17 10月

府中市 情緒発達障害のための固定学級の創設を求めたい・・インクルーシブ教育の環境と内容に不安(保護者の声)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。先日、発達障害のお子さんをもつ保護者の方から、以下のようなメールをいただきましたので、紹介させていただきます。

★現状の府中市の学校では、情緒発達の児童へのインクルーシブ教育の環境が整っていないのではないか

学校教育についての要望をお伝えしたくメールしました。現在小学生の息子がおります。中学校進学を前に進路の選択肢の狭さに悩んでいます。息子は発達障害でASDとLDがあり、境界知能です。現在はひばりや訪問支援、放課後等デイサービスを利用しています。主治医から他市の情緒の学級がある私立中学校を勧められたので検討しています。

府中市の公立小中学校ではインクルージョン教育を進めています。しかし現状では普通級に支援員を必要な人数配置する事や、教員の情報共有や個別支援は難しいと感じます。また授業内容も、LDや境界知能の児童は普通級と支援級の中間に位置する教育が必要と感じます。

★通級学級の内容は境界知能の児童の学力面を補うものではない

他市の公立中学では情緒の学級が存在しますが、府中市では実施しておらず、市内の公立中学に進学するという選択肢が途絶えます。息子の他にも情緒の学級を必要としている児童はいますので、府中市内でも何校かに情緒の学級を設置する事を検討しては頂けないかと思っています。または私立中学進学に於ける受給者証などにより、学費の補助金額の拡大などご検討頂きたいです。

府中市のインクルーシブ教育での発達障害児童への対応として、主に支援教室やことばの教室が挙げられると思います。しかしながら、通級の内容は境界知能の児童の学力面を補うものではないです。普通学級の授業内容を理解するのが難しい場合があります。情緒の学級へ見学に行き、普通学級との違いも目の当たりにしました。使用している教材やクラスの人数など、発達障害の児童が理解しながら学べる環境でした。そして、息子の通っている小学校で、通級指導を受けている児童の不登校の問題もあります。今年度、不登校を理由に転校した児童もいます。息子も不安から学校を休むことがあります。現状のままでは不登校になる児童が減らないのではと感じています。(以上、市民の方の声より)

~この間、発達障害をかかえる保護者の方のご相談などをうけ、議会でも取り上げ、一般質問でも府中市の小中学校にも情緒障害の固定学級の創設を求める質疑も行いましたが、教育委員会はインクルーシブ教育を進める方針であり、情緒障害の固定学級創設の考えはありません。複数の会派の議員さんもこの件を一般質問で取り上げておられますが、教育委員会の答弁は変わりません。

しかしながら、私としても今後、情緒発達障害の児童、生徒さんの学校教育環境の改善のために、できる限りのことをさせていただきたいと思っています。ちなみに大田区では5歳児健診を実施するそうで、5歳の時に発達障害の症状を発見できるためにも有効な施策であると聞いています。そのブログについては、以下に掲載しております。

※府中市議会議員 ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

府中市の小中学校にも自閉症・情緒障害児童 専門の固定学級新設を求めたい①(ゆうきりょう の府中市議会令和4年度第1回定例会 一般質問) – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

府中市の小中学校にも自閉症・情緒障害児童 専門の固定学級創設を・・都内13年間で5倍のクラス数増加へ ②(ゆうきりょう の府中市議会一般質問) – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

 

府中市 5歳児健診の実施で、児童の発達障害の早期発見を・・大田区が5歳児健診を実施へ(読売新聞)

17 10月

府中市 総選挙・・激戦 東京30区(10月17日) 長島昭久候補(自民党)と五十嵐えり候補(立憲民主党)が激しく競り合う情勢(読売調査)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の読売新聞に現在行われている、総選挙の序盤戦における世論調査がでています。同記事によると「激しく競り合っている長島と五十嵐を、早川、武田が追いかける展開」としています。

★外交・安保の国際政治家の長島候補

読売記事では長島候補について「8選をめざす長島は、新設された30区で早くから活動を始め、自民、公明支持層の7割を固めた。石破内閣で安全保障担当の首相補佐官に起用されたこともアピールし、支持拡大を図る」とあります。

長島昭久候補とはこの間、面識がありますが、外交と安全保障のエキスパートの方で、今回当選すれば防衛大臣の呼び声も高く、実力、実績、経験豊富な政治家でアメリカのCSIS(戦略国際問題研究所)とも広い人脈があり、知米派の国際政治家の方です。一方で子どもの貧困問題などにも精力的に取り組むなど、子育て施策についても熱心に取り組んでいる方であり、幅広い政策通の方です。

★経歴から見るバイタリティーとエネルギッシュな政治家像を感じさせる、五十嵐候補

読売記事では、五十嵐えり候補について、「公示直前に都議を辞職して出馬した五十嵐は、立民支持層の8割をまとめた。菅直人元首相らの応援もうけながら、政権批判票の幅広い受け皿をめざす」とあります。

