07 5月

府中駅周辺、「中心市街地活性化計画」はどうなったのか・・その検証と真の活力ある施策とは①

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市は政府から認定をうけ、中心市街地活性化計画を推進しています。目的は、近隣自治体の市街地と比較して競争力を取り戻そうという計画です。府中市は府中駅の再開発事業を2017年7月の南口再開発ビル「ル・シーニュ」の完成で終了しました。現在は府中市では「まちづくり府中」会社などを発足させ、行政が全面的に後押しするかたちで、市街地活性化を支援しています。

その期間は平成28年7月から平成34年(令和4年)3月までとしています。区域は府中駅を中心に62.29ヘクタール、私の資料によれば、コロナ禍以前のデーターですが、2006年と2015年を比較すると、市街地の人口は増えているものの府中駅南とフォール前の歩行者交通量は減少、また大型商業施設の年間販売額も17億円マイナス、鉄道駅の乗降客数も府中駅でマイナス1574千人、府中本町駅でマイナス170千人となっています。

★全国では中心市街地活性化計画は難航

少し古い新聞記事で恐縮ですが、2017年12月29日付の読売新聞朝刊1面に、この中心市街地活性化計画についての記事が掲載されています。記事では「地方都市の中心部のにぎわいを取り戻すために作られる中心市街地活性化基本計画が空振りに終わるケースが相次いでいる。実施を終えた109市の人口や店舗数などの目標の達成率は3割にとどまり、実施前より悪化したケースは5割に上ることが読売新聞の調査でわかった。商業・観光施設の整備などに、この10年間で国の補助金を含め計2兆3200億円が投じられたが、急速に進む人口減などの影響で街の再生は難航している」とありました。(明日に続く)

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

 

06 5月

府中で来年こそは くらやみ祭りの開催を!・・今年は露店、条件付きで復活

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今日(5月6日)の読売新聞多摩版に、大国魂神社の例大祭「くらやみ祭り」の神事である、渡御(とぎょ)が5日、開催されたことを報じています。

記事では「(渡御)は祭りの最大の見どころで、例年は5日に実施される神輿渡御は、新型コロナの影響3年連続中心となった。一方で今年は酒類販売禁止とテイクアウト限定の条件つきながら、露天商約170店が出店し、境内や沿道は大勢の見物客でにぎわった」とのことです。なお「ご神体を同神社に戻す還御(かんぎょ)も本来は6日だが、5日夜に行われた」そうです。

私も府中市に来て11年になりますが、これだけの歴史のある盛大なお祭りが毎年開催されていることに、歴史と文化をつなぐ人々の素晴らしい営みを感じています。実は私は、お囃子をほぼ毎週習っています。幸町のお囃子の先生にお世話になっているのですが、このお囃子の練習の成果をぜひ来年こそは、例大祭の山車行列のなかで演奏できたらと思っています。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

19 4月

府中市内にある1983年以前建築のマンション管理はどうなっているのか②・・・将来の高齢化、人口減を睨んだ都市政策を

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。昨日(4月18日)のブログについて、府中市も令和4年度においてマンションの適正な管理を促進するため、東京都のマンション管理アドバイザー制度を活用しています。制度の利用料として、管理組合などに補助する制度「マンション管理アドバイザー制度利用助成事業」を実施、18万円の予算を計上。上限としてAコースが14000円、Bコースが22000円で補助率は10分の10という内容です。

★80年後の日本は人口が半減、6000万人の予測も

府中市内もこの30年来、市街地を中心に高層マンションをはじめ、ほぼ市内の広域にマンションが建設され、人口も26万人になりました。今も府中駅周辺にはマンションが建設されています。そこで懸念されるのが、近い将来におけるさらなる高齢社会と人口減少との関係です。18年後にはわが国の人口の3分の1が65歳以上に達するとの見通しを政府は示しています。高齢者が増えるのですから所得も減ると思われ、当然、国や自治体の税収は減るでしょう。またこのままの人口動態でいくと、わが国の80年後の将来は、6000万人ほどになるとの予測がされています。その時、市内にあるマンションはどうなっているでしょうか。

★日本経済の凋落と国力の衰退が、人口減を加速させる

確かに高層マンションを建設し、人口が増えていく時代はそれが住民税などへの税収増につながりましたが、今後はそうはなりません。はたしてそうした将来見通しを府中市はしているのか疑問です。まして今後のわが国は経済が極度に悪化していく兆候(円安、高インフレ)をすでに見せています。

