11 9月

調布飛行場 自家用機の運行再開問題・・「なぜ今」被災市民ら反発

今朝(9月11日)の東京新聞多摩版に、昨日開催された調布市議会の調布飛行場等対策特別委員会では、東京都が示した自家用機の自粛解除方針に対して、委員からは「拙速だ」との意見が相次ぎ、都の責任も追及する意見もあったと報じています。記事では同委員会に都の港湾局幹部も出席し、自粛解除方針を伝えたことに対して、委員の側は「なぜ事故原因の大きな一因となった遊覧飛行を都は見抜けなかったのか」「見過ごしてきた都側の注意義務違反の責任は」など意見に、都側も回答に窮したと報じています。

また記事では「『飛行場問題を考える市民の会』のメンバー、村田キヨさん(78)は『住民説明会の時には自家用機の飛行再開について何も言わなかったのに、その後すぐに3市に言ってくるなんて、だまし討ちだ』」などの声を紹介しています。

 

今日は府中市議会でも基地跡地等特別委員会が開催されますが、この問題で市の担当者からも説明があると思います。3市のひとつである府中市も先日、高野市長が都が発表した自粛解除方針には懸念を表明しており、市議会でも都の方針への批判の意見が出ることは間違いないと思います。都の安易な自家用機運航再開のための「自粛解除」方針に対して、住民生活の安全を守る立場から、都側の責任追及含めて、運行再開には慎重な極めて態度をしなければなりません。

結城亮(結城りょう)

10 9月

府中市議会 陳情 「再生エネルギー推進条例(仮 称)制定のための関係者から構成される検討協議会を設置すること」が不採択(建設環境委員会)

今日(9月10日)開催されている府中市議会 建設環境委員会において、2つめの陳情「 スマートエネルギー都市の構築の実現を期し、再エネ推進条例(仮 称)制定のための関係者から構成される検討協議会を設置すること」が、市民の方から提出されましたが、残念ながら委員会では「不採択」となりました。

 

陳情では「2期目の高野市長が公約した『スマートエネルギー都市の取り組み拡大』は2017年2月21日『地球温暖化対策推進計画(2011年策定)の見直 し』により『スマートエネルギー都市の構築』の施策となりました。府中市は2018年度にスマートエネルギー都市実現の機運醸成のために市民提案 型協働事業として、『みんなで考えよう自然エネルギーin府中』を行っています」。

「現在、府中市では『スマートエネルギー都市の構築』に関して本市に適 したあり方の探索と具体的な施策を環境審議会に諮問しているとのことで す。 『自然エネルギー』、『スマートエネルギー都市』に関する質問は、今ま でも議会で取り上げられております。関心を持つ議員が中心になって、関 係部署、関連審議会委員、市民などが参加してどのような条例化が可能か を検討すべきと考え、下記陳情項目を要望するものです」(陳情内容抜粋)。

〔陳情項目〕 「スマートエネルギー都市の構築」の実現を期し、再エネ推進条例(仮 称)制定のための関係者から構成される検討協議会を設置すること。

 

【時期を得た陳情、結果は残念、しかし世界的流れは自然再生エネルギー促進】

 

私はこの市民の方からの陳情は大変時期を得たものだと思います。自然再生エネルギー促進は、「3.11」の福島原発の事故をうけ、我が国にあった「原発安全神話」は崩壊しました。その後の世界をみても、自然エネルギー促進が大きな流れではないでしょうか。この陳情はあくまでも「検討協議会を設置すること」とあり、条例制定はその次の段階であることです。この点なら最大公約数で他会派とも一致できると思うのですが、残念な結果になりました。しかし、この自然再生エネルギー促進の市民運動は、今後も府中市内において活発に行われることを願い、私も賛同していきたいと考えています。

(不採択を表明・・市政会、公明党、市民フォーラム、採択を表明・・共産党、生活者ネット)※市民フォーラムの委員の方は当初「継続審査」を主張しましたが、少数否決により「不採択」を表明されました。

結城亮(結城りょう)

10 9月

府中市議会陳情「府中駅周辺における歩行者回遊の安全と利便性のためについての陳情」

本日(9月10日)の府中市議会建設環境委員会において「府中35番街商店会」からの陳情案件、「府中駅周辺における歩行者回遊の安全と利便性のためについての陳情」が、全会派一致で採択されました(市政会、市民フォーラム、共産党、公明党、生活者ネット)。

 

陳情要旨では、「府中駅前通り甲州街道から宮町中央通りの間に横断歩道等設置することによる周辺を回遊する歩行者への配慮とあり、その主な理由として「(府中駅南口再開発完了後)府中駅前通りの甲州街道から宮町中央通りまでの間には、府中駅前通りを横断することのできない状況にあり、そのため、せっかく整備され魅力あるまちづくりができたにもかかわらず、歩行者の回遊においては、不便さを感じている方が、たくさんおられます。特に、高齢者や、体の不自由な方にとっては、大変な負担になっております。そのような中、多くの方々から横断歩道の設置が望まれております」「府中駅前通りに横断歩道を設置する等、バリアフリーの視点を重視する中に、自由な回遊をもたらす策を講じていただきたく、関係当局に働きかけるなどしていただきますよう、お願い申し上げます」(一部抜粋)。

