03 11月

NPO法人「府中猫の会」譲渡会開催・・猫の殺処分の根絶を求めて

【犬や猫の殺処分、全国で初めて5万匹を下回る 2017年度】

11月2日付のインターネットニュース「SippO」ニュースでは猫、犬の殺処分が全国初の5万匹を下回ったと報じています。ニュースによると、「全国の保健所などで17年度に殺処分された犬と猫の数は4万3227匹で、初めて5万件を下回った。環境省が1日、発表した。殺処分数は減少傾向が続いている。10年前の2007年度は17年度の7倍近い約29万9千匹、20年前の97年度は15倍超の約66万1千匹だった。同省の担当者は、「野良の数が減るなどして引き取り数が減っているほか、自治体や動物愛護団体が譲渡などに取り組んできた結果ではないか」と見ている」。

 

またニュースでは「17年度に自治体に引き取られた10万631匹のうち、飼い主に返されたり、新たな飼い主に引き取られた犬や猫は5万6814匹で、返還・譲渡率は56.5%と過去最高だった。97年には4%、07年には10.7%にとどまっていた返還・譲渡率は、ここ10年ほどで大きく伸びている」としています。

 

【飼い主のいない猫を保護する活動をされる方々への行政の支援策を求めたい】

 

府中市でも飼い主のいない猫を保護する市民団体の方が頑張っていらっしゃいますが、NPO法人「府中猫の会」のみなさんが、市内で捕獲した猫の世話をされています。「猫の会」のみなさんは、定期的に「譲渡会」を開催して、飼い主希望者に引き渡す催しをされています。私も今日、この譲渡会に顔をださせていただきましたが、この「猫の会」のみなさんは、市や警察、民間の方々からも信頼を得る活動をされています。飼い主のいない猫を保護する方々への行政の支援策について、府中市も講じていますが、今後はさらなる支援策を求める必要があると思っています。「猫の会」のみなさんの努力、善意を無駄にしないような行政支援策について、私も具体的に研究して議会でも取り上げたいと考えています。

結城亮(結城りょう)

03 10月

国の天然記念物、府中のケヤキ、受難続く・・台風24号の爪痕深く

今朝(10月3日)の東京新聞多摩版に、台風24号の爪痕が、府中市のケヤキの木にも被害を及ぼしていることを伝えています。記事では「長さ600メートルにわたり、ケヤキやイヌシデなど約130本がある府中市の『馬場大門のケヤキ並木』。国の天然記念物に指定された並木では2日、各所に柵が設けられ、作業員が折れた枝の撤去に追われた」とあります。「台風24号の強風で、1本の古木の幹に亀裂がはいり、倒れる危険があるため近く伐採することが決まった。別の古木の直径数十センチの大枝も、ロープで固定されていてかろうじて落下は免れた」としています。

記事では「並木を管理する市の担当者は『老齢で切ることはあるが、台風で1年に2本も伐採というのは記憶にない』」と驚嘆の様子を伝えています。

 

府中駅前から大国魂神社にかけて、江戸時代に増えた古木と言われるケヤキの木ですが、台風で一部伐採せざるえないというのはなんとも「無念」な思いがするものです。この問題は恐らく次の議会でも一般質問で取り上げる議員の方もいるのではないでしょうか。国の天然記念物である府中のケヤキの木を今後も保善していくには、どうした良いのか、行政はもとより専門家の意見もいただいて、今後も保善していくために知恵を絞らなければと思います。

結城亮(結城りょう)

24 9月

NPO法人 猫の会の里親譲渡会を見学してきました

今日(9月24日)午後、以前私のブログにも記載しました、NPO法人猫の会の里親譲渡会を見学してきました。会場には30匹ほど猫ちゃんがゲージになかにいて、里親を希望する方々が会場に集まっていました。猫好きの私は個々の猫ちゃんが本当にかわいいのでそれぞれ見つめていました。

