04 11月

(府中市 長寿ふれあい食堂)府中市はじめ都内に広がるシニア世代の交流の場・・高齢者の孤立防ぎ、コミュニティ広げる場に(府中市議 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市では地域の高齢者どうしの孤立防止と、その地域コミュニティの活性化を目的に「長寿ふれあい食堂推進事業費補助金」を実施してます。一方での課題は実施団体の少なさや運営・申請における負担の大きさと考えられます。この事業は、65歳以上の高齢者を対象とした会食や多世代交流の場を提供する個人・団体に対し、年間最大56万円(新規立ち上げ時は別途最大50万円)を補助する制度です。令和6年度に予算112万円でスタートし、令和7年度以降も継続して推進されています。

1,長寿ふれあい食堂推進事業の期待される成果

(1)孤立感の解消と健康増進の場づくり
ただ食事を配るだけでなく、高齢者の安全安心に資する「講座の開催」や「多世代交流」を組み合わせることで、引きこもりがちな高齢者が社会とつながるきっかけを創出しています。

(2)地域活動への手厚い財政支援
1食堂あたり年間最大56万円、新規立ち上げなら計106万円までカバーできる補助金制度は、個人のボランティアや地域団体が資金難で断念することなく活動を開始・継続するための強力な後押しとなっています。

(3)多世代交流の促進
子ども食堂などとも連携しやすい仕組み(多世代交流の取組に最大22万円の加算)を取り入れており、地域全体の世代間コミュニケーションの活性化に繋がっています。市内では「みんなのカレーランチ」や「まいのきみんな食堂」など、市内の複数の拠点で定期的な会食・交流の場が設けられています。

 2,府中市における制度運営上の浮き彫りとなっている課題とは

(1)実施団体の不足・・良い事業なのに予算の未執行が多い
令和6年度の実績では、予算112万円に対して実際に交付されたのは2団体・計57万円にとどまりました。制度の認知度不足や、参入する団体そのものが少ないことが最大の課題です。

(2)申請上の手続きと継続運営のハードルが高いのか?
補助金を受けるためには「月1回以上の開催」や「構成員の過半数が市内在住等」といった条件を満たす必要があり、さらに前年度の9月までに要望書を提出しなければならないなど、ボランティア主体の団体にとっては事務負担が重いという側面があるのではないかとも推察されます。

(3)本当に支援が必要な高齢者へのアプローチ
自発的に食堂へ足を運ぶ高齢者だけでなく、本当に孤立していて情報を届けるべき「生活困窮層」や「認知症初期の高齢者」をいかに巻き込むかという、対象者へのアプローチ方法の工夫が求められるのではないでしょうか。こうした課題について、今回9月の決算委員会において私の諸事情により質疑できなかったので、来年3月の予算委員会では質疑したいと思います。(ゆうきりょう)

★東京都による高齢者の孤立防ぎ、コミュニティ広げる事業推進

今朝の読売新聞多摩版に「高齢者孤食防ぐ」「自治体後押し フレイル予防も」との見出しで記事が掲載されています。同記事によると都内でも、地域の高齢者らが定期的に一緒に食事をする「高齢者食堂」が増えているとのことです。「一人で食事をとる『孤食』を防ぎ、心身の健康を損なう『フレイル』を予防する狙いがある」として、自治体で補助金を交付する自治体も増えているそうです。

また同記事によると都内でも単身高齢者世帯が増えていることから、「多世代交流を促進し、高齢者が外出するきっかけを作る目的で、都は24年度から「TOKYO長寿ふれあい食堂」事業を推進。区市町村を通じて、会食や健康増進に関する講座の開催費用に補助金を交付しているとのことです。また記事によると、文京区や港区、中野区でも取り組みがスタートしているそうです。

東京都による2023年度から開始した「TOKYO長寿ふれあい食堂推進事業」(通称:シニア食堂)の初年度(2023年度)の実績は、4区1町(文京区、目黒区、荒川区、豊島区、奥多摩町)で計13拠点の開設・運営です。

