09 8月

府中市役所西側の「平和のブロンズ像」が撤去されている!

府中市議会議員の 結城りょう です。HP検索→結城りょう

 

府中市が非核平和都市宣言を制定して、今年で14年たしますが、市役所本庁西玄関にあった朝倉響子さん作成の銅像「CONNECTION」が撤去されていました。理由は「新庁舎建替えに伴う撤去」とのことです。

 

今年の5月に作成された「新庁舎建設に伴う移転に関わる基本方針」では、「現在の本庁舎敷地内には屋内外に彫刻や絵画など多くのアート作品が展示されており・・・新庁舎においては、このようなアート作品を設置しないことを基本とする」とされています。

 

この件では市民の方から意見が出されています。今回撤去された朝倉作品は「府中市平和都市宣言」の碑と対で、この宣言の10周年を記念して設置されたものとのことです。そしてなぜ、建替え市庁舎に戻さないのでしょうか。9月の決算委員会において、市当局に説明を求めたいと思います。

16 7月

府中市の新庁舎には、今あるアート作品が設置されないのか?!

府中市議会議員の 結城りょう です。HP検索→結城りょう

 

4年後の2023年5月に、府中市の新庁舎の「おもや」が、2028年「はなれ」が完成予定の新市庁舎ですが、そににともない現在、市役所にある「アート作品」の移設について、市は「現在の本庁舎敷地内には、屋内外に彫刻や絵画など多くのアート作品が展示されており、その中には寄贈されたものや、記念碑として設置されたものがあります」とあり、注目される方針として「新庁舎においては、このようなアート作品を設置しなことを基本としている」としています。

 

さらに今後、専門家などの協力を得ながら、それぞれの作品の価値を判断した上で、移設や保存、処分などの取り扱いについて検討します」とあります。したがって現在西庁舎側にある「府中市平和都市宣言」の記念碑も撤去されることになるでしょう。この記念碑は同宣言10周年を記念して、朝倉響子さんによる銅像が、また東側玄関には西川早春さんの「友愛の像」が設置されています。いずれもこの府中市65年の歴史を刻む大切な記念碑ではないでしょうか。

 

なぜ「新庁舎にこれまでの銅像が設置されないのか」、如何なる理由でそれが方針になったのか。この点はぜひ市に質したいと思います。今の記念碑が新庁舎の存在と相矛盾する性質があるとは思えません。9月の決算委員会でもぜひ質疑をしたいと考えています。

結城りょう

30 5月

府中市のロスジェネ世代はどうなっているのか・・国が就職氷河期世代に就業支援策

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今朝(5月30日)の朝日新聞一面に、「厚労省が就職氷河期世代の就業支援について、助成金、職業訓練を強化する」との記事が掲載されています。記事では、「バブル経済が崩壊後の1993年から2004年ごろに大学、高校を卒業した世代が、新卒時に正社員として採用されず、不安定な働き方を続けた人が多いため、今回、国が支援制度を講じることになった」とあり、「今後3年間を集中的な支援期間として、正社員として雇った企業への助成金の拡充、企業や自治体と連携しての職業訓練が柱」としています。

 

この世代と重なるのが現在、35歳から44歳の約1700万人のうち、非正規雇用が317万人、フリータが52万人、職探しをしていない人も40万人いるとしています。対策の柱は、建設、運輸業への紹介、短期間で資格をえるなどの訓練コース、また正社員として採用した企業への最大60万円の助成金もあるとのことです。

 

以前私も4月16日付きブログ「就職氷河期世代の市民の将来はどなるのか」でこの問題について記載しましたが、この世代が20代前半のときに、雇用を確保し、将来設計を見通せるような社会をつくれなかったのは、政治、行政の責任です。この国に「目先の企業利益に追われるあまり、人材を育成する」という国家戦略がなかったことが致命的です。この記事にもありますが「急な対策、効果見えず」とあります。1990年後半は金融・証券不況、2000年代にはいり小泉政権による「不良債権処理」の名目で、企業を整理淘汰し、勤労者は正規から非正規雇用に置き換えられた時代でした。当然、家庭をもつこともできない人たちが急増するのは当然です。自治体としても国の施策をうけて具体的な相談窓口の設置などを求めたいと思いますが、困難が予想されます。一度、私も府中のロスジェネ世代の状況を調べてみたいと思います。

 

結城りょう

12 5月

今回(2019年)の府中市議会議員選挙開票の再集計作業について思う

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

府中市選挙管理委員会による選挙の集計は全国でも一番早いとして有名ですが、今回の市議会議員選挙では再度、投票用紙集計のやり直しとなり、午前0時すぎに最終結果が判明しました。(昨年は午後10時40分ぐらいの段階で判明)投票用紙の再集計の理由は正確には聞いていないのですが、一度は集計の作業台を片付けした段階において、再集計を決断して実施したとのことなので、よほどの理由でしょう。

 

選管事務局の方針として、府中市は集計が日本一早いことを誇っているという「固定観念」があり、その集計作業に不十分さ、曖昧さがあったということではないでしょうか。もしそうだとすれば、それでは本末転倒ではないかと思います。有権者、市民のみなさんにとって投票集計の際、一番求めていることは、「速さ、スピード」ではなく「正確さ」ではないでしょうか。有権者の投票行動が正確に反映されることこそ、一番の目的なはずです。

 

候補者にとっては、「当選」か「落選」かの違いは、まさに「天国」と「地獄」の違いです。選管には集計のスピードより、絶対的に正確さを当然の目的とした選挙集計を要望したいと思います。一度議会で取り上げることが必要だと思います。

結城りょう

11 5月

府中市のキャラクター「ふちゅうこま」が脱ニート、自立に一役買う!?

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

さて今朝(5月11日)の東京新聞多摩版に、府中市のキャラクター「ふちゅうこま」が若者の自立に一役買っているという記事があります。記事では「不登校やニートを経験した調布市の大沢拓己さんは(21)は、ふちゅうこまの着ぐるみに入る『スーツアクター』の仕事をきっかけに、活動の幅を広げつつある」としています。記事では「大沢さんは中学二年のとき、病気による体調不良で学校を休みがちになり、半年ほど全く登校しなかった」として、卒業後はニートになったそうです。そんなとき約2年前に同級生から、ふちゅうこまの着ぐるみに入るバイトを紹介されたことがきっかけになったとのこと。

 

着ぐるみの中は暑くて大変な環境ですが、「多くの人が寄ってきてくれるので、人気者になった気分」と楽しんでいる様子を伝えています。また大沢さんは今では、調布市の観光案内所や市役所でも働き始め、今月からはNPOの常勤スタッフにもあり、「昨年秋には、地域の子どもイベントで実行委員長も務めた」そうです。「ふちゅうこま」というキャラクターが、一人の人間の人生を変えたことに、感激します。

 

人間は何かのきっかけで、変わるものです。それまで社会に対して自分を閉ざしていた方も、何か「人に喜ばれる」ことを自分が行うことで、ある種、自分という存在がかけがえのない価値をもつ人間であることに気が付くのではないでしょうか。そのきっかけが、府中市のキャラクターである「ふちゅうこま」であったということは、府中市のアピールのみならず、一人の人間の人生を前向きな人生に変えたという意味で、評価されるキャラクターであることは、市民の一人として喜ばしく思います。

 

結城りょう