12 11月

三宮克己さんがご逝去されました(元府中市議)

★朝鮮戦争にも従軍された経験をもつ三宮さん

 

府中市議会議員(1975年~2003年、7期)を務められました、三宮克己さんが、ご逝去されたとことが伝えられました(11月11日午後11時37分の前川浩子さんのフェイスブックより拝見しました)。三宮さんは、1926年、大正15年生まれ、朝鮮戦争に従軍された日本人の一人として、戦争の悲惨な体験を市民に伝えてこられました。以前私も9月22日付ブログで紹介した、毎日新聞のインタビュー記事「朝鮮戦争に従軍、その体験を語る・・元府中市議・三宮克己さん語る」のなかで、その内容について紹介させていただきました。また最近では、府中市民がつくるミニコミ誌「府中萬記」でも2度に渡り、自身の半生を振り返っておられました。

 

★しがらみがなかったから、市議としてやってこれた

 

「府中萬歩紀」のインタビューによれば、三宮さんは戦後、労働組合や日本社会党の専従書記の経験があり、1967年に府中市の美好町の都営住宅に入居。その後住民運動などにも参加され、1975年の府中市議選に出馬、16位で初当選を飾られ、以後7期28年間市議を務められました。インタビューのなかで三宮さんは「たまたま府中に引っ越してきただけで、府中に縁もゆかりもない自分が市議をやってこれたのは、しがらみがなかったからかもしれない。地域の住民や協力者の方から、様々な問題があることを知らされ、いろいろな人たちと繋がりができて、一緒に問題解決に向かってやってこられた」と語っています。

 

三宮さんは社会党員で革新系市議として、この府中で活動されてきたことは、大変困難も多かったのではないでしょうか。そのあたりもこのインタビュー記事で語られています。平和憲法擁護、戦争に反対し、また「社会的弱者」に光をあてる行政の実現のために、市民と共に活動されてきた議員さんだったのではないでしょうか。それは革新政党の立場から、府中市政の歴史を創ってこられた方だったとも思います。

 

あらためてご冥福をお祈りいたします。

12 11月

「保育所開設 近隣に配慮」事業者向けセミナー開催(読売新聞)

★神戸地裁、大阪高裁判決では、子どもたちの声(騒音)は、住民の我慢の限界を超えているものではない」

 

今朝(12日)の読売新聞社会保障面(32面)に、保育施設をめぐる近隣住民とのトラブル解消と良好な関係を築くことを目的とする、保育所運営セミナーの様子が掲載されています。1つは保育所建設工事中の騒音振動に対する住民とのトラブル、2つ目は保育所開設以降に児童たちの声に対する、近隣住民とのトラブルにどう対応するかに焦点をあてています。

 

なかでも子どもたちの声をめぐっては、今年2月の神戸地裁の判決が注目されており、記事では「(保育所施設からの子どもの声は)我慢の限界を超えているとは認められず、違法とはいえない」として(住民の)訴えを棄却」とあります。住民はその後、控訴したが大阪高裁は棄却したとのこと。「高裁判決は、保育施設について『公益性・公共性の高い社会福祉施設』と認定し、『園児が園庭で自由に声をだして遊び、保育者の指導を受けて学ぶことは、健全な発育に不可欠』との認識を示してる」と記事にはあります。

 

★保育所は住民にとって「迷惑施設」なのであろうか?