シニアの孤食対策や多世代交流の促進、フレイル予防(心身の健康増進)を目的としたこの事業は、その後も順調に対象自治体を広げており、各地域で高齢者が気軽に立ち寄れる居場所づくりが進められています。

★年度別の実績と展開状況

(1)2023年度(開始初年度)の実績

実施自治体: 文京区、目黒区、荒川区、豊島区、奥多摩町

拠点数: 計13拠点

主な要件: 月1回以上の定期開催、概ね10人以上のスペース確保などその後の広がりと現在の取り組み
東京都の補助制度を活用し、独自の「長寿ふれあい食堂推進事業」を展開・継続する区市町村が年々増加しています。

文京区: 初年度から継続して取り組み、地域の団体へ運営経費の一部を補助しています。

中野区・・令和8年度(2026年度)時点で「オアシスなべよこ」や「マリポサ・ハウス食堂」など5つの地域団体・拠点が活動しています。

青梅市: 市内の複数の活動団体に対し、1回あたりの参加人数に応じた補助や、立ち上げ費用の支援を行っています。

★事業の仕組みと支援内容

各区市町村が東京都の制度を利用して地域団体(NPOやボランティアグループ等)に補助金を交付する仕組みです。運営にかかる光熱水費や食材費、イベントの講師謝礼などが補助対象となり、食堂の開催に加えて健康講座や見守り活動をセットで行うことで上乗せの支援が受けられる自治体もあるとのことです。

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。原則朝5時から8時までいます。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

04 11月

(府中市 高齢者)府中市の高齢者福祉の課題はなにか・・ケアマネ不足、孤独孤立する高齢者が増加の問題など(府中市議会議員 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市の最新の市政世論調査では、一番関心の高い事柄が「治安・風紀対策」で、次に「高齢者福祉対策」でした。この高齢者の問題は、市政世論調査では毎年、1位の課題となっており、市民の関心事でもあります。

府中市の高齢者福祉施策は、「住み慣れた地域で安心していきいきと暮らせるまちづくり」を基本理念に掲げ、地域包括ケアシステムの深化や認知症対策、独自の生活支援に力を入れている点が特徴です。しかしながら、近年の急速な単身高齢世帯の増加や、介護現場の人材不足に伴う深刻な課題にも直面しています。

1,高齢者福祉 施策の主な特徴

(1)多層的な独自の生活支援・見守り事業

府中市では行政や社会福祉協議会が連携し、「認知症見守り等支援事業」や安否確認を兼ねた「食事サービス(お弁当配達)」など、地域に根差したきめ細かい在宅生活支援を展開しています。

(2)認知症施策の推進と「共生」の地域づくり

認知症の人が社会から孤立せず、住み慣れた地域でともに暮らせる「共生」と「予防」を重視した施策を計画的に進めています。

(3)住宅セーフティネットと居住保証

65歳以上の高齢者を対象とした「住まい相談」の実施や、最大3か月分の家賃滞納を保証する「居住保証事業」など、高齢者の「住まい」の確保に注力しています。

2,直面している主な課題はなにか

(1)単身高齢者の急増と「頼れる身寄り」の不在

府中市の高齢者のうち約3割以上が単身世帯(一人暮らし)となっています。身寄りがないことで、医療の同意や金銭管理、成年後見制度の利用手続き、また賃貸契約時の連帯保証などで課題が現れるケースが増加しています。

(2)深刻な介護人材・ケアマネジャーの不足と高齢化

ケアマネジャー(介護支援専門員)の年齢層が高くなっており、将来的な担い手不足が懸念されています。さらに、ケアマネジャー業務以外の生活相談や頼まれごとが現場の大きな負担(約7割)になっているという実態もあります。

3,複合的な福祉課題(8050問題など)への対応

(1)高齢者自身の問題だけでなく、ひきこもりや生活困窮など複数の問題が絡み合った「8050問題」や、世帯の孤立といった制度の狭間にある複雑な課題への包括的なアプローチが求められています。

