26 1月

府中駅南口再開発事業のその後・・

【再開発ビルと店舗側の段差解消を求める】

 

昨年7月にオープンした府中駅南口再開発ビル「ル・シーニュ」ですが、バスターミナルに面する側の歩道と、「ル・シーニュ」の1階のお店側の境に、8センチぐらいの段差があります(写真参照)。これはビルが完成した段階から、通行人が歩く際に「危ない」との指摘がされてきました。市側は要望をうけて、カラーコーンを置き、通行人に注意を促しています 。この箇所で車イスやお子さんを乗せたベビーカーを押すのは、大変危険です 。この問題は、12月の市議会「再開発特別委員会」でも議論になり、 「どうしてこうした段差ができたのか」「設計の時点でどうなっていたのか」「業者の丸投げでは、こういうことが起きる」などの意見が、委員からもありました。

市側も12月議会の特別委員会において、その対策として段差の解消工事の検討を表明はしています。この段差は広く、委員からは「歩道の幅が狭い箇所 を優先して改善してほしい」などの要望がありました。答弁で市側は、再開発組合に対 応を求めることなっています。しかしながら、その改修費用をどこからねん出するかは、まだ定かではありません。

 

私も利用者優先の対策を早急に求めるものですが、やはり設計段階から一体どうなっていたのかという疑問もあります。完成後の改修改善工事となると、さらなる費用もかかります。また再開発組合も一定の時期がくると解散することになります。今後、同組合が解散後にこうした修繕箇所が発見された場合は、どうしても市側の対応となり、つまり公的資金を投入せざえるえないわけです。議会も市民の立場にたって、行政側の「怠慢」については、厳しい視線で要望、チェックしていく必要があると思います。

 

 

25 1月

「府中市で統計史上最低の氷点下8.4度 都心で48年ぶり」

 今日の夕方の東京新聞インターネットニュースで、「都心48年ぶり-4℃ 府中は統計史上最低」と報じています。配信ニュースでは、「氷点下8数年に一度の強い寒気の影響で、関東地方は25日朝、厳しい冷え込みとなった。東京都心では48年ぶりに気温が氷点下4度まで下がり、府中市では統計開始以降の42年間で最も低い氷点下8・4度を観測した」としてます。

 

【身の回り 路面以外にも注意を】

 

同ニュースでは、「週末まで続くとみられる厳しい寒波。夜や早朝の路面凍結などのほか、身の回りでも、さまざまな注意が必要だ。氷点下になった場合、気を付けなければならないのは、屋外にある水道管の凍結。2年前、九州が記録的な寒波に見舞われた際には、福岡県内で水道管の凍結による漏水が相次いだ。東京都水道局のお客さまセンターには、朝から『水道が出ない』といった問い合わせが相次いで寄せられている。水道局によると、凍結を防ぐには、水道管が直接外気に触れないようにタオルなどを巻いてテープで縛るのが効果的だという。都水道局の担当者は『もし凍結したらタオルをかぶせて、ゆっくりとぬるま湯をかけてください。熱湯は管が破裂する恐れもあるので避けて』と呼び掛けている」。

実は私も今朝(25日)西武線多磨駅であいさつに立ちましたが、手袋をしているものの、指がちぎれるくらいの厳しい寒さを感じました。部屋に帰ってからも、しばらく手の指が動きませんでした。大変な寒さが続くようですが、みなさんもお互いに体調に気をつけましょう。

24 1月

府中緊急派遣村 松野哲二村長を紹介(毎日新聞東京版)

【08年の年越し派遣村の活動がきっかけで府中にも派遣村を】

 

今朝(24日)の毎日新聞東京版(24面)に、府中市内で生活困窮者の救済、支援活動を2009年から続けている、松野哲二さんを紹介しています。記事では、松野さんが府中緊急派遣村の活動を行うきっかけとなった、08年のリーマンショックを契機とする、「派遣切り」で職や住む場所を失った労働者を支援する「年越し派遣村」を見たこと。また活動内容は、労働者の労働相談や路上生活者の声掛けや見守り、生活保護受給による生計の立て直しの支援活動など、多岐にわたります。記事では「どのような問題に直面していますか」の問いに「1つは生活困窮者の高齢化です。介護が必要になるなど、単身での生活が困難になる人がさらに増える可能性があります。孤独死の対策も不可欠です。電話や訪問などで、出来る限り防ごうと取り組んでいます」と語っています。また生活保護受給者ではないが、生活保護基準以下の生活を余儀なくされている世帯への、救済活動の重要性も指摘されています。そして「ただ住まいがあり、食事ができるだけの生活を『人間的な暮らし』とは言いません。生活保護の基準額を下げる前に、今目の前にある貧困層と向き合う必要があるのではないでしょうか」と語っています。

