03 12月

京王線東府中駅近くの踏切みをどうする・・急がれる立体交差化(毎日新聞)

府中市議会議員の 結城りょう です。
11月30日付き毎日新聞夕刊社会面に、先日発生した京王線東府中駅付近の踏切んの事故について記事が掲載されています。記事では事故当日の現場の状況、またこの踏切では2004年以降、高齢者が3人死亡していることから、「住民からは『危険だ』として連続立体化を求める再三あがっているならば、実現の見通しはたってない」とあります。
現場には「レーザーで線路上の障害物を感知する『3D式障害物検知装置』が設置されているが、男性が踏切敷地外に倒れて作動しなかった」とあります。
先日の私もブログでも記載しましたが、この踏切は道路に対して線路が斜めに交差しており、私も自転車で通るときに大変危険を感じます。
記事によれば、東京都はこの東府中の踏切を、「重点踏切」と位置付けてはいますが、連続立体化の対象区間には指定していないとあります。
 記事では、鉄道高架化事業については、多摩地域では9割を地元、1割を鉄道事業者が負担するとのことです。なお地元負担分の半分は国が補助金をだし、残りの7割は東京都、3割を市の負担とのことです。
今日も他会派の議員の方が、京王線の立体連続高架化を求めて質疑をされていましたが、完成までには40年以上はかかるとの答弁でした。
私もこの京王線については、踏切をなくすために高架化に着手すべきではないかと感じています。またこの問題については、引き続き調査して、市にも再度要望などしたいと思います。

28 11月

府中市立総合体育館、復旧に1年の見込み・移設案も(読売新聞)

今日(11月28日)の読売新聞多摩版に、台風19号の影響による停電で使用ができなくなっている市立総合体育館について、「復旧に約1年かかる見込み」と報じています。

 

記事では「地下水が老朽化した施設の亀裂を通じて地下2階の電気室に侵入した可能性が高い」とし、長期的には同体育館を移設する構想も示したとあります。当面同体育館で行われる予定だった、来年1月26日投開票の市長選挙の開票作業、五輪キャンプ地として受け入れについても、市内の別の体育館で代替するとあります。ちなみに移設先については、高野市長は「浅間町にある府中基地留保地跡地に建てる構想」を示したとのことです。

 

この問題では、すでに基地跡地等特別委員会において、同留保地に総合体育館の建設が計画に入っています。しかしながら今回の台風による、現行体育館が1年間も使用不能になるとは、予想外だったことでしょう。また現在の総合体育館は1971年に完了し、現在、耐震化の工事中に今回の被害が発生したとのことです。

 

今回の台風による水害は府中市にとって、ある意味「初めての」経験であり、想定外のことだったと思われます。今後、公共施設の安全対策を見直す必要があると思います。今度の12月議会では多くの議員の方からも、この問題で質疑があると思われますので、注視したいと思います。

21 11月

京王線東府中駅附近の踏切で人身事故・・急がれる安全対策

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

京王線東府中駅附近の踏切(緑町1丁目付近)で、昨夜(20日)21時過ぎに人身衝突事故が発生しました。この踏切は数年前にも死亡事故があり、危惧される箇所でした。私もこの踏切を毎日のように自転車で通行しますが、線路がななめに向いており、自転車で走行する際に車輪がひっかかるような感じがあり、いつも慎重に渡っています。さっそく今朝、市の担当課にも状況を伺い、今後の対策についても要望しました。

 

根本的にはこの東府中駅附近の京王線の線路について、高架化が望ましいとは思いますが、住民の合意も必要となります。緊急の安全対策が何かないものか、市にも要請し、京王電鉄にも対応策を要望したいと思います。

 

 

★結城りょう 街頭市政報告&相談会 (朝)6時前から8時まで 月曜・・西武線多摩駅、火曜・・府中駅北口デッキ、水曜・・東府中駅北口、木曜・・府中駅北口デッキ、または西武線多摩駅、金曜・・JR北府中駅歩道橋 ※自己都合や雨天時など、中止の場合あり (夕方)毎週2~3回、16時前後から17時前後まで 場所は府中駅周辺、今後はスーパーライフ東府中店付近

 

14 11月

台風19号の教訓をいかすために、府中市に水害対策の要望を行いました

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

10月に首都圏を直撃した台風19号で、府中市内にも甚大な被害がおよび、8000人以上の住民の方々が公共施設などの緊急避難する事態となりました。府中市にとってもこうした水害による被害は「初めての」経験でもり、多くの課題を残しました。なかでも①近くの避難所に行ったが、満杯のため違う公共施設を探した、②自動車で避難所に行ったが、駐車場がなく大変困った、③防災行政無線の音が聞こえなかった、④一人暮らし高齢者、障害者の方がたは避難することが大変困難、⑤市からの避難所情報が少なく困ったなど多岐にわたります。

 

そこで共産党議員団では、こうした住民の方々の声をもとに4つの柱からなる、31の要求項目にまとめて府中市に提出しました。以下、主な要望項目を掲載します。

 

1、避難所と避難対応について・・〇避難所先での住民のプライバシー確保、〇学校の校庭を緊急駐車場にすること、〇早期初動による避難所開設と職員配置、〇避難先の学校の校舎のトイレをすべて開放することなど

2、住民への周知方法について・・〇防災行政無線の内容を聞き取るために、個別受信機や受信可能な防災ラジオの配布を、〇多摩川氾濫時の浸水区域内の水位がわかる表示を電柱などに行い普段から啓発に努めること、〇洪水ハザードマップの改善を行うこと、

3、災害弱者(災害時の要援護者、要援護登録していない高齢者)への対応について・・・・〇要援護者名簿に登録申請のない災害弱者への対策を至急検討すること、〇避難所までの長距離歩行や移動困難な市民の避難方法として、バスなどによる方法を検討すること、

4、防災力の機能強化について・・〇災害時において市のホームページに早期にアクセスで きる対策をとること、〇事前において浸水想定の高さ以上の階のある建物と周辺住民の避難協力の話し合いができる環境を調整するために市として支援を行うこと、〇避難所、公共施設について風雨の吹込みによる浸水対策を検討、実施すること、〇家屋への浸水被害を軽減する止水板設置費用の助成制度を新設すること、〇市として浸水被害後の消毒対応、委託先の確保などを準備すること

 

12 11月

台風19号は府中市の今後の災害対応策にどういう教訓をもたらしたのか

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

10月12日に東京を直撃した台風19号ですが、その後、マスコミでは府中市の状況について報道がされています。たとえば10月29日のNHK「ニュースウォッチ9」では「『避難所に入れない』浮上する大都市の死角」というタイトルで府中の対応が報道されました。以下、同ニュースの報道内容について一部抜粋して記載します。

 

★東京 府中 避難所不足 16か所で満員―

 

多摩川の氾濫で市のおよそ3分の1が浸水すると想定されている東京 府中市は台風19号で開設した37の避難所のうち16か所が満員となり避難所不足が課題として浮き彫りになりました。府中市は台風19号が接近した10月12日、浸水が想定されるエリアに住むおよそ9万5000人に避難勧告を出し、浸水が想定されるエリアの外に18か所の避難所を順次、開設しました。

 

ところが、予想以上に多くの市民が集まり、11か所が満員となって受け入れができなくなったということです。このため市の施設13か所を急きょ、避難所としたほか、都立の学校や、地元の商工会議所、それに府中刑務所など合わせて37か所に増やして市民には公式のSNSなどで案内する対応をとりました」「市によりますと12日から13日の朝にかけておよそ8280人が避難しましたが、37か所のうち16か所は満員となって、避難所に入れず、自宅に戻った人もいたということです」。

 

同ニュースではさらに続けて、「府中市が災害で避難勧告を出したのも、避難所を開設したのも初めてで、市のおよそ3分の1が浸水すると想定される中、このエリアの外で現在、確保している分では避難所が足りないという事態が浮き彫りになりました。市では今後、民間にもよびかけて市内で避難所の確保を進めることにしています。府中市防災危機管理課の担当者は『逃げる場所が遠くなると厳しくなると思うのでまずは市内で民間にもお願いして避難所を確保していきたい』と話しています」と報じました。

 

★府中市は避難所の情報を瞬時に住民に届けるために、SNSの活用を進める

 

また11月12日付き読売新聞多摩版では、今回の府中市の避難所の状況が住民に伝わることが困難だったことを指摘し、「メール配信で早く(避難所の)満員情報を流してほしかった」とあり、市は今後「市公式ツイッターへのフォロー、市が提供するメール配信サービスの登録を増やす」など、SNSを通じた情報発信の強化を挙げた」とあります。