30 7月

府中市 けやき教室・・「ひとり親や、共働きの家庭では、けやき教室への朝晩の送迎は不可能に近い」(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

不登校児童のお子さんをもつ保護者の方からのご要望などをいただく機会が多々あるのですが、今回は「けやき教室」にお子さんを通わせている保護者の方から、ご意見をいただきましたので、以下紹介させていただきます。

★親の送迎ができない児童は、けやき教室には通えないのか?!

私は府中市内の小学生の保護者です。子どもの不登校が長くなり、フリースクールなどには通っているものの、学習面では私が家でドリル、プリント等させて頑張ってきました(通っているフリースクールでは学習面でのサポートはありません)。またひとり親のため仕事などで時間も限られる中、なんとか他に学習の機会をと、けやき教室に登校できるよう試行錯誤しているところです。

けやき教室では、小学生は親の送迎なしでは通えないとのこと。私の体調不良や仕事の関係もあり、送迎は正直かなりの負担です。不登校児の親は皆さんそうですが、今までも子どものためにと時間と労力、経済的にも多くを削って子どもの不登校対応に充ててきました。親の送迎ができない児童は、けやき教室には通えないのでしょうか。それでは、なんのための不登校支援なのかと思ってしまいます。

★ひとり親や、共働きの家庭では正直なところ朝晩の送迎は不可能に近い

ひとり親や、共働きの家庭では正直なところ朝晩の送迎は不可能に近いと思います。他にも、送迎の問題でけやき教室を諦めたご家族もいらっしゃるとお聞きしています。例えば文京区では個々の状況に応じた柔軟な対応で、送迎なしで教育支援センターに通うことを可としているようです。せっかくの公的支援、全ての人に平等公平に行き渡るよう要望いたします。(以上、保護者の方からのお声より)

★府中市の「けやき教室」とは(教育委員会のHPより)

 けやき教室は、府中市内在住の小・中学生を対象に、 「学校に行きたくても行けない」などの心理的理由等により登校できない状態にある児童・生徒に対して、支援を行う教室です。 学校とは異なった雰囲気の中での学習や小集団の活動を通して、学力補充と集団生活への適応を促し、学校生活への復帰を支援します。

★けやき教室の紹介

1,対象児童・生徒・・市内に在住の小学校1年生から中学校3年生まで

2,主な活動内容

①学習活動・・基本的には、各自の学習状況に応じて課題を設定した自主教科学習を主体とします。また、指導員による授業形式の共通の課題学習を、学年に応じて行います。「学習タイム5」の時間では、作品作り、カードゲーム等のレクリエーション活動を行い、コミュニケーション能力を育成する活動を行います。自主教科学習もできます。

②集団的活動・・社会性の伸長を目指し、集団活動を基本とし、通室生に即した各種の集団学習・活動(軽スポーツ、菜園活動、校外学習等)を行います。
なお、小学1年生から4年生までは、学習活動(教科学習)が中心となります。

③相談活動・・学習や生活等に関して、通室している児童・生徒、必要に応じて保護者との相談活動を行います。

④登校チャレンジ活動・・通室生個々の状況に合わせて、在籍校と連携して登校への意欲を高めるよう支援します。

ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。けやき教室リーフレット (PDF:78KB)

※電話番号・・042-333-0854

※通室する児童・生徒の保護者の皆様へ ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。「けやき教室」防災マニュアル (PDF:13KB)

 緊急時(台風接近、警戒宣言発令、府中市で大規模地震発生時)に備えて、「けやき教室」災害時の対応策を作成いたしました。児童生徒の安全確保のために、ご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。(以上、教育委員会のHPより)

~府中市内には不登校の児童、生徒が600人を超えており、不登校の児童、生徒が学ぶをあらゆる形態で確保しなければなりません。私は特に人とひとのコミュニケーションを養える場が必要だと感じています。あまり堅く考えないで、子どもたちがいつでも自由に来れる場を、何か設定できないものか、他市の事例なども研究して、ぜひ9月議会でこの問題について、取り上げたいと考えています。(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