 

私も府中市内で建設計画があった私立認可保育所の住民説明会に出席したことがりますが、そこでもこの記事同様に、周辺住民から子どもたちの声や、車の駐車場などの問題で保育所運営事業者に懸念の声をあげていました。保育所の存在はもはや、近隣住民の方たちからは「迷惑施設」になっているのではないかと、大変悲しい思いをしたのを覚えています。いずれにしても、子どもは日本の未来の宝です。幼少発達期における保育所の役割は、子どもたちの未来にとって重要なのは言うまでもありません。私も引き続き保育所問題について、待機児童解消と保育士さんの確保の課題と並んで、保育所運営についても引き続き関心を払っていきたいと思います。

11 11月

府中駅北口にエレベーターが新設されることになりました

「府中駅バスターミナルに公衆トイレをつくる会」(会長 武田正實)のみなさんが、10月31日に府中市と懇談を行いました。そこで市の担当者から、府中駅北口にエレベーターを新設するとの話しがあったとのことです。「トイレをつくる会」では以前から、北口にエレベーター設置を要望していました。すでに稼働している南口デッキのエレベーターに続いて、北口デッキけやき並木方面階段わきに、新設を予定し、すでに工事が着手されているとのことです。

高齢者や身体に障害のある方には、大変喜ばれることだと思います。私も引き続き、「会」のみなさんとも連携して、府中駅が市民のみなさんにとって、利用しやすい駅となるよう、要望もお聞きして議会でも取り上げていきたいと思います。

10 11月

東府中(若松町2丁目)に開業予定のスーパーライフ、着々と建設進む

★周辺地域はタワーマンションや新興住宅が急増、東府中はスーパーマーケット激戦区に

 

京王線東府中駅そば、甲州街道沿い若松町2丁目に開業を予定している、ライフコーポレーション(スーパーライフ)の建物が着々と進んでいます。鉄骨構造で建築面積は、2.052.00m2、敷地面積は2.410.54m2、述べ面積が4.277.96m2、高さは15.20m、地上3階の建物の建築計画のお知らせが掲示されています。工事完了は平成30年3月末としています。

 

この周辺地域は緑町1丁目にタワーマンションが建設されるほか、若松町から東部地域(紅葉丘)にかけても、新興住宅が増えている地域でもあります。それだけに、ライフコーポレーションも利益を見込めるとして開業を見込んだのだと思います。一方で若松町2丁目にはサミットストアー、東府中駅南側にも同ストアーがあり、スーパーマーケット激戦区の様相を呈しています。ちなみにライフコーポレーション本社に開業日時の予定を聞いたところ、「まだ開店時期については決まっていない」との返答でした。もっとも一般的に建物自体が完成すれば、早期に営業を開始すると思われます。

10 11月

「東芝が野球、ラグビーチームの運営を見直し」(毎日新聞経済面)

★東芝リストラ策の一環でスポーツチームも見直しの可能性あり

 

今朝(10日)はJR北府中駅であいさつ、午前中質問準備、午後生活相談、夕方に街頭辻立ち、夜も打ちあわせなど。さて今朝の毎日新聞経済面には、経営再建中の東芝の記事が掲載されています。そのなかで注目されるのが、同社のスポーツチームとして名をはせてきた、野球部とラグビー部の運営を見直すという記事があります。記事では「本業と関連性の薄いテレビ番組のスポンサーやスポーツ支援も例外なく経費削減の対象とする」とあり、「ラグビー部も日本代表のリーチ・マイケル主将が所属する屈指の強豪チームとして知られる。仮に東芝が両チーム(野球、ラグビー)の運営を見直すことになれば影響は大きい」と報じています。

 

★スポーツチームは福利厚生とは違うとの見方もあり

 

一方で記事ではスポーツチームに所属する選手が外国人を除く社員が多数であり、「ある東芝幹部は『スポーツは福利厚生で始めたもので、宣伝とは違う』と大幅な見直しにはハードルがあるとの見方を示した」とも報じています。東芝府中事業所には、有名なラグビーチームが存在し、府中市も2019年のラグビーワールドカップのキャンプチ誘致に力をいれています。また議会でも話題になっているだけに、もしこの記事のとおり同社がラグビーチームも運営見直し(縮小やラグビー部の解散など)の事態になれば、府中市に対する影響も生じることでしょう。東芝の行方と府中事業所の動向、そしてラグビーチームの運営の今後などの動きに注視したいと思います。