 

【働くものの連帯と団結をこの府中から】

 

私も生活困窮者を救済、支援する行政の施策について、市議会でもたびたび取り上げてきました。その際は必ず「府中派遣村」の松野さんに、現場の声や要望、実態を伺っています。松野さん自身は東芝府中工場に勤務されていた方ですが、労働者階級の「魂」をもっている方だと、私は思います。労働者階級の「魂」とは、労使協調の企業内労組に埋没するのではなく、「万国の労働者、団結せよ」のスローガンのとおり、企業の枠を超え、正規や非正規雇用の違いも乗りこえ、世界の全ての労働者が、働くものの連帯と団結で社会を「労働者が主人公の社会」に変革にしようという思想の力のようなものです。松野さんのような草の根の運動と議会の論戦が結びついたら、必ず行政を動かせると私は思います。実は昨日も、貧困ビジネスの問題で松野さんにお話しを伺いに行ったばかりでした。

私も松野さんのような方々と運動の連帯、絆を強め、この府中から労働者が主人公の社会を作り上げるために、頑張る思いをあらたにしています。

23 1月

府中市に野球、オーストラリア代表が東京五輪の事前キャンプ地に決定

【多摩地域で2020東京五輪初の事前キャンプ地誘致】

 

今日(23日)の時事通信の配信ニュースによると、「東京都府中市は23日、2020年東京五輪に向けてオーストラリア野球代表チームを今後3年間、事前キャンプで受け入れる覚書を同国野球連盟と締結した」と報じています。記事では「東京五輪・パラリンピックの競技で、多摩地域で事前キャンプ地に決まったのは初めてという。府中市野球連盟と、市内に合宿所とグラウンドを持つ明治大学野球部との協力により実現。3月の日本代表強化試合、東京五輪予選となる19年のプレミア12、五輪の事前キャンプで、府中市民球場、明治大学野球部グラウンドなどを提供する。市はこれを契機にスポーツ、文化、経済など、さまざまな分野で豪州との交流を積極的に進めていく」。

 

「覚書締結式で高野律雄市長は『心から感謝し、最大限のおもてなしを行う。豪代表チームが五輪に出場し、決勝戦で日本と白熱した試合を披露してほしい。市民一丸となって応援する』と謝意を述べ、エールを送った。オーストラリア野球連盟の代表チームゼネラルマネジャー、グレン・ウィリアムス氏は『府中市が日本のホームタウンとなることをうれしく思う。他からも(事前キャンプ地の)アプローチがあったが、都内であることと試合会場へのアクセスが決め手になった。目標は五輪金メダル。安心して滞在し、キャンプに打ち込めると確信している。府中市民とスポーツを通じて交流し、地域に貢献したい』と語った」と報じています。

 

23 1月

「駅チカ物件、保育所転用・・町田市が不動産業者と協定」(読売新聞多摩版)

昨日(22日)の読売新聞多摩版に、町田市が待機児童解消を目的に、保育所を確保するために、市内の不動産業者と協定を締結との記事があります。記事では「市が協定を結んだのは、『八朗平』『ワタヤコミュニティー』の2社の不動産業者と宅建部のある市農業協同組合の計3者。市は18年度、0~2歳児を対象とした小規模保育事業所(定員6~19人)10施設を整備、19年4月の開所を予定。その実現に向け、専門家の力を借り、保育所への改修可能な物件情報を提供してもらう。小規模保育事業所は、一戸建てやテナントのワンフロアーの改修で開設できる。協定を結んだ3者は、駅から徒歩10分程度の場所にある物件の所有者への転用を提案する」とあります。

 

町田市のこの施策は参考になると同時に、小規模保育所であればテナントのワンフロアーでも開所が可能です。一方で、そうした環境下では、幼児、子どもたちが発育する環境場所として、本当にふさわしいかどうかという点は検討しなければならないと思います。同時に駅近の保育所であれば、通勤途上の親御さんからはニーズが多いのは、間違いないと思います。府中市の場合で言えば、待機児童が多摩ワーストワンでもあり、一日も早く解消に近づく施策を実行しなければなりません。このような町田市の施策も参考になるかもしれません。