 

〔陳情事項〕
府中駅前通りに横断歩道等を設置に向けての検討並びに計画すること

 

私もこの陳情には賛同です。府中駅南口再開発完了後、それまでバスロータリーを横断できる歩道がなくなり、伊勢丹の店舗のあるところまで「大回り」しないと渡れなくなったことで、「ストレス」を感じるものです。この横断歩道がないために、府中駅東側の商店街への客数の落ちて、閉店する店舗もみられるなど、活気が失われているように思います。建設環境委員会では全会派一致の賛同を得られたので、本会議でも採択される運びとなるでしょう。超党派でこうした問題は取り組むべきと思います。

結城亮(結城りょう)

07 9月

府中市教育委員会の学校教科書採択手法、市民と教育委員会の関係と問う(一般質問)

【教科書選定採択の手法で2つの大きな「改定」があった】

 

府中市議会の9月定例会の一般質問において、私は教育委員会による市内公立小中学校の「学校教科書採択の選定採択の手法問題および、市民にとって開かれた教育委員会を問う」と題して質疑をしました。

市の教育委員会は昨年から学校教科書選定採択の手法を、「協議」と「審議」にわけ「協議」する場を非公開の臨時会として開催しています。それまで「協議」と「審議」を1回の会議で一括して行い、公開の委員会として開催していましたが、市民からは「なぜ昨年から学校教科書採択の協議という、重要な場を非公開にしたのか」と非難の声があがっていました。

この問題について取り上げた私は、質疑のなかで教育委員会による2つの点で手法が変更したことをあげました。①毎年年度当初の教育委員会では、学校教科書採択の問題について、詳細な項目にわたる「要綱」を提案するという手法から、その提案する中身が大幅に省略された「方針」と言う名の提案になったこと、②教科書選定採択を「協議」するという名目で非公開の臨時会の開催が行われるようになったことです。

それまでの「要綱」は、13の条項からなり、A4の7枚ものの資料で提案されており、「今後の教科書採択のスケジュール予定」まで記載したものでした。しかし昨年から提案されたのは「方針」という名の提案で、「採択の目的」など3つの条項に絞った内容になり変更され、この点だけみても、従来の採択手法より公開性が後退した感は否めません。

 

また私は教育委員は特別地方公務員という公職であることから、学校教科書採択という重責ある任務を担うだからこそ、市民にとって余計に関心のある教科書採択の「協議」の場についても、公開で行うべきことを主張しました。

質疑の最後に「市民と向き合う教育委員会」「市民に開かれた教育委員会の会議運営」についても、2014年7月の文科省通達、2014年12月議会における教育部長答弁を引用して、市民にひかられた教育委員会行政の実行を求めました。詳細は今後、府中市議会HPでも公開されますので、お目通しいただければ幸いです。

結城亮(結城りょう)

 

07 9月

府中駅周辺のちょこ・りん・スポットを今後も存続できないか(一般質問)

9月4日、市議会一般質問で2件目の質疑として、府中駅周辺の駐輪施設、甲州街道北側にある、ちょこ・りん・スポットの存続、および駅周辺の駐輪施設の問題について質疑を行いました。

市はちょこ・りん・スポットが2005年以来、13年間果たした役割について①府中駅周辺の放置自転車対策に効果を発揮した、②市民の駐輪マナーがよくなることに貢献したことを答弁。また昨年オープンした「ル・シーニュ」の地下駐輪施設に対する市民の声として「地下施設のため使いづらい」「駐輪場の入り口がどこにあるかわからない」といった声を紹介。また「地下の駐輪施設は使いずらい」という市民の声に応えて「くるるの南側に平地の駐輪場を整備することにより解消できるものと考える」との答弁もありました。

私はこうした市の見解をうけて、「ル・シーニュ」の地下駐輪施設に、自転車の管理員について「自転車を利用する高齢者やお子さん連れの方に対して、可能な範囲での補助作業も、指定管理業者に要望してほしい」「また地下2階の駐輪場には管理員が不在なので、指定管理業者に補助作業の管理員も配置してほしい」と要望しました。

また市は市役所の第二庁舎の地下なる駐輪施設について、私は一般利用者のために駐輪場を拡充する半面、総台数が850台ほど減る計画であることに懸念を表明。それに対して市は「使いずらいと評判が悪かった2段式ラックを全部撤去した。またこれまでの定期利用の駐輪施設を減らすことで、一般の総台数の需要には新たに補充場所を設けなくても、需要は満たせる」と答弁しました。さらに甲州街道北側のちょこ・りん・スポットについては、来年2月ごろに閉鎖を行うとの答弁でした。

私はあらためて、ちょこりんスポットの開設継続を要望したうえで、「自転車を利用して府中駅周辺に集まる市民の『真のニーズ』を、市は感じてほしい。市民にとって府中駅周辺に自転車を利用して来ることが、『おっくう』になるような駐輪施設の施策については、かえって駅周辺の活性化も台無しになるだろう。どうか自転車を利用しやすい、駐輪施設について市は考えてほしい」と訴えました。

「市民にやさしい街づくりを」、そうした市民の思いこそが行政マンを動かすのではないかと思います。今後も駐輪施設問題について、取り上げていきたいと思います。

結城亮(結城りょう)