05 12月

府中市朝日町の民間商業施設、イトーヨーカドーの開業は2024年4月以降に

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

西武線多摩駅東側、朝日町に建設開業予定の民間商業施設、イトーヨーカドーの開業予定について、12月4日の市議会本会議において、質疑があり、市の答弁として「朝日町のイトーヨーカドーの開業予定について、2023年以降としていたが、同社から11月下旬に市に連絡があり、2024年4月以降になるとの連絡があった」との答弁がありました(質疑を取り上げたのは、市民フォーラムの西宮幸一議員)。

 

主な理由は同社が「事業採算について検討している」とのことで、開業意欲はあるとのことでした。私も市内東部地域の住民の方からこの問題について、問われるのですが返答に困っています。イトーヨーカドーの開業は当初は2020年、次に2021年となり、次に2023年以降、そして今回は2024年4月以降ということです。

 

イトーヨーカドーは、朝日新聞デジタルニュース(10月10日付き)によれば、「33店舗で閉店やグループ外企業との連携を検討する。具体的な店舗名は公表していない。また、衣料や住居関連事業を見直し、同事業の売り場面積を減らす。従業員数を22年度末には18年度末比で約1700人減らす」と報じています。こうした状況ですから、恐らく新規開業については「逡巡」していることと思われます。

 

府中市にとっては伊勢丹の撤退、そしてイトーヨーカドーの新規開業延期と、大型商業施設の立地に困難な状況です。20年続くデフレと経済成長が止まり、消費購買力が萎えている状況下で、確かに新規開業は「リスク」かもしれません。今後も新しい情報について、発信してまいります。

05 12月

東府中駅付近の踏切、「立体化へ取り組む」(府中市長が市議会で答弁)

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

先日(12月3日)の市議会本会議一般質問において、死亡事故が発生した京王線東府中駅付近の踏切について、高野市長は答弁のなかで「将来の事業化を見据えて側道整備のために、用地取得を進めたい」として、京王線東府中駅付近の線路について、連続立体化に向けた取り組みを進めるとの意向を示しました。質疑で取り上げたのは、市政会の市川一徳議員。

市はこの間も東府中駅周辺の連続立体化を都に要望しているが、実現のめどはたっていません。この件は昨日(4日)の毎日新聞多摩版でも取り上げられています。記事では「先月20日の事故では高齢男性が踏切敷地外に倒れたことで、線路上の『3D式障害物検知装置』が作動しなかったとみられている」とし、京王電鉄は自転車や歩行者が踏切敷地外への転落を防ぐための『落下防止壁』設置を検討している」としています。

 

私も東府中駅付近踏切事故を防ぐためには、連続立体化しか方法はないと思います。ただし相当な年月がかかることだと思います。しかしながら、避けて通れない課題ではないかとも思います。この問題では、一度調査を深めて、市や京王電鉄にも要請をしたいと考えています。

★結城りょう 街頭市政報告&相談会 (朝)6時前から8時まで 月曜・・西武線多摩駅、火曜・・府中駅北口デッキ、水曜・・東府中駅北口、木曜・・府中駅北口デッキ、または西武線多摩駅、金曜・・JR北府中駅歩道橋 ※自己都合や雨天時など、中止の場合あり (夕方)毎週2~3回、16時前後から17時前後まで 場所は府中駅周辺、今後はスーパーライフ東府中店付近

02 12月

府中市出資会社の㈱フォルマが三越伊勢丹相手に、賃貸契約解除の条件が折り合わず訴訟へ

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

11月30日付き日経新聞で、府中市が出資している㈱フォルマ(伊勢丹府中店があった建物を管理している会社)が、三越伊勢丹を相手に、8000万円の支払いを求める民事訴訟を起こしている記事を掲載しています。この記事では「同ビルには、三越伊勢丹が別業態の商業施設を出店する予定だったが、条件が折り合わず、フォルマが解約を申し入れた。その後、賃借料や共益費をめぐる争いとなった」とあります。さらに記事では「フォルマによると、三越伊勢丹側と、百貨店とは別業態の商業施設開業でいったんは基本合意した。その後、賃借料など詳細な条件の詰めで折り合わず、フォルマが賃借料の解約を三越伊勢丹に申し入れた」と報じています。

