19 1月

府中市の介護老人保健施設「ふれあいの里」で発生したクラスターを、感染拡大させないためにケアマネの指導を求めたい

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

 

府中市の新型コロナ感染者数が前日(17日)より14人増加の856人となっています。先日市内の介護老人保健施設「ふれあいの里」(押立町1丁目)で発生したクラスターについて、その後の対応をどうあるべきなのかが問われています。

先日、私はご家族を介護老人保健施設や障害者施設など、複数の福祉施設に入所されているという方から次のような指摘をいただきました。

 

★「ふれあいの里」のケアマネは、入所者に対して指導をどうしているのか

 

「介護老人保健施設などで仕事をしているケアマネージャー(ケアマネ)の人たちは、施設に入所している方々が他の福祉関係施設にも複数入所している方々を把握しています。そこで、今回『ふれあいの里』で仕事をしているケアマネの人たちは『ふれあいの里』の入所者に対し、「ふれあいの里でクラスターが発生したので、他の福祉施設には2週間程度、出入りしないようにしてほしい」という指示(指導)をする必要があると思うが実際はどうなっているのだろうか。そうしたことを市はどう考えて、指導しているのだろうか」と指摘されました。

 

これは最もな指摘だと思います。また「ふれあいの里に入所されている方のなかで、現在は陰性反応であるとしても、ウイルスを保菌している人もいるのではないでしょうか。そうした方々が市中や家庭のなかで、知らず知らずのうちにコロナウイルスの感染を広げている可能性があるのではないか」と話していました。

 

私は今回の「ふれあいの里」におけるクラスターについて、市として独自の判断により感染経路や感染者の症状などについて、市内の介護老人保健施設および介護事業所のケアマネジャーへも報告をすることにより、現場における情報の共有を行うことを緊急要望しました。この「ふれあいの里」のクラスター問題はぜひ3月議会の一般質問で取り上げたいと考えています。

 

※私のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp

14 1月

新型コロナ感染から介護する家族を守るために府中市として支援策を・・府中市に新型コロナ対策で緊急要望 第2弾

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

 

新型コロナウイルス感染拡大が広がるなか、市民の方がたからの要望の1つに、要介護者を世話しているご家族の方やケアマネージャーが新型コロナウイルスに感染した場合、自治体として支援策を講じていただけないかというものがあります。1月12日付読売新聞多摩版にはこの件で、都内の自治体の取り組みが掲載されていましたので、それも参考にして市に対して緊急要望書を提出しましたので、以下掲載します。

今都内の自治体では新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、自宅などで介護を受ける高齢者を支援する取り組みが広がっています。都内のいくつかの自治体では介護事業所間の連携や受け入れ先の事前確保などで、重症化リスクの高い高齢者の介護を継続させながら、感染防止に取り組んでいます。そこで以下3点について提案、要望するものです。

①市内のケアマネージャー同士が連携を深めることにより、要介護者の介護計画などを作成しているケアマネージャーが新型コロナに感染した場合でも、そのサービスを中断させないよう、事業所間での連携を市として支援することを要望します。

一例として江戸川区が「江戸川区ケアマネージャー協会」を通じて介護事業所間の連携を支援しています。ケアマネージャーが新型コロナに感染、あるいは濃厚接触者になったりした場合、少なくとも2週間は要介護者宅を訪問できなくなります。そのために同協会では業務を行えなくなった事業所と支援する事業所をマッチングに着手しているとのことです。府中市としても参考にしていただくことを要望するものです。

②新型コロナ感染者の療養施設に現在使われていない公共関連施設の活用を要望します。

一例として杉並区では昨年6月から、保育園として使用されていた建物を活用し、家族が新型コロナに感染した要介護者らを受け入れる態勢を整備しています。部屋には簡易ベッドを設置し、トイレは車いすの利用者の方も使用できるよう改装しているとのことです。