私は五十嵐えり候補とは面識はありませんが、その経歴を見るとバイタリティーとエネルギッシュさを強く感じます。中卒で高卒認定の資格を経て、飲食店勤務やトラックドライバー、派遣労働などを経験され、弁護士資格を取得、都議会議員(武蔵野市選出)に当選、都議1期目の途中で地元の選挙区を離れて、国会議員に立候補するという度胸の良さと勝負勘の鋭さ、また政治家には必要な良い意味での「野心」を感じます。まだ40歳なのでその若さと、国会議員には女性が少ないので、この点も期待ができる政治家ではないでしょうか。

また早川候補と武田候補について読売記事では「早川は共産党の支持層を、武田は参政党の支持層をほぼ固め、他支持層への浸透を急ぐ」とあります。

~今日は読売新聞の調査でしたが、近々、朝日新聞の世論調査も発表されます。私は朝日の調査について、かなり精密度が高いと思っており、その結果についてもまたブログで掲載します~。

★府中市での期日前投票について

●府中市役所おもや1階・・10月16日~26日、午前8時半~午後8時

●市政情報センター(ル・シーニュ5階)・・10月19日~26日、午前10時~午後8時、ただし10月26日は午後5時まで

●東部出張所(白糸台文化センター)と西部出張所(西府文化センター)・・10月23日~25日、午前8時半~午後8時

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16 10月

府中市 東京30区総選挙 、現職、新人ら5人が立候補 公示日第一声の様相は(読売新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の読売新聞多摩版に衆議院総選挙の東京30区(府中市、多摩市、稲城市)の公示日の様相を伝えているので紹介します。

●長島昭久候補(自民党公認)は、8期目をめざし、午前10時に大国魂神社で出陣式、「自民、公明の市議、都議が集まり、長島候補は『厳しい安全保障環境、正念場の経済などの難しい問題を、バラバラの野党に任せていけるはずがない』と訴え、小選挙区での勝利を強く訴えられたとのことです。

●五十嵐えき候補(立憲民主党公認)は、午後3時30分から府中駅付近で第一声「五十嵐候補は武蔵野市選出の都議だったが、公示直前に辞職して出馬、第一声では職探しに苦労した自らの経験を紹介、『人生を諦めている人も多い現状に今の国会は目を向けていない』」、「菅直人元首相もかけつけ『新しい女性の議員を国会へ送ってほしい』と呼びかけた」

●早川かん候補(共産党公認)は午前、府中駅近くで第一声、「今度の選挙は、裏金にまみれた政治を継続するのか、切り替えるのかが最大のテーマだ」と主張、「自民党の政治資金問題を切りすてた」また「対話による外交で平和な東アジアをつくる」とし、改憲反対の姿勢を強調、共産党や無所属の市議が応援にかけつけた」。

●武田祐一郎候補(参政党公認)は、午前、府中駅近くで第一声、「エリートやお金持ちに政治は任せられない。一般目線の私が政界に行くことでみなさんの生活を変えられる」とし「選挙戦では1日5~6ヶ所を回って街頭演説を重ねながら、SNSを活用して無党派層の取り込みを図る」。

また諸派の三井健候補は16日、地元の多摩市で第一声を行う予定とのことです。

~私も市議として有権者との対話で感じるのは、自民党の裏金問題はかなり世論の厳しい風当たりを感じます。一方で野党が乱立し、野党が政権を取ってほしいという世論については、あまり期待感は感じません。こうした世論が無党派層の選挙行動(投票、棄権)にどのように左右するか、まだつかめない雰囲気です。私は無所属の議員ですので、特定の政党との関係はありませんが、支持できる政策を中心に考えたいと思っています。東京30区の様相については、引き続き、ブログでも掲載していきます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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15 10月

府中市 東京30区総選挙 無党派層の「風」の動向はいかに

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

今日から衆議院議員選挙が公示され、この府中市は、新たに新設された選挙区、東京30区(多摩市、稲城市)として選挙戦が行われます。立候補予定者は、現職の長島昭久候補(自民党)、五十嵐えり候補(立憲民主党、新人)、早川かん候補(共産党、新人)、武田ゆういちろう候補(参政党、新人)となっています。

★東京の選挙区は無党派層の動向が特に大きい、その背景とは

昨日の朝日新聞多摩版に、内山融・東大教授(政治学)のコメントが掲載され、そのなかに「なぜ、東京では議席数が大きく振れがちなのか」との理由として、「企業が集まる東京は会社員など無党派層が多く、組織票が動かない分、風頼みになりやすい」、また自民党が非公認とした立候補予定者がいるが、同党が対抗馬を立てない方針を示していることについて、同教授は「非公認となっても保守系の支持者は離れないだろうが、無党派層がどう動くのか注目される」と話しています。

