07 8月

「過酷な新聞奨学生 新聞労連シンポ」(赤旗日刊紙)・・自身の体験を踏まえて

今朝(7日)は西武線多磨駅であいさつ、午前中生活相談、午後、一般質問準備など。さて今朝のしんぶん赤旗の4面には、新聞労連主催による新聞奨学生の実態を告発するシンポジウムの記事が掲載されています。記事によれば「集金がないコースを選択したのに、集金を強要され、賃金も支払われない」「突然、拡張(新聞の営業)をやるように言われ、授業に出られなくなる」のなどの相談事例を紹介。

シンポに参加した法政大学の上西充子教授は「新聞奨学生の募集は労働条件がはっきりしない。実質的に職業紹介事業になっているので、労働条件の明示が必要だ」とし、新聞通信合同ユニオンの加藤書記長は「奨学制度には、新聞発行本社、奨学会、販売店がかかわっている。本社が責任をもつようにすべき」と発言されています。

実は私自身も大学の1年と2年の時、日経新聞の新聞奨学生として勤労学生をしていた経験があります。豊島区の要町にある日経新聞の販売店に住み込みをし、朝3時に起きて朝刊の配達(部数は250~270部程度)。6時には配達を終えて、朝ごはんをとり大学に行き(夕ご飯もありました)、夕方4時までには、店にもどってきて夕刊を配達。確か週1日の休みは保障されていたと思いますが、新聞代の集金は毎月25日から行い、月初めまでには終わらせていました。新聞の営業拡販こそありませんでしたが、こんな毎日でしたので、朝刊の配達が終わったら「あと9時間後には夕刊の配達なんだな・・」と、毎日が時間の圧迫感を感じながら過ごしていた記憶あります。また部屋は店の2階に個室があり、間取りは3畳もない小さな部屋で夏は暑く、冬は寒い毎日。いっしょに働いていた仲間は「まるで『独房』のようだな」と笑いながら、冗談を言っていた記憶があります。

また小遣いとして、毎月7~8万もらっていた記憶があり、日経新聞社から1年間50万円の奨学金が保障されていました。私が住み込みをしていた店には、12~13人の大学生や予備校生の仲間もいて、私は2年間、一応単位はすべて取得はしました。予備校生も大変優秀な方も多くいて、あの過酷な労働のさなかに受験勉強して、有名私大などに合格した予備校生もいました。

あれから26年の歳月が経ちますが、今日の赤旗の記事を見て、自分が働いていた時代よりも、さらに新聞奨学生の勤務状態が悪化していることに、胸を痛める思いです。私が新聞奨学生だったのは平成元年と2年の時、バブル経済絶好調の時代。新聞奨学生などあまりいませんでしたが、今は格差と貧困の時代のなか、働きながら学校に通う学生も多いのではないでしょうか。わたしはあらためて社会の貧困、そして未来ある若者に対して将来を展望できる、政治の責任を感じるものです。

05 8月

府中駅バスターミナルに公衆トイレ設置の要望で、市の担当者と懇談・・実現が目前に

 昨日(8月4日)午前中、府中市役所内で「府中駅バスターミナルに公衆トイレをつくる会」(以下、つくる会)の武田正實会長はじめ6人の会員のみなさんが、府中市の都市整備部土木課とトイレ問題で懇談をされました。
 市の担当者は懇談の中で、「9月の市議会第三回定例会に、府中駅のバスターミナルに公衆トイレを設置するための、関連補正予算を提出する。けやき並木側の駅エスカレーターに隣接し『だれでもトイレ』、駅下のスーパー京王移転スペースに男女のトイレ(男:小便器2・大ボックス1)、(女:ボックス2)を設置する。今年度(来年3月)中に完成させる」などの考えが示されました。
 「つくる会」からは、「トイレは車椅子の利用者も使いやすいよう十分なスペースを確保する事、男女公衆トイレの利用時間はテナントの営業時間に限らずに拡げること、設計図面が出来た段階で公開する事、公衆トイレの表示をきちんとすることなどの要望」を、提出しました。

 いよいよ20年余にわたる市民のみなさんの粘り強い運動と、2回にわたる市議会本会議での全員一致の議会決議の結実が目前に迫っています。(府中駅に公衆トイレをつくる会・丁さん談)

