13 3月

府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童専門の固定学級の新設を!・・自閉症のお子さんをもつ、保護者の方の声より

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。私は市議会第1回定例会の一般質問で、府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童、生徒の専門の固定学級の新設を求めて質疑をし、ブログでも2回にわけて掲載。またラジオフチューズでもお伝えました(3月1日放送分)。そこで市民の方から感想が寄せられたので、掲載させていただきます。

★自閉症スペクトラム障害で、小学3年生から授業内容も難しくなり、理解ができない

ラジオ聞きました。とてもうちの息子に的を得ていました。今小学校の3年生、この4月から4年生ですが、3年生になり勉強が難しくなりました。ひとクラスの人数も増えて、自閉症スペクトラムと注意欠陥多動がある息子には『先生が話していることがわからないでも大人数の場で聞けないからそのまま』『少しの雑談グループ討議も何をどうしなくてはいけないかが理解できない』→ 個別に説明が必要と思われます。

★就学前に教育センターに判定に行ったが無駄だったのか

「何を討議して求められているのか?何をしてと言われているのか?」「そもそも自分に言っているかが判らないからやらない」、とも言ってました。小学校の4、5,6年生と勉強やはじめての事(クラブ活動、宿泊もあると思うので)についても、もう少し手厚くしてほしいです。 何のために就学前に教育センターに半日もいて通級に行けるかの判断をしたのか判りません。無駄な半日なのであれば、特別支援学校に行かせてくれていた方がよかったのではとほんと、入学してから何回も思ってしまいました。 よろしくお願いします。(以上、市民の方の投稿より)

~恐らくこうした児童の方々の親御さんは、同じ思いをされていると思われます。現状、府中市は自閉症・情緒障害児の固定学級開設は後ろ向きですが、保護者の方々と力をあわせて、開設させるために努力したいと考えています。ぜひメールで結構ですので、保護者のみなさんのお声をお寄せいただければ幸いです。

※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

28 2月

府中市の高齢者福祉施設でもコロナ、オミクロン株の感染拡大に万全の防止態勢を・・コロナ拡大「第6波」全国で死者数最多、高齢者中心

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

★全国の週平均1日225人死亡(2月23日時点)

先日の朝日新聞で、コロナ感染拡大「第6波」の死者数が最多水準を更新し、高齢者を中心になくなっていることが掲載されています。

記事では「1日あたりの全国の死者数(1週間平均)は2月23日時点で、225人となり「専門家組織は、ワクチン接種の加速により新規感染者の減少が続いた『第5波』と異なり、『減少は緩慢』と指摘」。しかしながら「高齢者の重症者が増えて」いることも指摘しています。「2月16日までに報告例があった重症例は255例と死亡例343例を分析し、重症例の中央値は73歳、死亡例の中央値は87歳」だったとあります。

★2月初旬には府中市内の複数の高齢者福祉施設でもコロナ感染者の報告が

オミクロン株は前のデルタ株と比較すると「軽症」とされる声もありますが、高齢の方には重症化し、死亡へとつながるケースが多いようです。そこで心配なのが、高齢者福祉施設でのクラスター発生です。府中市内においても2月初旬ごろに、複数の高齢者福祉施設で新型コロナ感染者が発生したことについて、施設側のホームページで公表しています。現在のところはHPで検索したところ、感染者の発生は目に留まりませんが、さらなるデルタ株が変異していく過程で、今後も感染者数が増加することは、予想されます。

昨年は府中市内の複数の高齢者施設でクラスターが発生しましたが、その教訓をくみ取り、市の行政として適切な指導を各福祉施設に求めていきます。ぜひ3月議会の予算委員会でも質疑をしたいと思います。

※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

24 2月

府中市の小中学校にも自閉症・情緒障害児童 専門の固定学級新設を求めたい①(ゆうきりょう の府中市議会令和4年度第1回定例会 一般質問)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市議会一般質問(2月22日)で、私は府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童、生徒の専門の固定学級の新設を求めて質疑をしました。

★府中市では情緒障害児童については、通常の学級及び全小・中学校に設置 している特別支援教室で対応(教育委員会)

府中市内の小中学校には、知的障害とまではいかないが、通常学級では厳しい境界域の子供について、自閉症および情緒不安定な児童、生徒を対象とする固定学級を現状、設置していません。その理由について教育委員会の見解を問いました。

●教育委員会の答弁 ⇒ ①現在、府中市で は情緒障害等の児童・生徒について、通常の学級及び全小・中学校に設置 している特別支援教室で対応しています。 この特別支援教室は、知的障害のない発達障害又は情緒障害の児童・生 徒を対象とし、専門の教員による個別指導を受けることができます。

②また、府中市では、通常の学級においても、教科指導におけるユニバー サルデザイン化を進めるとともに、特別な支援等が必要な場合には、担任 や学習支援員による個別の対応や、合理的配慮支援員による個別支援を 行っています。 このことから、現時点では、情緒障害特別支援学級を設置せず、現在の 支援体制を更に充実させていきます。

