06 8月

「ちょこりんスポット」廃止を問う・・萬歩記最新号、市民の声

【市民生活に定着、放置自転車対策にも効果をあげた、ちょこりんスポット】

 

市民が発行しているミニコミ誌、「萬歩記」の最新号「市議会ウォッチング」では、「ちょこりんスポット」の廃止について市民の声を伝えています。昨年の9月に、「ちょこりん」の甲州街道から南側の部分が廃止されて以降、同街道北側の「ちょこりん」への駐輪台数が激増。これまで400台くらいのものが、多いときで650台を超える駐輪台数になっています。一方で市民の方から聞こえるのは「ル・シーニュ」の駐輪場は使いづらいという声が聞こえてきます。そこで萬歩記53号に掲載された、市民の方の声を以下、お伝えします。

 

「ちょこりん」は2003年に府中駅再開発事業などの施行開始にともない、駅周辺の店舗駐輪場が整備されるまでの間、暫定的に設置されるとしていました。主に府中駅周辺の買い物客を対象にした、短時間利用者向けの施設で午前10時から午後8時まで、3時間以内無料というものです。しかしながら、暫定的といえ設置されてから15年が経過し、すっかり市民生活に定着、駅周辺の放置自転車対策でも大きな効果をあげてきました。さらに高齢社会が進行し、市民の立場にたって「スペースだけでは解決できない。地下に駐輪しろと言われても」などの声、要望に市は真摯に耳をかたむけ、駐輪施策の再検討をするのが当然の責任ではないでしょうか。その意味でも「今回のちょこりん廃止」は見直すべきです。市と議員のみなさんの正面から、この問題を議論し解決をはかることを切望します。

02 8月

多摩ニュータウン、広がる移動販売、都営団地で好評

【毎日新聞多摩版の報道から・・集合団地で市民の要望うけて移動販売実現】

 

今朝(2日)の毎日新聞多摩版に、多摩ニュータウンにある多摩市の都営団地で、軽トラックを使った移動販売が広がっているという記事があります。記事では「丘隆を増勢したために坂道や階段が多く、高齢者が日常の買い物に困っている」ことを市民から要望を受けた市と都は、昨年11月に買い物支援の覚書を締結。京王電鉄は7日、市内の聖ヶ丘団地に3ヶ所の販売先を設けたとあります。移動販売では、生鮮食品、トイレットペーパーなどの日用雑貨250品目を軽トラックに積んで、週2~3回訪れるというもの。客の注文をうけ、次回訪問時に商品を届ける仕組みで、価格はグループ企業の京王ストアーと同じとのこと。団地自治会の事務局長の方のコメントで「団地は70代、80代の一人暮らしが多く、移動販売の実現を要望してきた。これからも続けてほしい」とあります。

 

おしなべてどの地域も高齢化の波が押し寄せる今、とくに都営団地などをはじめとする集合住宅の住民の方々が高齢になり、同時に周辺にスーパーなどがない地域は、大変な不自由なものがあります。府中市内でも地域によって、買い物スーパーがないところもあり、こうした地域の住民の方は苦労されています。とくに市内の南西部地域はその傾向にあるのではないでしょうか。

今後は多摩ニュータウンのこうした移動販売の取り組みについても研究して、府中市内でも市民のニーズをうけとめながら、実現できたらと思います。

結城亮(結城りょう)

20 7月

「府中いいね!」海外発信して・・市、外国人ブロガーら案内

【読売新聞多摩版の報道から】

昨日(19日)の読売新聞多摩版に、府中市がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の発信力をいかして、府中市の魅力を海外に広める取り組みが紹介されています。記事では「市は英語、仏語、スペイン語圏のブロガーら5人を招き、18日から市内を案内するツアーを始めた」とあります。狙いは2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリパラで来日した外国人観光客を府中市に足を運んでもらうことにあります。すでにW杯ではイングランドとフランスの公認キャンプ地に内定していることもあり、具体的な外国人誘致策が進んでいます。また市では、すでにこの間も、こうした海外の観光客を招くなかで、府中市の知名度を高めることを目的に、ツアーでは、市内の観光ボランティアらが、けいき並木通りや大国魂神社などを案内をしているとのこと。記事ではツアーに参加した外国人観光客のコメントをのせ、「府中は渋谷のような観光地ではないが、日本人のリアルな生活がある街だ。魅力を見つけ出したい」、「W杯では、イングランドの地方に住む普通の人たちが府中に来て、交流を深めてくれらば」とあります。

