28 9月

民進党が「希望の党」に合流?!

 今日(29日)の時事通信は午前中のネットニュースで、民進党の動向について配信しています。それによれば「民進党の前原誠司代表は28日午前の党執行役員会で、衆院選に向け、小池百合子東京都知事が代表を務める新党『希望の党』に事実上合流する方針を示した。民進党候補の公認を希望に申請した上で、同党に判断を委ねる。午後の党両院議員総会で全議員に説明する」。前原氏は、選挙区で野党候補が乱立しては与党と戦えないとして、野党勢力が結集する必要性があると判断した。前原氏は26日夜に小池氏と会談し、『非自民』勢力結集のため協力したい考えを伝えた。小池氏は、民進党全体の受け入れを否定。一人一人の憲法観や安全保障への考え方を見極めた上で、希望の公認を与える方針だ」と伝えています。

実は私は、民進党と小池新党との連携はありうると思っていました。理由は前原代表が「あらゆる手段を使っても安倍政権を倒す」と言明していたことです。「あらゆる手段」とは、「左」は共産党、「右」は小池新党と連携するという「ウルトラC」を実行するのではと感じていました。推察ですが理由は、前原代表はマスコミ調査では「野党4党(民進、共産、自由、社民)の支持率が低く、これでは安倍自公政権の受け皿になれない」と認識し、サプライズ&ウルトラCで小池新党と合流し、都議選で起きた自民党大敗北の結果を今度は総選挙で巻き起こす作戦、「政権選択選挙」の構図に持ち込むと思いました。

わが党の志位委員長は、「希望の党」は安倍政権の補完勢力であるとの認識で、協力連携はありえないと言明しています。小池新党が野党共闘の「一丁目一番地」である「安保法制廃止」を公約にすれば、共産党が協力する余地はまだあるかもしれませんが、今のところ小池新党からその気配は感じません。本日午後5時30分からの、新宿駅西口でのわが党の志位委員長の街頭演説が注目されます。

24 9月

航空自衛隊府中基地で実弾20発紛失・・毎日新聞ニュース

  大変物騒なニュースが昨夜(23日)の23時36分、毎日新聞ニュースで配信されました。それによれば、「航空自衛隊府中基地は23日、小銃の実弾20発を紛失したと発表した」とネット上で流れました。配信では「同基地によると、同日午前10時20分ごろ、同基地に所属する航空気象群が、陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区など)の射撃場で予備自衛官の射撃訓練を実施しようとしたところ、訓練で使用するため同日朝に同基地から搬入したはずの64式小銃の実弾20発入りの箱一つが見つからなかったという。訓練を中止し、府中基地と朝霞駐屯地で捜索している」と伝えています。

 大変物騒なニュースであり、無事に発見されることを願いますが、もし見つからない場合の処置はどうなるのか。責任の所在はどうなるのか、今後の行方を見守りたいと思います。ぜひ国会でも共産党議員団で取り上げてほしいものです。

またこのニュースを見て思ったのは、昨年に続き今回で2回目となる府中市の入庁3年目の職員研修を、今年は10月4日~6日にかけて同基地で行うのですが、予定どおりに行われるのかという点です。この点、月曜の決算委員会でも確認したいと思います。

 

 

23 9月

学童保育施設、詰め込み4割・・全国学童連協調査(しんぶん赤旗)

今日(23日)の赤旗日刊紙には、学童保育施設においても待機児童数が増えており、詰め込み施設が4割という記事が掲載されています。記事では「学童保育に入所を希望しても入れない『待機児童』は、自治体が把握しているだけで1万6832人と増えています(2014年は9115人)」とあります。また「保育園のように潜在的な待機児童数を割り出すのは難しい」(全国連協の佐藤愛子さん)。「申し込んでも定員オーバーで入れないのではないか、とあきらめて申し込まない家庭も多いなど、実際のニーズは見えにくいものの『子育てしながら働く女性が増えているので、ニーズはかなり高まっている』」。また国の入所基準は集団の規模は40人以下なのですが、41人以上の施設が41%もあり、100人以上が1.4%あるとのこと。

