28 4月

東府中のスーパーライフ、5月9日オープン、8日にはプレオープン

東府中(若松町2丁目)の甲州街道沿いに建設中のスーパー「ライフ」のオープン日が発表されました。5月9日(水)朝9時オープン、8日(火)はプレオープンで朝9時から夜8時まで。店舗には「畜産」「農産」「水産」「ベーカリー」「惣菜」「衣料品」「生活関連品」のコーナーが設置されているとのことです。またオープン限定企画として「アプリ会員」を募集中、5月14日~6月30日まで。

東府中にはすでにスーパー「サミット」も2店舗あります。人口が増えていることもあり、スーパー激戦区になります。このライフオープンで自動車の出入りが増えることになるでしょう。住民生活、交通の安全のために私も要望をお聞きして、店舗側にも要請したいと思います。

 

26 4月

過熱する多摩地域、駅前周辺の「都市間競争」をどう見るか

【読売新聞多摩版の報道から】

今日(26日)の読売新聞多摩版に、「変わる駅前、購買力低迷、タワーで打開・・国分寺」とのシリーズ記事が掲載されています。記事では「人口減少時代が迫り、都市間競争が劇化するなかで、自治体は街の顔となる駅前の魅力を高め、『選ばれる街』をめざす。タワーマンションやショッピングセンター、公共施設などを整備して、中心部の空洞化や木造住宅密集地域の防災力向上などの解決を図っている」とあります。今日の記事では最近完成スタートした、JR国分寺駅前の再開発の現状と分析が報道されています。国分寺駅再開発は、その計画が一度は「頓挫」しかけたものの、ようやく実現にこぎつけ、「国分寺のイメージが良くなる。学生時代をこの街で過ごした人たちが、いずれついの住家として戻ってきてくれるのでは」と市民の方の声を載せています。再開発ビルとともに完成したタワーマンションも完売しているとのこと。井沢市長も「(再開発の完成で)新宿や吉祥寺、立川に行っていた市民が、国分寺駅でも買い物をするようになる」と期待するコメントを載せています。

【結城りょうの視点・・「都市間競争」の意義をより広くとらえて、市民のニーズに応える街づくりと行政を実現してこそ「競争」に「勝てる」のではないか】

私は「都市間競争」というネーミングに違和感を覚えるものです。同時にそれぞれの街や自治体には個別固有の歴史があり、その自治体間で「競争」するというのはいささか「違和感」を覚えるものです。そこで私がとらえる「都市間競争」とは、いかに市民のニーズを的確に把握し、その期待に応える街づくりと行政を実現するのか。そこにこそ自治体、都市、その街全体が繁栄していくのではないかという考えです。例えば今、市民の強い要望といえば、階層別に言えば、子育て世代にとっては保育所の待機児童解消の課題であったり、学校教育の良好な環境であったり、高齢者にとっては孤立することなく、命と生活を保障してくれる、やさしい行政と街づくりの課題であったりするのではないでしょうか。たとえばこうしたニーズを行政がいかにくみあげて、市民とともに実現するのかということ抜きに、他の自治体との「競争」を「勝つ」ということは、ありえないと考えています。

今、近隣の多摩周辺自治体の再開発はいずれも、駅前にタワーマンションが建設され、その建物に内在するかたちで、公共施設や医療施設、ショッピングセンターなどの店舗が併設するというものです。結局、国や都の補助金を得る関係で、その建物規格、外観もどれも似たようなものになり、個性のないつくりになってしまいます。府中市内でもタワーマンションが増えています。

私が心配するのは、50年後には8800万人をきってしまうという予測がありますが、たとえばその時、今ある府中市内のマンションはどうなってしまうのでしょうか。スラム化するか、外国人居住者の方で埋まってしまうマンションになってしまうのか。さらに今の日本は格差と貧困社会で、国民、勤労者の所得が激減し、内需消費購買力が低下している状況下で、いくら駅周辺に商業施設、店舗をいくら多く構えても、国民に個人消費購買力が低下しているのですから、無理があるのではないでしょうか。結局、限られた「パイ」をいかに各自治体が「食い合うか」という状況になっていると思います。

恐らく私が認識しているようなことは、行政トップの方々も同じ認識でしょうが、「そんなことは、わかっているけど、これしかどうにもならない」という思いなのでしょうか。この「都市間競争」を真に市民の立場から認識して、いかに府中市を繁栄させるのかという視点について、今後も私なりに問題意識を深めて、議会でも論戦したいと考えています。  結城りょう

23 4月

東府中スーパーライフの概要・・東京都大規模小売店舗立地審議会から

今年の2月15日に都庁第一本庁舎にて、平成29年度第7回目となる、東京都大規模小売店舗立地審議会が開催され、この審議会のなかで京王線東府中駅そばに開店予定の「スーパーライフ」について審議がされていますので、若干紹介します。(なおこの議事録は、ホームページ上でも閲覧できま)

