22 9月

府中市 中学生の放課後の居場所の確保を・・国立市立第三中学校で創意的な居場所確保の取り組み

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

先日の読売新聞多摩版に、国立市内の中学校で、定期試験前に図書室をカフェとして運営して、生徒たちに勉強できる場を提供し、新たな居場所にしてもらう取り組みを紹介しています。記事では「カフェを企画、運営しているのは生徒たちで、『学校生活を楽しめる入口のような場所になれば』」としています。

★アンケートから「集中して勉強できる場がない」とのニーズが多数あり、生徒会を中心に企画、運営を実施

記事では、こうした取り組みをしているのは、国立第三中学校で生徒による企画で運営されているそうです。「学校の図書室に新設されたカウンターで、エプロン姿の生徒たちが注文撮りや飲み物の用意にいそしむ」「生徒たちは室内で友達と談笑に興じたり、勉強している」。

この企画は「図書室『マイハル』は同校の生徒会が運営、生徒会のメンバーと学校活動を支援するボランティア『地域学校協働活動推進員』たちが注文取りや飲み物の用意などにあたる」そうです。

記事によると今年6月の期末試験前にカフェをオープン、訪れた中学1年生の生徒は「学校の図書室で飲み物をもらえて、友達と教えあうことができる。集中して勉強できるし、最高です」と話しています。今回の取り組みについては、生徒会主導で行っているそうで、生徒へのアンケート結果などを踏まえ企画され、「勉強に集中できない」という回答が多かったことや、「保護者が学校側に『家が狭く、子どもが落ち着いて勉強する場がない』などの意見が寄せられた」そうです。

運営については、飲み物費用の購入は学校側が負担したが、「飲み物を外に持ち出さないことや、会話の声の大きさは『ふつう』にすることなど、利用方法やルールは生徒会で決めた」とあります。同校の山口校長先生は「ぜひ今後も継続し、部活をしていない生徒や学校に来づらい生徒たちが、学校生活になじむための一助になってほしい」としています。

~これまで不登校児童生徒の居場所については、世論の関心もあり議会でも取り上げてきましたが、中学生の放課後の居場所というものに、これだけのニーズがあるものとは思いませんでした。記事によると国立第三中学校はこれまでも、生徒の自主性を尊重する学校風土があるとのことで、こうした生徒たちによる主体的な取り組みは、将来社会生活を営むにあたっても、大変有意義なものがある思います。ぜひ府中市内の中学校においても、こうしたケースがでてほしいものです。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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18 9月

府中市不登校児童生徒 サポートルーム(校内フリースクール)をご存じですか

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

私はこの間、市議会一般質問などで、不登校児童生徒が学校に通学しやすくなる環境づくりのために、サポートルーム(校内フリースクール)の運用改善について、取り上げ、この9月議会においても質疑をしました。

そうしたなか、府中市教育委員会のHPで、あらためてサポートルームについて、保護者の方々にお知らせをしていますので、以下、掲載します。

~不登校児童・生徒に対しては、学校をはじめ、関係機関が連携して児童・生徒のよりよい成長を願いながら日々様々な支援をしています。
府中市では、不登校児童・生徒への支援の一環として、令和5年度から、各学校において、校内で別室指導を受けることができるように「サポートルーム」を設置しています。「サポートルーム」ではさまざまな理由から教室に入りづらさを感じている児童・生徒に対して、学習支援や相談、居場所づくり等を行い、欠席の長期化を防ぐとともに、不登校状態にある児童・生徒の教室復帰に向けて支援をしています。
「サポートルーム」の利用については、保護者向けリーフレット「サポートルームをご存知ですか?」の内容を確認ください。また、ご不明な点がある場合は、まずは、お子様が在籍する学校の管理職や学級・学年担当の教員などにご相談ください。(市教育委員会のHPから)

※府中市小中学校のサポートルームについて → サポートルーム案内

~ゆうきりょう の9月議会一般質問におけるサポートルームの質疑から~

府中市 不登校児童 小中学校サポートルームの運用と改善を求めたい ・・その1(ゆうきりょう 府中市議会一般質問) – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

府中市 不登校 小中学校サポートルームの運用と改善を求めたい ・・その2(ゆうきりょう 府中市議会一般質問) – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

府中市 不登校 小中学校サポートルームの運用と改善を求めたい ・・その3(ゆうきりょう 府中市議会一般質問) – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

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16 9月

府中市 中学校制服リユース(再利用)・・都内の自治体で制服リユース広がる 環境配慮、家計負担軽減

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★中学への入学の際、制服代など10万円かかる実態

先日、市内の方から、お子さんが中学校に入学する際の制服など指定品について、その経済的負担の軽減を求める声をいただいたので、紹介します。

~子どもが中学校に入学するにあたり、制服など指定品があるのは、十二分に承知しております。しかしながら、上履きなど小学校では、メーカー色問わず、町で売られている物を、使用出来ましたが、中学校ではやたらと高価な上履きの指定があり、とても家計の負担に堪えられません。また、落ちない汚れや擦れてボロボロになっても、気軽に替えることもできません。

息子が通う学校では、入学するにあたり10万円以上の指定品や、校則に依り新たに買い替えなくてはならない物にも、費用が掛かります。義務教育でこの負担はかなり大変です。憲法の義務教育期間は、基本無償であるはずですが、お店の指定など言語道断だと感じます。ある程度の負担は覚悟しておりますが、せめてお店の指定だけでも解除していただきたく思います。(以上、市民の方の声より)~

★都内で広がる制服リユースの動き(中央区の場合)

先日の読売新聞多摩版に、都内の自治体では学校の制服などのリユース(再利用)する動きが広がっていることを伝えています。

この記事では都内の中央区において、小中学校で着用されなくなった「標準服」を回収し、譲渡会で売る動きを伝えています。記事では「価格は小学校が2~6万円、中学校が4万円」「学校によっては小学校で男子が5万円以上、女子が56000円弱」「成長期のため買い替えが必要な場合もあり、家計の負担などが課題となっていた」とあります。記事によると、中央区によるリユース事業は、同区内の標準服を採用している17校、幼稚園が対象で、200点以上集まった」そうです。記事のなかで同区の担当課長は「ごみの削減にもつながり、環境に配慮する意識の啓発につながれば」としています。

★多摩地域では武蔵村山市で、制服バンク事業をスタート

また記事によると多摩地域では、武蔵村山市が今年から、使われなくなった制服を回収し、譲渡する「制服バンク」という取り組みを始めたとあります。「クリーニングや補修は、地元のロータリークラブの会員事業所などが協力している」「対象は市内全5つの中学校」「より多くの制服を集めようと、提供者には、市内店舗で利用できる500円相当のクーポン券を配布、これまでに約100着が集まった」とあります。ただし、制服を受け取ることができるのは、「サイズが合わなくなるなどした現在の制服が着られなくなった生徒、転校生で、新入生は対象外」「希望する生徒は、各校にそれぞれ申し込む」そうです。

★リユースされた制服には抵抗感が声も

一方でこの記事では、リユースに対する抵抗感もある保護者の声もあるとしており、複雑なものがあるようです。いずれにしても、経済的格差が鮮明になっている社会状況のなかで、さらに今日のインフレ状況のもと、お子さんが公立中学に入学する際の制服代などの「壁」は、各世帯には重いものがあります。この課題について、一度調査して、議会でも取り上げたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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15 9月

府中市 サポートルーム(校内フリースクール) ・・文科省が2億円の概算要求で施設、機材、11億円で支援員の拡充を実施へ

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★不登校児童生徒の校内支援スクールに2億円の予算計上、支援員拡充も予算要望

先日の読売新聞に文科省が「クラスのなかに入れない子どもが安心して過ごせる『校内教育支援センター』を拡充させる」との記事があり、「センターを校内の居場所として設け、不登校の未然防止や登校復帰につなげる狙い」としています。

記事では、文科省によると「センターは、全国の公立小中学校の46%にあたる、1万2712校に開設」とし、文科省としてセンターを設置する自治体への財政支援をスタート、25年度の概算要求では約2億円を計上、本、パソコン、半個室をつくるためのパーティションなどの整備費を1600校に補助するそうです。また、支援員の確保に向けた補助制度も新設、3000校に配置計画で、約11億円も盛り込んでいるとあります。

★生活が乱れがちだった生徒も、朝起きて学校に来られるようになった

記事では「クラスに居場所がないと感じる子どもはこれまで、保健室で過ごすことが多かったが、他の児童生徒らが利用する時は退室する場合もあった」「すでにセンターのある学校では、空き教室を利用している」とあります。

記事のなかでは杉並区の公立中学校の取り組みを紹介、同学校では図書館をセンターとして活用し、週3日間、1時間目に開放、毎回5人前後が利用するそうで「(男子生徒は)生活が乱れがちだったけれど、朝起きて学校に来られるようになった」「図書館に登校した生徒は、本を読んだり問題集を解いたり、絵を描いたりと思い思いに過ごす」「同校の校長先生は『一度学校から離れると戻りにくくなるので、校内の居場所は必要だ。図書館に学びに向かう力を育んでいきたい』と語る」。