※府中市の来年度予算案(令和8年度)について、市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。

★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

 

30 7月

府中市 市内小中学校で着衣水泳を実施!「命を守る学びをみんなで」(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★水の事故から命を守るための教育としての着衣水泳授業

府中市では、水の事故から命を守るための教育の一環として、市内すべての公立小・中学校で「着衣水泳」を実施しました。(一部、2学期に実施する学校もあります。)
着衣水泳は、着衣のまま水に入ることで水が汚れるという懸念があるため、年間で計画しているプール指導がすべて終了した後に行っています。子供たちは、持ってきた洋服や体操服、靴など、実際に着用している服を身につけたままプールに入り、いざという時の「自分の身を守る方法」を学びました。
授業では、着衣により体が思うように動かない状況でも落ち着いて浮く方法を練習したり、ペットボトルやビニール袋などを浮力の補助具として活用したりするなど、具体的な工夫を行って実施する学校もありました。

「泳ぐ」のではなく「浮いて待つ」「周囲に助けを求める」といった行動の重要性を伝え、子供たちは命を守るために大切なことを学びました。この授業をきっかけに安全に対する意識をさらに高め、安全・安心な夏休みにしてほしいと思います。(府中市教育委員会のHPより)

★水の事故から身を守る着衣水泳授業を全学校で実施を

私も昨年の9月議会の一般質問で、保護者の方からのお声をうけて、市内のすべての公立小中学校において、水難事故に対する防止の観点から着衣水泳授業の実施を質疑要望していました。

★ゆうきりょう主張⇒ この夏も各地で子どもの水難事故が発生しています。先日も女の子が複数川でおぼれて亡くなるという痛ましい事故が発生しています。こうした状況もうけてか、保護者の方から以下のようなお声もいただいているので、紹介します。

★着衣水泳授業をすべての学校で実施を求めたい

~聞くところによると、市内のある小学校では夏休みに専門の先生を呼んで、着衣水泳の指導があるそうです。ところが、私の子どもが通う小学校ではそういった指導は全くありません。同じ市内の公立小学校なのに、いろいろと差があることは承知しておりますが、こういった命に関わる指導については、どの学校に通う児童にも等しく機会を与えられるべきではないでしょうか?最近の子供達の水難事故の多さからも鑑み、検討の俎上にのせていただけるよう切に願っております。~(保護者の声)

朝日新聞の記事で、専門家(鳴門大学、松井教授)の意見として「学校の水泳指導は、水中で命を守る方法を教えるとともに、自分や友達がどのくらい泳げるかを知ることで、川や海で遊ぶ際の水難事故のリスクを下げる点で重要」とし、「水難事故から命を守る基礎的能力を身につけるためにも、水泳授業は一定の時間を確保して、安定的に行えるようにすべき」という主張も掲載されています。

★ゆうきりょう質問⇒ 着衣による水泳授業、水泳指導についてぜひ各学校でも統一して教えることを提案したいが、考えを伺います。

★教育委員会の答弁⇒ の着衣による水泳の授業等についてですが、着衣による水泳は、水着での泳ぎとは全く違うという泳ぎの難しさを知り、万が一の際においても、落ち着いた対応が取れるようになることが、水による事故を防ぐために重要であると考えております。

このため、教員に対しては、毎年各学校の体育主任等を対象とした「安全な水泳指導のための地域講習会」において、「着衣のまま水に入った場合の対処方法」について指導しています。このことを受け、各学校では児童・生徒に対し、着衣での水泳を体験させる授業や、安全に関する指導を行っています。水による事故の防止については、重要な指導内容であることから、今後とも着衣による水泳の安全指導の徹底を図ってまいります。(市の答弁より)

※府中市の来年度予算案(令和8年度)について、市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。

★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

 

 

29 7月

府中市の学校給食センター・・外国産鶏肉を「宮崎産」と偽って納品した疑いで逮捕の男性を不起訴へ(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