気がついたことでは、会場はレンタルルームを借りているのですが、室内は臭いがまったくなく、個々の猫ちゃんも清潔そのものです。会場の猫ちゃんは元々は「飼い主のいない猫」ちゃんたちでしたが、捕獲後に消毒や去勢などをされてから、室内で飼われており、清潔でおとなしい猫ちゃんばかりです。猫の会のみなさんに対しては、行政側からも支援策を検討できないものかと思いました。例えば猫の里親譲渡会の会場貸し出しについて、行政側も支援の手を差し伸べられないものかと思いました。

会場を見ての感想は、それぞれの猫の表情にも個性があるものだと感じました。そして猫などの生き物に優しい温かい行政は、一人ひとりの住民に対してもやさしくなれる・・・、そんな街をつくりたい、そのための行政支援策を講じる必要があると、あらためて思いました。

結城亮(結城りょう)

23 9月

家に猫40匹 虐待容疑で書類送検へ・・動物愛護法違反の疑い

【東京新聞社会面の報道から】

 

今朝(9月23日)の東京新聞社会面に、名古屋市で猫を約40匹を劣悪な環境で飼育したとして、愛知県警が動物愛護法違反(虐待)の疑いで、元住人で市内に住む者を書類送検したとの記事があります。

 

記事よれば「この姉妹は今年4月上旬から6月に上旬にかけ、同市北区の市営住宅で猫約40匹を排泄物が堆積する不衛生な環境で飼育し、虐待した疑いがもたれている」とあります。記事では「死骸も放置していた」とあり、「室内は糞尿で汚れ、強烈な臭いが充満し、アンモニア濃度は人体に影響がでるレベルに達していた」とあります。記事では日本動物福祉協会の調査員の方のコメントがあり「動物への虐待が許されない社会にするために、警察と行政、動物愛護団体が協力して、踏み込んだ対策を取るべきだ」としています。

 

8月24日付ブログでも記述しましたが、東京都には「動物の愛護と管理に関する条例」がありますが、市区町村で同条例がある自治体は多くはありません。こうした心無い行為によって犠牲になる動物を守るために、行政による防止策を強化しなければならないと思います。法制度を行い、自治体でも厳しい罰則を伴う条例を制定することも含めて検討する時期ではないでしょうか。

結城亮(結城りょう)

12 9月

地域猫との共生探る・・渋谷区の民間団体が21日に講演会を予定

今朝(9月12日)の東京新聞23面に、地域猫との共生を探る渋谷区の民間団体が21日に講演会を開催するとの記事があります。記事では「飼い主のいない猫」と都市住民の共生どう実現していくかをテーマに開催されるとのこと。記事によると講師をされる亀岡晶子さんは、渋谷区動物愛護推進ネットワーク代表をされている方。同ネットワークは一団体としては全国でも有数の猫の不妊・去勢手術(3月時点で2849件)したとのこと。またこうした活動には、「東京大学、青山学院大学の地域猫研究所にも協力するなど、渋谷区の地域猫活動をけん引してきた」としています。

記事によると亀岡代表はこれまでの経験を踏まえ「①全国で進められている地域猫活動と渋谷区の取り組み、②飼い主のいない猫を見かけたらどうしたらいいのか?トラブル防止のためには?などの内容で講演するとのこと。

 

この記事によると同セミナーは原則、渋谷区在住・在勤・在学者が対象だが、地域猫に関心のある方の参加も受け付けるとのことです。参加費無料、定員は40名。☆事前申し込みは渋谷区保健所へ 電話03-3463-2246 まで 当日参加も可。

 

昨日の私のブログでも書きましたが、地域猫を守る活動をされている市民団体の方のお話しを伺って、一言では表すことができない感激を私はうけました。「小さな命を大事できる府中市は、未来ある子どもたち、ご高齢者、障害者など、様々な人達にも寛容になれる。そんな素敵な府中市にしたい」と訴えられた石濱江里子さん(NPO 府中猫の会代表)の言葉は、人の心の琴線にふれるものがあるのではないでしょうか。私も議員という立場で、地域猫と市民、そして行政をつなぐこと仕事をしたいと考えています。

結城亮(結城りょう)