18 3月

府中市議会で政治倫理条例案が可決・・ゆうきりょうは本案には反対し修正案に賛成しました(令和5年3月17日)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

昨日(3月17日)府中市議会令和5年第1回定例会が閉会しましたが、そのなかで政治倫理条例が可決されました。今朝(3月18日)の読売新聞多摩版でも報じていますが、この条例は市発注工事の入札をめぐり、元幹部職員が元市議会議員2人に最低制限価格などを伝えた官製談合事件を受けて、市議会に再発防止の特別委員会が設置され、2年半以上、30回を超える委員会の開催を経てまとめられた条例です。

この記事にもあるように、この条例は①地位を利用した利益供与や供応接待は受けない、②市の契約などに関して、特定の者への取り計らいをしない、③職員に職権の不正行使を強要しないなどを規定し、刑事事件で有罪判決を受けた際は500分の1以上、または議員定数の3分の1以上の連署で、審査請求できることとしています。

★修正案では審査請求基準の引き下げ、審査会に議員だけではなく市民らを加える

こうした条例案に対して、同委員会の杉村康之議員が修正案を提出、①議員と市職員のなれ合いをしないことを条例案にいれる、②審査請求の要件を有権者100人以上または議員定数の12分の1以上とする、③審査会に市民と学識経験者を加える修正案を提出されました。この修正案に私と備邦彦議員が賛成者となり、同修正案に賛成しましたが、賛成少数で否決、本案(西宮幸一議員が提出者)が賛成多数で可決されました(ゆうきりょうは本案に反対をしました)。

この特別委員会に私も同委員として審議に加わっていました。この条例案の作成とめぐっては、今回の修正案の箇所がポイントとなり、意見も大きく分かれたのが特徴です。市民向けの説明会の開催も行われ、複数の市民の方からの意見が多かったのもこの修正案の箇所でした。

私も今回の事件を重く見ることから、なかでも審議会には議員のみの構成とすべきではなく、市民、学識経験者が参加するべきと主張していました。今回の条例成立は府中市議会の強い意思として、再び官製談合事件のようなことを繰り返さないこと、真に行政と議会の二元代表制を確立する、府中市議会への改革の意思の表れです。

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

02 1月

今年の府中市の市議会議員選挙でも、住民参加で投票率向上めざす取り組みを・・杉並区がインターネットサービスを利用して企画提案(令和5年1月2日)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

今年の4月には全国の多くの自治体で「統一地方選挙」が行われ、府中市においても市議会議員選挙が予定されています(4月16日告示、23日投開票)。

★インターネットを活用して、議員候補者と住民との間で政策のコミュニケーションを競う取り組み

この間もブログで近年の低い投票率をアップさせる取り組みについて掲載してきましたが、興味ある取り組みを都内の杉並区が企画しています。同区のHPによると、「(杉並区の)選挙管理委員会では、4月執行の杉並区議会議員選挙において、『投票率アップ企画委員会』を設置し、ボートマッチ事業を行う予定です。立候補者・利用者に回答を求めるアンケートの作成などに携わる委員を募集します」とあります。内容については「利用者が、自身の考えに近い立候補者を知ることができるインターネットサービスです」とあります。

立候補者:選挙で争点となりそうな政策や問題に関するアンケートについて、立候補者が回答します。

●利用者:利用者は、パソコン・スマートフォンから同じ内容のアンケートに回答することで、「利用者自身の回答」と一致率が高い立候補者を知ることができます。

以上のようなサービスを、杉並区が企画検討しているそうです。これは大変参考になり取り組みではないでしょうか。元来、市議選や区議選は住民にとって最も身近な街づくりの話題、医療や福祉、教育といった住民生活になくてはならない施策が、争点になる選挙であり、住民の関心が高いはずです。しかしながらその投票率は低下を極め、30%台の自治体も多く、府中市議選でも46%前後です(ちなみに昭和58年の府中市議選は70%の投票率があったそうです)。

私も住民の方から「市議会議員といっても普段は何をしているのか」「議会という場がとても遠く感じられる」といった感想を一般的に伺います。こうした議員、議会と住民、有権者との距離をうめる「作業」を、私たち議員は日常から行わなくてはなりません。その意味でも、杉並区のようなインターネットを活用した取り組みは、とても参考になります。ぜひ3月議会の予算委員会などで提案したいと考えています。

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

※府中市議会議員 ゆうきりょう の2連ポスターについて、府中市内で掲示いただける方、場所などありましたら、ぜひお知らせ、ご協力ください。 アドレス yuki4551@ozzio.jp