一方で記事では「学童保育指導員の不足も問題で、週5日以上の勤務も年収150万円未満の指導員は46%、79%の指導員が不安定な雇用で、生活を脅かされ、長く働き続けることが難しい」と分析しています。自治体では学童保育ニーズが高まるなかで、大規模化して児童を詰め込んで対応するところもあります。

府中市でもこの記事だ大方、同様な様子です。また児童数が多くて詰め込みの学童保育と、児童数が極端に少ない学童の違いもあります。先日も私は、学童保育父母連絡協議会の方から要請をうけましたが、ぜひ一度、現場の実態も調査し、また学童保育指導員の方からも要望を伺いながら、一般質問で取り上げたいと考えています。

22 9月

朝鮮戦争に従軍、その体験を語る・・元府中市議・三宮克己さん語る(毎日新聞)

今朝(22日)はJR北府中駅であいさつ、終日、市議会決算特別委員会に出席、夜は会議。さて昨日の毎日新聞夕刊に元府中市議会議員の三宮克己さんのインタビュー記事が掲載されています。三宮さんは府中市議会議員を7期務められた方。かって朝鮮戦争に従軍されたことでも、知られている方です。記事では1950年9月15日未明の仁川上陸作戦に言及し「米軍による占領下、日本人船乗りであるのに私はその作戦(仁川上陸)に動員されていました」。「まぶたには黒焦げ死体があった」と語っています。

「(仁川上陸作戦が)もしも反撃されていたら、どれだけ死傷者が出ていたことか。夜が明けて、おそるおそる上陸しました。トーチカ(防御陣地)をのぞくと、男が真っ黒になって死んでいる。朝鮮人民軍の将校でしょう。大柄な男でね。火炎放射を浴びて黒焦げなのに唇だけがピンク色でした」「おれはいったい、何をしてるのか。人殺しの手伝いじゃないか。恐怖心と腹立たしさが交錯し、捨て鉢な気持ちで高ぶっていましたね」と、朝鮮戦争の最前線で戦った経験を生々しく語られています。

三宮さんは、再び朝鮮半島で戦乱を絶対に繰り返してはならないと語ります。自らの体験をもとに語っているだけに、その言葉一つひとつに迫力を感じます。三宮さんは市議時代は平和憲法擁護を掲げて議会で活躍されていた方です。こうした先輩たちの体験を、これからも語り継いでいかなければならないと思いました。

20 9月

「NO」頼みやめ、前向き議論を・・世田谷区・保坂区長(朝日新聞)

今朝(20日)は午前中、市議会本会議、打ちあわせなど。さて今朝の朝日新聞4面に、元社民党の国会議員で、現世田谷区長の保坂展人区長の記事が掲載されています。この記事では保坂区長の取組として、市民参加型の街づくりワークショップを目指す取組が紹介されています。そこでは空きやを活用した地域コミュニティーづくりとして、「せたがやD・I・Y道場」の取組があります。「昨年秋に定員30人で始め、今では150人を集める日もある」とし、区の事業とのタイアップも目指すとしています。

記事では保坂区長が国会議員時代に反対することに、政治家としての存在価値を見出していたが、区長になり「NO]だけではダメだと思ったとのこと。「批判する政治家を評価してくれる人もいる。でも、『NO』には、あら探しばかりで少しも実行しないというイメージが強い」「再選を期した15年4月の区長選挙では『もっとよくしよう』という肯定的な思いを込めた『せたがやYES』をキャッチフレーズに掲げた」。「旧来の枠組みを超えた広がりに野党が『YES』という建設的な価値を届けられるかが問われている」としています。

私も保坂区長が国会議員の時代は、「たたかう国会議員」のイメージが強かったですが、世田谷区長になられてからは、行政の長として区民を治める立場にたち、イメージが変わりました。「抗議するだけでは先細り」「反対」型だけでは広く区民の理解、支持を得られないということでしょうか。この保坂区長の記事を拝見し、私も地方自治、地方政治を住民本位に改革していくために、あらゆる角度から、また多くの人から学んで、よりよい府中市政のために奮闘する思いを強くしました。