07 3月

JR東日本・・首都圏全駅にホームドア設置、平成32年度末までに(毎日新聞)

 6日の毎日新聞ネットニュースによると、JR東日本が首都圏全駅にホームドアの設置を実現することを伝えています。それによると「(JR東日本の)冨田哲郎社長は6日の定例記者会見で、2032年度末までに首都圏の主要24路線の全243駅でホームドアを整備すると発表した。このうち55駅については既に設置したり、20年の東京五輪・パラリンピック開催前後に整備する方針を示したりしており、新たに188駅で整備されることになる。JR東によると、新たな整備対象となるのは、東京駅から半径約50キロ圏内の中央・総武、常磐、宇都宮・高崎各線などの駅。1日当たりの乗降客数が10万人以上の駅や、乗り入れる列車の扉の位置が同一の駅では、25年度末までに前倒しで導入するとしている。全駅での整備費は5000億円を超える見込み」とあり、「国土交通省によると、17年3月末現在で、全国686駅でホームドアが整備されており、20年度までに800駅での整備を目標に掲げている」と伝えています。

【京王線はじめ私鉄もホームドア設置実現を求める】

度重なる電車ホームからの転落事故をうけて、いつも課題になるのがホームドア設置の問題です。とくに目の不自由な方が転落してお亡くなりになるような事件を聞くと、本当に辛い思いがいたします。この問題では共産党議員団(赤野議員)が以前、市議会一般質問でとりあげたことがあり、府中市内の京王線とJRの全駅に早急にホームドア設置を府中市が働きかけてほしいと要望したことがあります。とくに分倍河原駅については京王線もJRもともにホームが狭く、危険な思いをいたします。今回のJR東日本の動きをうけて、私は京王電鉄もぜひ早期にホームドアの設置を要望したいと思います。京王線のホームドア化は現在、地下にある駅に限られており、地上の駅にはなかったと思います。これを機にぜひ京王線や全ての私鉄もホームの安全対策に本腰をいれてほしいと思います。

05 3月

東日本震災被災地自治体への職員派遣、府中市も終了

【東日本震災の自治体への被災地支援、府中市も職員派遣を終了】

朝日新聞デジタルニュースでは、「東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県の42市町村で、他の自治体から復興支援のために派遣される新年度の「応援職員」が、今年度より全体で21%減る見込み」と報じています。記事では「一方、半数以上の23自治体が「復興が進んでも仕事は減らず、職員1人あたりの負担が増えている」とした。被災地の市町村職員の厳しい現状が明らかになった」とあります。また記事では、「今年1~2月、津波に襲われた沿岸部と、原発事故で避難指示が出された東北3県の42市町村(岩手12市町村、宮城15市町、福島15市町村)にアンケートをした。2012年度、17年度、18年度の全国の自治体からの応援職員数を尋ねた。震災直後の12年度は計1358人(39市町村)、17年度も同水準の計1353人(37市町村)だったが、18年度は計1072人(同)の見込みだった。18年度に減る見込みの自治体は30に上る。横ばいが6、増加が1、元々応援職員がいないが5だった。総務省の担当者は『全国の自治体が職員を増やしづらくなっており、派遣が必要な他の被災地もある』と話す」。

府中市も震災以来、宮城県の多賀城市(平成28年度まで)、岩沼市へも職員を派遣し、現地の復興支援に携わってきましたが、派遣先団体と協議のうえ、平成30年度以降は派遣しないことを決定しています。一方で被災地の職員の方々の過重労働も問題となるなか、政府の支援施策の有り方も問わなければなりません。

03 3月

「ラグビーワールドカップキャンプ地誘致狂騒曲」(府中萬歩記)

【朝日サッカー場の改修に6億円は度がすぎる】

市民が発行しているミニコミ誌「府中萬歩記」(ふちゅうよろずあるき)の47号には、市政ウォッチャーの「府中太郎」さんが、府中市のラグビーワールドカップキャンプ地誘致の過熱ぶりを批判、諌める文章を投稿されています。氏によれば「私がなぜ『過熱』と表紙し批判したか、理由は①そもそもキャンプ地誘致は高野市長の発想(選挙公約)、②突然、「ラグビーのまち府中」を表明、③官民共同といいながら、府中市だけが過大な負担、④とくに朝日サッカー場改修に6億円をかける」とし、「すべては高野市長の思いいれで進めた」としています。

また「官民、つまり東芝やサントリーを巻き込んでの、盛り上がるのは許せるが、6億円を市が負担するのは度が過ぎる」としています。さらに今後3億円かけて改修を予定している、朝日サッカー場は3年前の多摩国体の際に4億円近い費用をかけて改修したばかりでだ」として、市民感覚すると外れており、「市長に苦言を呈する者はいないのか」と批判しています。

府中市議会でも「市長支持派」の会派の議員からは、2019年ラグビーワールドカップキャンプ地誘致、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致の話題で持ちきりです。また機運醸成での熱の入れようも尋常ではないように思います。私は一般論として、このキャンプ地誘致策には決して反対するわけではありませんが、しかしながら「府中太郎」氏の指摘するとおり、あきらかに過熱しており、「費用もかけすぎ」との批判はその通りだと思います。

