21 3月

府中市内の高齢者、発熱時に通院移送手段を確保できず、自宅で「療養」に「一時は死も覚悟」(東京新聞3月21日付)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今朝(3月21日)の東京新聞朝刊社会面に、「府中市内で暮らす高齢の方が先日、発熱した際、病院への移動手段を確保できず、一時は死を覚悟した」というショッキングな記事が掲載されています。

★幸い重症化は免れたが、もし重症化したら、命はなかったのではないか

記事では発熱された高齢の女性が東京都の発熱相談センターに相談したところ、医療機関については教えてもらえたのですが、「受診時にはタクシーやバスを使わないでください」と案内され、困惑。稲城市に住む娘さんに送迎を頼もうかと思ったが、気が引けて結局、自宅にとどまることを選んだ、との記事です。

この記事によると、「幸い重症化を免れ、十数日間外出せずに過ごした」とのことです。また記事では「府中市でもコロナ感染の疑い段階での送迎支援はなく、市の高齢者支援課の担当者は『対応手段は現在ないが、一方もらえたら対応を検討できたかもしれない』と話した」とあります。

★移送手段がない高齢者に何か支援措置を求めたい

これは大変考えさせられるケースです。もしこの方が自宅で亡くなられたとしたら・・、やはり行政や民間で協力して何か支援策を講じる必要があります。記事のなかでこの高齢の女性は「いざ発熱すると身動きがとれず、行政は何もしてくれないと痛感した。高齢者が置いてきぼりにならないように、対策を強化してほしい」とあります。

私も以前、市議会一般質問で高齢者の方で移送手段がない方のために、ワクチン接種会場に行くための支援措置については取り上げたことがあるのですが、今回の発熱時における対応については、盲点でした。ぜひ今後取り上げたいと思います。(ゆうきりょう)

※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

14 3月

府中市内で活動されている、発達障害児を抱える親御さんの会「ねくすとぐろーあっぷ」の方々と懇談しました

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日、府中市内で活動されている発達障害児グレーゾーン親の会、「ねくすとぐろーあっぷ」の方々と懇談をさせていたく機会がありました。

みなさんは府中市の市民活動センター「プラッツ」に加盟する団体で、月1回お話会を開催されるなど勉強会を通して子育て支援を行っているそうです。私の先日(2月22日)の市議会での一般質問「教育委員会に情緒障害をもつ児童に対する支援教育の充実のために、固定学級の設置を求める」をご覧になられていたとのことでご連絡をいただき、短い時間でしたがいろいろとお話を伺うことができました。この質疑でも取り上げましたが、自閉症・情緒障害をお子さんにもつ親御さんからの切実なお話をあらためて伺い、またみなさんからも府中市内の小学校にぜひ自閉症・情緒障害児童のための固定学級の開設を求める強い要望を伺いました。

ちなみに「ねくすとぐろーあっぷ」のみなさんの目的、活動実績について、以下紹介させていただきます。

①団体の目的・・発達障害等を抱えている保護者の健康の維持・推進
子供の健全育成の促進

②団体の活動業務・・親の会で悩みを共有、アドバイス、よりよい方法を考えていく、セミナー開催や子育て情報の共有、お互いを高めていける関係性づくり。家族のキーパーソンになれるような会。

③現在特に力をいれている活動・・お話会を月1回開催
不登校、学習支援、療育病院などの情報共有

④府中市内で発達障害児を抱えている保護者の交流、療育、病院、治療方法、家での困りごとや対処方法、放課後等デイサービス、セミナー情報、不登校、学習障害、訪問看護、訪問リハビリ、診断あり、未診断の方も、ミーティングを通して、情報共有する親の会を行っています。昨年も府中市内で「みんなの学校」という映画の自主上映会をされるなどの実績があります。

⑤オンラインミーティング(無料)を月に1回参加者の多い日に行っています。通常学級在籍で特別支援教室在籍または検討されているお子さんの保護者を対象にしています。対象年齢は、幼稚園以上です。小学校1〜3年のお子さんが多いですが、それ以上の方もお待ちしております。※連絡先アドレス mayumayuminn@gmail.com 代表は星真弓さんです。

★【ご案内】・・・通常学級の中で読み書きに困難さのあるお子さんへの非常に大切な勉強会ですので、ぜひご参加ください
AccessReadingでは、読むことに困難があり、主に小学校高学年・中学校・高校で特別支援を必要とする児童生徒に向けた教科書の電子データや、書籍データを提供しています。東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野と、センター内の大学図書室が共同で運営しています。
これまで東京大学先端科学技術研究センターにて、音声教材の体験講座を定期開催しておりましたが、この度オンライン研修会として、読むことの困難さや、音声教材のさまざまな機能や活用方法、日常や学習場面への応用について、ご紹介します。

【日時】
・2022年3月27日(日) 10:00開始 – 12:00終了予定、9時45分よりZoom接続いたします。

東京大学先端科学技術研究センター

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScIFQnxZHqgXKT3gy1eWlgm3HORx_F-aoUruk7d7E6Lw0Jdgw/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0

 

13 3月

府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童専門の固定学級の新設を!・・自閉症のお子さんをもつ、保護者の方の声より

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。私は市議会第1回定例会の一般質問で、府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童、生徒の専門の固定学級の新設を求めて質疑をし、ブログでも2回にわけて掲載。またラジオフチューズでもお伝えました(3月1日放送分)。そこで市民の方から感想が寄せられたので、掲載させていただきます。