③介護する家族の方が感染した場合に、ヘルパーを派遣する態勢を市として整備するためにも、介護サービスを提供する事業所に協力金を支給することを要望します。一例として港区がこうしたサービスをすでに実施しているとのことです。

 

以上3点について要望しましたが、府中市としてもこうした他自治体の取り組みも参考にして、コロナ禍における感染防止策とともに市民とその家族が安心して介護を行うことができるための支援策について要望するものです(参考 1月12日付読売新聞多摩版より)。

 

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12 1月

会派「市民の風」として府中市長あてに、福祉施設関連向けの新型コロナ感染防止対策 緊急要望書第3弾を提出しました(1月12日)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

 

この間もブログで掲載しているように、府中市内の介護老人保健施設でもクラスターが発生、また都内でも2500人近いコロナ感染者数が発生する状況です。まさにこれまで経験をしたこともない非常事態です。私は会派「市民の風」として市長あてに、高齢者福祉施設での対策を中心とする緊急要望12項目を提出したので、以下項目のみ掲載します。 ※私のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp

 

(1)「ふれあいの里」施設内の相部屋(4人部屋など)対策について、新型コロナが無症状の方でも発症の引き金となる態を避けるために、安心して入所者の方が生活できるように市として緊急の支援策をお願いします。

 (2)「ふれあいの里」で新型コロナの陽性反応となった方への今後の経過観察、および消毒や食事の時間や他の人との会話控えるなどの基本的対策を徹底することを要望します。

 (3)「ふれあいの里」のショートスティについて、中止を1月18日までとしていますが感染防止対策を徹底することを目的に、その期間を延長するなど、外部からの感染ルートの防止策の徹底を要望します。 

(4)市内の介護老人保健施設はじめ高齢者福祉関連施設、および障害者福祉施設の送迎車に高齢者(障害者)の方が乗る前には、デジタル体温計で検温対策を実施することを要望します。

 (5)関係施設の職員の出勤前における検温調査の徹底、および高齢者(障害者)が搬送車に乗る前に各家庭での検温義務付けなどを要望します。

 (6)市内の高齢者関連福祉施設および、障害者福祉施設に対し市として、あらためて備蓄マスク、防護服等を確保し、関係職員への配布の徹底、必要に応じて市からも各事業所に対する物資の支援を行うことを要望します。

 (7)施設および事業所によっては財政的に厳しいところもあり、感染防止対策について必要な物資を求める事業所に対しては、市からも財政支援など実施することを要望します。 

(8)今回の「ふれあいの里」におけるクラスターについて、市として独自の判断により感染経路や感染者の症状などについて、市内の介護老人保健施設および介護事業所のケアマネジャーへも報告をすることにより、現場における情報の共有を行うことを要望します。

 (9)府中市でも介護老人施設「ウイング」「ふれあいの里」で発生したクラスターを教訓に、墨田区のように早急に介護老人施設などでPCR検査の割安でできる体制を構築するよう要望します。

 (10)府中市として市内にある特別養護老人ホームや老人保健施設を運営する法人との間で、新型コロナウィルスのクラスターが発生した際、各事業所から応援職員を派遣する協定の締結を提案します。 

(11)府中市においても、全国の自治体で2月から3月にかけて予定されている市民向け新型コロナワクチン接種について、事前に緊急の体制を確立すること。そのために、新型コロナワクチン接種推進課(仮称)を設置し、現場での混乱を避けるよう準備と対策を要望します。 

(12)府中市のふるさと納税を原資にして医師会、市内の医療機関や医療従事者への応援事業を実施することを提案します。

06 1月

府中市のあさひ苑の新型コロナ感染者発生後の丁寧な対応に感謝、家族も安心しています‥・引き続き、介護、通所サービス利用者の命と安全を第一にした対応をお願いします(市民の方の声より)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

 