今日のTBSインターネットニュースによると、「外国産の鶏肉を『国産』と偽って東京都内の小学校の学校給食に納品したとして、不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕された男性(41)について、東京地検は15日付けで不起訴処分とした」と報じています。また「東京地検は不起訴の理由を明らかにしていない」としています。

 なんとも不可解な決着という感があります。なぜ不起訴処分となるのでしょうか。学校給食の献立メニューのなかで、こうした偽装事件があったことは、学校という存在の公共性が損なわれる問題です。この問題について、9月議会の決算委員会でも質疑をしたいと思います。

★学校給食、食肉偽装事件の経過について

府中市教育委員会のHPによると、府中市の学校給食センターにおいて、産地偽装の鶏肉が納品されたとの情報が公開されていますので、以下、お知らせします。

<事件の概要>
本市(府中市)では、「府中市学校給食用物資規格基準」を定め、野菜や肉などの主要な食材は国内産のものを使用しているところですが、このたび、本市学校給食用物資納入指定業者等の関係者が、本市学校給食センターに産地を偽装した鶏肉を納品したとして逮捕されたものです。なお、当該食材については、安全性に問題ないことを確認しております。

<経緯>
令和6年11月に、本市及び学校給食センター、警察に匿名での情報提供があったことを受け、警察の捜査により判明したものです。

<罪 名>
不正競争防止法違反

<逮捕日>
令和7年6月25日

<産地偽装の概要>
・食 材:鶏ひなもも皮なし小間 約210kg
・納品日:令和6年11月1日、5日、13日

①令和6年11月1日 もち入りスープ 6710食数 1人当たり使用量10グラム

②令和6年11月5日 もち入りスープ 7470食数 1人当たり使用量10グラム

③令和6年11月13日 野菜の味噌汁 7021食数 1人当たり使用量10グラム

<これまでの取引状況>
令和3年7月から令和6年12月の間の合計36月・約42,500kg・約4,800万円
注記:なお、本市が確認している偽装は令和6年11月の3件のみであり、その他については今後の警察の捜査を待って、対応します。

<市長コメント>
このたび、本市学校給食センターに食材を納品していた契約事業者の関係者が、産地偽装の疑いで逮捕されました。
本市では、子どもたちの健康と安全を最優先に、厳格な基準で業者選定と納品管理を行ってまいりましたが、今回このような事案が発生したことは誠に遺憾であり、重く受け止めております。市立小・中学校に通う児童・生徒並びに保護者の皆様に、多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。
なお、納品された食材の検査では、衛生上の問題がないことを確認しております。
今後は、警察の捜査に全面的に協力するとともに、更なる監査体制の強化等を図り、再発防止に努めてまいります。

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

28 7月

府中市 日鋼団地が建て替えを決議 新たに14階建て2棟構造の共同住宅を予定(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★府中市一の高齢者の多い団地、「日本一建て替えが難しい」と評された建て替え決議が可決

先日の建設通信新聞インターネットニュースによると、府中市内にある府中日鋼団地の記事が配信されています。同団地の管理組合では、「日鋼団地の建て替えに向けて、2025年内の建替組合設立総会開催を予定している」とのニュースを配信しています。同ニュースによると「3月30日の臨時総会で建て替え決議が成立したことを受けたもので、事業協力者には長谷工コーポレーションが参画し、コンサルティング、設計、事業推進を担っている」として、「老朽化した既存32棟702戸のうち、敷地南側の1-13号棟を解体し、新たにRC造14階建て2棟総延べ7万4156㎡、戸数830戸の共同住宅を建設する計画」と報じています。

また今回の建て替え決議について、同管理組合の藤原理事長は「702世帯32棟という大規模な権利者数、府中市一といわれる高齢者の多さ、そして10年前の計画で提示された負担額と比較してしまうという『三つの壁』があり、日本一難しい団地建て替えといわれてきた」とコメントされています。