(2)災害時の情報伝達と支援体制の構築

市民や事業者へのアンケートでは、災害時における高齢者への「情報伝達・共有体制」や「医療物資の確保・搬送」を課題として挙げる声が多く、防災・減災面での地域連携が急務となっています。

★短期間で8名のケアマネが退職、介護利用者が担当を余儀なくされる現状

以前私は、ケアマネの業務の課題について市議会の一般質問で取り上げたことがありますが、市内で働くケアマネジャーの方から、要望訴えをいただきましたので、以下紹介させていただきます。

ケアマネジャー減少の状況について、昨今の現状の深刻さをお伝えしたく、ご連絡いたしました。まず昨年度末、府中市内では短期間に8名ものケアマネジャーが退職いたしました。一人当たり40名を担当すると仮定すると、約320名の利用者が担当変更を余儀なくされ、実際に担当が見つからないままの方もいらっしゃいます。現場では利用者・家族ともに大きな不安を抱えており、深刻な影響が出ています。

また、新規の介護保険利用者は毎月増加しているにもかかわらず、包括支援センターが市内24か所の居宅介護支援事業所へ総出で依頼しても、担当できるケアマネが見つからない状況が続いています。結果として、他市の事業所に担当をお願いするケースも増えており、市内の受け皿が機能不全に陥りつつあります。(以上、ケアマネの方からの声より)

★府中市でも散見される高齢者の孤立問題

私も以前、高齢者などの孤立孤独対策と、地域支えあい活動の推進について質疑をしたことがあります(2018年6月議会一般質問)。この質疑のなかで、孤立死対策では市内不動産業者の方が1年余りの間に孤立死を5件発見したケースを紹介し、府中でも今後独居世帯数が大幅に増加すると予測。ついては民間事業者との見守り連携協定の締結や、民間団体との協力もえてアウトリーチの施策の検討はじめ、孤独死対策の施策の本格的対策、地域福祉推進課の中に庁内横の連携の核となる「地域支えあい推進室」の設置と「支えあい条例」の制定を求め、この質疑の最後に「人の最期、死に対して行政がどういう施策(孤立死予防策)を行うかは、人間の尊厳に対する自治体の哲学が問われる課題だ」とし主張しました。

★自治体が国に先駆けて高齢者見守り対策を実施へ

また以前ブログでも掲載しましたが、ひとり暮らしのお年寄りの孤立を防ごうと、都内の自治体で高齢者から困りごとや相談相手の有無などを聞いて支援につなげる事業が展開されています。当時(2018年6月)のブログでは「都の在宅支援課によると、高齢者の見守りをするために職員を配置し、相談窓口を設置する補助事業を2010年度から開始。18区市町が取り組んでいる。職員が対象世帯を戸別訪問したり、地域に交流拠点を設置して高齢者に困りごとを聞きだしたりするなどしている」とあります。

また同記事ではこの制度を利用している練馬区の活動を紹介。「同区では4月、介護サービスを受けていない区内の一人暮らしの高齢者やその世帯を対象に、職員の訪問事業を始めた。」とあり、介護支援にあたる区内25ヶ所の地域包括支援センターに社会福祉士などの資格をもつ訪問支援員を配置、高齢者の申請の有無にかかわらず自宅を戸別訪問するとのことです。私も今回の政府の方針をうけてぜひ府中市においても、孤立する高齢者、地域住民の施策についてその具体化を求めたいと思います。(ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。原則朝5時から8時までいます。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

03 11月

(府中市 市政世論調査)最新の市政世論調査からわかる、住民の府中市に対するニーズとは(府中市議会議員 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市が毎年実施している「市政世論調査」(第58回)の結果が公表され、この結果からいくつかの際立った特徴があります。(広報ふちゅう 11月1日号にも詳細を掲載)

1,極めて高い「住み心地」と「定住意向」

(1)トップクラスの住民満足度: 最新の調査でも、府中市の住み心地を「住みよい」「どちらかといえば住みよい」と答えた人は計96.8%にのぼります。これは平成4年以降、30年以上にわたり9割以上の高水準を維持しています。