 
04 8月

「府中市美術館 好きな動物、手ぬぐいに・・子供たち型紙作り」(読売新聞多摩版)

昨日(3日)の読売新聞多摩版に、府中市美術館の取り組みが話題を集めている記事があります。記事によれば「8月2日に開かれた夏休みスペシャル『どうぶつ手ぬぐい』では、子どもたちが紙を切り抜いて、好きな動物の型紙を作り、手ぬぐいに印刷した。市内の小俣圭輝君(5歳)は母親と型紙作りに夢中で『好きなライオンがうまくできた。楽しい』と笑顔を見せていた。「企画展『ぱれたん動物園』では、市美術館のマスコットキャラクター『ぱれたん』の案内で作品鑑賞、お絵かき、工作などが楽しめる」とあります。

美術館の会場には子供たちがたくさん詰めかけて、盛況とのこと。子どもたちにとっては、学校の夏休み工作の宿題としても、喜ばれているかもしれません。

なお「『どうぶつ手ぬぐい』は、8月5日、9日、12日の午後1~4時(受け付けは3時まで)にも開催される。先着100人、材料費300円、直接会場へ」とあり、「『ぱれたん動物園』は8月27日まで、月曜休館、問い合わせはハローダイヤル、03-5777-8600へ」。

03 8月

福田元首相が安倍政権を辛辣に批判 「官僚が官邸の顔色を見て仕事 国家の破滅に近づいている」(東京新聞)

今朝(3日)は京王線東府中駅であいさつ。さて今朝の東京新聞朝刊1面トップに、福田元首相のインタビュー記事(共同通信)が掲載されています。そのなかで福田元首相は安倍政権を正面から批判、記事では「2014年に発足した内閣人事局に関して、『政治家が人事をやってはいけない。安倍内閣最大の失敗だ』」としています。

記事では「中央省庁の公務員の姿勢について『官邸の言うことを聞こうと、忖度以上のことをしようとして、すり寄る人もいる。能力のない人が偉くなっており、むちゃくちゃだ』と指摘」。また「首相の政権運営について、安定政権ではないとの見方を示したうえで『(自民党内に)競争相手がいなかっただけだ。(脅かすような)野党もいないし、非常に恵まれている状況だ』と強調。同時に『そういう時に役人まで動員して、政権維持に当たらせてはいけない』」と、安倍政権のこれまでのあり方について、相当辛辣に批判しています。

このインタビュー記事を読み、安倍政権の憲法破壊の強権政治に対する福田元首相の我慢も限界に達して、「もうこれ以上、安倍政権の存在は許さない」という怒りを感じました。福田元首相のインタビューからは、日本の国が安倍総理によって「破滅」に向かっているという、危機感を今日の記事で感じ取ることができます。

またこのインタビューのなかで「(脅かすような)野党もいない」という言葉がでてきます。これには忸怩たる思いがします。そのためには、市民と野党が力をあわせ野党連合政権を実現させ、安倍内閣退陣後の政権の受け皿を用意すること。「格差と貧困」をなくして国民生活を良くする政権、立憲主義を取り戻す政権、日本の国の独立をめざす政権をどうしても作らなければならないと、強く思いました。

02 8月

「府中の自然 結婚を祝福・・婚姻届と冊子をセット配布」(府中市)

今朝(2日)は府中駅北口デッキであいさつ。さて今朝の読売新聞多摩版では、府中市の記事があります。記事では「府中市は1日から、市の木、花、鳥や公式マスコットキャラクター『ふちゅうこま』をあしらったオリジナル婚姻届と、結婚に関する諸手続きなどを紹介した早わかり本『府中で始める暮らし』をセットにして、配布を始めた」

「本では、市の子育てに関する情報を掲載しているウェブサイトや情報誌も紹介している。市では4000部を作成し、市庁舎1階総合窓口課、白糸台や西府の文化センターで無料配布する」としています。

以前、府中市議会の予算委員会で、他会派の議員の方が「府中市で提出する婚姻届について、市のオリジナリティーのあるデザインにしてみてはどうか」という要望をされていたことがありました。

私も今後、ささやかなことではありますが、住民の方々の声を聞いて府中市のオリジナリティーを打ち出すような施策を、いろいろ要望をしていきたいと思います。