○届け出の概要では、当初はオープン予定は4月25日でしたが、本社に問い合わせたところ5月中にずれこむとのです。

○店舗面積は2,144平方メートル

○開店および閉店時刻は午前9時から翌日午前1時。

○駐車場は店舗1階に41台、隔地に14台の計55台、出入口が敷地東側に1ヶ所、隔地に入口と出口が1ヶ所ずつの計3ヶ所(自動二輪は4台)。

○駐輪場は店舗1階および隔地に計137台。

○店舗1階はピロティ形式の駐車場、1階東側が開口。※店舗の外観からすると、2階は食品売り場、3階が衣服、雑貨などの日常用品のようです。

○駐車場利用時間帯は店舗1階が午前8時45分から翌日午前1時15分、隔地が午前8時45分から午後10時まで。

○近隣周辺が住宅地であることから、店舗側は「計画にあたって、騒音レベルの低下を目的に壁の位置の見直しや、夜間駐車マス制限を設けて、周辺環境への配慮をした。開店後に周辺住民から苦情などが発生した場合は、誠意をもって対応する」としています。

○車の出入り口については、一般客用車両は入り口も出口も、ガソリンスタンドの向かい側。荷さばき用車両は入口がガソリンスタンドの向かい側、出口だけが交渉街道側からとなっている。交通整理要員を配置する。※客用車両の料金は無料とのことです。

すでに住民説明会は昨年9月28日にむさし府中商工会議所にて、また地元の自治会への説明も済みとのこと。現在は5月中のオープンをめざして急ピッチで準備がすすめられています。今後の動向について、またブログでもお知らせいたします。

21 4月

京王線府中駅西側高架下に設置予定の駐輪場は、固定式にしてほしい

先日、府中市内で活動する民主団体で構成する、「府中市民要求実現連絡会」(以下、連絡会)は高野市長あてに複数の要求項目書を提出しました。なかでも市民のみなさんから要望の多いのが、府中駅周辺の地上部分に駐輪場を設置してほしいというものです。昨年7月に「ル・シーニュ」開設以来、甲州街道の南側の「ちょこりんスポット」が閉鎖となり、自転車を利用される方から「不便になった」という声が多数よせられています。「ル・シーニュ」の地下にも900台近くとめることができる駐輪場があるのですが、かなら「利用しずらい」という声があるため、連絡会ではこの点について要望されました。

そこで開設時期は未定ですが、以前府中駅南口再開発工事以前に存在していた、府中駅西側高架下部分に駐輪場を、同跡地の土地所有者である京王電鉄が復元することになっています。「連絡会」のみなさんは、その際、復元される駐輪場については可動式ではなく、固定式の駐輪場にすることを要望しました。可動式については大変駐輪がやりずらく、過って操作するとけがをする可能性もあり、可動式にすることを要望されました。市の回答は「京王電鉄に要望を伝える」という消極的なものですが、ぜひ市民、駅周辺の利用者本位という立場からも、共産党議員団としても固定式駐輪場の設置を強く求めたいと思います。

21 4月

府中市がラグビーワールドカップのキャンプ地に選定される

【毎日新聞多摩版の報道から】

 今朝(21日)の毎日新聞多摩版に、来年9月開幕のラグビーワールドカップの公認キャンプ地として、都内から府中市、武蔵野市、町田市が選定されたとの記事が掲載されています。記事によれば全国で90の自治体が応募して、59の自治体が選定されたとのこと。この記事のなかで「府中市は、地元にサントリー、東芝のトップリーグ所蔵の2チームがあり、『ラグビーのまち』としてPRしている。同市に滞在するのはイングランド、フランスで、高野市長は『両チームともラグビーの伝統国・強豪国。最高の環境を提供したい』」とコメントされています。

 

【結城りょうの視点・・官だけの負担になってしまうことに懸念】

 共産党議員団はラグビーワールドカップのキャンプ地誘致問題では、私は3月3日付ブログで「ラグビーワールドカップキャンプ地誘致狂騒曲(府中萬歩記)」でも掲載、このブログ記事でミニコミ誌「府中萬歩記」(ふちゅうよろずあるき)の47号の投稿記事を紹介しました。記事の執筆者が、府中市のラグビーワールドカップキャンプ地誘致の過熱ぶりを諌める投稿を紹介、理由として①そもそもキャンプ地誘致は高野市長の発想(選挙公約)、②突然、「ラグビーのまち府中」を表明、③官民共同といいながら、府中市だけが過大な負担、④とくに朝日サッカー場改修に6億円をかける」とし、「すべては高野市長の思いいれで進めた」としています。また「官民、つまり東芝やサントリーを巻き込んでの、盛り上がるのは許せるが、6億円を市が負担するのは度が過ぎる」としています。さらに今後3億円かけて改修を予定している、朝日サッカー場は3年前の多摩国体の際に4億円近い費用をかけて改修したばかりでだ」として、市民感覚すると外れており、「市長に苦言を呈する者はいないのか」と懸念を示しています。

 もちろん、私も府中市の名声が世界や全国に轟くことは、市民、議員の一人として大変嬉しく思うのはもちろんです。一方で「府中萬歩記」の投稿にある視点も、冷静にもちあわせる必要があると思っています。私も議員の一人として、ワールドカップ開催結果の検証についても冷静に分析したいと思っています。 結城りょう