16 4月

バリアフリー先進自治体、府中の実現を

【他市にはない先進的内容の府中市まちづくり条例を実行あるものにするために】

 

市民が発行するミニコミ誌「府中萬歩記」の第49号「市議会ウォッチング」のはなかで、市民の方から府中市はバリアフリーに積極的実行を求める投稿が掲載されていますので、その要旨を紹介します。

「先の第1回定例議会では本会議最終日に『バリアフリー法の改正およびその円滑な施行を求める意見書』が全会派一致で採択されました。これは政府が進めている『ユニバーサルデザイン2020行動計画』に基づく法改正に対して、障害者や高齢者などの意見を取り入れ、バリアフリー水準をさらに高めることを求める意見書です。この点で府中市には大変優れたバリアフリー条例ともいえる『府中市福祉のまちづくり条例』がありますが、問題はどこまで実行しているかです。この条例は2009年の第3回定例会で制定されました。この条例では『目的を達するために、市長が整備基準に適合する施設へは整備基準適合証を交付し、その調査のために市職員が立ち入る。不十分な場合には、改善勧告ができると同時に、従わない場合には公表する』とあり、行政側の強力な権限をもつ内容の条例です。また施行規則では建築物、道路、公園、駐車場、公共施設などの出入り口、通路、階段、トイレ、段差解消、案内表示などについても詳細な設置基準を示しています。市長は自ら設置する都市施設について、率先し整備基準への適合に努めるとも定めています」。

「しかしながら昨年7月にオープンした「ル・シーニュ」の館内を見ると、同条例に適合していない箇所が多くみられます。先日、府中市民要求実現連絡会の方々が、この点を指摘し改善を求めたところ、市の担当は「あれは民間施設だから市は口出しはできない」と発言。もしそうであれば市は「ル・シーニュ」の完成に際して、「整備基準適合証」を通り一遍の形式上調査で済ませて、交付したのではないかとの疑念するある」。

 

【結城りょうの視点・・「ル・シーニュ」は市税が投じられており、純粋な民間施設ではないのだから、条例の実行を求める】

以上のような要旨の投稿ですが、他市にはない先進的内容をもつ「府中市まちづくり条例」を、単なる形式上の条例にさせてはなりません。私も市民の方と館内視察をしましたが、隣の建物である伊勢丹府中店と比較すると、よくわかりました。たとえば「誰でもトイレ」の表示について、伊勢丹府中店には全館内に「誰でもトイレ」の表示がありますが、「ル・シーニュ」の館内のトイレ表示には、それはありません(もちろん、トイレの入り口には「男女別」表札と「バリアフリー」表札は表示されています)。当然この「ル・シーニュ」には市民の多額の税金が投入されているわけですから、市の担当者が主張する「民間施設だから口出しできない」などと言うのは、適切な主張ではないわけです。

私自身は昨年の9月議会の一般質問で、公園トイレのバリアフリー化を求める質疑も行いました(17年8月29日付ブログ「府中駅に新規設置予定の公衆トイレと市内公園トイレの改善」を求める)。今後もバリアフリー先進自治体としての、府中市の街づくり実現のために市民運動のみなさんと力をあわせて、共産党議員団として他会派の方々とも協力して、真に実行ある条例に、魂の入ったバリアフリー都市実現のために、今後も議会でもとりあげていきたいと思います。

15 4月

京王線飛田給駅が近く改装へ、五輪へむけて安全ホームドア設置

【朝日新聞多摩版の報道から】今朝(15日)の朝日新聞多摩版には、京王電鉄が飛田給駅に安全ホームドアを設置するとの記事があります。目的は2020年のオリンピックなどの国際イベントにむけて、乗降客の安全を図る目的としています。飛田給駅は東京五輪の会場となる、武蔵の森総合スポーツプラザや東京スタジアムの最寄駅であり、安全対策が急がれます。また記事では「計画ではホームドアの設置のほか、15人乗りと20人乗りの大型エレベーターを増設する。機内の多機能トイレを広げてバリアフリー化を充実させる」とあります。

 

【結城りょうの視点・・府中市内の京王線、JR各駅に安全ホームドア設置を】

 

この記事を見て、私はぜひこの際、府中市内の京王線の駅にも安全ホーム設置を実現できないものかと思うわけです。この件については16年9月15日付のブログ「府中市内の京王線、JR各駅に安全ホームドア設置を」でも記載しました。当時東京メトロ銀座線、青山一丁目駅における目の不自由な方がホームに転落して亡くなられた事故をうけて、共産党府中市議団では、赤野議員が直後の9月議会、一般質問でこの問題を取り上げました。安全ホームドアの効能について、当時の私のブログでも「ホームドア設置駅について、東洋経済オンライン7月27日付では、「ホームドアの自殺予防(抑止)効果は想像以上に大きい」と報告。記事によれば、「JR山手線では2016年3月末までに、全29駅のうち23駅でホームドアの設置が完了した」「ホームドアの設置が本格化したのは13年からだ」「設置前と直接比較できるほど時間が経っていないが、この23駅で比較すると、設置前までは計74件(05年度以降)発生した自殺件数は、設置後に1件も起きていない」と記載しています。