 

三越伊勢丹は2031年まで、㈱フォルマとの間で賃貸契約が残っていましたが、この記事によると伊勢丹側は契約を解除まで決断したが、詳細な条件で折り合あいがつかず、民事訴訟ということになったようです。日経新聞という大手マスコミで明らかになったのですから、事は重大でしょう。恐らくこの係争はもう少し時間がかかるのではないでしょうか。また年が明けた1月26日投開票の府中市長選挙において、この伊勢丹問題と府中駅再開発事業の在り方は、争点になることでしょう。

 

※参考  結城りょう 2018年12月4日ブログ「伊勢丹府中店は閉店でどうなるのか・・伊勢丹府中店閉店後は?(府中市議会一般質問の質疑から)」

 

02 12月

府中とラグビーワールドカップ・・市が狙った外国人観光客の市内来訪の狙いは、どうだったのか!?

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

市民がつくるミニコミ誌「府中萬歩記」の69号にて、市民の方が「府中市とラグビーワールドカップ」というテーマで投稿されています。この投稿では、9月20日からスタートしたラグビーワールドカップで、府中市内に有力2チーム(東芝、サントリー)がある府中市もラグビー一色となり、府中駅のけやき並木通りでは、パブリックビューも開催され市街地は盛り上がりました。「しかしながら、府中市がラグビーワールドカップのインバウンド効果はどうだったのか」と疑問を呈しています。

 

市はラグビーワールドカップの開催にあたり、「これを機に、子供たちに夢を」「この機会に外国からの来訪者に府中のプロモーションを行い、多くの観光客が府中に訪れてほしい」という狙いでした。

 

しかしながら市の思惑とははずれて「今回のラグビーワールドカップにおいて、外国人観光客は府中市内にはほとんど訪れなかったようです」と書いています。この文章によると「先日、ラグビー通である、市議会議員にばったり出会って今回のインバウンド効果についての会話になった」ところ、この市議の話によると「東京スタジアムの観客の6割は外国人、でも府中には全く来ていない。ほとんどが調布から新宿訪問だ」と話していたそうです。つまり府中市が狙っていたラグビーワールドカップのインバウンド効果は、成功しなかったようです。

 

ちなみに府中市は今回のラグビーワールドカップ関連のイベント経費について、2017年から19年度にかけて3憶2534万円を計上し、さらにこれにかかわって、朝日町にある朝日サッカー場改修などの経費では5憶2千万円以上を経常しています。

 

これを市民のみなさんがこれにどう思われるのか・・・。来年には東京オリンピック、パラリンピックがあります。今回の教訓をどう総括するのか。市長選挙における論戦課題の1つになることと思われます。

01 12月

東京・府中市出資の会社、三越伊勢丹を賃料めぐり提訴(日経)

府中市議会議員の 結城りょう です。

昨日の日経新聞ネットニュースでは、伊勢丹府中の動向について報じています。それによれば、「伊勢丹府中店(9月末で閉店)が入居していたビル運営会社で、東京都府中市などが出資するフォルマ(同市)が三越伊勢丹側を相手取り、賃借料など約8000万円の支払いを求める民事訴訟を東京地裁に起こしていたことが29日、わかった。同ビルには三越伊勢丹が別業態の商業施設を出店する予定だったが、条件が折り合わずフォルマが解約を申し入れた。その後、賃借料や共益費をめぐり争いとなった」と報じています。

 

私も12月議会の一般質問で、高野市政の8年間について質しますが、そのなかでも伊勢丹問題についても質疑をする予定です。伊勢丹はフォルマとの間で、2031年まで賃貸契約が残っているはずですが、そこもまた今回の係争の1つなのでしょうか。

 

来年1月の府中市長選挙を前にして、この伊勢丹の問題は争点のひとつになると思いますが、この報道によると、フォルマと伊勢丹との関係がかなり「こじれている」ことが推察できます。こうした状況になると、伊勢丹の跡地活用については、さらに時間を要することが予想されます。引き続き、伊勢丹の動向は今後の府中市政にとって最重要課題であると思いますので、またブログでもお伝えします。