02 5月

地方議員年金、復活探る与党・・国民からの信頼が大事ではないか

【今朝の東京新聞1面トップ記事から】

今朝(2日)の東京新聞1面トップで、与党が地方議員年金を復活させるための法案提出をしている動きに対して、小泉進次郎氏ら若手代議士が反対しているとの記事が掲載されています。2011年に地方議員年金が廃止された同制度ですが、自民党は地方議員のなり手がいないことを理由に、今回議員立法として提出しようとしています。財源構成は半分が議員、半分が地方自治体が負担し、年間約200億円の自治体負担生じるとあります。

【結城りょうの視点・・議員年金制度復活に反対する世論の背景に、政治家不信がある】

 

全国各地の地方議会で地方議員年金復活を求める意見書が、可決されており、府中市議会でも自民党市政会が提出し、可決されています(共産党は反対)。私も以前ブログで数回記載しましたが、「現在、国民に対しては年金をカットするだけカットしておいて、議員だけお手盛りでなんだ!」という国民感情が生じるのは、当然のことだと思います。とくに今日における政治家の不祥事を見ると、国会議員や地方議員など政治家は、国民から尊敬される対象ではなく、むしろ軽蔑される対象ではないかと思うわけです。昨今の地方議員の政務調査費の悪用や、ぬるま湯の地方議会体質などと批判されることからも、国民感情として反発される土壌があると、私は思います。

くれぐれも特権的な議員年金制度などと批判されないために、全国の地方議員一人ひとりが、議員という立場を「特権」的なものと考えることなく、市民のために汗を流して、市民が幸せに生きる社会をつくるために日々頑張ること。それが地方議員に対する信頼につながり、議員年金制度も認知されるのではないかと考えます。 結城りょう

01 5月

府中市・郷土の森博物館、プラネタリウムが明日(2日)からリニューアルオープンします

今朝(1日)の朝日新聞多摩版に、府中市郷土の森博物館にあるプラネタリウムが明日、2日からリニューアルオープンする記事が掲載されています。記事にありますが「スクリーンに映し出される星の数が1億個と増えて、広くなった座席でゆったり眺められるようになる」とあります。臨場感を味わえるスクリーンになります。

府中市のプラネタリウムは1987年にオープンしましたが、機材や施設が老朽化し、昨年10月に一時休館して改装工事を実施してきました。今回のリニューアルで座席数は287から218に減ったものの、広く大きな席になるとのことです。私も昨年9月に市議会議員全員で会場を訪問しましたが、これだけのプラネタリウムを自治体が単独運営しているのは、すごいものだと思います。それだけに今後の運営の在り方にも注目していきたいと思います。

ちなみに府中市ではリニューアル記念事業として宇宙飛行士の毛利衛さんの講演会を主催するとのことです。問い合わせは府中市郷土の森博物館「宇宙飛行士講演会」係へ。電話 042-368-7921まで

結城りょう

30 4月

府中の市民運動のミニコミ誌「府中萬歩記」第50号

この間、私のブログでも紹介してきた、府中市の市民運動にたずさわる方々で発刊しているミニコミ誌「府中萬歩記」が第50号の発刊をしました。今号も市民運動の草の根の目線から、府中市政をどう見ているかという点で興味深い内容がたくさんです。①「市議会ウォッチング」では、京王線府中駅に公衆トイレを設置させる市民運動の経過と検証、②市政ウォッチャーによる、ラグビーワールドカップのキャンプ地誘致で、府中市がイングランドとフランスの2チームの誘致に対する、批判的考察、③市内の「居酒屋放浪記」では分倍河原駅前の飲み屋さんを紹介した記事、④4月21日の山本太郎参議院議員を招いての市民集会の様子など、「硬軟」おりまぜた楽しい誌面です。ぜひみなさん、ご一読下さい。

発行・・府中萬歩記編集委員会、 矢崎町4-1「のんちゃらん食堂」

メール fuchuyorozu@gmail.com    頒価 100円

29 4月

結城りょう市政報告&懇談会を開催しました

今日(29日)午後2時から、市内東部・若松地域において「府中市議 結城りょう市政報告&交流会」を開催しました。赤旗読者の方も多数ご参加いただき、府中市政の現状と課題、高野市政の問題などについて闊達に意見交流しました。とくに意見や感想が集中したのが、ごみカレンダー未配達問題、公民館利用の有料化問題、今後の東部地域の街づくりの在り方について活発な意見交流をしました。ごみカレンダー問題では「一般競争入札で安い落札価格にも問題があるのではないのか」「なぜいい加減な仕事をする業者が、自治体の仕事を落札してしまったのか」など率直な意見がありました。また公民館有料化問題との関係で、府中市の財政状況についても意見があり、「共産党議員団が日頃より主張されている、府中市の基金が他市と比べてもあまりに多いのは問題であり、もっと市民に知らせてほしい」との要望もありました。

また東部地域を対象とした交流会でもあるので、西武線多磨駅の改修改築について、イトーヨーカドー建設オープンの課題などについても意見がありました。いわば「小集会」のような形式ですが、こうした小集会をたくさん開くことは、市民のみなさんに市政を身じかに感じてもらうチャンスです。5月下旬には、市街地周辺を交流の対象とした小集会を予定しています。

29 4月

府中市の中学校の部活動改革・・中学校でも説明会開催 今度こそ部活動の軽減はできるか

【毎日新聞の報道から・・スポーツ庁の指導方針を自治体市教委に徹底】

私は昨年12月議会の一般質問で、中学校の部活動の有り方について質疑をしました(17年12月6日付ブログ、「府中市議会一般質問で教員の部活動軽減を求める」)。この質疑で市教委の答弁は、文科省、スポーツ庁の指導方針待ちの消極的答弁が目立ちました。その後今年1月16日に、スポーツ庁が部活動ガイドラインを発表しました。毎日新聞(1月17日付)では、「スポーツ庁の有識者会議 ガイドライン骨子が大筋了承」との見出しで、「運動部活動に関するガイドライン(指針)を検討するスポーツ庁の有識者会議が16日、東京都内で開かれ、中学では休養日を週2日以上とし、1日の活動時間を平日2時間、休日3時間程度までとする指針の骨子が大筋で了承された。国が活動時間の上限を示すのは初めて。同庁が年度内に指針を取りまとめるのを受け、都道府県教委や市区町村教委、学校がそれぞれ方針を策定する」と報じました。

【スポーツ庁が示した運動部活動ガイドラインの骨子の概要・・府中市でも実行を求める】

●休養日は週2日以上で、平日は1日以上、土日で1日以上、●夏休みなど長期休業中は部活動も長期の休養日を設ける、●1日の活動時間は平日2時間、休日3時間程度、●科学的トレーニングを導入し、短期間で効果が得られる活動にする、●スポーツクラブなどと連携し、地域のスポーツ環境整備を進める、●大会の統廃合を進め、学校が参加する大会数の上限を定める

こうしたスポーツ庁の指導方針をうけ、府中市内の中学校においても、今後の部活動の有り方についての説明会が開催されています。説明では、スポーツ庁のガイドラインにそった方針が、生徒や親御さんたちに報告されています。過熱する部活動が教員の多忙化と生徒の生活にも影響を与えることを考えると、当然の方針とは思いますが、これまでの部活動の状況を考えると、画期的な指針だと思います。また質疑でも主張しましたが、地域のクラブ活動とも協力することが必要だと思います。中学校の教員にとって部活動指導は、その指導においても、また「労働」においても大変な「重荷」となっており、部活動の負担が軽減されることで、授業準備などの本来の任務に割ける時間が増えることを願います。