17 9月

(府中市)「PFASはイデオロギーにかかわらず、不安に思っている人が多い」立川市の酒井新市長が独自実態調査の実施を表明(東京新聞)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の東京新聞一面に立川市で新しく市長になった酒井大史市長がインタビューで、「多摩地域の水道水源の井戸から発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出されている問題で、「どれだけ広がっているのかわからない状況が住民の不安につながっている」とし、市独自の実態調査に乗り出すことを表明されています。

記事ではPFAS調査について「PFASはイデオロギーにかかわらず、不安に思っている人が多かった。国や都に頼るだけでなく、市でできることは市でやっていくことを考えた」と話されています。また記事ではこれまでの市の取り組みについて「しっかり実態を把握してこなかった」と批判、「風評被害などを懸念した結果だと思うが、調べなければ対策ができない。わからないということの方がリスクがある」と言明。調査の対象は井戸2ヶ所と、民間の井戸が対象で「風評被害への対策もしっかり行う必要がある」と述べています。

私もこの酒井市長の考えに賛同できます。原因については横田基地からの漏出を指摘する意見もありますが、調査をしなければわからないことも事実です。風評被害への対応についても細やかな対策が必要だと思われます。

私もこの問題については市議会の決算委員会で、この記事もふまえてぜひ質疑をしたいと考えています。

※「府中市の令和6年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 アドレス  yuki4551@ozzio.jp  まで

12 9月

(府中市)PFAS対策で多摩地域周辺自治体の会議体構想が断念に・・東京都市環境・公害事務連絡協議会で対応へ(東京新聞)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
 先日の東京新聞の報道によると、多摩地域の水道水源の井戸から、発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出されている問題で、「国分寺市が周辺自治体と汚染対策を議論するため計画していた新たな会議の設置を断念したことが、同市への取材で分かった」と報じています。この記事では、汚染源として疑われている米軍横田基地(福生市など)への立ち入り調査申請など今後の対応について「各自治体間で温度差があった」と報じています。
★PFAS汚染は多摩地域全体の問題として取り扱うことに
 記事にありますが、国分寺市では同市議会定例会(6月)に、「新たな会議体をつくる構想がある」と説明され、「市民団体による血液検査で、血中のPFAS濃度が高い人が多かった国分寺、立川、国立、府中、小平など6~7市で対応を議論する」としていました。
 ところが国分寺市によると、「その後の調整の結果、新たな会議は設置せず、多摩地域の26市で構成される都市長会の『東京都市環境・公害事務連絡協議会』で対応を議論していくことになった」として、「自治体間で対応方針に温度差があった」とし、「PFAS汚染は多摩地域全体の問題として取り扱うことにした」(国分寺市の担当者)とあります。
 この多摩地域の複数の自治体による新たな会議体の構想については、6月の府中市議会においてもこの問題を取り上げた奥村市議(生活者ネット)に対する、府中市の答弁のなかにもあり、私も期待をしていただけに残念です。また国も自治体からの要望をうけて、浜田防衛大臣からも原因調査への発言もあっただけに、今後も周辺自治体が連携しあうことがさらに重要です。
 私もこの件ではぜひ決算委員会の質疑で、府中市の考えを伺い、積極的な姿勢で臨むことを要望したいと思います。

 

※ゆうきりょうの PFAS問題の関連ブログ↓

(府中市)府中市や国分寺市など6~7の周辺自治体がPFAS対策の連絡会議を設置へ

 

 

※「府中市の令和6年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 アドレス  yuki4551@ozzio.jp  まで

 

30 8月

(府中市)府中市もPFAS対策で井戸の水質検査の実施を・・調布市が補正予算1700万計上で調査へ

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の読売新聞多摩版に調布市が、PFASについて、市内にある井戸などの水質検査を実施するとし、関連経費約1700万円を9月議会に補正予算で計上するとしています。

記事では「都の調査では、昨年度までに渋谷区、世田谷区、立川市などのべ17区で国の目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超える濃度が検出されている。調布市でも一部の井戸水で目標値をうわ回ったが、すでに取水を停止しており、市民生活に影響はない」としています。調布市の検査は、公有地にある防災井戸29ヶ所と湧き水1ヶ所で行われ、民間が管理する防災協力井戸などでも、希望者を対象に検査を実施するとしています。

この間、府中市議会でも複数の議員さんがこの問題を取り上げ、市議会でも全会派一致で国への意見書が提出されています。私もこの問題が発覚した直後に緊急要望をしましたが、今回の調布市の井戸水調査の件をうけて、近々、市の担当課あてにも緊急要望を提出し、また9月からの市議会決算委員会でもこの課題について質疑をしたいと考えています。

※「府中市の令和6年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 アドレス  yuki4551@ozzio.jp  まで

09 8月

(府中市)市民主体、市民参加による地球温暖化対策を話し合う「気候市民会議」を日野市が実施へ

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

★多摩地域では武蔵野、多摩に続いて3つ目の市民参加型会議

先日の東京新聞多摩版によると、日野市では無作為に選ばれた市民に地球温暖化対策について話し合ってもらう「気候市民会議」をスタートさせたとあります。記事によると「参加者を無作為に選ぶため、特定の業界や利害関係の強い団体の影響を受けにくく、多様な市民の声を反映できる」とし、こうした市民会議を多摩地域では武蔵野市、多摩市に続いて3つめとのことです。

日野市では無作為抽出した市民、約4500人に案内を通知、応募した154人から世代校正や男女比が市の縮図に近づくように考慮し、抽選で16歳から78歳までの40人を選んだそうです。会議では「市民、行政、民間事業者のそれぞれの取り組みを話し合う」とし、市では来年度にも提言内容の事業化を始めるとしています。

★市民が地球温暖化問題など自覚的に取り組むためにも意義ある会議ではないか

こうした環境問題に意欲のある市民が集う会議は、行政主導の形式的なものにならない良さがあるのではないでしょうか。府中市においても、市民、事業者、市が一体となって、将来にわたり持続的発展が可能な低炭素社会を構築するため、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、平成23年度から平成32年度を計画期間とする「府中市地球温暖化対策地域推進計画」を策定しています。

今後、この推進計画の更新をするにあたっては、ぜひ市民主体の会議を発足させ、環境対策に市民の自覚を促す取り組みをぜひ要望したいと思います。

※ゆうきりょう の気候市民会議に関するブログ↓

府中市でも脱炭素社会へむけて、気候市民会議の発足を!・・ゼロカーボンシティ実現に市民の力の結集を! – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

(府中市)府中市でも市民参加の「気候会議」の開催を・・多摩市が無作為抽出の市民ら44人参加、「気候会議」を開催

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

02 8月

府中市と多摩地域のPFAS問題・・「関係自治体には速やかにPFAS漏出について情報提供すべきだった」(浜田防衛大臣)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

府中市はじめ多摩地域の水質に有害な化学物資汚染(PFAS)が、井戸水などから高い濃度が検出されている問題。先日の読売新聞報道によると浜田防衛大臣が記者会見のなかで「防衛省が事態を把握しながら約4年半自治体に伝えていなかったことについて、7月28日の記者会見で『関心の高さを踏まえれば、得られた情報を速やかに関係自治体に提供するべきだった』と述べた」とあります。

★「米軍は日本側との協議に真摯に応じ、調整に協力してもらいたい」(読売社説)

記事では「防衛省は米側から2019年1月に(PFAS)の漏出を認める報告書入手していたが、周辺自治体へ情報を提供したのは今年6月だった。浜田氏は会見で『米軍との調整や防衛省内での十分な情報共有が行われていなかった』と釈明した」としています。

この点について読売新聞社説では「在日米軍の駐留は日米同盟の根幹であり、その運用に地域住民の理解は欠かせない。米軍は日本側との協議に真摯に応じ、調整に協力してもらいたい」という見解は、真っ当なものです。

★国分寺市では独自のPFAS調査を実施

また先日の6月の府中市議会において、奥村さち子議員(生活者ネットワーク所属)がPFAS問題で質疑に立ち「府中市では、約40年前に地下水から検出された高濃度のトリクロエチレンに対して汚染監視のために10ヶ所程度で継続的に調査をしています。この調査で『水質汚染防止につなげている』という市の答弁だが、PFASの調査については『その後の対策が国や東京都で明確になっていない』という理由で、府中市として(独自の)調査を行う考えはありません」(生活者ネットワーク議会報告NO,180号より)」との考えが、府中市から示されました。

この点では奥村議員の質疑にありましたが、「隣の国分寺市では、市の防災用井戸水24ヶ所でPFASの調査を行っており、今年2月にはそのうち6ヶ所から高濃度の値が検出されたことを公表しています」(生活者ネットワーク議会報告NO,180号より)とあります。

府中市においても、都や国に対して情報開示と提供を強く求めるとともに、国分寺市のような対策を早急に求めたいと思います。

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