※校内教育支援センターとは(読売新聞記事より)・・校内フリースクールとも呼ばれ、教室に入りづらい児童生徒が落ち着いて自習などに取り組める。子どもを見守り、相談に応じるため、教員や支援員がつく。

★府中市内の小中学校にあるサポートルームが、校内フリースクール

府中市の公立小中学校にも、「サポートルーム」と呼ばれるのが、この記事にある校内フリースクールです。今年度から市内すべての小中学校に設置され、運用がスタートしています。私は保護者の方からのご意見などに基づき、議会の一般質問でもこの課題について複数回とりあげ、この9月議会でも質疑をしました。府中市内の学校に設置されている、サポートルームは運用の差があるので、先進的な事例の学校に水準を引き上げていけなばなりません。こうした点からも、今回の文科省の予算措置を、有効に活用することが重要です。この点について、再度、議会でも取り上げたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

※府中市議 ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp

14 9月

府中市 不登校児童のために学校給食センターで給食のサービスを・・八王子市「はちっこキッチン」の体験を踏まえて

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

八王子市が実施している、不登校児童生徒に対する、学校給食センターでの昼食サービスについて、市民の方からお声をいただいたので、以下紹介させていただきます。 ※八王子市による不登校児童向けの学校給食サービスに関する、ゆうきりょう のブログ ⇒ https://www.r-yuuki.jp/2023/05/21864/

★八王子市の「はちっこキッチン」について・・保護者がついていく仕組みで、保護者は有料制だった

~八王子市は「不登校の子は、学校給食センターに行くと無料で皆んなと同じ給食を食べられます!!」とうたっていますが、   必ず保護者が付いて行かなければならず、保護者には330円かかる仕組みです。「無料で食べれるよ!!」とアピールしているなら、この仕組み何とかならないのかしら・・・。

そこで私が質問したことは・・「はちっこキッチン」の仕組みに憧れていたんですが、あっても問題があるんですね。子供だけでは食べれない、孤食を防ぐ狙いがあるのかしら?(府中市民の方)

★保護者同伴では共働きの世帯、母子家庭の親は行けない(八王子市の方の返答より)

~本当に何でなんですかね??高学年になれば、1人で留守番してる子は仲の良い不登校の子同士で食べに行ったって良いと思うんですけどね。。。共働きの家庭。母子家庭の方。小さなお子さんがいらっしゃる家庭は行けないですよね。(行政のやる事は所詮その程度なのかもしれませんね)

ぜひ(府中では)八王子のデメリットをブラッシュアップさせて下さいませ。招待状は家は学期ごとにくれます。特に期限は書いてありません。不登校も家の子だけなので、頻繁に連絡が来たりしますが、他の学校の子は学校から一切連絡がないと言っていたので、知らない人も沢山居ると思います。

招待状と言っても、ただのプリントなので、うっかりすると捨ててしまうし、学校に行かないともらえないです。その辺りも不登校の子のコミュニティやSNS等で告知すると、もっと広がると思います。

もう一つ、デメリットがあって家は卵アレルギーがあるのですが、アレルギー対応は全くしてなくて、アレルギー物質が入っているか?を献立表で確認して保護者の責任で食べて下さい!です。副校長もアレルギーがあるなら、入ってない日に行けば良いだろ!!と言ってました。

また駐車場も予約制です。また何かありましたら、ご連絡下さい。応援してます。という情報をいただきました。当日10時半までに予約すると食べられるそうです。(以上、八王子市の方の返答より)

★八王子市のサービス内容を改善して、府中市の給食センターでも実施を

府中市も今回の給食費の余剰金があるなら八王子市の取り組みをブラッシュアップして、保護者は食べなくても良いので子供だけ無償にしてほしいと思います。保護者が希望して給食を申し込む場合は、¥330お支払するなど選べるとありがたいです。

学期に1回ではなく、月に1回でもいいので、回数券を作るなど、学校外で給食を楽しめる機会を作っていただけると保護者の負担が減ります。駐車場を利用できるのもありがたいです。駐車場が利用できなければ、近くの人しか行かなくなってしまうと思いますし、不登校があると外出そのものが困難な場合もあります。

★給食の持ち帰りでもありがたい

給食センターで食べることを一つの外出の機会にしていただけると生活にメリハリも出ます。もっと言えば、こども食堂では、餃子の王将弁当を無償で子どもたちに配布してくださることがありますが、給食も月に1回でも申し込みしていれば子供の分だけでもいいので、持ち帰り可能にできるのであればありがたいです。

特に母子家庭と共働きの方がこのような仕組みを利用できないのは可愛そうだと思います。不登校児のいる家庭の昼食は母親の負担が大きいです。1日中食事を作っています。こちらも機会がありましたら取り上げて欲しいです。(府中市民の方の感想より)

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