29 4月

府中市 ちゅうバス の路線再編計画・・ちゅうバスが走行できない地域には、官民協働でAI技術も駆使した、小型EV車などの交通手段の確保を

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。(ゆうきりょうブログ検索⇒ゆうきりょう)

★ちゅうバスの運賃改定が計画されるのであれば、シルバーパスの適用を要望したい

この2年ほどの間で、円安(4月29日現在、1ドル160円)の進行によるコストプッシュインフレが、国民生活を直撃しています。現状、ちゅうバスは100円で乗車できますが、、今後、さらなる円安、また労働力不足などの事態を予想した場合、住民へのサービスを維持、拡充するにはどこかで運賃改定を検討せざるをえないと思われます。

私は以前、市議会の一般質問で「ちゅうバスにも、シルバーパスの適用をしてほしい」と質疑、要望しました(22年12月議会)。今後、運賃改定が市から提案されるようであれば、その対案としてちゅうバスにもシルバーパスをぜひ適用するよう、要望したいと考えています。

★コミュニティバスが走行できない地域には、官民協働で細やかな交通手段を

またちゅうバス再編計画のなかに、「バス以外の方法で移動できるように考える」という指針があります。

(理由)バスの再編案だけでなくバス以外の方法も検討する

(他の方法案)①タクシーのさらなる活用、②AIなどデジタル技術を活用した自動運転、③市民や民間の協働による、新たなコミュニティ輸送手段の確保、④新たな送迎手段として、福祉有償輸送やシェアサイクルなど多様な輸送資源を活用した、異動手段の確保など。

そこで以前、私のブログでも紹介しましたが、隣の三鷹市では、大型バスが入れない住宅街など公共交通の空白地域を解消するため、小回りのきく車両の導入やAIなどの新技術を導入して、利用促進を図っていることを伝えました(読売新聞より)。

★狭い道路を、車幅1.5メートル、軽自動車並みの『小型EVバス』が走行

それによると、「車幅1.5メートル、軽自動車並みの『小型EVバス』が三鷹市の井の頭地区の住宅街を走る」「バスを名乗るが乗務員を除く定員は4人、最新の電気自動車で最高時速は19キロ」と、狭い道路を走行するコミュニティバスを始めたそうです。従来のコミュニティバスでは、走行できない地域をこの小型EVバスなら走行ができ、沿線住民の利便性が高いとのことです。

★スーパー、病院、公共施設などへ高齢者の利用促進を図る

またある地区では「AIデマンド交通を試みる」とし「地区内外に65ヶ所の乗降場所を設定、利用者は希望の乗車時間と乗降場所を電話やスマートフォンで予約し、その時々でAIが割り出した最適ルートを6人相乗りのワンボックス車が走る」としています。その乗降場所にはスーパー、病院、市役所などの公共施設があり、高齢者の利用促進を促しているとあります。

他にも多摩地域では、武蔵村山市がバス以外でワゴン車を使った「乗り合いタクシー」を、小平市も同様のサービスを実施。東大和市でもコミュニティバスの空白地域を、ワゴン車が走行するなどのサービスを展開しているそうです。

今後は深刻な労働力不足がさらに現実となりますが、AIによる自動運転と小型EV自動車を組み合わせた、コミュニティ交通を促進させる必要があるのではないでしょうか。府中市内でもコミュニティバスが走行していない地域もあり、そうした地域で暮らす高齢者の方は、「生活難民」になる恐れもあります。ぜひ府中市でも、官民が協力し、AIなどの新技術やワゴン車を活用した、利便性のある交通手段を導入してほしいものです。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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28 4月

府中市 ちゅうバスの路線再編計画・・これからの「ちゅうバス」はどうなるのか

府中市議会議員(保守系無所属)のゆうきりょう です。(府中市議 ゆうきりょうブログ 検索⇒ ゆうきりょう)

府中市内を走る、コミュニティバス「ちゅうバス」について、府中市は現在、路線再編計画を審議しており、先日は市内11の文化センターで住民からの意見交換会を開催しています。恐らく2年後ぐらいをめどに再編されると思われます。そこで、今回は路線変更計画について、市の資料から住民向け説明の資料に基づいて、以下、掲載します。

1,路線再編について市の計画に対する考え方

(1)ちゅうバスと民間路線バスとの、路線が重ならないようにする

(理由)ちゅうバスと路線バスで利用者を取り合うとバス全体の収支が悪化する。例として「朝日町ルート」と重複する路線バス 「多磨駅~榊原記念病院」間は1日計97本

「北山町循環」と重複する路線バス 「療育センター前~横街道」は1日計34本 ~ちゅうバスも路線バスも走っているから、安いちゅうバスに乗る人が増え、民間バス業者の経営を圧迫する

