03 7月

府中市の自宅介護をしている家庭、ひとり親家庭、障害者がいる家庭の感染対応策について

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

府中市議会議員の総意として、市に対して新型コロナウイルス感染症拡大防止策に関する緊急要望書(8項目)を提出し、6月3日付で市から回答がありましたので、以下数回にわけてお知らせします。

 

 

高齢者の介護を行っている世帯については、本人やその家族などから相談があった場合、地域包括支援センターやケアマネジャーが施設のショートステイの利用を調整するなどの対応を行っており、引き続き、保健所や地域包括支援センターなどの関係機関と連携して適切に対応します。なお今後、調整が難航することも想定されることから、都や東京都高齢者福祉施設協議会、東京都社会福祉協議会、老人保健施設協会に対して、在宅高齢者の積極的な受け入れを要請しています。

 

 

ひとり親家庭の保護者が感染した場合は、自宅療養または入院などは保健所の指示にもとづいて対応しますが、子どもへの支援については、保健所の指示を踏まえつつ、児童相談所と連携し、一時保護などの必要な支援につなげます。

 

 

障害者の介護を行っている世帯については、確実に必要なサービスや処置が提供できるよう、保健所や医療機関、障害福祉サービスの事業所などと連携して、適切な対応ができる仕組みを検討します。(以上の市の回答文より)

 

 

こうした市の回答が議会に提示されていますので、上記の点についてお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

※私のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp

 

30 6月

府中市の議会改革度は?・・早稲田大学マニュフェト研究所が議会改革調査を発表(読売新聞)

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

 

★町田市議会は改革度ランキング全国3位、府中市議会は全国783位!

 

 

先日(6月25日)の読売新聞多摩版に、早稲田大学マニュフェスト研究所が2019年度の全国の1433議会(全自治体の80%)の議会改革度調査で、東京の町田市議会が全国順位で3位、多摩市議会が5位に、墨田区議会が29位、東村山市議会が53位にランキングされたと報じています。

 

 

この記事では「設問は情報共有、住民参画、機能強化」の3分野で各議会を数値化したとあります。町田市議会は「市議と高校生との意見交換会を17年から開催、請願審査では請願者が希望すれば参考人招致し、意見を直接聞いている。市議に配布する資料は議会の開会前からHPに掲載しており、住民参画と情報共有で高い評価をうけた」、また多摩市議会では「市側から提出された議会について、修正を加えて可決したり、否決したりじた事例があり、機能強化での高評価につながった」とあります。

 

 

またこの記事に関して、同じ府中市議会の杉村康之市議会議員は「(議会改革ランキングの記事に関して)なんと府中市議会は783位!だそうです。議会改革基本条例の策定過程も非公開でした。自民党を中心にした与党3派は、ランキングなんて気にすることはない、と嘯きます。そんな馴れ合いの文化が、前時代的なコテコテの談合事件を生んだ背景にあるのではないかと私は思います」(杉村議員のブログより一部抜粋)。

 

 

私も同じ思いをするものです。議会の情報公開と議会改革は時代の流れです。府中市議会でも議会基本条例が制定されましたが、市民から同条例の説明会の開催を求める陳情が提出されても、否決されているのが現状です。私も議員の一人として、引き続き市議会改革に取り組んでいく決意であります。

 

 

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28 6月

府中市議会の信頼回復と再発防止に努めるためには、どうあるべきか・・二元代表制の原点に立ち返るとき

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

先の市議会第2回定例会において、「府中市議会の信頼回復と再発防止に努めることを誓う」決議が全会一致で可決されました。内容については、先の府中市発注の工事2件で、市職員が官製談合防止法違反容疑で逮捕、市議会議員2名が公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕された事件をうけて、その反省と市民のみなさんへの信用回復のために決議されたものです。

 

 

★議会が行政を監視する機関としての役割を果たすことができなかった

 

 

今回の決議のなかで以下の文書があります。「府中市議会としては、行政を監視する機関としての役割を果たすことができなかった今回の事態の重大さを真摯に受け止め」「このような不祥事の要因となった市職員と議員との関係性についても厳しく検証しなければならない」。

