02 12月

「16年度税収 前年割れ・・アベノミクス失速鮮明」・・毎日新聞1面トップ

今朝(2日)はJR北府中駅前であいさつ、夕方も宣伝を予定。一般質問の準備など。さて今日の毎日新聞朝刊1面では、「16年度税収、前年割れ」、6面には「アベノミクス失速鮮明」との記事をかかげています。記事によれば、「16年度の国の税収見通しが15年度実績(56,3兆円)を下回り、55兆円台後半になる」と伝えています。「政府は12月中に第3次補正予算案を編成して、税収の不足分を赤字国債の発行で賄う方針」とのこと。さらに、記事では「年度途中に財源のあてのない赤字国債発行はリーマンショック直後の09年以来、7年ぶり」とし、6面では、「法人税の減少が大きな原因」とし、「税収増を追い風にしてきた経済政策(アベノミクス)が、税収減で転換点をむかえそう」と報道しています。

紙面では「こうした事態は政府がかかげる財政健全化目標の達成にも影響を与えかねない」と伝えています。今回の政府による、いわゆる「歳入欠陥」の事態に陥ったことで、「安倍政権は経済成長なくして財政再建なしとして、歳出拡大による経済成長を重視してきたが、税収減で政策の見直しを迫られる」と、毎日新聞では伝えています。そのうえ法人税の減税を継続するとなれば、さらなる歳入減が予想されます。

府中市でもこの間、税収増が数年続きましたが、この要因の1つに、市内の大手企業からの法人市民税が増収になったこともありました。しかしながら、今回の政府の歳入欠陥の事態は、府中市の今後の財政にも影響をあたえることは必至と考えられます。%e8%b2%a1%e5%8b%99%e7%9c%81

29 11月

12月府中市議会・・一般質問は「東部地域の街づくり」をとりあげます

今朝(29日)は府中駅北口であいさつ。さて12月5日から開会する府中市議会の12月定例議会、私は7日に一般質問を予定しています。今回のテーマは「東部地域の街づくり」についてです。東部地域とは、府中市の若松町3丁目から5丁目、紅葉丘、朝日町、多磨町、白糸台などの地域をさします。

この地域は昭和29年に府中市制が発足する前は、旧多磨村といわれる地域で、多磨霊園を中心に石屋さんも多く存在するなど、歴史のたたずまいと威厳を感じさせる地域です。一方で府中市の街づくりの発展が、大国魂神社の周辺を中心とする地域に力点がおかれ、この東部地域は街づくりが少し遅れた地域でもあります。私は今回の質疑のために、この地域の古くからの住民の方々に、いろいろお話を伺いました。そこでお二人の方が「ここは(東部地域)府中のチベットです」と言われたのが印象的です。一方で古くからの住民の方々は、この地域への愛着と誇りをもって暮らしてきたことも感じました。

この東部地域に存在する西武線多磨駅周辺は近年、東京外語大学の誘致をはじめ、警察学校の開校、榊原記念病院の開院、武蔵の森公園の建設、さらに2020年には大型商業施設(イトーヨーカドー)のオープンが予定されるなど、今後数年で様変わりする様相を見せている地域です。私はこの地域の住民のみなさんの思いを、本会議場の一般質問で執行部に訴えたいと思います。市民のみなさん、7日はぜひ府中市議会へお越しください。

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28 11月

府中で採れた農産物を食卓に・・府中特産品直売所

今朝は西武線多磨駅であいさつ、一般質問の準備、赤旗拡大行動など。さて府中には地元で採れた農産物の直売所が市内にあります。なかでも市街地(府中市役所第二庁舎の1階)にある共同直売所「府中特産品直売所」には、いつも多くの市民の方が買いものに訪れています。「黒米」「生椎茸」など、府中特産の農産物があることでも知られています。やはり地元で採れた野菜というのは、なんとも親しみを感じるものです。