(2)ちゅうバスの路線延長は、なるべく短くする

(理由)同じ経費でサービスレベルを上げるには、路線延長を短くする

(3)ちゅうバスの経費に対する収入の割合を増やす

(理由)経費を下げ、収入を増やし、収支率60%以上をめざす

府中市からの補助金が毎年平均1億7千万円、補助金とは「ちゅうバスにのっていない人も払っている経費で、市民1人あたり年間、約660円」となっている。また現状、収支率を60%以上を上回っているのは、「是政循環」「四谷6丁目ルート」のみ。

(4)運転手不足に備えて運行台数を整理しておく (理由)ちゅうバス(現在は18台)に当てはめると、将来的には14台しか運行できない

(市の説明)「現状、23年は必要な運転手数に対して9%不足」「2029年には29.7%が不足する」事態になる

(5)移動に合わせてバス路線を検討する(理由)アンケート調査や利用実態をもとに利用される路線案を考える

(住民からの声)「ちゅうバス」は市内の東西の移動がしにくい、「西府駅につながっていない」「最寄り駅に行きたいバスがない」など

(6)今回のバス再編だけでは全部対応できないことを把握する(理由)できることから対応し、見直しを前提として再編する

(住民からの声)「路線バスはシルバー、シルバーパスが使えて便利(ちゅうバスにもシルバーパスを利用させてほしい)」「ベビーカーも乗せやすいバスがいい」「朝早くから運行してほしい」

(民間バス事業者からの声)・・「府中市内はバス路線が充実しているので、タクシー運転手が別の町に流出している」「デマンド交通が運行したらタクシーは厳しくなる」「ちゅうバスも路線バスなみの運賃でないと、路線バスの運行に影響がでる」「7割の路線バスは赤字で、今後維持できない路線バスがある」

(7)バス以外の方法で移動できるように考える

(理由)バスの再編案だけでなくバス以外の方法も検討する

(他の方法案)①タクシーのさらなる活用、②AIなどデジタル技術を活用した自動運転、③市民や民間の協働による、新たなコミュニティ輸送手段の確保、④新たな送迎手段として、福祉有償輸送やシェアサイクルなど多様な輸送資源を活用した、異動手段の確保など

~こうした市の方針の基づいて、ゆうきりょうの考えなどについて、今後、ブログで掲載したいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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25 4月

府中市の人口減 若年女性人口(20~39歳)が2050年までに7%減少・・全国の自治体の4割が「消滅可能性」

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。(ゆうきりょうブログ検索 ⇒ ゆうきりょう)

今朝の一般紙朝刊では、有識者でつくる人口戦略会議が発表した将来の人口予測の記事があります。記事では2020年から50年までに全国1729自治体の4割にあたる、744の自治体で20歳~39歳の女性人口が50%以上減少し、いずれ消滅する可能性があるとの分析結果を公表したとのことです。

朝日多摩版では「若年女性人口が減少し続ける限り、出生数は低下し続け、総人口の減少に歯止めがかからない」との考えのもと、算出しているそうです。また記事によると「今回の分析では、人口増加分を他の地域からの人口流入に依存し、出生率が非常に低いまちは『ブラックホール型自治体』と分類」「都内では豊島区、新宿区など16区と1市を都内で分類」とあります。

★府中市も人口減は予想より早く進行する事態に

府中市はこの若年女性人口の減少率については、7.7%減少とのことで、多摩地域ではまだ低い部類です(稲城市が1.1%減、狛江市6%減、武蔵野市6.5%減、調布市7.2%減など)。また「ブラックホール型自治体」には分類されていません。

しかしながら、府中市の人口減少という事態は、予想より早く進行しています。府中市長選挙告示日前日の読売新聞多摩版に、市長選挙に関する分析記事、見出しは「住みよい府中 どう維持?」という記事が掲載され、この記事では府中市が人口偏在とともに将来、人口減社会に突入し、現状すでに学校間の児童数格差が生じていること。また記事のなかで「府中市が26万人を割り込んだ現状について、ある市幹部は『ついに府中も、と驚きとともに受け止めた。70周年を契機に先を見据えた取り組みをやっていかなくては』と話す」との文章がありました。

市の「都市計画マスタープラン」によると、府中市の人口は26万2千人をMaxとなり、26万人を切るのは2037年前後となっていましたが、その予想より12~13年早く、26万人を割る状況がきました。今後の対策として、子育て世代に選ばれる自治体となるための先進的な施策がさらに必要となります。当然将来は生産者人口が減り、高齢者人口が増えるのですから、所得が落ち、消費が減っていきます。それをカバーするには、市独自の財源確保と子育て世帯、若年層の流入増を勝ち取る以外にありません。

こうした危機感をもち、将来への展望に変えていくために、今後も市に具体的な施策の提案などしていきたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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17 4月

府中市 若者目線の行政改革、行政サービス、街づくりの促進を・・町田市が中央大学(総合政策学部)と行政評価の連携協定

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。

先日の読売新聞多摩版に、町田市が地域課題の解決に向けて、若者の声を取り入れるために、中央大学総合政策学部(八王子市)と「行政経営改革に関する連携協定」を締結したと報じています。記事によると、今年の11月に予定する「市民参加型事業評価」に同学部の教員や学生に参加してもらい、市民サービス向上に向けた事業の見直しに役立てるとあります。