★事業化の最大の障壁となったのは、建設費高騰による組合員の負担額増加

建設通信ニュースによると「2014年に三井不動産レジデンシャルJVが提案した計画時の負担金が1世帯当たり500万円程度だったのに対し、今回は倍以上に上る」「他の団地では最初から建築費高騰後の負担金を前提に話が進むが、過去の数字と比較してなぜ今、倍以上出さなければならないのかという思いがある。この過去の数字と比較する心理的なハードルが、合意形成をより難しくさせた」(同組合の藤原理事長)。
しかしながら今回、決議に踏み切った背景には、「組合員の切迫した思いがあった」として、「改正区分所有法の成立を待つ選択肢もあったが、裏金問題で国会審議が停滞し、いつ成立するか分からなかった。10年以上かかっている計画で、これ以上待てなかった。皆のモチベーションがぎりぎりの状態だった」(藤原理事長)。
今後同管理組合では、建て替え同意書を府中市に提出し、組合設立の承認手続きを進める予定と伝えています。(参考、建設通信新聞インターネットニュースより)

★総戸数700の大規模団地、駅へのアクセスも良好の地

この日鋼団地についてインターネットで検索したところ、「東京都府中市日鋼町に建つ、1966年6月築、鉄筋コンクリート造地上5階建、総戸数702戸の大規模団地です。 京王線「分倍河原」駅まで徒歩13分、武蔵野線「北府中」駅まで徒歩9分、さらに府中駅へも徒歩でアクセスができ、電車での各所への移動には大変便利です」と解説されています。

また日鋼団地の歴史についてネットでのAIによる解説によると、東京都府中市日鋼町にある、1966年6月築の702戸の大規模団地です。この地名は、かつてこの地域にあった日本製鋼所東京製作所に由来しています。

★日鋼団地の歴史:

①1938年:日本製鋼所が武蔵製作所を府中町に起工。②1941年:武蔵製作所が竣工し、操業を開始。③1963年:東京製作所と改称。④1966年:日鋼団地が完成。⑤1987年:東京製作所が閉鎖され、跡地に府中インテリジェントパークが建設された。⑥1995年:本社機能の一部が府中本社となる。⑦2007年:本社が東京都品川区に移転。日鋼団地がある日鋼町という地名は、この地域にかつて存在した日本製鋼所東京製作所にちなんで名付けられました。

★その他・・日鋼団地は、京王線分倍河原駅から徒歩13分、JR武蔵野線北府中駅から徒歩9分と、交通の便が良い場所に位置しています。団地内には、集会所や公園など、住民のための施設が整備されています。日鋼団地の周辺には、商業施設や教育施設なども充実しており、生活しやすい環境です。(以上、インターネット検察によるAI解析から)
~市内に残る大規模な敷地面積を誇る団地の建て替えであるだけに、この土地を活用して様々な複合的な施設などへの活用も検討できるのではないかと、私は考えるものですが、今後、その動向を注視していきたいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)
※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202
27 7月

府中市 放課後デイサービスの課題とは・・「参入基準、人材育成、報酬改定など制度がより機能するため議論が必要 東京新聞」(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★後を絶たない悪質な事業者の存在を無くすために

先日の東京新聞多摩版に放課後デイサービス運営事業者の連絡会が発足して、20周年という記事が掲載されています。記事では同連絡会事務局次長の真崎さんによると「2012年にデイサービスが創設されて以降、利用者や事業所数は増加の一途をたどり、当初の利用者は約5万2千人だったのが今年は約37万5千人になった」とし、事業所数も約2500から約2万3千に増えた」そうです。

記事では「一方で給付費の不正請求や虐待といった問題を起こす悪質事業者の参入が後と絶たない」とし、「されだけにニーズがあると言えるが、あまりに参入のハードルが低い。とくに人員配置基準の緩さは現実に即していない」とし、問題点を指摘し、「参入基準、人材育成、報酬改定など制度がより機能するための議論が必要だ」として指摘されています。(参考記事 東京新聞多摩版6月6日)