(2)高い定住意向: 「これからも府中市に住み続けたい」と回答した定住意向も95.1%と非常に高く、市民の地元愛や満足度が際立っています。

2,住環境の評価:「暮らしの豊かさ」と「安心・衛生」のギャップ

(1)高評価な点: 身近な住環境の中では、「緑の豊かさ(89.6%)」や「日常の買い物の便(84.3%)」などが高く評価されています。都心へのアクセスの良さと自然環境が両立している点が強みです。

(2)課題とされる点: 一方で、「火災や災害時の安全性(59.7%)」や「交通安全の確保」、「蚊やハエの発生防止」といった生活衛生面では評価が6割前後にとどまり、改善を求める声があります。

3,府中市への要望:「防犯・風紀対策」への関心の高まり

(1)要望1位の交代: 近年、長年トップだった「高齢者福祉対策」を抜き、「防犯・風紀対策(32.9%)」が要望の第1位となりました。

(2)背景にある不安: 特殊詐欺や悪質な訪問販売、強盗事件といったニュース報道の影響から、身近な治安への危機感が強まっていることがうかがえます。あわせて「消費者対策(22.7%)」も上位に入っています。

4,府中市の取組の「認知度」と「情報発信」の課題

(1)低い施策認知度: 「コンビニ交付サービス(85.0%)」のような生活に直結するサービスの認知度は高いものの、市の重要な将来計画(府中基地跡地の新公園計画や体育館の移転計画など)は市民の約8割が「知らない」と回答しています。

(2)情報媒体のミスマッチ: 市民の情報源の主流は依然として「広報ふちゅう(68.5%)」ですが、ふだん毎日使う媒体として市民の約57%が挙げている「LINE」などのSNSについて、市の公式アカウントを情報源にしている人は1割〜数%台にとどまり、デジタルを活用した発信に大きな伸びしろがあります。

5,行政手続きのオンライン化への強い期待

(1)市役所の窓口調査では、約9割の市民が「何らかの手続きをオンラインや郵送で済ませたい」と考えており、特に各種証明書の取得(48.4%)に高い需要があります。新庁舎の全面利用(2027年1月予定)にあわせた窓口サービスのデジタル化が市民からも強く求められています。

★府中市について『自分の街が好きという人が際だって多い』

今年8月14日付朝日新聞デジタルニュースによると、森記念財団都市戦略研究所が7月に発表した「日本の都市特性評価」の居住者満足度の調査結果の記事が配信されています。同記事のなかで、府中市が居住者満足度で全国1位との結果がでたとのことで、「都心への交通アクセスの良さと自然の豊かさが両立していることなどが住民の支持を得ているようだ」としています。

★個人的に特に気に入っている場所としては、大國魂神社を挙げる声が多い

また以前ですが、日経BP 総合研究所による全国の自治体別「住みよい街」でTOP50の自治体が評価、インターネットで公表されましたので以下掲載します。

同評価によると、府中市は、「スコアが『生活インフラ』の分野で67.4、『街の活力『分野で67.1と高い評価となっています。『生活インフラ』分野では、『図書館や美術館・博物館、劇場など文化施設が充実している』と『住民が利用できる運動・スポーツ施設が充実している』で5位」とのことです。

「『街の活力』分野では、『応援できる文化・スポーツ団体がある』で2位と高い評価で、『他の項目も20位台で比較的全般に評価が高かった』」とあります。「他の項目では、『自治体からの情報発信が充実している』が6位、『公共料金が安い』と『多様な地域参加の機会がある』が9位と評価が高かった」そうです。

また「個人的に特に気に入っている場所としては、大國魂神社を挙げる声が多く、『歴史があって荘厳。祭りが多く自慢できる『(男性、50代)、『歴史ある神社でけやき並木もあり癒される』(男性、30代)、『日本でも珍しい夜間に行われる祭りがある』(男性、60代)、『古くからある』(女性、50代)といった意見があった」とのことです。(参考、日経BP 総合研究所から抜粋)