 

 

これは大変重要な指摘です。つまり府中市議会において「二元代表制」が機能していなかったことを示しています。市長も議員も共に住民から選ばれた代表が、相互に均衡しながら双方が対等の機関として、自治体の方針を決めて、その行政の執行を議会が監視することが二元代表制の「肝」であるからです。これが機能していなかったことを反省しているわけです。

 

 

ではなぜ機能しなかったのか。いくつかの原因はあるかと思いますが、市長(行政)と議会が「近しすぎる」こと、「一体」に近くなりすぎた関係が、行政と議会の「緊張関係」を失わせ、今回のような事件が発生した原因の1つとなったのではないでしょうか。それは今年1月の府中市長選挙において、現職の高野市長を推薦する市議が30名中24名という実態があります。選挙中、市長陣営の市議から「チーム議会で高野市長とともに市政を前に進めます」という趣旨のフレーズが聞こえてきました(と記憶しているのですが)。まさに今回の決議が示す反省の原因がここにあると考えるからです。

 

 

★元来、地方議会に「与党」「野党」はないのでは・・

 

 

私は地方議会には本来、「与党」「野党」というものは存在しないと思っています。どの政党会派の所属であれ、議員はみな住民の代理人であり、住民の利益を守る視点から行政(首長)の執行を監視、チェックすること、同時に政策提案を行うことで住民の利益を増進することが任務だからです。ところが「市長推薦」派(与党)の議員となると、行政の側に対しても要望の実現しやすくなる(?)という考えから、市長推薦派に多くの議員が集まり、さらには「チーム議会で市長と一体」となってしまえば、議会による行政へのチェック機能など果たされるのでしょうか。

 

 

今回の事件は市長選挙で対立候補を推薦した私も含めて、議会側がもう一度「二元代表制とは何か」という地方議会の原則を深く学び直し、その原点に返る機会だと考えています。

 

 

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27 6月

府中市議会で「医療機関の経営危機に対する財政支援の強化を求める」意見書が採択されました

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

府中市議会令和2年度第2回定例会の最終日において、共産党の赤野議員が提出者となった「医療機関の経営危機に対する財政支援の強化を求める」意見書が、賛成多数で採択されました。(賛成者・・西のなお美議員、渡辺将議員、杉村康之議員)

 

 

意見書では「病院が新型コロナウイルス感染症患者を受け入れるためのベッドを空ければ減収になり、医師や看護師ら医療関係者も感染症患者対応のための体制を確保しなければならない。一般患者と隔離するためには一般診療や入院患者数の縮小も余儀なくされ、ほとんどの病院で大幅な減収が見込まれている」としています。

 

 

また「医療機関の経営危機を打開するためには、日本医師会が求めている全医療機関に対して診療報酬を前年水準の概算払いで支払うなど、医療機関が経営を維持できる十分な支援に拡大することが必要だ」とあります。

 

このような状況市で市議会として、国に対し新型コロナウイルス感染症で患者の受け入れで全国の多くの医療機関が経営危機にさらされる事態を重く見て、大胆な財政支援を政府に求める内容となっています。

 

こうした意見書が府中市議会で可決されたことは大変意義あることです。今後とも国民生活を守るための意見書の採択のために、尽力していく決意です。

 

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24 6月

府中市議会最終日・・村木茂、臼井克寿両市議会議員が議員辞職しました

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今日(6月24日)、府中市議会令和2年度第2回定例会の最終日で、官製談合事件で警視庁に逮捕、起訴されていた村木茂議員と臼井克寿の両市議会議員が、横田実議長あてに議員辞職願を提出し、受理されたとの報告がありました。

 

 

6月2日に逮捕された両市議について、その後の動向が注視されていましたが、23日の時点で起訴され、本人から議員辞職願いの提出となりました。今後も捜査の解明とあわせて、こうした不祥事が二度と府中市で発生しないために、私も議員の一人として全力をあげるものです。私からも府中市議会議員の一人として、本当に心から市民のみなさんに謝罪申し上げるものです。

 

 

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