いずれにしてもこうした問題について、私も市民感覚にもとづき、市議会でも冷静な議論と主張する必要性を感じています。

この市民によるミニコミ誌「萬歩記」は毎月発行で1部100円、現在の府中市や市政、また府中市議会の様子を市民の目か見て、どうなっているのかを伝える興味深い中身です。ぜひご覧ください。

※発行先・・府中萬歩記編集委員会(矢崎町4-1、のんしゃらん食堂、メールアドレス  fuchuyorozu@gmail.com  )

25 2月

府中グリーンプラザの跡地活用の公募型プロポーザルの優先交渉権決まる

府中駅北次の市有地(グリーンプラザ)の活用事業者選定委員会で、優先事業者が決まり、市のHPでも公開していますので、お知らせします。市のHPでは以下のように記載しています。

「1) 審査結果 本事業に関する公募型プロポーザルについて、選定委員会は公平かつ公正に審査をした結 果、次のとおり優先交渉権者及び次点交渉権者を選定した。 ア 優先交渉権者 スターツコーポレーション株式会社」とあります。

「スターツコーポレーション株式会社 (ア) コンセプト及び事業計画 市が5つの視点に基づき提示した導入を期待する機能の実現に向け、①市の魅力を活か す広域来街と回遊の拠点、②多様な人々が集い交流するにぎわい拠点、③持続的発展に寄 与する起業・創業の拠点、④北口の顔となるランドマークの創出、⑤これらを支える確か な事業計画と推進体制をコンセプトとして掲げる提案であった。なお、事業期間は49 年364日であった。 本提案では核テナントをホテルとするが、その機能は、広域からの来街、長時間の観光 誘引を支える従来からの宿泊機能にとどまらず、親族利用やママ会など地域住民のコミュ ニティの場としての役割も持っている。そのホテルと連携して、まちづくり・にぎわい・ 起業創業に資する『まちのロビー』、『まちの情報スポット』、『コワーキングスペース』な どを導入し、地域と共に活性化を図る提案であった」と評価しています。さらに市の評価として「優先交渉権者として選定したスターツコーポレーション株式会社の提案は、府中駅周辺に は少ないホテルを核テナントとし、かつそのホテルは従来の宿泊機能を超え、提案施設内の 他機能と連携して地域の活性化を図ろうとする意欲的で新規性のある提案と評価した」としています。

グリーンプラザの跡地活用では、市は「公民連携」の方針を打ち出していますが、それを具体化する事業者が選定されたことを意味します。すでに武蔵野市でもこうした取り組みがありますが、今回の市のHPからすると、ホテル宿泊機能を期待している様子です。2020年のオリパラの効果も見込んでいるのでしょうか。同時にけや木通りとの景観の兼ね合いもあると思います。なにより市民、消費者のニーズに応えるものになっているのかどうかもあります。この問題、3月の予算委員会でも取り上げ、さらに議論を深める必要があると思います。

24 2月

府中市朝日町にイトーヨーカドーが2021年に開業予定(建設通信新聞)

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

【自然、知財、スポーツを融合した街づくりの店舗めざす】

2月23日付の建設通信新聞に、2021年に開業予定で府中市の朝日町に建設が予定されているイトーヨーカドーの店舗についての記事が掲載されています。それによると「府中市朝日町に10万m2の大型ショッピングセンター、自然と知財、スポーツを融合」とあります。建設予定は、朝日通りに面し隣は東京外語大学があるところです。記事では「『朝日町プロジェクト』として、述べ約10万m2の施設を想定、新しい商業施設として自然、知財、スポーツとの融合を検討し、街づくりにつなげる開発を目指す。早ければ2021年の開業を想定しており、計画が固まり次第、都市計画の手続きとともに設計などに入るもようだ」とあります。また「同社は国立天文台、調布飛行場、味の素スタジアム、武蔵野の森スポーツ施設など、様々な文化と自然が融合したまちの特性を商業施設づくりに反映させる考え」としています。

また記事では「新しい商業施設として、①フードとコミュニケーションが楽しめる(食を通じた健康とコミュニケーションが楽しめる)、②アートと学ぶ喜びがある文化(参加型アートでコミュニケーションを活性化)、③ウェルネスと日常(健康的で質の高い生活のの維持の手助け)を想定、また360度、街を見渡せる施設づくりを考えている」と報じています。

【発展見込める東部地域エリアの象徴としてのイトーヨーカドー】

このイトーヨーカドーの建設については、当初は2020年の開業が予定されていましたが、同社の都合により2021年に変更になりましたが、今回あらためて建設通信新聞を通じて、概要が明らかになりました。この地域(東部地域)は西武多摩川線の線多磨駅があり、周辺には多磨墓地、東京外語大学、警察大学校、榊原記念病院、また調布市にも隣接しており、武蔵の森スポーツセンター、味の素サッカー場など、多様な施設があるなど、多彩な施設が存在。大いに将来発展が見込まれる地域です。

私も2016年12月議会の一般質問で、この東部地域の街づくりの問題を取り上げたことがありますが、あれから1年以上が経過し、あらたな進展を見せています。私もこの東部地域を活動エリアとしていますので、今後もこの地域住民の方々や他の議員の方々とも連携して、街の発展に寄与できればうれしく思っています。