉施設の管理責任者、職員の方々に対し、本当に周知徹底をしていただきたい」と主張しました。

では「ふれあいの里」の対応がなぜ遅れたのか、クラスター発生の大きな原因の1つにある、認知症の方の対応についてはまた後日、ブログで掲載します。

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25 2月

府中市のワクチン接種はどうなる・・個別接種会場について、「今後は医師会の協力をえて接種会場の確保に努める」(府中市議会一般質問)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

★個別接種会場を増やすことに「含み」をもたせた答弁も

昨日(2月24日)、府中市議会一般質問で府中市が実施する新型コロナのワクチン接種について、市と質疑を行いました。現在府中市は集団接種を基本に個別接種について4ヶ所を基本に計画をすすめています。これについては昨日(24日)のブログで市の新型コロナ対策本部会議の議事録から抜粋して掲載したとおりです。

私は一般質問のなかで、個別接種については練馬区モデル(区内250ヶ所のクリニックなどでワクチン接種を実施を府中市においても可能な限り実施をめざしてほしいと要望しました。市の答弁は「ワクチン接種や供給体制の進捗にあわせ、医師会のご協力を得ながら接種会場の確保に努める」との答弁で、少し「含み」を持たせる内容でした。

また私は特別養護老人ホームや介護施設などを巡回する「巡回接種」の実施、またワクチン接種を希望する高齢者を会場に送り届けるために、貸し切りバスを運行させるなどの具体的手段の検討を求めました。

★ワクチンの「巡回接種」については前向き答弁、貸し力バスの運行は否定的答弁

市は「巡回接種」について「介護が必要な入所者と従事者を対象に施設内で接種できるよう、それぞれの施設管理医などの状況を確認して、巡回接種含めた接種方法も検討する」と答弁しました。

また貸し切りバスについては「(集団接種会場を)府中駅に隣接する集団接種会場を調整しているため、比較的交通の利便性の高い立地でることから、想定はしていない」との答弁でした。

★ワクチンの接種対象に在宅系従事者も加えるよう要望しました

またワクチンの優先接種対象として、「市独自にデイサービスや訪問介護など在宅系従事者についても対象として拡大しほしい」と要望しました。市の答弁は「新型コロナワクチンの接種は、予防接種法上の『臨時接種』として位置付けられており、府中市で独自に優先順位を構築することは、ワクチンの供給体制や接種率の推移を見極めつつ、リスクの高い優先接種者に影響がでないよう、保健所をはじめ圏域市とも情報交換して判断したい」という、微妙な言い回しの答弁でした。

今後も政府の方針が流動的要素が強いこと、また情報を小出しにする傾向もあり、自治体が一番苦労されていますが、引き続き市に対して機敏に要望していきたいと思います。

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