★市民参加型の事業評価に若者の評価を取り入れる

記事によると、「町田市の市民参加型事業評価は、一般市民のほかに、経営コンサルタント、公認会計士ら有識者が評価、課題を指摘する」とあり、事業評価は2年に1回行われるそうです。記事では「11月の回は地域生活や防災、防犯などの『市民生活』、高齢者や障碍者、生活困窮者などの『福祉』、道路や公園などの『都市基盤』、少子化対策などの『子育て』などの6分野で、それぞれ1事業が評価対象となり、学生らが『評価人』として参加する」そうです。記事のなかで、同学部は「座学ではわからない現実的な障害に気がつき、問題解決に向けた具体的な考え方が身につけられる」と指摘されています。

★府中市でも大学生の声を行政評価に取り入れてはどうか

この町田市の試みは、少子高齢社会をむかえるにあたり、若者、現役世代の定着を促進する意味でも重要な試みだと思います。この点では府中市内には、東京農工大学と東京外語大学という、2つの大学があるのですから、こうした町田市の試みは大変参考になると考えます。

府中市でも毎年、行政評価を行っていますが、ぜひ市民からの評価とあわせて、若者からの評価も得てはどうでしょうか。もすでに府中市の人口は、26万弱でMaxとなり、今後はなだらかに人口が減少していきます。生産人口を増加させていくために、自治体間の競争が激しくなるのですから、なおさら、行政サービスや街づくりの観点に、若者目線を取り入れることは必要です。町田市の試みには、ぜひ注目し、また府中市にも提案していきたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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05 4月

(府中市 ちゅうバス)府中市では、コミュニティバス「ちゅうバス」路線の再編案について、市民の方からご意見を伺う機会を設けます

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。

府中市では、地域公共交通協議会において検討した、コミュニティバス「ちゅうバス」路線の再編案について、地域住民のみなさんとの意見交換会を行うため、「バス路線再編に関する地域住民との意見交換会」を実施するとしています。市内の各文化センターで開催するとのことでので、ぜひこの機会に「ちゅうバス」に関するご意見を、お寄せください。なお参加については、事前申し込み制となっています。担当 府中市計画課交通企画担当 電話: 042-335-4325

※予定⇒ちゅうバス意見交換会予定

~市民の方から、ゆうきりょう あてに寄せられた「ちゅうバス」に関するご意見について、以下、掲載させていただきます。

★現状の「ちゅうバス」は府中駅を基点とした路線ばかり

●市民の声⇒「ちゅうバス」で改善していただきたいのは、路線網が府中駅を基点とした放射状の路線ばかりだという点です。いったん府中駅へ出て乗り換えてもらうことで効率的な運用にしているのでしょう。ただ利用者層を考えた場合に多摩総合医療センターを中心とした路線があってもよいのではないでしょうか。

●市民の声⇒また四谷〜日新町〜多摩総合医療センター〜天神町、浅間町方面とか府中駅を通らない路線です。京王バスさんとの関係で多摩総合医療センターへ乗り入れるのは難しいかもしれませんが、ご検討いただきたいです。(市民の声より)

★市内南西部地域から北西部地域へ「ちゅうバス」路線を

●市民の声⇒分倍河原駅から西側、日新町・四谷・北山方面に御狩場通り(分倍河原からNECに向かう道)にちゅうバスを通して欲しい。需要はかなりあるはずです。

★高齢者が目と鼻の先の距離でもバスを利用しなければならない現実、しかし都度往復200円の料金が

●市民の声⇒先日、「ちゅうバス」に乗る機会があり、その際、目にしたことを愚痴ります。府中駅から四谷循環のルートのバスに乗りました。中河原駅のひとつ手前の住吉保育所前のバス停から杖をついたおばあちゃんが乗り込んできました。乗るのにもしんどそうでしたが、100円を料金箱に投入し、近い椅子に座りました。座ってすぐに降車ボタンを押しました。ということは中河原駅で降りるからに他なりません。直線距離にして500メートルほどです。

何を言わんかというとですね、足が不自由でもなんとか自立しようと生活している高齢者が目と鼻の先の距離でもバスを利用しなければならない現実。その都度100円、往復200円の負担を余儀なくされてる現実です。涙が出ましたね。人に迷惑をかけぬよう自立をしようと懸命に生きている高齢者の生活に負担を強いている、シルバーパスに理解のない市政の情のなさに怒りを覚えます。この情景を行政は眼をそらせているのでしょうね。市民のための行政は何処に?

私がこのようなことから言わんとすることは、 シルバーパスを「ちゅうバス」に適用することが、広い意味で自立する高齢者の生活支援であるということです。自分で動ける喜びを支援してあげたいものです。(以上、市民の方の声より)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp