12 11月

府中市 学童クラブ(放課後児童育成事業)「Clover Hill」(民設民営学童クラブ)の運営方針(その1)

府中市議会議員(改革中道、無所属)の ゆうきりょう です。

府中市内には4つの民設民営の学童クラブがありますが、そのなかの1つ「Clover Hill」があります(府中市緑町)。同社のHPによると、「府中市にある小学生向けの総合教育型民間学童クラブ(放課後児童健全育成事業)、3歳~5歳児を対象とした認可外保育園、そして0歳から小学生までを対象にさまざまな教育ブランドの習い事を提供するアカデミックモールを兼ね備えた教育複合施設です」(同社のHPより)。

同社が運営する民設民営の学童クラブでは、保護者や児童のニーズに応じた多様な学習サービスをサポートしていますが、同社のブログにおいて、学童クラブといじめの問題について、大変興味深い内容が掲載されていましたので、以下、2回にわけて掲載させていただきます。

※「Clover Hill」のHP⇒ お預かりサービス案内 | 【公式】教育複合施設CloverHill府中 | 総合教育型民間学童保育・認可外保育・多彩な習い事

★こどもどうしのいじめが起きるのはなぜか

1. はじめに
学童保育は、放課後の子どもたちが集まり、安心して過ごす場所として機能しています。しかし、子ども同士の人間関係が形成される中で、いじめが発生するリスクも存在します。本記事では、学童保育におけるいじめの可能性や原因、具体的な対策について詳しく解説していきます。

2. 学童保育でいじめが起きる可能性はあるのか?
学童保育は、異なる年齢や学区から集まった子どもたちが一緒に活動するため、さまざまな人間関係が形成されます。この環境は、いじめが発生する潜在的な要因を持っています。

2.1 人間関係の多様性
学童保育には、異なる年齢の子どもや、異なる学校からの子どもが集まります。このため、上下関係や友達関係が複雑に絡み合い、いじめの原因となることがあります。高学年の子どもが低学年の子どもをいじめたり、仲間はずれにしたりすることがしばしば見られます。

2.2 環境のストレス
ストレスが多い環境では、子どもたちの心に不安や苛立ちが生まれ、これを解消するためにいじめに走ることがあります。たとえば、学校での友人関係や家庭内でのトラブルが影響し、学童保育での小さなトラブルをきっかけにいじめがエスカレートすることもあります。

2.3 同調志向の影響
子どもたちは、集団から排除されることを恐れ、周囲の意見に同調する傾向があります。このため、周りの子どもがいじめを行っている場合、自分も加担してしまうことがあるのです。また、いじめを見て見ぬふりをする傍観者の存在も、いじめを助長する要因となります。

2.4 多様性の受容不足
子どもたちの中には、他の子どもと異なる能力や背景を持つ者に対して過剰に反応する場合があります。特に、特別な支援が必要な子どもや、家庭環境が異なる子どもに対する理解が不足していると、いじめの対象になりやすいのです。

2.5 大人の目が届かない時間
いじめは、大人が見ていない時間に発生することが多いです。子どもたちは、いじめが悪いことだと認識している一方で、大人に見つかると叱られることを理解しているため、周囲の目がない時を狙っていじめを行うことがあります。

3. 学童保育でいじめが起きる主な理由
学童保育でいじめが発生する理由は多岐にわたります。ここでは、主な理由について詳しく解説します。

3.1 ストレスの多い環境
いじめが発生する大きな要因の一つに、ストレスの多い環境があります。学校での学業や家庭での問題が影響し、心に余裕がない状態で他の子どもと接することが多くなります。このような場合、ちょっとしたことが原因で感情が高ぶり、いじめに発展することがあります。

3.2 同調圧力
同調圧力は、特に集団生活を送る子どもたちにとって重要な要素です。子どもたちは、仲間外れになりたくないという気持ちから、いじめに加担したり、傍観したりすることがあります。これにより、いじめが助長されることがあるのです。

3.3 多様性の否定
異なるバックグラウンドや能力を持つ子どもたちが集まる中で、互いに理解し合うことができないと、いじめが生じやすくなります。たとえば、言語の違いや文化の違い、身体的な特性に対する偏見が、いじめの原因となることがあります。(その2へ続く)

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11 11月

府中市議会議員 秋田りゅういち議員から議員辞職願が提出・・府中市議会議長が受理(令和6年11月11日)

府中市議会議員(改革中道、無所属)の ゆうきりょう です。

今日(11月11日)、府中市議会のHPにおいて「府中市議会市民フォーラム(立憲民主党・都民ファーストの会・無所属)の秋田りゅういち議員から、議員辞職願が提出され、11月11日、これを議長が受理し、辞職が許可されましたのでお知らせします」との情報が掲載されました。

~先日発覚した一連の報道において、秋田りゅういち議員が、不同意わいせつ罪により逮捕されたことが報じられました。私は被害を受けられた方に、心よりお見舞いを申し上げます。同時に、府中市議会議員のコンプライアンスについてあらためて徹底しなければなりません。~(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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11 11月

府中市議会議員 ゆうきりょう 12月議会一般質問について・・発達障害の早期発見と支援策、「ちゅうバス」の高齢者利用促進策、受動喫煙防止対策、多磨駅の課題

府中市議会議員(改革中道、無所属)の ゆうきりょう です。

11月29日から今年度の第4回定例市議会が開会しますが、私は12月2日(月)の午前または午後1時ぐらいから質疑の予定です。今回は4件について質疑をする予定です。

1,発達障害の早期発見、支援策について

新聞報道によると「全国の小中学校の通常学級に通う児童生徒の8.8%が発達障害の可能性であることが、文科省調査でわかった」と報じられました(23年12月、朝日新聞)。同記事では、「35人学級であれば1クラスあたり3人ほどいることになる」とのことです(この調査は10年ごとに行われるもので、全国の公立小中学校の児童生徒ら約8万9千人を抽出、教員が回答する仕組みで回答率は84.6%)。近年、発達障害をもつ子ども、児童が増えていることから、発達障害の早期発見が重要であり、行政による支援策が求められていると考え以下、2点伺います。

(1)  子ども、児童の発達障害について、その早期発見が重要と考えるものですが、現状、市の小学校就学前と就学時健診の目的と、その実施状況について伺います。

(2) 市として子ども、児童の発達障害の早期発見と対策について、医療機関などとの連携、協力などはされているか、他にも同障害をかかえる保護者向けの対応(例、相談会の実施など)はされているか伺います。

2,コミュニティバス「ちゅうバス」について・・収益率の課題と、高齢の利用者促進のためのサービス拡充を求めたい

府中市のコミュニティバス「ちゅうバス」が運行されてから20年以上が経過し、住民にとって欠かせない地域交通の要となっています。一方で乗務員不足の深刻化、運行可能な車両数の減少、さらに近年の物価高騰、人件費上昇により運行経費が増大するなど、様々な課題を抱えています。そこで持続可能な「ちゅうバス」のあり方と、新たな住民サービスについて、その見直しが求められていると考え、以下、2点伺います。

(1)今日の物価高騰のもと、「ちゅうバス」の収支状況はどのような状況か、また収益率について過去5年間の推移について伺います。

(2)市として「ちゅうバス」のあるべき収益率の維持のために今後、市としてどのような考えか伺います。

(3) 以前、高齢者、障碍者の方へのちゅうバスの利用促進について質疑をした際(令和4年12月議会一般質問)、市の答弁として、「特に高齢者や障害者の方々に関しては、移動が困難となることにより外出機会が減少しないよう、ちゅうバスにおいても、引き続き、車両や停留所のバリアフリー化による乗降時の安全性、利用のしやすさの向上を図るほか、バスの利用方法の周知などにより、利用を促進していくことが必要であると考えている」との答弁がありました。この答弁も踏まえ、市の地域公共交通協議会において検討されている具体的な施策などについて伺います。

3, 受動喫煙防止に対する市の対策について

健康増進法の改正、東京都による受動喫煙防止条例の制定から4年が経過しましたが、以前、その徹底には現状、至っていないのではないでしょうか。なかでも東京都の条例による配慮義務については依然、市民、企業団体などへの周知徹底とその実施について、市として取り組むべき課題があると考え、以下、2点伺います。

(1) 望まない受動喫煙に対する防止策について、市の方針と現状の対応策について伺います。

(2) 市内にある施設(公共、民間問わず)、企業や事業所に対する分煙、禁煙化の推進について、市の方針を伺います。

4,西武線多磨駅の諸課題について

西武多摩川線多磨駅東側、都市整備用地に三井不動産による大型商業施設の開設が予定され、住民からの期待が高まっています。それにともない同駅の乗降者数はさらに増えるものと推察されます。そこで同駅の利便性がさらに向上されることを求めて以下伺います。

(1) 西武線多磨駅東西出口のエスカレーターについて、上りの昇降機のみの設置となっていますが、そのようになった経過について伺います。

(2) 多磨駅の自由通路について、動物と自転車の通行に関する基準について伺います。

~当日はインターネット中継もご覧になれますので、ぜひご聴講ください。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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10 11月

府中市 防災、災害避難所対策・・政府が防災備蓄品導入に補助、移動トイレ、キッチンカーなど

府中市議会議員(改革中道、無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の東京新聞に政府が災害時に設置する避難所の環境改善にむけて、全国の自治体に、水洗式の便器を備えた移動式トイレやキッチンカーなどの防災備蓄品の導入費用を補助する方針との記事を掲載しています。

