15 11月

府中市の新市庁舎の備品購入に10億円・・可能な限りの節約を要望

★新庁舎のともなう備品購入で新たに9~10億円を計上

 

今朝(15日)は府中駅北口デッキであいさつ。さて共産党府中市議団では、平成33年度以降に完成が予定されている、府中市の新市庁舎の建設費などの予算膨張について警鐘を発しています。当初150億円だった新市庁舎の建設事業費は、この間2度増額され、現在は205億円に膨らんでいます。さらに今年の9月議会では、机や椅子などの備品購入費が概算で、9億~10億円になるとの報告がありました。その理由として、市は現在使用中の備品の耐用年数や規格品でないことをあげ、全て新しいものを購入するとのこと。

しかしながら、まだ使用可能な備品もあり、他施設でも使用できないか検討するとのことです。党議員団は今後も使用できる備品は使用すべきであり、経費節約という視点からも重要だと指摘しています。新市庁舎建設事業について、市は第六次府中市総合計画の重点プロジェクトであり、事業費増額は適正であり問題はないとし、事業費を聖域化する扱いです。

★旧庁舎で使用していた備品も問題なく活用している(大分県佐伯市)

ちなみに市庁舎建設特別委員会に所属する赤野委員が、この10月に視察した大分県佐伯市では、旧庁舎で使用していた備品も最大限活用しているが、問題は生じていないとのことです。今後も共産党議員団では、新市庁舎建設問題について、市民の常識目線で要望していきたいと思います。

14 11月

府中市の16年度決算の特徴・・増大する投資的経費に懸念

9月の府中市議会決算委員会では、16年度の決算審議が行われましたが、決算歳入では、予算編成時から前年に続き財源補てん解消の上に、公共施設整備基金に17億円も積み立てる余裕ある予算となりました。さらに今年3月の市税収入補正では、個人、法人などで21億円が追加されました。しかしそのほとんどは基金に積み立てられており、基金総額の年度末残高は622億円となり、過去最大となっています。

 

★納税義務者が増えるも、増加者の6割が課税所得200万円以下

 

個人市民税補正額の3億円の要因は、景気回復による納税義務者数の増加です。しかしながら、その増加者の6割が課税所得額200万円以下、全体でも55%を占めているのが実態、市民生活の厳しさを物語っています。ちなみにこの16年度歳出決算額は初めて1000億円を超える規模となりました。この主な要因は、最終盤をむかえて府中駅南口再開発に76億円、大規模学校給食センターに53億円によるもの。これらの理由から投資的経費が増大するものとなっています。

 

投資的経費の増大が市民向けサービスの施策の削減、停滞につながることは言うまでもありません。共産党議員団は市民生活を守ることを優先に、今後も投資的経費の増大に、チェックする姿勢で臨んでいきたいと思います。

26 9月

府中市議会決算特別委員会4日目

今朝(26日)は府中駅北口デッキであいさつ、終日、市議会決算特別委員会。さて市議会決算特別委員会も4日目、明日で同委員会は終了し、29日の本会議で終了予定。私は同特別委員会において、市職員の研修問題、民生委員の問題と保育所の現地指導監査の問題、街路樹の落ち葉掃除の問題、セカンドスクールの問題などを取り上げました(今回、取り上げられなかった問題は、個別に担当課長に申し入れをしました)。

市の職員研修問題では、今年で2回目となる入庁3年目職員の航空自衛隊基地での研修について、私は中止を申し入れ、市民協働と防災対策の実践を両立できる研修として、消防団への体験入団研修の実施を要望。また保育所問題では、私も実際に相談があったことをテーマに、保育士不足の問題から有資格のない補助保育士も増えていることから、保育現場では問題が発生しており、行政の指導監査が求められることを提起。児童福祉法38条では、年1回、認可保育所への現地指導を義務づけているものの、実際は書面による指導で済ませている自治体もあることから、府中市は現地指導を必ず行なうことを要望しました。ほかにも近所の方からの生活行政相談をうけたことを題材にして、質疑を取り上げました。やはり自治会の役員も担っていることもあり、地元の方からの要望を受ける機会が増えたことが、大変議員にも役立っていると思います。

いよいよ明日は決算特別委員会の5日目、各会派から総括質疑が予定されていますが、共産党議員団からは服部議員が質疑に立つ予定です。

06 9月

府中市議会一般質問・・府中駅新設の公衆トイレの利用性拡充求める

今日(6日)の午前10時からの本会議での一般質問にたち、私は1、府中駅に新設予定の「だれでもトイレ」と、男女別公衆トイレの利用性の拡充、2、市内公園トイレの改善について質疑を行ないました。

府中駅のトイレ問題に関する主な論点は、①男女別トイレの利用時間の拡大、②だれでもトイレに男子用小便器設置を要望しました。①について府中市は、共同管理をしているのが京王電鉄であり、トイレの利用時間については、京王ショッピングモールの営業時間内の利用の限ると答弁。理由は京王電鉄の理解にもとづいて、設置できる男女別トイレなので、京王の意向である、ショップの営業時間内に限るとのことでした。私は、共同管理する相手(京王電鉄)の意向も尊重することは理解できるが、京王電鉄は民間企業とはいえ、鉄道事業であるから公共性のある企業であり、駅利用者や市民がいて、府中駅と府中市の反映をともに願う立場で、せめて男女別トイレの利用時間については、電車の始発から終電までをお願いできないものかと要望しました。

②については、市の答弁は「今度新たに設置される、だれでもトイレは敷地内が狭いこともあり、男子用小便器の設置は困難だ」とのことでした。私は「だれでもトイレに回転率をひきあげるため、また衛星面からも利用者の頻度が多い、男性用小便器を設置することが理にかなっている」と主張しました。

今回は、府中駅に公衆トイレを設置しようという市民の方々が長年にわたる運動が実ったことで、ひとつの区切りとして一般質問をしました。今後も、こうした市民の方々の運動実績と議会論戦をいったいで行いたいと思います。

29 8月

9月議会一般質問で「府中駅に新規設置予定の公衆トイレと市内公園トイレの改善」を求めます

今朝(29日)は府中駅北口デッキであいさつ、さて9月4日(月)から開会の府中市議会一般質問で、私は今年度中に京王線府中駅に新規設置予定の公衆トイレの問題と、市内公園トイレの改善要求について取り上げます(一般質問は9月5日と6日の2日間)。

私は、市民運動のみなさんによる長年の要望であった、府中駅ロータリーに公衆トイレを設置する問題で、市は9月議会補正予算にて、ユニバーサルデザインに対応した「だれでもトイレ」と男女別公衆トイレの設置を決定しました。これは大変喜ばしいものなのですが、一方で利用時間の問題や設備の問題で、市民のみなさんからの要望が寄せられています。こうした課題について質疑を予定しています。

2件目は、市内の公園トイレの改修改善問題をとりあげます。市は公園老朽化対策を計画するなかで、トイレの改修も検討していますが、他の都内の自治体では公園トイレ独自の改善計画も実施するなど、公園トイレのユニバーサルデザイン化の実施を柱にすえている行政区もあります。こうした先進的な自治体も研究して、9月の一般質問で取り上げる予定です。府中市には福祉まちづくり条例も制定されており、ユニバーサルデザインの問題は重要課題でもあります。東京2020にむけて、多くの来訪者が府中市の公衆公園トイレに親しんでいただけることをめざす中身にしたいと思います。他にも、共産党議員団は目黒議員が公共施設再編問題、赤野議員が国民健康保険問題、服部議員が介護保険問題を取り上げる予定です。