★子どもをもっと通わせたいが、利用料金が高く、通わせさせられない

また24年11月日の東京新聞の記事で、障害がある子どもが通う放課後等デイサービス(放課後デイ)などの利用料の負担が重いとして、「都内の当事者家族らが利用料補助の所得制限撤廃を訴えている」との記事があります。同記事では「もっと通わせたいが、利用料を2万円以下におさえたいので、週3回くらいしか通わせていない」「放課後デイで他の子やスタッフと触れ合うことで苦手だった自己主張ができるようになってきた。娘はデイが大好きなのに」(北区の母親)といった声が紹介されています。

★一定収入を超えると月額最大3万7200円まであがる

この記事にもありますが、「放課後デイなどの通所支援事業の利用料は、児童福祉法に基づく国の制度により所得に応じて決まる。生活保護や低所得世帯は無料で、『一般1』の区分では、月額最大4600円、ただ一定収入を超える『一般2』の区分となり、月の利用料は最大3万7200円まであがる」「一般2に該当するのは、家族構成にもよるが、おおむね年収900万円超の世帯で一般1と一般2で利用負担の差は、最大8倍になる」とのことです。

★国民民主党も障害者福祉の所得制限の撤廃を公約に掲げる

また同記事によると先の衆院選では、国民民主党が障害者福祉の所得制限撤廃を実績として訴えているほか、共産党も障害者サービスの利用料は所得制限をなくし無料にする主張。ちなみに記事によると、東京都では中央区と千代田区、神奈川県では鎌倉市などは独自に放課後デイの利用を無償化、荒川区も一般2の世帯には半額を補助するなどの負担軽減策を講じているそうです。記事では「北区障害者福祉の所得制限の撤廃を求める会」が、北区にも請願書を提出、「住む場所によって軽減策が異なるのは不公平、本来は国に所得制限をなくしてほしい」と要求されています。(参考 東京新聞24年11月)

★障害のある児童は放課後児童クラブを利用できるが

障害児の課題として、24年8月の朝日新聞に「障害児 中1の壁」「親の就労 社会で支えて」とのタイトルで、文京区議会議員の海津敦子さんの記事が掲載されていました。海津さんご自身も障害のあるお子さんを抱えておられ、障害児の「居場所」に大変苦労された経験と、行政サービスの拡充を求めておられます。

記事によると、障害のある児童は小学生の場合、「放課後児童クラブ」(学童クラブ)で在籍することができ、多くの児童は小学校3年生までですが、特別な支援、配慮が必要な児童については6年生まで利用可能で、多くの障害児が対象です。「親にとってはこれは、子育てと仕事を両立させるための『命綱』です」。

★中学生以上の障害児にとって放課後の安全な居場所確保を

「しかし、中学生になると障害児の居場所はなくなります。『中1の壁』と言われる問題で、中学生以上の障害児は高校卒業まで、生活能力向上のための訓練などを継続的に提供し、自立を促進するための『放課後等デイサービス』を利用することができます」。しかしながら海津さんによると、この制度の目的は本人の発達支援で、親の就労支援ではないそうです。しかし現実は働く保護者の多くはこのデイサービスを、障害児の放課後の「安全な居場所」として利用していると言い、「ほかに手だてがないから」としています。一方で「施設が不足しているうえ、利用の制約も多く、ニーズに十分こたえているとは言えません」と主張されています。(参考 朝日新聞24年8月)

★府中市でも3ヶ所閉鎖、幼児から18歳まで切れ目ない支援策を

府中市でもこの間、放課後等デイサービスが3ヶ所閉所しているそうです。この記事にある海津さんと同様の要望をお持ちの保護者の方は多数いると思われます。また海津さんも述べておられますが「中学生以上の障害児が安心できる放課後の居場所を確保するため、法整備を含めた支援の充実が急がれる」。この課題についても今後議会でも質疑したいと考えています。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202