05 3月

コロナウイルスショックで府中の飲食店街もさみしい状況・・府中市でも経営相談、特別融資を

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今日(3月5日)の毎日新聞多摩版に、新型コロナウイルスの影響で企業や飲食店の売り上げが激減し、自治体のなかには相談窓口設置や特別融資を始めるなどの対応をしているとの記事があります。記事では八王子市内のレストランでは3月になると、多くの送別会や卒業式の祝いの会で売り上げが伸びるところが、コロナウイルスの影響ですべてキャンセルとなり売り上げが激減している様子を伝えています。記事では「こんなひどい事態はなかった。今回はキャンセルの歯止めがきかず、大変な被害だ」とあります。

 

こうした状況に自治体も対応に乗り出し、記事では品川区が経営状況が悪化した際の資金調達などの相談をうける経営相談窓口を設置するほか、港区では相談窓口設置とあわせて、4日からは無利子の特別融資制度も始めたと伝えています。

 

この府中市でも府中駅周辺における、夜の繁華街の様子は明らかにこれまでより人通りがさみしくなっていることを感じます。昨年10月からの消費税増税の「影響」が年明けからこの春先あたりにかけて響いてくるのではないかと、思われていました。まさにその時に、今回の新型コロナウイルスショックで大きな消費不況が広がるとなれば、これはまさに「リーマンショック」と東日本大震災直後の消費不況が同時に押し寄せてくるような、経済情勢ともいえるのではないでしょうか。

 

私はこの府中市においても品川区や港区のような取り組みをぜひ実行できなものかどうか、来週からの予算委員会でも質疑をしたいと思います。

28 2月

西武線多磨駅の改良工事の完成、供用開始予定が今年の7月から、来年3月末に計画変更となりました

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

西武線多磨駅の改良工事について、今日(2月28日)の市のHP(都市整備部から報告)で西武多摩川線多磨駅の改良改修工事について、「今年(2020年)の7月に駅本体工事のしゅん工および、供用開始との予定」でしたが、工事に遅れがでている関係で、「今年の7月から9月までにバリアフリーに配慮した駅の暫定利用」ということになったと記載しています。よって「来年(2021)年3月末までに、駅の供用開始、既存構造物の撤去および竣工」という計画が報告されました。つまり改良工事の完成、供用開始が今年7月の予定が、来年3月末までに延長したということになりました。

 

理由は昨年10月の台風19号による大雨の影響で地下水の水位が上昇し、基礎工事の工程に遅れが生じたためとしています。同時にオリンピック開催時において、市は東京都、西武鉄道と協議を進め、バリアフリーに配慮した暫定利用を進めるとしています。 昨年秋の台風が大変な状況をこの東部地域にも、もたらしたことが今回の計画変更でもわかるところです。引きつづき多磨駅利用者の利便性と安全性向上を考えた要望を、市に伝えていきたいと思います。

21 2月

伊勢丹府中店が入居していたビル運営会社(フォルマ)と三越伊勢丹が和解へ

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

昨日(2月20日)付の日経新聞ネットニュースにおいて、「旧伊勢丹府中店が入居していたビルの運営会社、フォルマ(東京都府中市)が、三越伊勢丹(東京・新宿)に賃借料などの支払いを求めていた民事裁判で、両者が和解していたことが19日、明らかになった」と報じています。

 

同ニュースでは「三越伊勢丹が完全退店することなどが主な内容という。フォルマやビルの地権者は後継テナントの選定を急ぐ。フォルマは京王線府中駅前にある再開発ビル『フォレストサイドビル』を運営、府中市が約2割、地権者が約半分を出資している。当初は伊勢丹府中店閉店後、三越伊勢丹が別業態の商業施設を開業する予定だったが、条件が折り合わず、テナント契約の解約を巡って対立、11月分の賃借料を三越伊勢丹側が支払わなかったことを機に訴訟を起こしていた」。

 

「両者は和解の内容を明らかにしていないが、地元関係者によると、店舗の原状回復をフォルマが行い、敷金の一部を三越伊勢丹側に返還することなどが含まれているという。同ビルは府中市の中心市街地の中核で、市や地元経済関係者は、空白状態が続き集客力が低下することを懸念していた」と報じています。

 

とりあえず事態は一歩前進したようです。次は後継テナントの行方がどうなるのか、府中駅前周辺が活気をとりもどすような状況になるのか・・・。また情報ありしだいお知らせします。

 

 

03 2月

府中に中高生に学びの場を・・まちづくり若者団体が「Posse」を多磨霊園駅そばに開設

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今日(2月3日付)東京新聞多摩版に、まちづくり活動をする府中市の若者団体が、京王線多磨霊園駅そばのアパートに「Posse」をオープンしたと報じています。記事では「市民活動センタープラッツ職員の関谷さん(26歳)は『メンバーの大学生らと話すなかでやりたいことを見つけて取り組んでほしい』と学校とは違う学びの場をめざす」「3DKで自習室兼イベントスペースや『おすすめの本』を置く和室がある。一人で静かに読書ができる小部屋もあり、メンバーが交代で待機して勉強を教え、相談相手にもなる。地域の大人を講師に英会話やプログラミングの教室も計画、イベントも催す」とあります。

 

記事によればこの「Posse」は、昨年秋にクラウドファンディングで200万の寄付を集めて、メンバーらで部屋を改装したとのことです。「Posse」はラテン語で「能力」を意味するそうで。

 

利用時間は月曜、水曜、の午後5時から9時、土曜と日曜の午前10時から午後8時まで。利用料は月3000円か1回500円。問い合わせは「Posse」、電話080-7966-9960 へ

 

若い世代の方々が自分たちの感覚で社会に参加するなかで、市民社会に貢献しようという姿が、とても好感がもてると同時に、こうした学びと集いの場で成長した生徒たちが、次の世代へと地域社会の輪をつないでいくことに、期待したいものです。ぜひ行政に対しても、これこそ市民協働の視点から支援策を要望したいものです。

01 2月

府中の中心市街地「空洞化」に拍車・・「くるる」にある「トイザらス」府中店も閉店に

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

府中駅前「くるる」の地下にあるトイザらスが、この3月一杯で閉店することになりました。アメリカのトイザらスが破たんしたときから懸念していたが現実のものとなりました。府中では、伊勢丹に続く大型店の撤退であり、府中駅前空洞化に拍車がかかっています。私は2017年9月19日付ブログで「米トイザラスが経営破たん、ネット通販台頭で打撃、日本に影響も」でも掲載していましたが、同府中店にも2年以上の歳月をへてその影響が表れました。

 

20年以上続くデフレと、国内消費の減退、SNSなどを利用しての買い物志向の変化など様々な原因が考えられます。市長3期目の高野市長の当面する任務は、伊勢丹、トイザらスの撤退を受けて、すぐにでも府中駅前商業地の「空洞化」に対する策を打つことでしょう。