以前、私も九州の地方都市で選挙活動に行ったことがありましたが、その自治体は人口減少が国内で一番の都市で、スラム化したマンションをいくつも見ました。「このようなマンションを今後、どうするのか」と思ったことを思い出します。

私はすでに遅きに失した感もありますが、昨日、紹介した大阪経済法科大学の教授のコメントにありますが、府中市においても新築マンションの総量規制をかける時がきているのかとも思っています。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

18 4月

府中市内にある1983年以前建築のマンション管理はどうなっているのか①・・・全国では管理不全の兆候が16%(朝日新聞)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今朝(4月18日)の朝日新聞1、3面に「都内にある1983年以前に建築されたマンションに、管理不全の兆候が16%」との記事が掲載されています。記事によると都が条例にもとづき、1983年までに建てられた住戸数6戸以上のマンション約1万2千棟を調査したところ、「都に届け出を済ませた9236棟(80%)のうち、15.9%にあたる1497棟に管理不全の兆候がある」とのことです。

★住民の高齢化、人任せの管理がマンション管理不全の背景に

また記事によると国交省調査では「築40年超のマンションは2020年の103戸から、40年には4倍の404戸になる」と推計。今後も管理不全のマンションは増えるだろうとしています。例として神奈川県大和市のマンションでは、近年の台風の際、修繕の必要性が生じたものの「修繕積立金が足りず、仮の補修しかできなかった」とあります。この件で「70代の前理事長は『資金もなく、住民の多くも管理は人任せ。計画的に修繕できず、問題が大きくなってから対処するしかできない』」と実態を語っています。

また記事ではマンション管理業務を行う会社の担当者の話で「住民の管理意識の低さが管理不全につながっている」とし、さらに所有者も高齢化がすすみ、修繕費を積み立てることができない状況も浮かんできます。

★今後はマンションの総量規制も必要ではないか

この問題で大阪経済法科大学の米山教授は「人口増の時代は住宅の量を確保するために新築供給は合理性があったが、今後も新規供給が増えると、古いマンションの空き室が増え、将来的には管理不全につながる恐れもある」として、新規マンションの総量規制政策の必要性についても述べられています。

この記事を読んで、まず「府中市は大丈夫なのか」と思いました。府中市は人口増の背景に大規模マンションの新規建設が進んでいることがあります。この点について、またブログで掲載したいと思います。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

23 3月

府中市が住宅、商業の公示地価の上昇率でいずれも多摩地域で1位・・住宅地は白糸台6丁目、商業地は清水が丘1丁目

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今朝(3月23日)の新聞各紙で都内の地価上昇率についての記事が掲載されていますが、多摩地域における住宅と商業地でいずれも府中市の土地が上昇率で第1位となっています。

★住宅地地価上昇率、多摩地域1位は白糸台6-3-8、府中市と調布市の境目付近

住宅地では、白糸台6ー3-8で上昇率は3.9倍、価格は1平方あたり34万3千円です。場所は旧甲州街道と品川街道沿いの場所で、府中市と調布市の境目付近のあたりです。駅は京王線武蔵野台駅と飛田給駅のちょうど、真ん中あたりに位置する箇所です。

★商業地ではいずれも東府中近辺

商業地では、清水が丘1-9-50で上昇率は3.8倍、価格は1平方あたり60万円、場所は京王線東府中駅南口付近で競馬場通り沿いです。

また多摩地域での2位は八幡町2-21ー9で、旧甲州街道沿い、「八海ラーメン」(八幡町2-19)付近あたりです。

これは東京都が土地取引の指標となる公示地価を公表したもので、都内全域の平均変動率は前年比0.9%の上昇(朝日新聞)、2年ぶりに上昇に転じたものの、「テレワークの定着などで都心から離れた地域で需要が高まる傾向がでている」としています。

また記事では都の担当者の声として「コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えて、ゆとりにある住宅のニーズが高まった。比較的交通の便がよく、住宅価格も都心より安い地域で上昇が目立った」としています。

今回多摩地域での地価上昇率で1位、2位を記録した箇所はマンションが立ち並ぶ地域で、市外から流入されてきた住民の方が多いところでもあり。府中市が住みやすい街として、居住先を求めてこれられ方々の利便性に応える、街づくり政策をさらに進化させていかなければなりません。

※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。