実は私自身も最近、毎晩の夕食について、野菜スープ(10種類以上の野菜)をつくって食事をしています。毎晩の夕食を野菜中心の食事にしてからは、体調もすごぶる良く、まず風邪をひかなくなり、野菜スープダイエットと言われるように、確かに痩せて、ウエストもしまってくるのが、わかるようになりました。

府中にはこうした素晴らしい特産の農作物があります。私が買い物に行く近所のスーパーにも、府中産の野菜があります。ぜひ市民のみなさん、府中のお野菜をたくさん、摂取して健康な身体を維持しましょう。%e5%ba%9c%e4%b8%ad%e8%be%b2%e7%94%a3%e7%89%a9%e8%b2%a9%e5%a3%b2

26 11月

府中市美術館で開催中、「藤田嗣治」展を見て

今日(26日)、府中市美術館で開催している、「藤田嗣治」展の観賞に行ってきました。藤田嗣治氏は戦前から戦後にかけての画家、1914年にフランスに渡り、「パリの寵児」とも言われるほどの売れっ子の画家に成長、1933年に日本に帰国後は、従軍画家として活動。陸軍美術協会の幹部として「大日本帝国」政府の戦争遂行に協力。これが後の敗戦により、同氏の人生を大きく変えてしまいます。以下、Wikipediaでは、「戦時中日本に戻っていた藤田には、陸軍報道部から戦争記録画を描くように要請があった。国民を鼓舞するために大きなキャンバスに写実的な絵を、と求められて描き上げた絵は100号200号の大作で、戦場の残酷さ、凄惨、混乱を細部まで濃密に描き出しており、一般に求められた戦争画の枠には当てはまらないものだった」とあります。実際私も観賞して、なかでも「アッツ島玉砕」(作品)は見るものに、戦場の迫力とそこで犠牲になる人間の残酷さを覚えました。

さらにWikipediaでは「(戦後)戦争協力の罪を非難され藤田は、渡仏の許可が得られると『絵描きは絵だけ描いて下さい。仲間喧嘩をしないで下さい。日本画壇は早く国際水準に到達して下さい』との言葉を残しパリへ移住、生涯日本には戻らなかった。渡仏後、藤田は『私が日本を捨てたのではない。日本に捨てられたのだ』とよく語った。その後も、『国のために戦う一兵卒と同じ心境で描いたのになぜ非難されなければならないか』、と手記の中でも嘆いている」と記述。いわば当時の日本政府の国策に大きく翻弄された藤田嗣治氏の人生。私は決して絵画のことを理解する知識など、まったく持ち合わせていない者ですが、この展覧会を観賞して、国家の政策が与える個人の人生への影響と、深いかかわりを感じずにはいられませんでした。藤田嗣治氏は後の1955年にフランス国籍を取得、1968年に没。%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%84%e5%b3%b6

 

24 11月

市民負担を強いる公共施設の使用料値上げ案が提出される・・府中市議会・総務委員協議会

今日は午前中、市議会の厚生委員協議会に委員として出席、来年4月から府中市でもスタートする、介護保険の新総合事業の報告など6件の報告提案がありました。さて今週月曜日(21日)の総務委員協議会では、「使用料の負担割合(案)」の報告がありました。これは、市民活動に影響の大きい公共施設の使用料を「受益者負担の原則」により、原則として有料化するともの。昨年度から、すでに実施された住民票や印鑑証明などの発行手数料の値上げに続くものです。

今後は、社会教育登録団体についても、月2回まで無料で使用できた文化センターの公民館部分の使用料も原則有料化されます(ただし減額措置はある方向で検討)。さらに公共施設に付随する駐車場についても、現在無料のものを、「民間で同様のサービスが行われている」という理由で、民間サービス並みに有料化する方針となっています。現在具体的な使用料金は提示されていませんが、施設の維持管理などのコストに対して、すでに施設名ごとに利用者負担の割合案も示されています(ただ、障害者への減額・免除などは引き続き継続されます)。党議員団は市民に負担を強いるもので、市民協働推進の考えにも矛盾するものとして反対しています。市では今後、パブリックコメントを募集(12月から5月まで)しています。ぜひみなさん、お寄せください。

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