09 12月

府中市では出産準備金給付を現金で支給します(令和4年12月)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市では国と都からの補助をうけて、また市の独自予算(財政調整基金)も加えて出産・子育て応援交付金を支給する予定です。この予算については、12月議会最終日に補正予算案(2億1千万強)として上程される予定です。

内訳は①令和4年度中に出産した方への支給額として、10万円を支給します

②令和4年度中に妊婦届けを提出し、令和5年度中に出産予定の方へも総額で10万円支給します。また令和5年度中に妊娠届けを提出された方にも支給されるそうです。

現在、市の担当課も調整中とのことで、詳細な点については、府中市のHP,「広報ふちゅう」で発表されますので、ご覧ください。※府中市の担当課・・子ども家庭支援課 電話042-368-5333

~岸田内閣による29兆円の補正予算の成立をうけて、出産される世帯への応援給付金を活用した制度です。市の独自財源も加えての支給となります。この補正予算案は今年度第4回定例会の最終日(12月14日)の本会議で可決されました。

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp

22 11月

府中市が物価高騰で苦境の市内事業者に燃料費と光熱費の一部を補助(12月議会、補正予算案)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市では12月の定例議会で物価高騰から市内事業者の経営を支援するために、燃料費と光熱費の一部を補助する施策を行います。

今朝(11月22日)の読売新聞多摩版でも報じていますが、市ではコロナ禍以前の2019年と22年の同月の売り上げを比較し、10%以上の減少があることが補助条件となります。この場合、中小企業と小規模事業者の補助限度額は法人が10万円、個人事業主が5万円、大企業は40万円。またむさし府中商工会議所の経営指導を1年以上継続してうける意思がある場合は、上限額をそれぞれ2万円ひきあげるとのことです。

申請については12月中旬から来年2月中ごろまで、記事によると市では約5100件の申請を見込んでいます。

今回の事業者への補助については、国からの補助金(中小企業等原油価格、物価高騰臨時対策事業費)と、市の一般会計予算から充てて実施するものです。全体の補正予算額は4億4900万円程度。※問い合わせ先・・府中市 産業振興課 電話:042-335-4142

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp

14 11月

府中市でも水道水の安全性を求めるために、住民の血液検査を・・市民団体が横田基地周辺の住民を対象に血液検査の実施へ

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。昨日(11月13日)の東京新聞朝刊に、横田基地周辺の5市(国分寺、小平、小金井、武蔵野、西東京)の住民を対象に、住民の血液検査を国分寺市のクリニックで検査を開始すると報じています。

★府中市では武蔵台の井戸水からも高濃度のPFASが検出されていた

この記事では「多摩地域の水道水に使われていた井戸水から発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたことをうけ、地元の市民団体が23日から、地域住民数百人を対象に大規模な血液検査に乗り出す」と報じています。記事では「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」が京都大学の原田浩二准教授に依頼するとしています。「横田基地が疑われるのは、英国人ジャーナリストが2018年、基地内の泡消火剤3000リットル以上が10~17年に土壌に漏出したと報じたからだ」とあり、「これを受けて東京都が基地周辺の井戸を調査し、高濃度のPFASを検出、府中武蔵台、国立中、東恋ヶ窪の一部井戸水から取水が停止された」としています。

★府中市議会でも国に対して、積極的調査を実施するよう意見書が可決

こうした事態があったにもかかわらず、日米地域協定がネックとなり、米軍基地内に立ち入り検査ができないことなどを理由に、国も積極的に動く姿勢がないことから、市民団体が独自に住民の血液検査で、水の安全性について調査することになったとしています。これは市民の健康、命に関わる重大な問題ですあり、府中市の井戸水からも高濃度のPFASが検出されているという事態をうけ、市議会でも複数の議員さんも取り上げ、また府中市議会では全議員一致で国に対する意見書も決議がされています。私も市に申し入れをしたこともありますが、今回の市民団体の調査結果をうけて、さらに議会も行政も住民の命と健康を守るために、乗り出すべき時にきています。

※参考ブログ⇒ 府中武蔵台浄水所から基準値を超えた有害物資検出・・府中市の住民から有害物資の血中濃度平均値が全国平均の2倍に – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

 府中市議会で「水道水源井戸の有機フッ素化合物汚染の原因究明と汚染除去を求める意見書」が全会派一致で可決 – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

 府中市の武蔵台浄水所の水質汚染問題で市と協議しました・・市は主体的に東京都と国へ市民の健康守るための行動を – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp