18 9月

(府中市)府中市の将来と今のために有効な基金の活用を求めたい・・公共施設管理基金を物価高騰から市民生活を守るために有効活用できないか

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。現在開会されている9月議会では、令和4年度の決算についての審議が行われますが、市の基金についての議論は必須です。

★府中市の基金額は多摩地域の自治体で2番目、財政力はトップクラス

府中市といえば多摩地域の自治体で、2番目に基金(家庭で言う預金)が多い自治体です。その額は約739億円超です(令和4年度予算見込み)。ちなみに1番目は武蔵野市です。この府中市の基金は計12の基金から構成されています(注1)。なかでも3番目に多く積み立てられているのが、財政調整基金と言われるもので80億円あり、この基金についてはその活用方法については自由です。他の基金は目的別に使うこととなっている基金で、一番多いのが公共施設整備基金で211億円超、次に学校施設改築基金で119億円超、次に公共施設管理基金で41億円超、次に生活・環境基金で11億円超、その他基金合計で21億円弱となっています。

府中市の場合、年度末決算の剰余金について、その多くを公共施設整備基金に積み立てています。この基金は公共施設に関するものなら何でも使える基金でもあり、市としても常に「裕福」にしておきたいものです。以前は学校施設の改修改築に使うお金もこの公共施設整備基金から繰り出ししていましたが、現在は学校施設改築基金を新たに創設しています。

★基金のため込み批判より、歳出にみあう歳入確保をめざすべきでは

私も共産党議員団の在籍中は、府中市の多すぎるため込み基金のあり方について批判していましたが、現在はバランスある基金の収入と使い方とあわせて、自治体としていかに収入を増やすこと、「歳入に見合った歳出を」という考えではなく、「歳出にみあう歳入をめざすべき」という考え方になりました。(この考え方についてはまたあらためて取り上げる予定です)

★この数年、取り崩しがない公共施設管理基金を有効活用できないか

さて現在の府中市の基金の活用について、今日当面求められているのは一番は物価高騰から市民生活を守るための対策です。私はこの点で公共施設管理基金(以下、管理基金)を廃止して、他の基金に繰り入れること、新たに物価高騰対策基金を創設し、そこに充当するべきだと考えています。この管理基金は令和2年度末から41億円超の額から変化しておらず、以前からこの基金は廃止し、市民生活を守る施策に活用すべきとの意見もあり、今議会でも野口なかお議員(れいわ)も同様の主張を一般質問でされておられます。私も同意見です。

同時に現在ある府中市の公共施設についても整理と選択、縮小して公共施設の維持管理運営費の縮減にも努めるべきです。このあたりの議論について、私は9月議会の決算特別委員会、総括質疑でぜひしたいと考えています。

※(注1) ①財政調整基金(80億円)、②公共施設整備基金(211億円超)、③保健・福祉基金(4億8700万円超)、④生活・環境基金(11億円超)、⑤文化・学習基金1億7900万円超)、⑥都市基盤・産業基金(2億4400万円超)、⑦新庁舎建設基金(40億円超)、⑧学校施設改築基金(119億円超)、⑨公園緑化基金(1億2000万円超)、⑩美術品購入基金(1億7000万円超)、⑪新型コロナ対策基金(2億円超)、⑫公共施設管理基金(40億円超)⑬その他基金(209億円超)

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

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