★能登半島地震での避難所生活の実態を教訓に、避難所での対策を強化

記事によると25年度当初予算で2000億円を超える地方創生交付金を計上しています。「民間が保有する資材のデータベース化や、自治体の備蓄品の調査と公表を行い、経済対策に盛り込む」とあり、「対象となるのはトイレカー、トレーラー、段ボールベッド、暖房器具、炊き出しセット、プライバシー確保の間仕切り、洗濯ができるランドリーカー、シャワーや手洗いなどの生活用水確保のできる給水設備」など。今回の政府方針の背景に、「能登半島地震では、断水で排泄物が流れず、不潔なトイレに行くのを我慢する例が多発し、冷えたコンビニ弁当やパンなどの食事提供や床での雑魚寝が続くことが被災者の体調悪化につながり、改善が求められていた」として、「被災者の生活を支えるための体制整備が喫緊の課題」となっていることから、方針化されたとしています。

★府中市では防災用モビリティトイレ車両を購入、今年度からは自動ラップ式トイレも文化センターに配置

府中市についてもすでに、「災害発生時のトイレ環境を整備するため、防災用モビリティトイレ車両を購入する」として、その車両購入事業費を、この9月議会の補正予算で計上しました。また今年度予算のなかでも、災害時の避難所において、安心してトイレを利用できる環境の整備のための、自動ラップ式トイレの購入費用、94台を導入小中学校、文化センターなど47ヶ所に導入もしています。自動ラップ式トイレは、洋式便座に設置された専用袋に用を足した後、薬剤で汚物を固め、自動的に密閉する仕組み。停電時でも使えるように、あわせて非常用発電機も購入しています。「市の防災危機管理課によると、『災害時の避難所では、汚れたトイレの利用を嫌がって我慢し、便秘やぼうこう炎などの健康被害を起こす人がいる』『トイレの利用は不可欠なため、衛生的な自動ラップ式トイレを導入することとした』」(読売記事より)。

今回の政府方針に基づく予算の活用を踏まえ、ぜひ今後も災害時の避難所生活における環境改善のための配備増設を求めていきたいとと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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09 11月

府中市 若者と政治・・・若者の政治に対する関心高めるには? 福知山公立大学で市議会議員と学生が対話(朝日デジタルニュース)

府中市議会議員(改革中道・無所属)の ゆうきりょう です。

★若者はインスタを通じて、顔が見えることで親近感がわく

今日の朝日新聞デジタルニュースにおいて、「10代と20代の政治参加を高めようと、福知山公立大学(京都府福知山市)で5日、福知山市や綾部市などの市議会議員8人と学生16人が語りあった。地域経営学部の杉岡秀紀准教授のゼミが開いた」とのニュースがあり、「これにより(政治への)イメージが変わったという学生もいた」と報じられています。

 同ニュースのなかで綾部市議の種清喜之さん(40)は「議会や政治家がどのように情報発信をすれば若い世代は関心を持ってくれるか」をテーマにしたと語り、「TikTokの動画を議会で使うことを提案すると、学生の1人は『若者が見るのはインスタグラム。顔が見えて親近感がわく』」。

★スーツを着ているだけでなく、マッチョや赤髪の議員もいると感心をもつ

「もう1人は『インパクトが必要。議員のイメージはスーツを着て、おじいちゃんだけど、マッチョや赤髪の議員がいると、こういう人でもなれるんだと関心を持つ入り口になる』と答えた」そうです。同ニュースによると、種清さんは「若い世代や政治、議会に関心のない人に議会の情報をどう届ければいいのかが、一番の課題だった」、「『こうやったら若い方に届くのではないですか』と議会では出ない意見をもらったのでありがたい」と語った。

 またこの企画をした大学3年生の山田和香さん(20)は「テレビでしか政治家に触れていなかったので悪い印象しかなかった。仕事してるのかなあ、何しているのかなあという感じだったが、地域に熱い思いをもっていると分かった」と話したとのことです。(朝日新聞デジタルニュースより抜粋)

★日ごろからどれだけ地域住民に身近な議員になる活動をしているか

この企画は大変参考になる内容だと思います。私は常日頃から、議員がどれだけ地域住民に顔の見える、住民にとってどれだけその存在が近い議員になれるかが勝負だと思って、活動してきました。それが朝の駅頭あいさつであったり、市政通信の配布活動、SNSでの配信であったり、そうした活動を通じて、住民のみなさんにどれだけ議員と市政が身近なものに感じてもらえるかを、意識して活動しているつもりです。

その意味で府中市議会においては今年7月に、市制70周年を記念して「こども議会」を開催、市内の中学3年生を対象に議員が質疑に答弁するという形式で、議会を開催しました。こうした企画を通じて、児童、生徒のみなさんが議会、議員を身近に感じてもらうことで、政治に強い関心を抱いてほしいものだと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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