~こうしたマスコミによる分析記事からわかりますが、府中市は歴史、緑と自然、都心への近い距離、様々な生活インフラが整っていることが、住民にとっての魅力だと思われます。この有利なインフラをさらに活かす街づくりのための行政実現をめざして、議会の側からも積極的な提案要望をしていきます。(ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。原則朝5時から8時までいます。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

03 11月

(府中市 府中囃子)府中囃子が府中で伝承されてきた歴史とは・・無形文化財を引き継いできた歴史(府中市議会議員 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

先日、私は府中囃子の競演会に参加させていただきましたが、あらためて府中囃子(ふちゅうばやし)の歴史について、インターネットなどで調べてみました。

一言にすると、江戸時代に完成された郷土芸能の流れを汲み、大國魂神社の祭礼とともに発展してきた深い伝統を持っているとのことです。伝承の正確な年代は定かではありませんが、古くから大國魂神社の祭礼に奉納されてきた歴史ともいえます。

1,江戸時代:二大流派の完成と府中の山車への伝播

江戸時代に、現在の府中囃子の基礎となる「目黒流(めぐろりゅう)」と「船橋流(ふなばしりゅう)」の二つの流派による演奏が完成したとのことです。

(1)伝承の始まり・・かつて府中(本町や番場など)では、外部(青梅や貫井など)から囃子手を招いて演奏を行っていました。その後、まず本町に囃子が伝わり、そこから番場、片町へと地域内で伝承されるようになっていきました。

(2)大國魂神社を境にした東西の流派

①神社の西側には、にぎやかで活気のある「目黒流」が伝わったとのことです。

②神社の東側には、優雅で洗練された「船橋流」が伝わったとのことです。

③共通の曲目・・流派は異なりますが、「屋台」「鎌倉」「国堅(くにがため)」「師調目(しちょうめ)」「印旛(いんば)」という共通の5曲(五方囃子)が現代まで受け継がれています。

2,昭和期:保存会の結成と文化財指定

戦後の地域社会の変化のなかで伝統を絶やさないよう、組織的な保存と普及の動きが始まりました。

(1)1966年(昭和41年)「府中囃子保存会」の結成: 各地域で受け継がれていた囃子連をまとめ、伝統を後世に伝えるために結成されました。現在では25の支部、1,000名を超える会員を擁する大きな組織となっています。

(2)1983年(昭和58年)府中市の技芸に指定: 府中の歴史を今に伝える貴重な無形民俗文化財(伝統技芸)として公式に認められました。

3,現代の見どころ くらやみ祭での「囃子の競演」

現代において、府中囃子が最もその熱気を見せるのが、毎年5月に開催される大國魂神社の例大祭「くらやみ祭」ではないでしょうか。

(1)5月3日の「囃子の競演」・・ 大國魂神社の参道である馬場大門のケヤキ並木に約10台の豪華な山車(だし)が集結します。

(2)競演の魅力・・ひょっとこ、おかめ、天狐(てんこ)、獅子舞などの踊り手たちと、笛や太鼓の音が響き合うなか、東西の山車がすれ違う際に互いの囃子をぶつけ合う様子は、くらやみ祭の大きな見どころの一つとなっています

3,府中市指定 無形民俗文化財

(1)府中囃子(ふちゅうばやし)

江戸時代からこの地域に伝わる郷土芸能の祭囃子(まつりばやし)です。くらやみ祭をはじめ、市内の様々なお祭りやイベントの山車(だし)の上などで、賑やかな太鼓や笛の音、ひょっとこや狐などの踊りが披露され、地域の伝統として大切に守られてきました。

また、これら指定文化財のほかに、大國魂神社の秋季祭(くり祭)で奉納される太々神楽(だいだいかぐら)や、伝統ある武蔵国府太鼓(むさしこくふだいこ)なども、府中の歴史と息づく無形文化の象徴として広く親しまれています。

しかしながら無形文化財とは、人から人へ伝承(継承)されないと、完全に消滅してなくなってしまいます。それは建造物や美術品などの「有形文化財」とは異なり、無形文化財の本質は人間の体や五感に染み付いた「わざ(技術・技能)」そのものだからです。どれだけ動画やテキストで記録を残しても、それを実践できる人がいなくなれば、それは文化財ではなく単なる「過去の記録データ」になってしまいます。

