24 2月

府中市が 市民世論調査で「飼い主のいない猫」対策について調査結果を発表しています(2018年9月)

昨年(18年9月)に府中市が発表した、50回目の市民世論調査のなかで「飼い主のいない猫」対策について、16ページ(141ぺージ~157ページ)にわたって調査結果を掲載しています。質問は7問にわたり、選択式の中身です。

1「飼い主のいない猫」対策が行われていることを知っているか、2、「飼い主のいない猫」の問題にボランティアとして取り組んでいる個人・団体がいることを知っているか、3 あなたは「地域猫活動」を知っていますか、4 あなたは「飼い主のいない猫」がもたらす問題は何だと考えますか、5 「飼い主のいない猫」が増える原因は何か 6 あなたは「飼い主のいない猫」対策として有効なものは何だと考えますか。7 あたなが「飼い主のいない猫」対策への協力についてどのように考えていますか、と7問あり、選択式で答える内容となっています。

府中市が市民世論調査において、これだけのページをさいて、地域猫問題、飼い主のいない猫」対策について市民に質問項目を起こしているのは、この問題を重視しているからであると思われます。

日々、市役所には相当な数の地域猫の問題で相談がよせられています。その際に地域猫を捕獲して、保護しているボランティア団体の方が市内で、頑張っています。私もNPO「府中猫の会」のみなさんによる、大変献身的な活動に感激し、「飼い主のいない猫」を減らすために頑張っておられます。私も昨年12月の市議会の一般質問でこの問題をとりあげましたが、引き続き、地域猫対策について現場の声を伺って調査し、再度、議会でも取り上げたいと思います。
結城亮(結城りょう)

23 2月

学童保育、問われる安全、国が配置基準を緩和・・府中市の学童保育でも児童の安全第一の職員配備を!

今朝(2月23日)の毎日新聞朝刊3面に、放課後児童クラブ(学童保育)について、「政府は職員の複数配置を義務付けた基準のあつかいを緩め、今国会で児童福祉法改正を含む地方分権一括法案を提出する」とあり、「子供の少ない土曜日や夜間を職員1人体制にしても違法ではなくなり、子供の安全が守られないと保護者らの間で不安がひろがっている」と報じています。
この記事では多摩市の学童クラブの例をとりあげ、国の指針では子供集団は40人程度として、1つの集団に最低2人の職員をつけるとしていますが、多摩市の貝取学童クラブでは、15人から20人程度に常勤、非常勤職員を各1人ずつ配置し、児童たちを丁寧に観察できるという声を紹介しています。2015年には放課後児童支援員は2人以上、うち1人は認定資格研修修了者でも配置できると基準が緩和されました。
記事では学童保育の待機児童数が増えていることを指摘、「人材確保が追い付かない自治体は、人数や研修方法を一律に義務付けないようにしている」と報じています。記事では全国学童保育連絡協議会の考えについても報じており、職員配置基準の緩和には反対との考えを報じています。
またこの特集では、学童支援員の待遇が悪く、人事が集まらないことも指摘しています。
私も府中市学童保育連絡協議会のみなさんからのご要望うけたこともあり、3月議会には文教委員会で陳情も提出されると聞いています。
また学童保育の現場で働く職員の方からも、職員が定着しないという声、また年々児童数が増えていることも伺ったことがあります。今日の毎日新聞の記事の指摘は、的を得ている内容だと思います。
この問題について、また府中市の動きについてもブログで記載したいと思います。
結城亮(結城りょう)

22 2月

府中市と東京農工大学との相互友好協定から4年、実践の到達点と今後の課題は

府中市は2015年に、市内にある東京農工大学と相互友好協定を締結しています。市のHPによれば以下のように記載しています。

東京農工大学と府中市の相互友好協定の締結について
「国立大学法人東京農工大学と府中市は、これまでにも地域振興・まちづくり・教育・環境問題・防災など様々な分野で事業を連携して行ってきましたが、今年度、東京農工大学は創基140周年、府中市は市制施行60周年という契機を迎え、互いが重要なパートナーであることを再認識し、今後、さらなる人材の育成と施策の充実を図ることにより、学術研究の向上及び地域社会の発展に寄与することを目的に、下記のとおり協定を締結しましたのでお知らせします」
(1) 農業・工業の振興に関すること
(2) 環境問題の解決に関すること
(3) 文化・教育及び学術の振興・発展に関すること
(4) 防災に関すること
(5) 人材育成に関すること
(6) 地域活性化に関すること
(7) 施設の相互利用に関すること
(8) その他両者が必要と認めること