昨日(5日)のブログで朝日町にある「あさひ苑」で新型コロナ感染者が発生した記事を掲載しましたが、そのブログを見て市民の方から投稿をいただいたので紹介させていただきます。

 

★「一人の陽性者のためにここまで?」・・通所介護サービスのありがたさを実感

 

私は母があさひ苑にお世話になっているのですが、施設の利用者やその家族にとって、最初に濃厚接触者が出たときと、その人が陽性だったときに都度、文書で報告がありました。その間、担当スタッフやケアマネから、連絡やフォローの電話も何度かいただきました。

 

母が、その陽性者の方とは接触がなく、スタッフも陰性だったことから、感染の可能性はないということも伺い安心しました。正直、まる2週間ほど、通所介護サービスを利用できないのは大変つらかったです。必要な外出も短時間で済ませる必要があるので、母に必要な介護用の食料品などは買いに行けません。ただ、どれだけ私が不自由でも、母が困ることがあまりないのが救いです。

 

独り暮らしで昼食は通所介護に頼っていた方などは、とても困っていると思いますが、あさひ苑では、そうした方々のために昼食を提供する体制もとっていて、順番に利用できるよう送迎車を出してくれています。入浴もさせてもらえます。その他、個別に困りごとの相談にも乗ってくれたり、適宜訪問などもしているそうです。

 

「一人の陽性者のためにここまで?」と思うこともありますが、対処を怠ったり間違えたりして、もっと大変なことになることを考えると、2週間は我慢するしかないですね。あらためて、通所介護サービスのありがたさと、このような時に利用者のことを第一に考えてくれている施設の意識の高さに感謝しています。非常事態宣言が出ても、施設ごとに問題がなければ、引き続き利用できるようにしていただきたいです。

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22 12月

府中市の新型コロナ感染者数、7人増加の479人に(12月21日)・・府中市でも介護する家族がコロナに感染した場合、残された高齢者、障害者の受け入れ宿泊施設の支援を

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

 

新型コロナ感染者数の勢いが止まりません。府中市は前日より7人多い、479人となっています。日本医師会の相澤会長は「折れそうな心を支えながら、必死に医療を提供してきたわれわれの努力は、これ以上、感染者が増えては、全く報われない。国が先頭に立って、国民の移動や行動を制限することを、政策として掲げてほしい」と述べました。」も発言されている事態となっています(NHKニュースより)。

 

ところでこうしたコロナ感染拡大でとくに不安を抱えているのは高齢者や障害者の方を介護されているご家族の方ではないでしょうか。「もし自分が感染して、介護するものが不在になった場合、ケアの継続はどうなるのか」という心配です。そうしたなか一部の自治体で一時的に施設の受け入れ支援が始まっています。21日付朝日新聞では大阪府の堺市で、市が借り上げた宿泊施設に高齢者、障害者の方のケア継続を支援する市の独自「在宅ケア継続支援事業」がスタートしています。

 

記事によると「宿泊施設での受け入れに加え、高齢者らが自宅に残る場合にケアを担う訪問介護事業所などへ協力金、感染防護物資の支給などの支援金もセット。介護保険などの自己負担分をのぞき、宿泊、移送を含めて利用者負担はない」とのことです。「感染拡大で今後の利用が増える可能性があるとみて、市は『(部屋を提供してくれる)宿泊施設あスタッフ派遣の依頼先を増やすなど、体制の拡充につとめたい』」。

 

★「自助」だけでは済まされない今のコロナ禍の状況でこそ、行政支援を

 

さらに堺市では別の事業として、陽性者・濃厚接触者が自宅で療養、待機する際に2週間分の食料などを詰めあわせて送る「自宅療養など応援パック」(無料)もあるそうです。いま行政が住民に支援できるサービスとして、高齢者や障害者という社会的弱者を守る施策こそ求められています。決して「自助」だけでは済まされない今のコロナ禍の状況。府中市にもぜひこうした施策を求めたいと思います。

 

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