ぜひこの際、府中駅市内の京王線各駅について、安全面とあわせて、東京五輪成功の乗降客の受け入れ体制に万全を期すという観点点からも、安全対策としてのホームドア設置を、共産党としても関係方面に今後も働きかけていきたいと思います。

 

 

 

12 4月

昭島市で産業活性化の視点から、市と多摩大学で施策づくりの協定締結

【読売新聞多摩版の報道から】

 

昨日(11日)の読売新聞多摩版には、昭島市と多摩大学(学長、寺島実朗氏)との間で市内の産業活性化のために連携してプロジェクトを立ち上げるとの報道があります。記事では「プロジェクトでは、学生目線で市内の企業の魅力などを伝える『オリジナル会社案内』を作成し、インターネットで発信する。ビックデーターの分析や商業施設でのアンケートを行い、産業活性化の方策も提案する」「市内には大学はないが、同大の教員が市の施策づくりにかかわっていたことから、今回の連携に至った」とあります。昭島市の臼井市長は「学生と話し合い、勉強しあいながら、昭島をどうしていくか考えたい」、寺島学長も「単なるうつろな協定ではなく、本気で地域に向き合うきっかけとなれば」と語った」と報じています。

 

【結城りょうの視点・・府中市内でも大いに参考になる取り組みではないか】

 

私はこの記事をよみ、府中市でも大いに参考になると感じました。府中市内には東京農工大学と東京外語大学という2つの国立大学が存在するわけです。まさに学生の街であるという側面がある府中市です。その意味でも、若者、とくに学生の目線で府中の魅力ある街づくりと、府中の個性特性を引き出すという環境づくりを、行政が大いに引き出す価値があると、私は思います。

この府中市は他の自治体からの住民が多数流入し、昔から府中に居る住民と新しい住民の方々とが混成した「複雑」な街になっています。このバランスをうまくとることが、今後の府中市の街づくりの発展、市民にとって愛される府中市の街づくりにとって必要だと私は常々認識していました。この点でも、若者、学生視線の施策づくりも大いに発揮されて良いと思っています。

その意味からも昭島市と多摩大学の取り組みが今後、どういうものになるのか私も大いに注目、研究し、府中市でもぜひ参考にしてほしいものだと思います。

結城りょう

11 4月

京王線 府中駅西口に「誰でもトイレ」がオープンしました

ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、京王線府中駅西口、エスカレーター付近に24時間利用できる「誰でもトイレ」が4月1日から開設、オープンしました。その名の通り「誰でも」使えるトイレであり、男性、女性、障害者の方、高齢者の方などすべての方が使えるトイレです。このトイレは、市民運動のみなさん「府中駅に公衆トイレをつくる会」の方々が、署名集約や行政への度重なる要請、市議会においても全会派一致の決議を勝ちとるなどの長年の運動と努力によって、実現されました。

私も17年9月議会の一般質問でこのトイレの問題について、質したこともあります。私も2011年4月に府中市に転居してきた際、府中駅周辺に公衆トイレがないことを疑問に感じました。駅周辺という点では、府中グリーンプラザには存在していたのですが、やはり駅構内に必要ではないだろうかと思っていました。昨年8月5日付ブログで「府中駅バスターミナルに公衆トイレ設置の要望で、市の担当者と懇談・・実現が目前に」でも記載しましたが、市民の世論と運動が行政を動かしたことに、敬意を表するとともに、私も議会の立場から今後も市民運動のみなさんと連携、協力していきたいと思います。

結城りょう

11 4月

東府中(若松町2丁目)のスーパーライフ、いよいよ完成間近

京王線東府中駅そば、甲州街道と平和通りの交差点付近に建設中のスーパーライフの完成が近づいてきました。先日、近所の住民の方とライフの話題になり、「5月中にオープン予定と聞きましたが」との話があり、さっそく同社の東京本社へ電話で問い合わせをしたところ、「5月中のオープンをめざしています」との返事でした。

この周辺地域には、緑町にタワーマンションや新興住宅がぞくぞくと建設されるなど、人口が増えている地域です。また市内北東部方面からも買いもの客も見込めるなど、東府中の街周辺はかなり様変わりするような気がします。一方で近所には青果店や飲食店などの商店もあり、こうした店舗とも共存共栄していただきたいものだと思います。私も若松町2丁目(東府中病院のそば)の住民の一人として、今後も街の発展に貢献していきたいと思います。

結城りょう