★野党候補が分裂する一方、裏金問題で自民党に対する世論の不信感がどう結果に反映されるか

この東京30区のうち、府中市は前回選挙区は東京18区で行われ、立憲民主党と共産党が候補者調整を行い、共産党が立憲候補を支持したことも左右し、立憲候補が勝利しましたが、今回はそれぞれ候補者を擁立していることから、野党票が分断され、自民党候補には有利になると思われます。

一方で、裏金問題などを背景に自民党に対する有権者の不信が拭いきれないものがあり、予測がつきません。府中市は元来、自民党、保守が強い地盤とされていましたが、昨年の市議会議員選挙で同党は8人の擁立にとどまり、草の根地盤が弱体化。また今年7月の都議会議員補選では自民党候補が勝利したものの、相当数の白票数とあわせて、無所属候補にかなりの票数が流れました。府中市も他市からの人口流入増が激しく、無党派層の動向に、大きく左右される選挙戦となりそうです。

★個人的には国民民主党の政策に共感、国民負担軽減と景気刺激策に注目

私は現在、政党に所属せず無所属でいるので、特別に支持する政党はありませんが、比較的、国民民主党の政策に共感しています。同党が掲げるスローガン「みんなの手取りを増やす」として、

①減税(基礎控除などを103万から178万に引き上げる、年少扶養控除復活、実質賃金が持続的プラスになるまで消費税を市立5%、インボイス廃止、

②社会保険料負担軽減(高齢者の負担能力に応じた窓口負担、公的保険の保険給付見直し、後期高齢者医療制度への公的投入増による拠出金減額、教育国債発行による子ども子育て支援金廃止、

③生活費引き下げ(電気代値下げのために再エネ賦課金徴収停止、安全基準を満たした原発再稼働、ガソリン代値下げのためのトリガー条項凍結解除、二重課税廃止によるガソリン減税)など、国民負担を軽減し、景気を刺激する具体策について、共感しています。

また個人的には、アベノミクス後の出口戦略をどうするのか、具体的には今後の金利政策の動向について、このまま低金利で円安による物価高をどこまで放置できるのかといった、政策についても各党の政策に注視しています。今後の選挙戦の展開について、またブログでもお知らせしていきたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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14 10月

府中市 5歳児健診の実施で、児童の発達障害の早期発見を・・大田区が5歳児健診を実施へ(読売新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

先日の読売新聞多摩版に、大田区が「5歳児健診」を実施して、発達障害の早期発見、支援を行うとの記事があります。記事によると、すでに試行的に区内の保育園でスタートしているそうで、26年度にはすべての未就学児を対象に実施する考えとのことです。記事では「現在実施している就学時健診より精神面の発達に力点を置き、時間をかけて検査することで、発達障害の早期発見と支援につなげる」とあります。

★5歳児健診は自治体の判断で実施、5歳児健診で発達障害の早期発見による、不登校数が減少した研究結果も

この記事にもありますが、「法律が自治体に義務づける小学校入学前の健診は、1歳6ヶ月と3歳児、年長の秋から冬ごろにかけて就学時健診の3つ」が義務づけられていますが、5歳児健診は自治体の判断に任されているそうです。

一方で記事では「5歳児健診で学童期の不登校発生数が減少したとの研究結果がある」とされ、発達障害の早期発見につながる期待が大きいとされているそうです。そこで大田区ではすでにモデル事業として実施し、「モデル事業では、子どもの精神面に関するアンケートを保護者らに実施、子どもの様子を集団のなかで観察したり、保育士から聞き取ったりするなど、発達に特化した健診を行う」としています。

★太田区では専門医との連携により、発達相談会につなぐ仕組み

また発達障害の健診がでた子どもは、「区が保健所に設置した発達の専門医で構成される『発達相談会』につないで支援する」とあります。また記事では「大田区が5歳児健診を検討する背景には政府の姿勢もある」とし、「政府は5歳児健診を広めるため、今年1月から申請してきた市区町村に対して、集団健診1人あたり3千円を補助を始めた」そうです。一方で記事では、「医師不足の自治体もあり、事例を増やしたい」(子ども家庭庁)とあります。

記事のなかで、佐久間医療センター小児科の坂本昌彦医長は「将来的いは法律で定めて自治体の義務とすべきだ」「就学時健診でもある程度のフォローはできるが、大人数で一斉に行う集団健診なので、発達の状況を見抜くには限界がある」とし、「5歳児健診は個別健診や少人数の集団健診になるので、その子の発達の特性をみつけやすい」と指摘されています。

私も以前、府中市内で児童の発達障害を専門としている医療期間、「すみれクリニック」の院長先生にお話を伺ったことがありますが、発達障害の早期発見についても識見を述べられていました。私あてにも発達障害のお子さんを持つ保護者の方からの相談が複数寄せられますが、発達障害を抱えた状態で学校に進学し、その障害が重くなることへの不安の声を、伺っています。この大田区の制度について、私も一度話を伺い、ぜひ府中市においても「すみれクリニック」などとの連携により、5歳児健診が実現できないものかどうか、ぜひ提案、要望をしたいと考えています。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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