★教科指導におけるユニバーサルデザイン化の前提に、通常学級で児童生徒の多様性の認知が前提(専門家の意見)

●ゆうきりょう主張 ⇒ 答弁では「通常学級においても、教科指導におけるユニバーサルデザイン化を進める」というものがありますが、この点、専門医師の方に知見を伺ったところ「教科指導におけるユニバーサルデザイン化、バリアフリー化といった視点は大変重要な考え方であり、大切な目標です」としたうえで、「しかしその実現には通常学級が本質的に児童生徒の多様性を認めて包括している、という大前提を必要とします」との意見を示されています。

では実際の学校現場は「基本的に一人の担任が、一般的なスピードにより一定人数以上の生徒を対象に、一通りのやり方で授業を進めるという、通常学級のスタイルであると、①知的障害のない児童でも授業が理解しづらい、②お友達が大勢いて落ち着けない、不安が高まってしまうなどの状態から登校がままならなくなる児童も出てくるのは必然で、そうした児童を多く診てきました」、と専門医の方は指摘されています。(こうした学校現場で、多様性の包括は困難ではないか)・・・次回ブログへ続く

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21 2月

府中市が2024年に児童発達支援センターを、矢崎町に開設予定・・総建設費用で約18億円

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市は令和4年度予算案で障害者やその家族らの相談に乗る「児童発達支援センター」を新設するために、約18億円3000億円の予算を計上しています(2024年4月開業予定)。

先日も読売新聞多摩版に記事が掲載されましたが、記事では「建設予定は矢崎町の市立幼稚園跡地で、臨床心理士や言語聴覚士、作業療法士などが常駐。当事者や親らのほか、障害児を預かる施設への援助、助言などにもあたる」としています。

府中市では「子育て支援策の一環で、障害児が適切な教育と療養が受けられるように、専門性の高い施設を予定」(読売)しています。ちなみに建設費の総額は約18億3000万円の予定しています。ちなみに整備手法については、従来方式(市が施設の設計と施工を個別に発注、実施する方式)で市の財源でおこないます。

スケジュールとしては、令和6年4月までの供用開始をめざすと「共生社会の手助けになれば」(市の担当者)とあります。市の計画によると、市の障害者等地域自立支援協議会から児童発達支援センターに必要な機能について答申をうけたことを踏まえて、平成30年度に府中市は児童発達支援センター(仮称)の基本的方針について整理し、中核的施設を整備するために、今回の構想計画案となりました。したがって現在ある、子ども発達支援せんたー「あゆの子」(南町)とその分室(清水が丘)は、新しい施設に統合されることになります。

またこの市立矢崎幼稚園の跡地に移設した理由として、①最寄りの府中本町駅から徒歩圏内にあり、利用者の利便性がよい、②閑静な住宅街にあり、療育や相談に適している、③施設として十分な広さを確保できる、④早期に活用可能な土地であることをあげています。

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17 2月

府中市の小中学校にも自閉症・情緒障害をもつ子どもたちのより良い教育のために、固定学級の新設を求めたい

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市は市内のすべての学校に特別支援教室を設置していますが、一方で知的障害とはまではいかない、自閉症・情緒障害をもつ児童、生徒に対する固定学級がありません。「合理的配慮支援員」の配置などで、個別対応をしていますが、多摩地域の複数の近隣自治体には固定学級が設置されています。

★通常学級を「バリアフリー化」する方針で対応できるのか

教育委員会の「第三次特別支援教育推進計画」を見ると、いくつからの方針の大きな柱がありますが、その柱の1つに、府中市の場合は情緒障害の支援については、固定学級設置をするのではなく、「通常学級をバリアフリー化する」という概念があります。これは東京都の障害児童に対する教育方針に沿って、ということらしいのですが、だいたい情緒障害支援の固定学級を設置している近隣の自治体は、それらの必要性を認識して、すでに固定学級を設置しています。

★多摩市など多摩地域の自治体には、情緒障害児に対する固定学級がある

他の市では、知的障害とまではいかないが通常学級では厳しい境界域の子供も受け入れてもらえるところが多いです。特に国分寺市や日野市は10年以上前からあるそうです、調布市や国立市でも、受け入れる固定学級があるわけです。先ほどの答弁でも多摩地域では15市で32校、中学校で13市19校あるそうです。

なかでも隣の多摩市では(人口14万6千人)、知的障害の個別学級とは別に、自閉症情緒障害の固定学級が小学校に4校、中学校に2校あります。また国分寺市は市内に1校、国立市は市内に2校ですので、設置されているそうです。一方で人口26万の府中市に一つも設置されていません。

★なぜ府中市にないのか・・高学年になるにしたがい情緒障害に2次障害が

保護者の方に伺うと、自閉症・情緒障害児の場合、小学校でも高学年になるにしたがって複雑になり、このままでは、不登校やうつ病、いじめなどの2次障害が増えていく可能性があるそうです。この際、ぜひ府中市にも他の市同様に、自閉症・情緒障害をもつ児童、生徒に対応する固定学級の創設を一般質問で求めていきます。

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