 府中市は市内に東京農工大学、東京外語大学が存在しています。2校とも国立大学であり、専門性を有する優秀な大学です。こうした地域資源を行政が有効に活用すること、知識、マンバワー、施設、学術研究など多彩な分野を、市民生活と行政サービスの拡充に役立てることは、大学の地域住民にに対する貢献という視点からも、有効ではないでしょうか。
府中市も東京農工大学との友好協定も締結から4年がたち、この間どのように運用実践されてきたのか、また双方にとっての課題は何かなど検証も必要ではないでしょうか。この種の協定を「飾りもの」にせず、実践で魂を入れることが、何より必要だと思います。

 府中にとっての街づくり、商工業の発展、教育、環境など多彩な方面で、行政の足らざる分野を、地域の大学が補うことは、住民生活にとっても有用であると思います。今後もぜひ調査していきたいと思います。
結城亮(結城りょう)

22 2月

介護予防で医師会と連携(日野市)・・府中市も医師会と医療体制で連携強化を求めたい

今朝(2月22日)の読売新聞多摩版に、日野市が介護予防で医師会と連携、在宅医療増を想定し、包括連携協定を締結したと報道しています。
記事では「高齢化の進展で在宅医療を受ける高齢者が増えることを想定し、介護職員らが高齢者宅に居ながらにして医師から助言を受け入れられる仕組みを整備したい考えだ」とあります。
さらに「JCT(情報通信技術)機器の活用を念頭に置いており、同会と具体的な手法を話し合う。協定によると、市の同会は災害時の医療体制を整備することでも合意した。医師を派遣する避難所の選定などで今後、意見交換を進める」とあります。

私は医療体制の充実を求める立場から、介護予防や在宅医療の在り方については若干意見(異論)もありますが、行政がカバーしきれない面を医師会と協力体制を築くことは、意義があると思います。とくに災害時における住民の医療体制については、医師会との連携、協力が不可欠だと思います。情報通信技術の機器活用についても、非常時には重要だと思います。今後も、府中市が民間団体とも積極的な包括連携協定の締結など、推進するよう、求めていきたいと思います。
結城亮(結城りょう)

21 2月

府中市の「広報ふちゅう」(2月21日号)で、「地域猫活動のすすめ」DVD上映会のお知らせ

府中市の「広報ふちゅう」2月21日号での5面に、「黒澤泰&飯田基晴の地域猫活動のすすめ」のDVD上映会のお知らせが掲載されています。
広報の内容は、「市には、捨て猫や放し飼いしている猫が原因で、繁殖した飼い主のいない猫による被害の相談が多く寄せられています。この被害を軽減し、地域の環境美化をめざすため、市では飼い主のいない猫に去勢、不妊手術を行ったうえで、餌場やトイレの設置などのルールを定めて、適切に管理する「地域猫活動」を支援しています。この活動には、市、市民ボランティアが協働で取り組むことが重要です。そこで、地域猫活動への理解を深めてもらうため、次のとおりDVD上映会を開催します。問い合わせは、市の環境政策課管理係 電話 042-335-4195

〇日時 3月24日(日)午前10時30分~正午まで   〇定員 先着50人 費用は無料
〇会場 府中駅北第2庁舎3階会場  〇申し込みは当日直接会場へ

昨年12月議会の一般質問で、飼い主のいない猫の問題について取り上げた際、市の答弁で「広報ふちゅうに、この問題で記事を掲載する」とあり、それが今回の中身となりました。わたしはこの間、NPO法人「府中猫の会」などの皆さん方の献身的な活動に感銘をうけ、現場のお話も伺ってきました。今回の記事で、「もう少し紙面をさいて、ボランティア団体の方々の様子も伝えてほしかった」という思いはありますが、これを機会に飼い主のいない猫に対する市民の方々の理解、そして行政側による支援策の拡充がさらに前に進むことを、心から願うものです。また、この飼い主のいない猫問題については、私のライフワークとして今後も取り組みたいと考えています。
結城亮(結城りょう)