★自閉症スペクトラム障害で、小学3年生から授業内容も難しくなり、理解ができない

ラジオ聞きました。とてもうちの息子に的を得ていました。今小学校の3年生、この4月から4年生ですが、3年生になり勉強が難しくなりました。ひとクラスの人数も増えて、自閉症スペクトラムと注意欠陥多動がある息子には『先生が話していることがわからないでも大人数の場で聞けないからそのまま』『少しの雑談グループ討議も何をどうしなくてはいけないかが理解できない』→ 個別に説明が必要と思われます。

★就学前に教育センターに判定に行ったが無駄だったのか

「何を討議して求められているのか?何をしてと言われているのか?」「そもそも自分に言っているかが判らないからやらない」、とも言ってました。小学校の4、5,6年生と勉強やはじめての事(クラブ活動、宿泊もあると思うので)についても、もう少し手厚くしてほしいです。 何のために就学前に教育センターに半日もいて通級に行けるかの判断をしたのか判りません。無駄な半日なのであれば、特別支援学校に行かせてくれていた方がよかったのではとほんと、入学してから何回も思ってしまいました。 よろしくお願いします。(以上、市民の方の投稿より)

~恐らくこうした児童の方々の親御さんは、同じ思いをされていると思われます。現状、府中市は自閉症・情緒障害児の固定学級開設は後ろ向きですが、保護者の方々と力をあわせて、開設させるために努力したいと考えています。ぜひメールで結構ですので、保護者のみなさんのお声をお寄せいただければ幸いです。

※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

28 2月

府中市の高齢者福祉施設でもコロナ、オミクロン株の感染拡大に万全の防止態勢を・・コロナ拡大「第6波」全国で死者数最多、高齢者中心

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

★全国の週平均1日225人死亡(2月23日時点)

先日の朝日新聞で、コロナ感染拡大「第6波」の死者数が最多水準を更新し、高齢者を中心になくなっていることが掲載されています。

記事では「1日あたりの全国の死者数(1週間平均)は2月23日時点で、225人となり「専門家組織は、ワクチン接種の加速により新規感染者の減少が続いた『第5波』と異なり、『減少は緩慢』と指摘」。しかしながら「高齢者の重症者が増えて」いることも指摘しています。「2月16日までに報告例があった重症例は255例と死亡例343例を分析し、重症例の中央値は73歳、死亡例の中央値は87歳」だったとあります。

★2月初旬には府中市内の複数の高齢者福祉施設でもコロナ感染者の報告が

オミクロン株は前のデルタ株と比較すると「軽症」とされる声もありますが、高齢の方には重症化し、死亡へとつながるケースが多いようです。そこで心配なのが、高齢者福祉施設でのクラスター発生です。府中市内においても2月初旬ごろに、複数の高齢者福祉施設で新型コロナ感染者が発生したことについて、施設側のホームページで公表しています。現在のところはHPで検索したところ、感染者の発生は目に留まりませんが、さらなるデルタ株が変異していく過程で、今後も感染者数が増加することは、予想されます。

昨年は府中市内の複数の高齢者施設でクラスターが発生しましたが、その教訓をくみ取り、市の行政として適切な指導を各福祉施設に求めていきます。ぜひ3月議会の予算委員会でも質疑をしたいと思います。

※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

24 2月

府中市の小中学校にも自閉症・情緒障害児童 専門の固定学級新設を求めたい①(ゆうきりょう の府中市議会令和4年度第1回定例会 一般質問)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市議会一般質問(2月22日)で、私は府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童、生徒の専門の固定学級の新設を求めて質疑をしました。

★府中市では情緒障害児童については、通常の学級及び全小・中学校に設置 している特別支援教室で対応(教育委員会)

府中市内の小中学校には、知的障害とまではいかないが、通常学級では厳しい境界域の子供について、自閉症および情緒不安定な児童、生徒を対象とする固定学級を現状、設置していません。その理由について教育委員会の見解を問いました。

●教育委員会の答弁 ⇒ ①現在、府中市で は情緒障害等の児童・生徒について、通常の学級及び全小・中学校に設置 している特別支援教室で対応しています。 この特別支援教室は、知的障害のない発達障害又は情緒障害の児童・生 徒を対象とし、専門の教員による個別指導を受けることができます。

②また、府中市では、通常の学級においても、教科指導におけるユニバー サルデザイン化を進めるとともに、特別な支援等が必要な場合には、担任 や学習支援員による個別の対応や、合理的配慮支援員による個別支援を 行っています。 このことから、現時点では、情緒障害特別支援学級を設置せず、現在の 支援体制を更に充実させていきます。

★教科指導におけるユニバーサルデザイン化の前提に、通常学級で児童生徒の多様性の認知が前提(専門家の意見)

●ゆうきりょう主張 ⇒ 答弁では「通常学級においても、教科指導におけるユニバーサルデザイン化を進める」というものがありますが、この点、専門医師の方に知見を伺ったところ「教科指導におけるユニバーサルデザイン化、バリアフリー化といった視点は大変重要な考え方であり、大切な目標です」としたうえで、「しかしその実現には通常学級が本質的に児童生徒の多様性を認めて包括している、という大前提を必要とします」との意見を示されています。

では実際の学校現場は「基本的に一人の担任が、一般的なスピードにより一定人数以上の生徒を対象に、一通りのやり方で授業を進めるという、通常学級のスタイルであると、①知的障害のない児童でも授業が理解しづらい、②お友達が大勢いて落ち着けない、不安が高まってしまうなどの状態から登校がままならなくなる児童も出てくるのは必然で、そうした児童を多く診てきました」、と専門医の方は指摘されています。(こうした学校現場で、多様性の包括は困難ではないか)・・・次回ブログへ続く

※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。