4,記録(動画・本)だけでは「わざ」を再現できない

伝統工芸の力加減、漆の微妙な粘り気の判断、伝統芸能の間(ま)や空気感などは、人間がもつ「暗黙知」と呼ばれる言語化できない感覚に頼る部分がほとんどです。

(1)先輩の技術を目で見て、肌で感じて、自分の体で何度も失敗しながら覚えるしかありません。

(2)後継者が途絶えてから「昔の動画を見て再現しよう」としても、道具の使い方のコツや感覚が分からず、元のクオリティで復活させることは極めて困難です。

5,「道具」や「原材料」を作る職人も連鎖的にいなくなる

また無形文化財(例:漆芸や染織)は、職人一人だけで成り立つものではないと言われています。

(1)特殊な筆、専用の織機、良質な天然の原材料(漆や繭など)を作る別の専門職人が必要です。

(2)文化財の担い手が減ると、こうした周辺の道具職人たちも食べていけなくなり廃業してしまいます。結果として、技術を受け継ぎたい人がいても「道具がないから作れない」という連鎖的な消滅が起きています。

6,【現在のリアル】少子高齢化で「指定解除」が増えている

現在、日本の多くの地域で少子高齢化や過疎化が進み、伝統的な祭りや技術を維持できなくなっているのが現実のようです。

(1)自治体から「無形民俗文化財」に指定されていたお祭りなどが、担い手不足を理由に指定を返上・解除されるケースが目立つようになっています。

(2)文化庁等の調査でも、伝統文化の担い手の約70%が60歳以上を占めており、まさに今、消滅の危機に直面しています。一方で、無形文化財はカタチがないからこそ、「時代に合わせて少しずつ変化しながら生き残る」という強みも持っていると言われています。

ですから、府中囃子を完全に昔のままを強制するのではなく、現代のライフスタイルに合うようにアレンジしたり(伝統工芸のクラウドファンディング活用やモダンデザイン化など)、地域外の若者やファンを巻き込んだりしながら、必死に「わざ」のバトンを繋ぐ取り組みもまた、大事ではないかと思います。

~私も幸町親交会を通じて馬場先青年会のみなさんによる、府中囃子(船橋流)で勉強させていただき、通算8年余りになりますが、あらためてお囃子の奥深さを感じています。私も毎週、教わりに伺っていますが、府中で継がれている府中囃子の伝統を、少しでも伴走者として貢献できたら嬉しく思っています。(ゆうきりょう)

※写真は令和8年元旦に幸町でお囃子をして回った様子

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。原則朝5時から8時までいます。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

02 11月

(府中市 特殊詐欺防止)府中市は特殊詐欺防止対策として、特化した条例の制定を(府中市議会議員 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

1,府中市の市政世論調査で「防犯・風紀対策」が初の第1位の要望に

府中市が実施した「第58回市政世論調査(2026年11月公表)」では、「防犯・風紀対策」が市民の市への要望の第1位(32.9%、2位は「高齢者福祉対策」で26.5%)となっており、治安の改善に向けた関心が急速に高まっていると感じられます。また市政世論調査について、これまでの長年の傾向としては、平成15年度以降の調査で「高齢者福祉対策」がほぼ常に1位を維持しており、「防犯・風紀対策」は平成17年度に調査項目へ追加されて以来、常に上位(トップ3など)には入るものの2位にとどまる状況が続いていただけに、この問題が市民の関心事の中心になっていることが伺えます。

2,令和7年は5億円以上の被害金額が発生、他に例をみない被害額の多さ

府中市における特殊詐欺の被害は、令和7年(2025年)に件数・被害額ともに過去数年で最悪の規模に急増しており、危機的な状況を迎えています。⇒  東京都府中市ホームページ「市内で特殊詐欺被害が多数発生しています」