府中市の地の利、歴史と街並み、国際イベントをいかしたこうした外国人観光客を招きいれる、ツアーはユニークな取り組みとして、また府中市を国内外へ知名度を広げる取り組みとしても良いものではないでしょうか。今後も注目していきたいと思います。

結城亮(結城りょう)

14 7月

中河原駅前への横断歩道設置やバリアフリー化促進を

共産党議員団は6月議会の一般質問で、赤野秀二議員が京王線中河原駅前の横断歩道設置について、2年前の赤野議員の質問に対する答弁で、「都が交通量調査を実施し、警視庁と調整を行う」とのことでした。そこで今回、その後の動きについて質したところ「警視庁で交通量調査を行い、検討したが、①交通量が多い、②車道幅員が広い、③変則的五又路であるなどの多くの課題があり、現状では横断歩道の設置は困難だ」との答弁。

また中河原駅前の横断歩道設置が困難と判断する根拠法や条例について質すと、「特段の定めはないが、警視庁の設置基準で、横断歩道設置は市街地で200メートル以上の間隔をあけ、信号機を設置する場合は150メートル以上の間隔をあけることとしている」との答弁。

 

それに対して赤野議員は「横断歩道の近隣設置は、市内でも見かけるし、歩道橋の近くに横断歩道がある例も多数ある。引き続き取り組みの実現を」と求めました。中河原駅前のバリアフリー化問題では、既存歩道橋にエレベーターを設置できないかとも要望しましたが、この件では「設置スペースなど、慎重な検討が必要であり現状では困難」との答弁でした。また駅西側臨時改札の開設時間についても、朝の7時から9時の時間枠の拡大と、日曜祭日の開設を京王電鉄に求めるよう、市に要望しました。

結城亮(結城りょう)

06 7月

甲州街道以北の「ちょこりんスポット」が来年2月に廃止へ

【甲州街道以南の「ちょこりん」廃止後、以北の「ちょこりん」に最大650台以上が駐輪される】

市民が発行するミニコミ誌「府中萬歩記」52号では、市民のかた府中駅周辺の駐輪場問題について投稿されていますので、紹介します。

市議会6月定例会では「府中市立自転車駐輪場条例の一部を改正する条例」が全会一致で可決されました。この条例は市役所北庁舎の2階から地下2階に設置されている市営自転車駐輪場を11月から来年2月に予定している、リニューアル完成後の駐輪料金の変更が主な内容です。同時に6月18日の市議会建設環境委員会の議論のなかで委員の質問に市の担当課長が、リニューアル完成後の年度内に「ちょこりんスポット」を廃止する計画があることも明らかにしました。

昨年9月に府中駅南口の再開発ビル「ル・シーニュ」の竣工にあわせて、甲州街道以南の「ちょこりんスポット」が廃止されました。このこともあり、北側の「ちょこりんスポット」には、多い時で650台を超える自転車が駐輪しています(筆者の6月17日の日曜日)。リニューアルによって駐輪台数が増えるとは言っていますが、高齢者やお子さん連れの方々は、地下には容易に持っていけないのが事実です。南側の「ちょこりん」が廃止されて間もなく1年になりますが、再開発ビル地下の2ヶ所の駐輪場はとても使えないとの声が多数寄せられています。

これらの利用者の声に市は真摯に耳をかたむけ、今回の北側の「ちょこりん」廃止計画の見直しを強く求めたいと思います。なお南側「ちょこりん」廃止の際、平地に駐輪場をとの要望がだされていました。今回、「くるる」の南側に、300台収容する駐輪場が新設されることも報告されています。

結城亮(結城りょう)