★近年の府中市内の特殊詐欺被害発生状況

令和7年・・57件被害、約5億3600万円の被害

令和6年・・51件被害、約1億6000万円の被害

令和5年・・40件被害、約1憶3000万円の被害

令和4年・・40件被害、約1億2000万円の被害

令和7年は前年と比べて件数こそ微増ですが、被害金額が3倍以上の約5億3,600万円にまで跳ね上がっています。

(1)主な手口と傾向とは

①SNS型投資・ロマンス詐欺の急増・・ 従来のオレオレ詐欺等に加え、SNSを契機とした高額被害が総額を大きく押し上げています。

②巧妙な劇場型・警察官騙り・・複数人が入れ替わり連絡して混乱させる手口や、資産保護を名目に現金を狙う手口が多発しています。

3,全国の自治体でも特殊詐欺被害防止に特化した条例を制定する動きが広がる

全国の市区町村のなかには、独自に特殊詐欺被害防止に特化した条例を制定している自治体が複数あります。ネットで調べたところ、一般財団法人 地方自治研究機構などの資料によると、既存の「生活安全条例」を改正して対策を盛り込む自治体が多い一方で、特殊詐欺の根絶や被害防止を直接の目的とした「特化型」の独立した条例を制定する市区町村や、それらの制定・改正を進める動きが全国で広がっています。

※主な制定した市町村としては、①千葉県柏市、②愛知県半田市、三重県桑名市、埼玉県三郷市、埼玉県坂戸市など

4,条例を制定すると何がどう違ってくるのか

そこで自治体に「特殊詐欺被害防止(根絶)条例」があるかないかで、具体的に違ってくるのは「水際対策の強制力・義務化」と「予算・組織体制の強化」です。条例がない自治体でも啓発活動や防犯機器の補助などは行われていますが、条例が制定されることで、以下のような具体的な行動、仕組みに明確な差が生まれると、指摘されています。

(2)金融機関や事業者への「義務化」

①防止条例がない場合・・ATMでの声掛けやコンビニでの電子マネー購入時の確認は、あくまで事業者の「自主的な協力」に留まります。

②防止条例がある場合・・特化条例を持つ自治体では、これらが法的な義務(または努力義務)になります。

★ATMでの通話禁止や制限
条例がある地域では、ATMコーナーでの携帯電話の使用禁止を明文化したり、一定年齢以上の高齢者で長年振込実績がない口座の「ATM振込限度額を引き下げる」といった踏み込んだ対策を金融機関に義務付けるケースがあります。

★コンビニ等での水際阻止・通報義務
高額なプリペイド型電子マネーを購入しようとする高齢者に対し、店員が声を掛けて事情を確認することや、詐欺の疑いがある場合の「警察への通報」が義務化されます。

(3)「名簿業者」や「アジト」への規制

一部の先進的な自治体(大分県、愛媛県、大阪府など)の条例では、詐欺グループへの対策が盛り込まれています。

①条例がある場合・・ 詐欺に悪用されると知りながら「名簿(カモリスト)」を売買する業者や、詐欺の「アジト(民泊やレンタルオフィス)」を貸し出す事業者に対し、自治体や警察が中止命令を出したり、従わない場合に事業者名を公表するといった独自のペナルティを科すことができます。

②条例がない場合・・ 警察が刑法などの法律に触れない限り、自治体独自の判断でこれらの事業者を直接規制したり公表したりすることは困難です。

(4)自治体の「予算」と「人員」の投下レベル

条例は、その自治体が「特殊詐欺を最優先で防ぐ」という強い姿勢を示す公約でもあります。

①条例がある場合・・条例に基づいて「特殊詐欺対策計画」が策定されるため、対策予算(自動通話録音機の無料配布・補助金など)や専門の職員配置が安定的に確保されやすくなります。

②条例がない場合・・ 他の防犯対策(空き巣や交通安全など)と同じ予算枠の中でやりくりせざるを得ず、被害が急増した際に対策を急拡大するトップダウンの動きが鈍くなる傾向があります。

~私も今回の結果をうけて、ぜひ議会でもこの問題について一般質問をして、条例制定について質疑要望したいと思います。(ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。原則朝5時から8時までいます。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口